きりしま月の舟

絶望の海を泳ぎ切る

2024.12.02更新


 霧島の我が家の前の紅葉がいま盛りです。写真を撮る方も多く、また月の舟カフェにも立ち寄ってくださって、ひとしきり紅葉の話題で盛り上がる今日この頃。

 霧島は、秋が美しい。春も夏も冬もいいけど、秋が一番だな。特に今の季節の、きみちゃんが世界一の紅葉ロードと名付けている神宮大橋から霧島神宮大鳥居までの道路わきの紅葉は、朝陽や夕陽に照らされると、さらに極楽のような世界を魅せてくれます。

 毎日、この絶景のなかにいるしあわせ。きみちゃん、11月26日に鹿児島県立短大の講義が終わってから、緊張感が和らぎ、穏やかに過ごせています。もう30年近く鹿児島県立短大の非常勤講師を務め、話す内容はほぼ暗記しているくらいでも、毎回、きちんと伝えていくことにさらに細やかさを加えていこうと、講義前は準備を密にするので、11月はなんだか落ち着きませんでした。

 まだまだこれから小テストの採点などがありますし、「光る君へ」解説講座、源氏物語講座、来年の枕草子講座の準備、源氏物語文学散歩の段取りなど、やることはいっぱい。

 女神ヒーリングも続々とご予約いただき、ありがたい限りです。毎回、嬉しいご感想を頂き、たくさんの方がブロックを外せたり、身体が楽になったりと、きみちゃん、この天職に大きな達成感を頂いております。優しく力強く寄り添っていきますので、ぜひ、きみちゃんの女神ヒーリングで人生を楽に楽しい方向へ導いてくださいませね。皆様の幸せのお手伝いをしたいです。

 さて、今日は久しぶりに何もないオフの一日でしたので、なーーーーんの予定も入れずに、ユタカ君とふたりでドライブに出かけました。大快晴で、風もなく、素晴らしいドライブ日和。

 昨夜、いつものように温泉に浸かって瞑想をしていたら、根占に行こう、と出てきたので、ユタカ君に話したら、そうそう、行こう、と意気投合して、即決。

 かといって、アポイントを取るわけでもなく、ランチのお店を予約するでもなく、朝もゆっくりと起きて、のんびりと準備して、まずはわが庭を散策し、違う角度から紅葉を眺めたりしてから、おもむろに車を発進。

 途中、迷ったりしながらも、錦江町の道の駅、錦江にしき館でまず休憩。もうお昼時間だったので、ふたりでお弁当を買って、ベンチで頂きました。握り寿司のセットが550円、ユタカ君はチキン南蛮。

 握り寿司の美味しいこと。さすが錦江湾沿いの町だけありますね。普通にカウンターで食べたら2000円はするような新鮮な握り寿司が550円ですよ。お寿司が大好きなきみちゃんは、上機嫌ですわ(笑)。ほぼ節約はしないきみちゃんですが、この握り寿司のコスパの良さに深い感動を覚えました。

 そして、本当は今日の一番の目的であった神山小学校に到着。この小学校にある磯長武雄先生の歌碑の写真を撮りに来たのです。

 磯長武雄先生とは、八島太郎さんの絵本「からすたろう」に出てくる先生のことです。絵本の最後に「この絵本を、磯長武雄、上田三芳の 恩師に ささげる」とあり、「この物語に登場する磯部先生は、この恩師二人の思い出をあわせてつくったものである」そうです。

 「磯部先生は支那事変の上海上陸戦でいち早く戦死され」、その出征の前に詠まれた短歌を刻んだ碑が、神山小学校の体育館横に建てられています。ユタカ君がいつかその碑を取り上げて論じるための取材として、訪問したのでした。

 きみちゃんは、もう何年前になるのか覚えていませんが、おそらく15年ほど前に、根占文学散歩を開催し、八島太郎さんの絵本「道草いっぱい」の寄り道のあとを辿るツアーを開催したことがありました。

 100名を超えるご参加で、大型バス何台だったっけかな、たくさんのご参加があり、神山小学校の校庭に大型バスを停めさせていただき、みんなで手分けして解説し、若宮神社、かつての八島太郎さんたちが小学生だった時代にあった畳屋さん、桶屋さん、お菓子屋さんなどの跡をイメージしながら、みんなで八島太郎さんのご実家まで散歩したのでした。 

 たくさんの根占の方のご協力があり、大快晴の大感激の文学散歩ができたことを、今でも鮮明に思い出し、懐かしく、きみちゃん、とっても良い仕事をしたねえ、と自分を褒めてあげました。

 MBC南日本放送のテレビ番組がわたしたちの文学散歩を追いかけながら撮影してくださり、南日本新聞にも掲載され、南日本新聞では「南風録」にも取り上げられて、ほんと、思い出の文学散歩でした。

