きりしま月の舟

祝!結婚記念日

2021.06.07更新


 昨日6月6日は、第34回目の結婚記念日でした。

 わたしの提案で、えびの高原にある「ホテル ピコラナイ」に宿泊。一泊して、豪華な夕食をいただき、朝食もしっかりと食べて、今日は、大浪池を散策しました。

 昨夜、夕食のあと、お風呂に入るまでの間に、記念に動画を撮ってみました。ただいま、オンライン講座の動画を撮ることを課題としているなかで、ちょっと軽いノリで、撮影してみようかな、というもの。

 何の原稿もなし、何の打ち合わせもなし。ただしゃべる、そんだけ。5分ほど。

 それをフェイスブックにアップしたら、まあ、それはそれは大反響。「天才夫婦チャンネル」というYouTubeの動画を作ってみたら、というご提案もあったりして、ウハウハ、ミーハーな気分で、いい気になっております。

 で、今日も、大浪池にはじめて行ったのですが、そこでも動画を撮りました。自分では「ババアの顔だなあ」と思うのですが、皆さん、「きみこ先生の笑顔がきれい」とか「仲睦まじくて、素敵」とか言ってくださるので、本当にありがたく、嬉しいです。

 HPのオンライン講座の動画は、まずパワーポイントで内容を作り、それをひとつひとつアップしていこうとするものですが、完璧を期するあまり、ああでもない、こうでもない、いや、こうした方がいいかも、と作成途中のものばかり。

 きりしま月の舟の一角に、スタジオだけは作りました。パソコンも新調したのですが、なかなかそこに座る暇がない。今週と来週は、鹿児島大学での講義が入っており、その授業準備の最終調整をしているため、動画作りに時間が取れない。

 さらに、6月3日からカフェの営業も再開しましたので、仕込みに時間がかかります。

 で、もう少し動画アップまでは時間がかかりますが、しばらくの間、天才夫婦チャンネルをお楽しみください。ただいま、「きりしま月の舟」のHPに、ユタカ君が、「天才夫婦チャンネル」の動画をアップしてくれています。

 わたしは、彼と結婚して、救われました。イギリスに行ったことも、大学院に入り直したことも、彼と結婚したことも、すべて、いまの文学の仕事につながっています。

 文学について語ることが、わたしの人生では必要であり、それが中心であってほしかった。母の勧めるお見合いでは、わたしは文学を捨て、良妻賢母でなければならず、本当にそれが辛かったんだ、と、いま思います。母は、「お見合いの席で、本が好き、なんて言わないようにね」と釘をさしていましたからね。

 ユタカ君と文学の話をすることが、何よりも楽しい。月の舟でわたしたちの文学講座を開設すること。いろんな先生方をお招きして、文学講座をやること。それがまあ、本当に至福の時間なのです。

 ユタカ君と文学のことで意見の対立、というものはないですね。もちろん、感想や好み、意見が一致することはないですが、素晴らしい文学作品について語り合う時間は、わたしたちがもっとも大好きな時間です。

 それにお酒があり、お酒のおつまみがあり、語り合う仲間がまたいたら、本当に嬉しい。

 おかげさまで、お隣の土地を買うことができ、学習棟建設に向けて、第一歩を踏み出します。本当に、土地を譲ってくださったことに深く感謝し、これから着々とひとつひとつのステップを踏んでいこう、と思います。

 学習棟ができれば、カフェのお客様と講座の受講生の皆様ががっちんこすることなく、それぞれにのびのびとランチしたり、受講したりできます。ああ、嬉しいなあ。

 霧島の土地の神さまも、そのことを大変歓迎してくださっているみたいで、背中を押されている感じがします。ここに学習棟ができることで、さらに賑やかになり、さらに「深さ」のある地域ができあがっていくでしょう。

 文化・芸術は、現実に「深さ」をもたらすもの。エネルギーの高い文学作品、音楽、美術、いっぱいご紹介したり、また紹介していただいたりしたいものです。

 わたしがいちばん目指したいのは、人間の真実、宇宙の真実を知ること。63年の人生で、人間についてはだいぶ分かってきました。コロナ禍で宇宙の真実もだいぶ伝わってきています。

 天才夫婦チャンネルでは、わたしたち夫婦がこれまで学んできたこと、気づきとして受け取ったことを、ぼそっとしゃべります(笑)。折に触れて、気軽にアップしていきますので、楽しんでくださいませ。

 鹿児島大学の講義が終わったら、「源氏物語」「南九州の文学」「おくのほそ道」などの動画作成も頑張りますので、今度こそ、お楽しみに(笑)。もう、アップアップ詐欺ではないですからね。

 カフェの営業を再開して、はじめてのお客様との会話も弾み、まあ、楽しいのなんの。お客様もいつも歓んでくださいます。ランチメニューも豊富で、斬新なので、作り方を聴いてくださるお客様もちらほら。歓んでお教えしていますよ。

 今回の目玉は、鶏胸肉のパインマリネ。ひじきのサラダ。メロンの生ハム巻。季節の果物を使うことで、またメニューが賑やかになりました。ユタカ君も、木イチゴと桑の実のクラフィテイ、すいかのゼリーなどに挑戦しております。

 さて、結婚記念日のお祝いのお花などもいただいたりして、あらためて、ユタカ君と結婚できた歓びを噛みしめています。

 先ほども書きましたように、わたしの才能の基盤である文学の話ができること、わたしの才能を高く評価してくれること、ただありのままのわたしを温かく受け止めてくれること、すなわち、無条件の愛に包まれて、とってもしあわせです。

