きりしま月の舟

母性の目覚め

2025.07.23更新


 ユタカ君がお世話をしているブルーベリーの木(なこちゃんと八ケ代さんに苗木をいただいたもの)が、いま、たわわに実をつけております。かわいいんです、これが。

 ユタカ君は毎日、植物に水やりをして、草刈りをして、外仕事を一手に引き受けてくれています。きみちゃんは、ときどき彼と一緒に果樹園や自宅庭の見回りをして、「まあ、素敵」「あら、可愛い実」とほほ笑むだけ(笑)。

 何しろ、きみちゃん、体温が高くて、ちょっと外に出ただけで、蚊の餌食となり、人間にも好かれますが、虫にも好かれるみたいで、虫よけスプレーとムヒが手放せないタイプ。よって、ユタカ君の果樹園や月の舟広場に出る時には、完全防備をしてから、という慎重派。

 でもね、月の舟の玄関回りとか、自宅庭のハーブ園とかは、草取りしないとなあ、と思っているところ。ひとつには体力作りとダイエットのためもあるし、さすがにこの広い庭をユタカ君ひとりに任せておくのは、あまりにも気の毒だから、せめて100分のⅠくらいの面積の草取りをして、彼の恩に報いたいもの。といっても、たぶん、やらないほうがましな労力だとは思いますが(笑)。

 霧島はもうすでに朝晩涼しくて、朝起きるころは「あれ?夕べ、クーラーを消し忘れてる?」というほどの涼しさ。

 というか、窓を開けていると、昼間でもクーラーもいらないくらい。わたしたち夫婦だけなら、クーラー要らずですが、カフェをやっておりますから、昼間と自分たちの晩酌時間までクーラーを入れます。

 何度もこのブログで書きますが、きりしま月の舟側には降灰はなく、積もってもいません。避暑地の名にふさわしい涼しさで、完璧な夏なのですが、新燃岳の噴火がまだまだ続き、夏休みだというのに、車の往来も少ない、という状況です。

 でもまあ、こういうときこそ、気持ちを落ち着けて、やるべきことをやるようにします。ずっと懸案であった自宅のかたずけがこの機会にできるなあ、と張り切っています。

 昨日7月22日で、鹿児島県立短大の前期授業が全部終わりました。昨日の講義は、自分でも気合を入れましたし、母の葬儀で一回休講にしているので、話すべきことが多くて、でも、自分でも達成感の高い、充実した講義ができました。

 学生さんたちの成長が著しく、ああ、あと半年授業をしていったら、もっとたくさんのことを伝えて、みんなを楽にしてあげられるのにな、彼らの才能を引き出すお手伝いができるのにな、と思います。もっと細やかな指導ができるのにな、と残念です。

 2027年で、きみちゃん70歳になりますので、そのときまでしか非常勤講師ができません。まあ、非常勤講師の道を選んだのも、きみちゃん自身ですから、常勤の講師の先生方とは違うし、違うからこそ、できた指導もあると思います。

 先日、温泉瞑想のなかで、ふっと閃いたのが、きみちゃん、やっぱり教育者でありたいんだなあ。人を育てるのがきみちゃんの使命のような気がします。

 人を育てる、と言っても、プロの育成というわけではなく、ひとりひとりが自分の価値を認め、自分を全肯定して、自分を大切にするお手伝いをする、ってことですが、大学の非常勤講師だけではなく、女神ヒーリングにおいても、若い方々の受講が多いので、ここでも、きみちゃんの教育力が発揮できている、と思います。

 今朝も、Mさんの女神ヒーリングでしたけど、その成長たるや、本当に、きみちゃんが感動するくらい、どんどん生きること自体が楽になっていかれるようで、とっても嬉しいです。

 とにかく、自分には価値がある、わたしって天才、最高傑作、という方向に舵を切っていけるように女神ヒーリングをさせていただいています。

 思うに、きみちゃん、2022年あたりから、自分が変わってきた、と思います。変わってきた、というよりも、進化、再生している、と言ってもいいくらい。一度死んで、再生して、蘇った、と言ってもいいくらいの再生規模です(笑)。

 この2022年というのは、母が施設にお世話になり始めた年。なかなかの毒舌家で一筋縄ではいかない母の介護を施設や病院にお願いしてから、きみちゃん、生きることがラクになった。

 何しろ、母の毒舌を聴かなくていいから。90歳の母が65歳のきみちゃんをお世話したがるのを避けることができるから。

 でも、母の気持ちになって思うに、母はわたしに介護をさせまいとして、自ら施設にお世話になることを決心した、と言えます。その決意は、どれだけ深い愛に基づいたものだったか、今、はっきりと理解できます。

 2022年、あれは5月だったでしょうか、はっきりとした期日を記録してはいないのですが、その年の4月10日前後は、きみちゃんとユタカ君夫婦は、京都の次女のところで、孫の入学式に参列し、また次女がわたしたち夫婦を天の橋立の高級旅館に招待してくれて、その旅行が終わってから、母の施設入居だったはず。

 お隣りの病院まで、兄の車で移動し、兄夫婦、弟夫婦、わたしたち夫婦の見送りを受けて(妹は東京在住で来れなかった)、母は車いすに乗って、病院へ入っていったのでした。自宅を出る前に、きみちゃんが母の髪の毛を梳かしてあげたら、とっても歓んでくれて、その歓びを維持したまま、車いすで病院に入るときに、素晴らしい笑顔で「バイバイ」をしてくれたその姿を、いま鮮明に思い出します。

 きみちゃんが、明るく「かあちゃん、元気でね」と言ったら、明るく笑顔で応えてくれたのでした。そのときの光景が何度も何度もフラッシュバックしてきて、あれは、わたしたち子どもに介護をさせまいと決意した母の深い愛だった、と今頃気づくのです。