 あれから10年ぶりくらいに神山小学校を訪れて、今では近隣5校が合併しての小学校となり、ちょうど子どもたちの下校の時間で、その中を許可を得て、写真を撮影させていただきました。

 ユタカ君が写真を撮っている間、きみちゃんはベンチに腰かけ、小学校を守るようにして後ろに聳える神山を眺めておりました。

 きみちゃんがあの文学散歩のとき、ここで椅子に乗って、ご参加の皆様にその日の行程を説明したり、校長先生のご挨拶を頂いたり、したなあ。もう一度、我が家の奥の書庫に眠っている写真や資料を整理して、あのときのことをまとめておかないとね。

 そんなことを考えていたら、校長先生が走って来られて、「良かったら、お茶でもどうぞ」とお声かけくださいました。職員室での応対、教頭先生のご案内と、それだけでも親切にしていただいたのに、お茶までご馳走になって、ありがたく、感謝でいっぱいでした。

 めちゃめちゃ話が弾んで、すっかり話し込んでしまいました。実は、きみちゃんの父方の祖先は、この根占に辿り着いた海賊だったらしい(笑)。だから、根占って、懐かしい感じがあって、大好きなのよね。で、校長先生ともいっぱいお話をして、楽しかったなあ。

 あまり長居してはと思い、神山小学校を出て、「道草いっぱい」の道をユタカ君と車でゆっくりと走ります。懐かしく、また良い仕事をしたなあ、との感慨がいっぱいで、帰路につきました。

 帰り道で、お昼にいただいたお寿司を製造している魚屋さんに寄って、お刺身を買い、また近くのカンパチ専門店でも「ヒラマサ」「豆タコ」を買い、新鮮なお魚に目のないきみちゃん、いっぱいお魚を買いました。

 辺塚だいだい、ゆずも購入。新鮮なお野菜、お魚がいっぱいの根占、錦江町。そのまま海沿いを車で走り、開聞岳、知林ヶ島がこんなに近くに見えるなんて、と感激しながら、夕暮れの錦江湾を南から北へと帰ります。

 途中、運転を交代しながら、きみちゃんの大好きな温泉に立ち寄ります。以前も入ったことのある江洋館の温泉。お肌がつるつるになる良泉です。

 男風呂から、声が聞こえてきます。見知らぬおじさんが、ユタカ君に何やら話しかけておられる模様。

「ここの温泉はね、熱いけど、いいよ。帰りに隣りのお店で、から揚げを買って、食べながら帰るといいよ。一個70円ね」。

 そんな話声がはっきりと聞こえてきます。温泉であったまって、ほかほかしながら、帰り道、ユタカ君とふたり、温泉に入って、から揚げを食べる生活っていいね、と話しました。

 わたしたちは、根占でいっぱい食材を買い込んだので、今日は唐揚げはなしにしましたが、こんな小さな幸せが大きな幸せだ、と思うのです。こんな毎日を送ることができる日本、鹿児島、最高だね。

 夕焼けの錦江湾、そして桜島も超美しくて、感動的でした。きみちゃん、この道が大好き。

 さて、今日のタイトルの「絶望の海を泳ぎ切る」というのは、昨日から今朝にかけて読み切った『魂の約束 すべては導かれている』という本に書いてあった言葉に触発されてのもの。

 この本は、はせくらみゆきさんと映画監督の白鳥哲さんの対談本で、「絶望の海を泳ぎ切る」というのは、白鳥哲さんの言葉です。

 白鳥哲さんは、声優をしているときに、突然声がでなくなり、それが脳腫瘍のせいだとわかって、手術の難しい部位で、絶望のどん底にありながら、食事療法、東洋医学をいろいろと試し、ピプノセラピーで、脳腫瘍ができた部位は、かつて前世でライオンに咬まれた場所であることがわかり、ライオンから「ごめんね」の声を聴き、自分も「君のテリトリーに侵入してごめんよ」との対話ができて、受容、許し、感謝が湧きあがると、怒りや恐れが愛に転換していくことを実感されたそうです。

 恐れが愛に転換されると、脳腫瘍が消えた、という奇跡が起こったそうです。

 きみちゃんは、この本を昨夜から読み始めて、今朝、また起きた時も読み、深く感動しました。

 「絶望の海を泳ぎ切る」と、受容、赦し、感謝が起こり、愛に転換される。そうしたら、自分の思う通りに生きていける。

 ヒーラー&カウンセラーのきみちゃんは思うのです。「絶望の海を泳ぎ切る」ことが大事だ、と。

 絶望の海を目の前にして、多くの人は、さらに絶望し、他人を恨み、嫉妬し、批判し、責めて、さらに絶望のどん底に落ちますが、「泳ぎ切る」ことで、あるいは「泳ぎ切る」と決心することで、愛に転換できるのだ、と思います。