 わたしもまた、彼に「稼いでこい」と言うこともなく、ありのままのそのままの彼が大好きで、無条件の愛を注いでいます。

 娘たちがよく「ママ、笑いすぎ」と言っていました。ユタカ君の寒いギャグに、わたしは大笑いするそうなんですね。娘たちからすると「寒い」のに、わたしには大受けで、大笑いするのを、娘たちは「ママ、笑いすぎ」と言っていました。

 ほんと、どうでもいいようなバカなことをユタカ君はよくやるのです。変顔とか、どうでもいいギャグとか。その無意味さが楽しい。つい大笑いします。

 女性は、ついつい男性に「稼ぐ」ことを期待しますね。その期待が男性を奮い立たせることもあれば、潰してしまうこともある。微妙なところです。

 先日も、夫さんがビールを飲んだら、その飲んだ缶を片付けない、と怒る方がありました。「缶くらい、さっさと片付けてあげたらいいのに」と言うと、「だって、自分が飲んだものは、自分で片付けないと」と有能な妻であるその方はおっしゃいます。妻の方は飲めないそうです。

 我が家の場合、片付けは基本的にユタカ君の仕事。お茶碗洗いも彼の役目。別に、やってーーーー、と言ったわけではなく、彼が静かに洗い始めるので、そのままさせてあげて、わたしは明日の授業準備をするとか、こうしてブログを書くとかします。そんなわたしに、「おまえの仕事だろ」なんてことをユタカ君は言ったことないな。

 天才夫婦チャンネルでも言いましたが、わたしたちの場合、話し合って、役割分担を決めるってことはないですね。わたし、作る人、あなた、食べる人、ってこともない。お互いにどちらもできるし。

 ユタカ君はこれまで、子育て時代にいっぱい稼いでくれて、子どもたちを大学まで出してくれたので、いま、わたしが稼ぎ頭です。

 わたしは、尊敬する与謝野晶子とか、ココ・シャネルとかみたいに「はたらく女」でありたい、とずっと思ってきました。ずっと働いてきたにも関わらず、なかなかそれが大きな収入につながらなかったのですが、霧島に引っ越し、カフェを営業するようになってから、ほっと一息つけるまでになりました。

 ようやく花開いた感じです。これで、結婚当初からの約束であった「ユタカ君をヒモにする」というのが実現できそうです。彼もまた働き者なので、庭仕事や掃除など、本当によくやってくれます。それは、お金になるとか、ではなくて、ただただ彼はそれをやるべき、やりたい、という感じでやっているところがいいなあ、と思います。

 天文館に「月の舟」を開設した頃から、ユタカ君にお願いしたことがあります。それは、わたしの提案に「ノー」と言わないでほしい、というものです。

 大きな挑戦をしたり、新しいことをやるときは、自分の責任でやりたいから、ひとりでやる覚悟があるけれど、最愛のユタカ君には反対されたくないのです。だから、天文館に「月の舟」を開設するときは、離婚を覚悟で話しましたし、霧島に家を建てることも、きりしま月の舟の原案も、学習棟も全部、わたしの提案です。

 彼は、旅行の計画ひとつ立てません。今回の結婚記念日イベントも、わたしの提案です。

 昨日、月の舟の営業を終え、鍵を閉めて、さあ、えびの高原へ出発、というときも、「きみちゃん、ありがとう。あなたと結婚していなければ、えびの高原のホテルで一泊するなんて贅沢をしないしね。楽しい提案をありがとう」と言ってくれました。

 わたしからすると、いつもわたしの提案に乗ってくれて、ありがとう、です。いまだにスピリチュアル関連の話題には、彼は懐疑的で、嫌味を言いますけど、聞き流します。わたしには、わたしの成長の仕方があるのです。

 だからといって、お互い険悪になるわけでもないですしね。人に見えない物が見えるからといって、人より上だ、とする感覚を彼は嫌っています。わたしもまた、その感情を理解し、彼に共感しますけど、彼ほど攻撃的にはならない、ってことですね。わたしは男女平等には敏感で、そういう方面では攻撃的になりますけど(笑)。

 彼もまた、彼にしかできないことをいっぱい企画しています。高橋和巳シンポジウムもそうですし、外国文学の講座は、ほぼ彼の発案です。ユタカ君のそういう知的なところが大好きですし、心から尊敬します。「月の舟通信」の編集もうまいなあ、といつも思います。

 お互いの得意なことを持ち寄って、これからも人生を楽しんでいきます。心地良い時間をいっぱい過ごします。

 明日は、鹿児島県立短大の講義、美容院、母のところ、買い物。あさっては、鹿児島大学の講義、午後がひまわりクラスの「おくのほそ道」。勉強すること、準備することがいっぱいで、やや緊張します。

 でも、自信をもって臨みます。どんなときも、わたしは大丈夫だから。わたしは天才だから。わたしは最高傑作だから。なぜか知らないけど、きちんとできるから。

 そして、お金もどこからか湧いてくるので、安心です(笑)。必要なお金がいつも届いているので、ありがたく、心から感謝します。

 長くなりました。さ、明日の朝が早いので、ここらで切り上げましょう。読者の皆様のしあわせを、心から願っています。いつもありがとうございます。