きりしま月の舟

魂のふるさと

2024.09.27更新


 京都4日目。というか、明日はもう帰ります(笑)。やることがいっぱいで、ブログを毎日書く予定がなかなか叶わず、今になりました。

 一日目は、朝5時半に起きて、ルイ君のお弁当を作り、朝食の支度。ルイ君のテスト期間ということで、昨日はお昼時間に帰ってきて、一緒にお昼ご飯を食べました。れなちゃんの宿題、学校の準備などをみてあげて、一緒に買い物をしたり、孫三昧で一日が暮れていきます。

 孫たちとの濃い時間。ありがたすぎて、嬉しくて、幸せいっぱいです。るい君もれなちゃんも、ご飯もしっかり食べて、好き嫌いも言わず、優しくて、本当に良い子たち。お世話のし甲斐があります。

 自分の仕事はというと、昨日、ようやく紫式部ゆかりの蘆山寺まで歩いて行き、京都御所の入り口まで行って、そろそろルイ君が帰ってくる時間だと気になって、さっさと帰ったのでした。

 以前、きみちゃんが京都文学散歩をはじめて計画したとき、たぶん、20年近く前、京都御所は、宮内庁にハガキを出して、許可を得て、それから決まった日時に入場可能でしたが(観光バスは御所見学コースがありました)、最近は、身分証明書があれば、入場無料で、予約なしで入れるようです。嬉しいなあ。明日の朝、再挑戦して、京都御所をじっくりと見て帰るつもりです。

 今日は、気合を入れて、宇治まで行きました。いやあ、宇治は凄いわ。大河ドラマ館を宇治に誘致したのは大正解でしたね。きみちゃんが訪れた10年ほど前とは違って、京阪電車宇治駅から源氏物語ミュージアム、宇治上神社、そこから川を渡って、平等院鳳凰堂への橋が新設されて、歩きやすいように整備されていました。

 宇治市、がんばってんなあ。大河ドラマ館も素晴らしかった。あまり期待しないで行ったのですが、よくできてる。ドラマの俳優さんたちが果敢に平安時代や「源氏物語」に挑戦し、しっかりとした哲学をもっておいでで、それぞれのコメントに感激しました。

 それに比べて、源氏物語ミュージアムはもっと斬新な感じにしてほしいなあ。なんだか万葉文化館に行ったときもそうだったけど、どこかの企画会社に丸投げした展示で、全国同じ顔の人形が並び、そのお人形を使っての展示は、なんだかもう古い。

 どんな組織も、つねに新鮮な空気を入れて、時代の最先端を走る、という気持ちじゃないといけないよね。文化とはそういうものだからね。憧れられるものが文化なのさ。

 月の舟自由大学みたいに、ユタカ君ときみちゃんの夫婦ふたりの世界最小の文化施設でさえ、毎日新鮮であること、斬新であることをめざして、投資を惜しまず、毎瞬、工夫しているのですからね。

 「100分で名著」も源氏物語を取り上げて、めちゃめちゃ楽しいし、勉強になりますよね。きみちゃん、あの知的で素敵な美人姉妹の現代語訳をまだ読んでいないし、ウエイリー訳もまだ読んでいなくて、源氏物語に関する勉強は底なしですわ。だから、楽しいのよね。

 きみちゃん、張り切って、源氏物語と枕草子を広めていきますね。昨日、デザイナーの村山さんが修正版のフライヤーを仕上げてくださって、とっても素敵なものが出来上がっています。さすがプロ。

 さあ、これから10月26日(土)の「源氏物語と和歌」イベント、ラストスパートでばんばん宣伝していきますよ。

 皆様もぜひ、お越しくださいませね。10月26日(土)、霧島は本当に良い季節を迎えます。気持ちの良い空気のなかで、最高のホール、みやまコンセール小ホール(主ホールはパイプオルガン設置のために工事中)で開催される「源氏物語と和歌」。大河ドラマの裏話もいっぱいお聴きできそうです。

 今日、宇治の大河ドラマ館に行き、役者さんたちがさらに好きになりましたし、これからの大河ドラマ「光る君へ」がさらに楽しみになりました。ぜひ霧島のイベントも楽しんでくださいね。

 きみちゃんは、よく想像します。もし学校というものがなかったら、きみちゃんは何をしていたかなあ。どんな子どもに育ったかなあ。学校があったので、きみちゃんはお勉強好きですから、いっぱい楽しくお勉強をして、大学院まで出してもらって、「先生」という職業を生業のひとつにしていますが、そうでなければ、いつも空想ばかりして、ぼーっとしている女の子だっただろうなあ。

 朝起きて、そのまま散歩して、好きなところに出かけ、とくに働くことはせず、ぼーっと空想することが好きな女の子だったかも。

 ちょっと成熟してお姉さんになったら、お花がいっぱいの庭のテーブルで、紅茶を飲み、読書をしているかな。

 やっぱり、きみちゃんはお茶しながら、ひとりで読書するのが大好きで、そこがきみちゃんの魂のふるさとかもしれません。

 でも、今生では、きみちゃんは「人間の真実を知る」ことを使命としているので、ただ読書をするだけでは飽き足らず、研究をし、人の心の奥底を知り、文学を学び、ヒーラー&カウンセラーとして、人の心の真実につねに触れ、他人様の気づきのお手伝いをさせていただいています。

