人と人とのハーモニー
2024.09.11更新
我が家の庭の無花果が、一個だけ収穫できました。ヤッホー!そして、その一個は、月の舟女神ランチの豚肉のフルーツローストのなかに消費されましたとさ(笑)。限定4名の方の胃袋に収まったはず。
朝晩が涼しくなってきましたね。きみちゃん、朝散歩、がんばっています。9月2日から6日まで、霧島小学校の子どもたちの登校に合わせて、毎朝、7時10分に家を出て、霧島小学校前の交差点に校長先生と立ち、きみちゃん、子どもたちに声かけをしてきました。
まだまだ名前がわからない子どもが何人かいて、声かけがままならないことも多いけど、朝からテンション高いきみちゃんだから、みんな元気が出るはず。
きみちゃんも、子どもたちを見送ったあとの散歩で、葛の花を見つけたり、校長先生と橋の上で往生しておいでの白蛇さんを土のところに置いてあげたり、朝散歩ならではの発見もいっぱいで楽しいです。
なんと、それなのに、月曜日の朝、「光る君へ」解説講座のための資料作りのことで頭がいっぱいで、朝散歩をすっかりと忘れてしまったのよね。朝6時前には起きたのに、資料のコピーをあとひとつやっておきたい、とあたふたとコピーをしているうちに、朝ごはんのことが気になり、出かける準備が気になり、朝散歩をすっかり忘れた。
ま、仕方がない。月曜日は、朝から忙しかった。午前9時半に自宅を出て、伊集院駅に10時50分に到着。そして、母の従妹のみつえさんと待ち合わせて、母がお世話になっている施設へ。
80歳を超えておいでのみつえさんは、今でも若々しく、お美しい。母の親族は美人が多いです。母もきれいな人ですしね。
9月10日は、母の誕生日(ついでに孫のルイ君も同じ日)。母は95歳になりました。母は、最近車いすの上でも眠たそうで、少し話をしたらもう、目を閉じて、うつらうつらするのですが、でも、何だか安らかな感じ。
みつえさんも、「としこ姉さん、優しい顔になられましたね」と言ってくださいました。たしかに母は優等生で、凛々しいのですが、それが柔らかくなった、と言えます。
その後、実家のお仏壇にお線香をあげて、それから鹿児島中央駅まで出て、一緒にお寿司を頂きました。
いろんな話がつながってきて、ありがたいことでした。みつえさんの妹さんが、このブログを読んでくださっているみたいで、月の舟のみたけきみこさんの活動は知っていたけど、きみちゃんの母ちゃんが実は従姉妹だったとは、はじめて知ったそうな。麗子さま、ブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。ぜひ、みつえさまとご一緒に霧島までお越しくださいませね。お待ちしております。
父も母も面倒見の良い人たちでしたので、こうして訪ねてきてくださる方も多いですし、弟の書いた父についての本は、なかなか好評です。
人間って未熟だから、きみちゃんも含めて、表の顔、裏の顔、とありますが、いろんな顔があっていいんじゃないかな。
先日、人間のルールって、「許し合うことだね」とスーパーきみちゃん(きみちゃんの神様)から教えてもらって、これまでのことがすべてとは言わないまでも「なんか、もういっか」みたいな気持ちになったのは確か。
きみちゃんは、何よりも「怒る」ことは大事だと思っているので、怒る自分を責めたりはしませんが、「許す」自分をちゃんと認められるようになって、さらに成長した気分。
さて、今日のテーマは「人と人とのハーモニー」。ちょっと美しすぎるタイトルですが、本当に言いたいのは「バカの壁」。
人と人とのハーモニー、つまりより良い人間関係を崩してしまうのは、実は「バカの壁」。バカの壁とは何かというと、自分の価値観、世界観を広げられない人。自分が一番正しいと思っている人。