 2022年のあのときから3年、きみちゃんは母への感謝が溢れて、おかげさまで母の死に対しても冷静でいられたのだと思います。

 母ちゃん、本当にありがとう。感謝でいっぱい。母ちゃんの娘としてこの世に生まれたことを誇りに思います。

 そして、あのときから、きみちゃんに母性が芽生えてきたように思うのです。きみちゃんが、いま大学の授業や、月の舟の講座や女神ヒーリングでやっていることは、母性の発露ではないだろうか、と思うのです。

 きみちゃんは、フェミニズムをしっかりと勉強しましたから、そのおかげで母性の負の役割を学び、子どもを自分のペットのようにはしない、子どもと一体化しない、子どもの人生は子どものもの、という学びを得ることができたのですが、それと同時に、母性そのものを否定してきた人生であったと思うのです。

 それが、67歳の今になって、なんと自分のなかに膨大な母性を感じてる。これはいったい何なんだ。気づくならもっと早く気づきたかったよ。

 子育ても終わって、自分の本当の人生を歩み始めたとき、子育てに一番大切な母性に気づくとは。もっと早くに母性を全開しておけばよかったよ。ユタカ君に言わせると、「きみちゃんにはずっと母性を感じてきた」ですって。なんだかありがたいお言葉。いつだって、ユタカ君こそ、母性豊かな男なんですよね。

 「与える」という男性性に対して、「受け取る」という女性性、そして母性。これまでフェミニズムを学んできたことも、文学の学びを人生の基盤にしてきたことも、子育てや孫育てを十分にできていることも、きみちゃんの男性性と女性性と母性のバランスを取るのに大きく貢献してくれています。

 わが人生のすべてがOKなのです。そしていま、自分のなかの母性に気づき、それを大切にしながら、今後の30年を生きていける気がしています。

 きみちゃんの最大の特徴は、大学院を卒業して、大学、短大で教えながら、また文学講座をしながら、カフェをやり、女神ヒーリングをしている、というところです。

 知的な学びと、料理と、癒しが同じ地平にあって、その三つを同時に廻している女神きみちゃんって、素晴らしいなあ、と思います。

 いやあ、これって、凄いわ。それにどの分野も手を抜いてないしね。これまた凄いわ。

 母の葬儀の日に6番目の孫が産まれ、今年11月には7番目の孫が産まれ、この8月には孫たち全員のお世話行脚を計画し、全部、泊まるところも飛行機も確保したので、こんなに幸せなことはありません。ヤッホー。

 学びと料理と癒しの根底には、母性というものが君臨していたんだね。ありがとう、きみちゃんの母性様。

 大学院を卒業したり、知的な職業に従事しておいでの女性の方々は、まだまだ男性社会が望む女性像を生きることを強いられることが多いように感じます。自分本来の母性と、仕事のキャリアをどうつなげていくか、そのギャップに苦しみ、葛藤しておいでの方もたくさんお見受けします。

 そんななかで、きみちゃんみたいに仕事と家庭をバランスよく、自由に自分本来の人生を生きて来れたこと、葛藤なしに(いや、40代は葛藤だらけでしたけど、60代の今はすべて忘れた)、特にユタカ君というバランスの取れた伴侶のおかげ様で、そして両親の絶大なるサポートのおかげ様で、生きることを勇気づけられ、自分の才能を200%、多岐に渡って発揮できることは、とても素晴らしくて、本当に良い人生、幸せな人生であることよ、としみじみと感じます。

 2027年には、非常勤講師を終え、それと同時に月の舟ユートピアが完成します。これまでの教え子ちゃんやご縁を得た皆様、これからまたご縁を頂く皆様とより深くお付き合いできる月の舟ユートピアが完成しますので、そこでまた、女神きみちゃんの母性が発揮できることでしょう。

 自分で自分が楽しみです。フレーフレー、女神きみちゃん!

 8月20日から31日まで、京都、東京お孫ちゃんお世話ツアーですが、女神ヒーリングも随時受付ております。京都、東京方面の皆様、ぜひZOOMだけではなく、対面の女神ヒーリングを受けてくださいませね。すでにご予約もいただいております。大感謝です。

 きりしま月の舟のHPの女神ヒーリングのバナーから簡単に予約ができますので、ぜひ早めにお申し込みくださいませ。

 さあ、昨日で講義が終わったので、バリバリと女神ヒーリング、カフェ営業、そしてお掃除を頑張ります。ありがたいなあ、きみちゃんの人生。大幸福、大感謝、大歓喜。

 7月27日に予定しておりましたイベントは、また来年になりましたら開催しますし、決まり次第、早めにお知らせいたします。どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。

 では、これから図書館に行き、温泉に行ってきます。今日はね、とっても良い日なんですよ。本当は女神塾をやりたかったけどね。23日、24日、そして水曜日の夜って、なぜか開運の日なんですって。

 今日は23日水曜日ですからね。開運の日ですよ。皆様の人生が、どんどん開けていきますように、女神きみちゃん、バリバリ応援しますね。

 いつもブログを読んでくださいまして、大感謝です。暑い毎日ですが、しっかりと水分補給をして、元気にお過ごしくださいませ。

 きりしま月の舟、今週と来週はオープンしております。7月28日、29日がお休みで、あとは8月3日(日)まで営業します。ゆったりとお越しくださいませ。お待ちしております。8月6日から11日までがお休みで、あとはユタカ君のワンオペになりますが、どうぞ気軽にお越しくださいませ。

 皆様にとって、きりしま月の舟が快適な空間でありますように、いつだって場を美しく整え、ランチやスイーツを準備してお待ちしております。

 皆様を愛しています。