 働き者の両親のもとに生まれたおかげさまで、母から、最高の良妻賢母のあり方を学び、父から商売人としての心得を学び、そのどちらも、きみちゃんの今の生き方を決定づけています。

 家が一度も散らかったことなく、食事が一度も滞ったことのない超優良主婦である母のおかげさまで、母ほどはできないけど、特に料理は大好きで、それも誰かに食べてもらうのが好きで、掃除も苦にならないし、ありがたい限り。

 まだまだ完璧には整理整頓ができていないけど、やはり母のおかげさまで、きちんとした暮らしができています。だからこそ、こうして孫たちのお世話もできるというもの。

 鍛冶屋からガス屋に転換して、大きな会社に育てた父のおかげ様で、お金を稼ぐ、仕事をする、商売をする、ということが身体に叩き込まれています。きみちゃんのことをお嬢様と思っておいでの方も多いと思いますが、きみちゃんはやはり商売人の娘だなあ、と思うのです。

 きみちゃんは、お金の稼ぎ方に哲学を持っています。お金はエネルギーとして考えないといけない。エネルギーだから、目に見えない情熱、愛がお金と結びつくのです。だから、「もとをとらなきゃ」と原価と売上を分けて、数字や利益だけに注目する稼ぎ方って、とても違和感があるのですよね。両親はよく言っていました。「損して元とれ」「信頼が大事」と。

 両親の存在、学校教育のおかげさまで、いまのきみちゃんがいます。そして、もちろん、きみちゃん自身がいつも成長するように努力して、素直で誠実でありたいと張り切って生きています。自分の努力、誠実さにも大感謝です。

 ルイ君も「おばあちゃんって、元気だね」と昨夜、褒めてくれました。67歳にしては、元気で病気知らず。ユタカ君がどきどき「きれいだね」と戯言(たわごと)を言ってくれるおかげさまと、高級化粧品を使っているおかげさまで、10歳は若く見えるかな。そこまでないか(笑)。

 ま、奇跡の100歳を目指して、日々、努力します。るい君も「おばあちゃんなら、できそう」と言ってくれましたしね。孫の一言は、勇気100倍です。

 今日は娘夫婦が出張&休養旅行から帰って来たのですが、夕方からお友達の舞台鑑賞があるとのことで、出かけたために、れなちゃん、ご機嫌ななめ。それでおばあちゃんとお買い物へ。

 サンリオショップでご機嫌がなおり、ユニクロでいっぱいお洋服を買って、ロフトで水筒を買い、まあ、散財しましたわ(笑)。でもね、女の人生は、自分への投資から始まりますからね。それをれなちゃんにもしっかりと教えておかないとね。

 どんどん自分に投資して、どんどん綺麗になって、いっぱい恋をして、どんどんお金を廻していって、どんどん成長していってね。

 で、帰ってくるなり、喉がいたい、とおっしゃるれな姫。それで薬局で風邪薬を買い、お味噌汁を飲ませて、ハニーミルクを温めて、女神きみちゃんの大活躍。

 自分には価値がある、と思うところから人生は始まります。「ないない」ではなく、「あるある」の人生へ。挑戦も失敗もすべて宝物。

 自己価値をどんどん高めていくこと。自分が言ってほしい言葉を、鏡の中の自分に言ってあげる。

「きみちゃん、きれいだね。鹿児島一頭のいい女。いいぞ、いいぞ。宇宙一優しい女神のきみちゃん、誰が何と言おうと、きみちゃんは最高に優しく思いやりがあって、誠実だよね。他人様のことを大切にし、自分もめいっぱい大事にしてるね。きみちゃん、最高!」なんてね、自分に言ってあげる。

 そこが魂のふるさと。わたしだけの居場所。誰にも侵されない、実に極楽のような場所。そんな居場所を持っていれば、何も怖くない。

 先程、ルイ君がサッカーの練習から帰ってきました。用意しておいた牛すじカレーを温めなおさないとね。れなちゃんはママたちの帰りを待って、ベッドで本を読んでいます。学校図書館から借りてきたんですって。

 明日も豪華な朝ごはんを用意してから、帰りましょ。生活を整えることが大事。鹿児島に帰ったら、またさらに忙しい毎日が待っています。

 ありがたきかな、わが人生。最愛の娘たち、最愛の孫たち、最愛の夫、お婿さんたちもよくしてくれます。実家のガス屋は、兄、弟、甥っ子たちが頑張ってくれています。きみちゃんとユタカ君もしっかりと稼いでいきますね。

 いつもブログを読んでくださいまして、大感謝です。毎日の大歓喜、大感動を絶やすことなくお伝えしていきますので、またどうぞ読んでくださいませ。ひとつでもお役に立つことがあれば、嬉しいです。

 では、おやすみなさい。