最近、とっても面白い体験をして、それこそ「バカの壁」だな、と思ったので、ご紹介します。
ある年配の男性の方が、きみちゃんに質問されます。
「〇〇先生の言っていることはちっともわからなかった。あの人、新しいことを何にも言っていないでしょ。きみこ先生、解説していただけますか?」
「いやです」ときみちゃん、即答(笑)。
きみちゃんは、〇〇先生のご意見を即座に解説できますよ。でもね、尊敬のない人に解説する気にはなりません。
きみちゃんが尊敬している先生をこき下ろすようなことを言う人には、何も教えてあげない。100万円払ってくれたら、教えてあげてもいいかな、と思ったけれど、やっぱりやめた(笑)。
その方は、一言、「ケチ」と言われました(笑)。
きみちゃん、専門家、という方が大好きです。それも超一流の専門家の先生方って、尊敬を通り越して、憧れも通り越して、大好きの極致になります。
母校の先生方をはじめ、学会でご一緒する先生方、本の中での先生方、若い方も年配の方も、年齢、年収、地位関係なく、凄い専門家の方って、大尊敬、大感謝します。その先生方の深い研究があってこその、きみちゃんの人生であり、学びであり、感動でもあります。感謝せずにはいられません。
もちろん、そういう方の悪口なんて、とんでもない。そんなことを言ったら、口が腫れる。もし、超一流の先生方のおっしゃっていることがわからないのなら、自分の勉強が足りないんだな、と思って、さらに勉強します。
しかしながら、バカの壁の前でとどまっている方って、自分の勉強不足は棚にあげて、相手を責めます。ほんの少し、勉強したくらいで、たとえば、本を一冊読んで、それでわかった気になって「新しいことを言っていない」などとおっしゃるのですが、じゃあ、あなた、古い論文をどれだけ読んでおられるのかしら、と疑います。超一流の先生方は、何万冊の本を読み込んで、わたしたちにそのエッセンスを伝えてくださるのですよね。
きみちゃんももちろんそうです。まだまだ超一流とは言えませんが、ものすごい量の勉強をしている自信はあります。しかも楽しくやっている自信もあります。
自分の価値観、世界観の狭い範囲内にとどまるあり方を「バカの壁」と言います。何も知らないことが偉いみたいな、無知であることが偉いみたいなところにとどまっている。バカの壁を突き抜けて、新しい価値観、世界観を獲得できないで、古い価値観(競争、比較、権威付け)に埋没して、他人をジャッジし、責めておいでです。
「バカの壁」の皆様は、一回読んでわかった気になるみたい。他人様に教える時も「わたしの言うことを聞きなさい」という態度なので、教えられる方もまた「バカの壁」の前で立ち止まるしかないですよね。
素晴らしい教師は、他人様の学ぶ意欲を引き出します。教える人=深く学ぶ人。深く学び続けることが最大の教え。
おかげさまで、月の舟の受講生の皆様は、本当に深く学ぶ皆様。そして、きみちゃんの講座を「楽しい」「おもしろい」「もっと聴きたい」「感謝します」と絶賛してくださいます。本当に嬉しいです。ありがたいです。
さて、月曜日は、みつえさんと鹿児島中央駅で別れたあと、磯のカフェ・ド・マリーエさんへ。「光る君へ」解説講座です。8月をお休みしましたので、話すことがいっぱい。資料もいっぱい。
受講生の皆様も熱心に聴いてくださいました。ありがたいこと限りなし。受講生の半分は、きみちゃんの源氏物語講座を受講された方々ですが、半分は、全くの初心者の皆さま。
きみちゃんの源氏受講生の皆様は、少なくとも原文で読んできていますので、「原文で読む」ことに抵抗はないのですが、初心者の方は、源氏物語の現代語訳はどなたのが良いですか?と必ず聞かれます。