 この「泳ぎ切る」ことを応援するのが、きみちゃんのお仕事です。文学講座でも女神ヒーリングでも、あるいはランチでも、学ぶことで、美味しいものを食べることで、あるいは自分を褒めることで、「いま、ここを泳ぎ切りましょう」と励まします。

 先日、所持金600円の青年が霧島に野宿していたとのことで、ちょっとした事件になりましたが、この青年も「絶望の海を泳ぎ切る」ことを覚えてほしいです。きちんとした生活、毎日屋根のあるところで寝る、食べ物を確保する、という暮らしを維持することで「絶望の海を泳ぎ切る」。

 寝床があって、食べ物がある。それは、「絶望の海を泳ぎ切った」結果なんだなあ。きみちゃんはノー天気なので、絶望状態でも笑っていられる人ですが、それでも「泳ぎ切る」というスタンスはいつもコンプリートするように努力します。

 あの目標を達成する、あの金額まで稼ぐ、あの人数まで動員する。そう、いつも泳ぎ切ることを目指します。

 そうしたら、ふっとある瞬間に道が開け、絶望が希望に変わり、愛に転換していきます。絶望を受容し、人を赦し、感謝がいっぱい湧いてきます。

 今も、毎日を泳ぎ切っている感じ。あと3年は泳ぎ続けるかな。月の舟ユートピア完成を目指して、泳ぎ切りますよ。

 泳ぎ切ると、「魂の約束」が何かがわかる。そうしたら、ふっと楽になります。きみちゃんの「魂の約束」は、月の舟ユートピアを完成すること。

 いまは、絶望の海ではなくて、希望の海を泳いでいる感じですが、きみちゃんの人生のゴールは明確で、今と同じ仕事を、あと30年やる、ということでもあり、100歳になったときに、今と同じようにしゃきっと立って、頭もしっかりとして、女神ヒーチングをやっている、という図が見えています。

 それって、奇跡なんですよね。でも、きみちゃん、新しい人生のモデルでありたい。娘たち、孫たち、教え子ちゃんたち、きみちゃんとご縁するすべての皆様に、美しく新しい人生のモデルであるように、日々を生きていきたい。

 だから、いつだっておしゃれで知的で明るくて、料理が大好きで、食べることが大好きで、芸術に惚れ込んでいて、読書と執筆が天命で、女神ヒーリングが天職で、教えることが生きがいで、つねに前へ前へと日々を泳ぎ切るきみちゃん。

 そんなきみちゃんが大好きで、ユタカ君とラブラブで、毎日仕事を楽しみ、今日みたいに遊ぶことも仕事で、一ミリの不安も怖れもなくて、毎日が完全幸福。

 でもね、そんなきみちゃんも、なんだかんだ、絶望の海を泳ぎ切ってきたから、今がある、と思うなあ。

 きみちゃんのことをお嬢様で世間知らずと思っておいでの方とか、大学教授じゃなくて、非常勤講師でしょ、とか、ふーーーん、カフェのママ?たいしたことないわね。え?なんですって、シャーマンだのヒーラーだの、怪しくない?という声をしり目に、きみちゃん、自分のことが大好きで、天才だと思うし、完璧で、愛され、認められて、大幸福、いつだって大歓喜、大感謝のなかにいることのできるスーパーウーマンだと思っています。

 きみちゃんって、絶望を愛に転換するのが得意なの。一瞬で愛に転換できる特技を持っているのです。

 さ、明日もオフながら、女神ヒーリングのご予約をいただいています。ありがたいです。精いっぱい寄り添いますよ。

 月の舟女神マスターコースも続々と女神様が誕生しています。マスターコース、第2回目、第3回目がまだの女神予備軍の皆様、今年いっぱいで女神になって、来年に備えましょう。

 12月7日(土)は、午前10時から「開運メイク」。8月の開運メイクが大好評でしたので、第2回目を開催。香司の堀之内夕子先生が、資生堂勤務の経験を活かして、皆様の開運メイクをお手伝いしてくださいます。

 ご予約は、月の舟まで(090-7536-6672)。

 そうそう、12月15日は、月の舟クリスマス会ですよ。午後2時から5時まで。子ども無料。大学生以上ひとり千円。いっぱいいらしてくださいね。できれば、ご予約くださいませ。プレゼント交換あり。高価でなくていいので、おひとつプレゼントをご用意くださいね。「天才、大集合」で、ご自分の特技を披露してくださるのも、大歓迎。

 きみちゃんもユタカ君も美味しいものを用意して、お待ちしておりますね。

 さ、今日も幸せな一日でした。きみちゃんは、幸福と希望の海を泳ぎ切ります。そして、愛に転換していきますよ。

 今日もブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。皆様を元気づけ、宇宙の真理をお伝えして、愛を広めていきます。また、お会いしましょう。