きみちゃんは、円地文子訳を完読したけど、与謝野晶子訳もいいし、田辺聖子さん、橋本治さん、角田光代さん、とどの方も素敵。それに、現代語訳で読むのも、源氏物語の場合、とにかく長いので、それだけでも一苦労。
そこで、きみちゃんのおススメは、角川ソフィア文庫の「源氏物語」。これ一冊で全部を見通すことはできます。できれば、小学館の日本古典文学全集の源氏物語全6冊を、現代語訳をパラパラ読んで、注釈もパラパラ読んで、へええ、原文って、こんな感じなの?と思いながら、末摘花って、こんな感じなんだね、とか、浮舟、かわいそう、とか脈絡もなく、あちこちしながら、ぱらぱらめくった方が、なんとなくわかる確率は高いかな。
源氏物語って、一筋縄ではいかない。何しろ、長いから。きみちゃん、30年以上源氏物語を教えてきて、最初の1,2年は、よくわからないまま教えてました(トホホ)。30年の間に、たぶん、20回ほど通読していると思う。だから、ドラマのなかで、源氏物語を朗読する箇所が出てきても、ああ、あれはあそこだな、とわかるわけで、教えるという営みがあるからこそ、理解も深まっています。きみちゃんみたいに源氏物語のプロになるのに、この天才きみちゃんをもってしても30年かかるわけです。
だから、あなたも30年かかるよ、というわけではなくて、全部理解しました、という境地に至らなくてもいいので、少しずつ楽しみながら読むとか、全部読み切っていなくても、自分を責めない、とか、源氏物語を読むことを面白がってほしいなあ、と思います。
その上で、源氏物語のプロの研究者の皆様への尊敬は、きみちゃんの場合、大尊敬の境地です。数えきれないほどの論文も読ませていただいていますが、そのたびに、目から鱗。ああ、こんな風に解釈すればいいのか、ああ、これはこういうことだったのね、ときみちゃんも源氏物語を教えて30年以上ながら、毎回学ぶことの多い「源氏物語」の世界です。
来る10月26日(土)は、きみちゃんが大尊敬する源氏物語研究者である高野晴代先生が、霧島に来てくださいます。そして、「源氏物語と和歌」のご講演をしてくださいます。高野晴代先生は、大河ドラマ「光る君へ」の和歌考証、平安文学考証もなさっておいでですので、ドラマの裏話も伺えそうですね。
めちゃめちゃ楽しみ。ドラマのオープニングピアノ曲(反田恭平さん演奏)を、鹿児島のピアニスト・春田友里恵さんが当日、講演の前に演奏してくださいますよ。そして、休憩のあとには、春田さんの伴奏で、ソプラノ歌手の上村加代子さんが歌を歌ってくださいます。ありがたいですねえ。リラックスした雰囲気で、トークができそうです。
休憩のあとは、高野晴代先生ときみちゃんでトークをして、会場からのご質問、ご意見なども承ります。
ぜひぜひ、この機会をお見逃しなく。ロビーでは、新鮮野菜の販売、コーヒーなどの販売もさせていただきます。何しろ、みやまコンセール小ホールでは、飲食が可能なのですよ。ありがたいですね。早めに12時ごろいらして、おこわ、などもご用意しますので、霧島の秋を堪能しながら、講演会にご参加くださいませね。
さて、月曜日、「光る君へ」講座が終わったあと、ソプラノ歌手・上村加代子さんのところにチラシとチケットを届けに、伺いました。上村加代子さんの本業は、「焼肉元太」の社長さん。それで、きみちゃんとユタカ君は、焼き肉も頂きました。
いやあ、めちゃめちゃ美味しい。以前も、デザイナーの村山さんと一緒に3人で焼肉を堪能しましたが、さすがのお肉で、久々に凄い牛肉を食べたなあ、という感じでした。
加代子社長との打ち合わせもできて、ユタカ君とご機嫌で霧島へご帰還。家に帰ったら、さすがにバタンキューでしたわ。
そして、昨日の火曜日、久しぶりに親友の聖子ちゃんが「きりしま月の舟」を訪ねてきてくれて、なんと4時間近くも話をしました。なつかしく、心開いて、話すことはいくらでもあります。昨日は、月の舟はお休みでしたが、ユタカ君と3人で一緒にお昼ご飯を食べて、ユタカ君のチーズケーキとコーヒーも頂き、いっぱいお話をしました。
聖子ちゃんは、きっと前世できみちゃんの妹だったと思うので(笑)、とにかく気が合うし、聖子ちゃんと組んだ仕事は、いつだって大成功でした。湧水町へ大型バス4台、根占へ大型バス2台で文学散歩を企画した思い出は、たぶん一生の宝物。
で、聖子ちゃんもまた、深く学ぶ人で、一級建築士、最近になって、図書館司書、保育士の資格を取り、勉強し続ける女性。偉いよね。素敵だな、と思います。
聖子ちゃんと入れ替わりに、お客様がお見えになりました。オフの日でしたけど、先日、カメラのレンズをなくされて、ユタカ君がそのことに協力して、「大丈夫、必ず見つかりますよ」と声かけしてくれたみたいで、その言葉で気持ちが楽になり、助かったとのこと。結局、ご近所の宮原さんちの愛犬レオが、散歩の途中にレンズの入ったカバンを見つけて、口にくわえてきたことで、警察に届けられ、警察から落とし主に連絡があったとのこと。
ユタカ君は何をしたわけでもないのですが、ただ「大丈夫、必ず見つかりますよ」との声かけをしただけなのですが、そのお礼にと訪ねてきてくださったのでした。
温かい人と人とのハーモニー。そんな調和が、いつだって月の舟にはあります。毎日、素敵なお客様がお見えになって、素敵な人と人とのハーモニーが奏でられ、本当にありがたいです。
今日は、郁未さんがお手伝いに来てくださって、きみちゃんの膨大な資料の整理も手伝ってくださって、それがまた凄いテキパキして、あっという間にたくさんの資料が整理されて、本棚に並んでいきます。郁未女神様、ありがとう。
そして、今日の午後は、8人目の月の舟女神様の誕生でした。今風に言えば、「やばくない?」(笑)。
皆様、3回の受講でみるみる成長されて、ヤッホー!きみちゃんが伝えるメッセージを素直に受け入れてくださって、どんどん成長されて、素晴らしい女神様たち。皆様、これから良いことばかり、幸せだけが待っていますからね。おめでとうございます。
きみちゃんも皆様のおかげさまで、深い学びができて、さらに成長しています。月の舟女神マスターコース、超おススメです。ぜひご受講くださいませ。全3回で33,000円。一回90分。なかなか濃厚な時間になりますよ。(090-3669-5354 mokka@po4.synapse.ne.jp )気軽にお申込みくださいませ。
あと3年で千人ヒーリングを達成したいきみちゃん。幸せな女性で鹿児島が溢れかえりますように。
ということで、明日もまた源氏物語講座。きみちゃん、がんばります。ランチもありますよ。明日は、源氏物語講座は「常夏」の巻で、鮎の話が出てくるので、田代水産に天然鮎を買いに出かけたら、なんと締まっておりました。残念。近いうちに鮎を月の舟女神ランチに組み入れますね。で、明日のランチは、さんまの塩焼きです。
いつもいつもブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。意外な方が読んでくださっていて、ありがたい限りです。これからも、たくさんの方を勇気づけるようなブログを書いていきます。ぜひ読んでくださいませ。
さあ、明日も、朝散歩を兼ねて、霧島小学校の子どもたちの登校を見守ります。そして愛の声かけをします。子どもたちもしっかりと挨拶をしてくれて、元気よく登校していきます。きみちゃん、しっかりと見守るからね。
では、明日も素敵な一日でありますように。ご機嫌さんで過ごしましょう。