きりしま月の舟

けっされおんじょ

2025.04.25更新


 いま、八重桜が満開です。アヤメの花が咲き始めました。植物の力って、素晴らしいですね。

 4月23日の天才大集合@きりしま月の舟は、楽しかったわあ。何よりも、子どもたちの素晴らしい成長を見ることができて、大感激。

 部活があって参加できない子どもたちが多かったのですが、きょうこちゃん、ともくん、ゆうかちゃん、よしまさくん、そして、もう子どもではなくて結婚もしているけれど、久しぶりにゆっくりとお話ができたじゅんちゃんも、若いって、素晴らしいな、と思えて、きみちゃんは、孫たちと同じように、子どもたちの成長が楽しみでしょうがないなあ。

 たこ焼き屋さんの清美さんのたこ焼きも、今回はじめて出店していただきましたが、それはそれは美味しくて、大好評でした。

 天才大集合は、おひとりおひとりのお力の表現が目的で、上手であるとか、下手であるとかの評価はありません。だから、プロでもアマでも同じ土俵に立つわけです。

 ゆうかちゃんの英語での梨木果歩作品の紹介、よしまさくんのエアバスケット、きょうこちゃんのギターは、本当に素晴らしかった。みんな、凄い才能の持ち主で、大感動。

 きょうこちゃんは、みんなで歌える歌を、と井上陽水の「少年時代」、「チェリー」などの曲を演奏し、何よりもきみちゃんを感動させたのは、お兄ちゃんのとも君が一緒に歌える歌を3曲目は選んで、それを演奏したってこと。

 とも君は自閉症で、18歳。きりしま月の舟ができたときからのきみちゃんのお友達です。列車が大好きで、駅名を言うのが大得意。で、きょう子ちゃんは、お兄ちゃんが駅名を言える替え歌をギターで演奏して、とも君がとなりで椅子に座って、歌いながら駅名を言ったのは、本当に素晴らしかった。

 きょう子ちゃんはまだ中学3年生ですよ。そのリーダーシップに、きみちゃん感動。成長したね。きょう子ちゃん、とも君とのお付き合いはまだ5年だけれど、これからもできる限り、応援していくね。

 きみちゃんとユタカ君は、「子どもって、全力で守らないとね」ということをよく話します。全力で子どもを守ってこそ、親であり、教師であり、大人である、という考えをつねに持っています。

 全力で守ってこそはじめて、子どもはしっかりと成長して、爽やかに巣立っていきます。子どもがきちんと巣立たなかったり、親離れ、子離れができないのは、親が、あるいは大人が、その人の課題を解決できていない場合が多いんじゃないかな。

 たとえば、夫婦間の問題を抱えている場合に、子どもを人質のようにして、間に置いておくっていうことがよくあります。子どもはお父さんもお母さんも大好きだから、どっちにも味方して、そしてあまりにも気を遣いすぎて、決断できない性格になってしまう。「いい子」を演じすぎて、疲れ果てている子は多いと思います。

 そして、プロっていうのは「人を歓ばせる」のが仕事。自分の能力を、その場を和やかにしたり、歓ばせることに使うわけです。俺って、凄いだろ、というスタンスでは、人は歓ばない仕組みになっているのが、この世の習い。

 歌がうまい人、ダンスが上手な人って、この世の中にたくさんおいでです。その中で、やはりその道を極めるというか、その道で生活していこう、と決めた人は、自分の人気度が勝負。つまり、人をどれだけ歓ばせたかが勝負。

 もっと言えば、どれだけ全力で世界を守っているか、というレベルまで行くのがプロなんだ、ときみちゃんは思うのです。

 世の中には、女にモテたい男の方が多くて、自分の才能を使って女性にもてようとされますね。フジテレビ問題で明らかになった男の方々の性癖は、この日本でもそこいらじゅうに散らばっていて、きみちゃんは、あちゃあ、これって、平安時代ですか?とびっくりするような事例もいっぱいです。

 以前、痴漢について調べたことがあって、南日本新聞の客員論説委員のときに、「おごるな、痴漢」というタイトルで短い論説文を書いたことがあります。

 そのときにわかったのが、痴漢というのは「女性なら誰だっていい」ということ。年寄りだろうが子どもだろうが、自分が「支配する」対象として、痴漢行為を行う、ということ。

 自分の才能や権力で「人を歓ばせる」どころか、人を泣かせ、怯えさせる。きみちゃんに言わせると、鹿児島弁で言う「けっされおんじょ」ですわ。「けっされ」とは腐った、「おんじょ」とは男の人。

 きみちゃんのおばあちゃんであるおフサばっばんは、自分の夫に「この、けっされおんじょがあーーーーー」とよく吠えていました(笑)。

 それで、きみちゃんには「けっされおんじょ」という鹿児島弁が、もはや血潮に沁みわたるほどの威力を持って、血肉化しております。ユタカ君に言ったことはないけどね(笑)。

 大人って、子どもを守る存在。そうでない大人をきみちゃんは「けっされおんじょ」と呼びたい。

 そうそう、「天才大集合」イベントに、95歳の和子さんもご参加くださいました。長生きもまた才能だね。ちゃんと息子さんに甘えて生き抜いておいでのそのお姿に、きみちゃん、感動しまくりです。

 屋久島からお越しのフラダンスのめぐみさん(きみちゃん、前回のブログでフラメンコダンサーと書きましたが、フラダンスの間違いでした)の踊り、きみちゃんの源氏物語のかつての受講生さんで、インテリアデザイナーでありつつ、歌手でもあるゆきさんの歌で、「愛と勇気」をみんなで思い出すことができました。大感謝です。

 校長先生とそのお友達の音楽ユニット、ライト兄弟のおふたりもありがとうございます。エレキギターがかっこよかった。えびちゃんの歌にもびっくり。山口さんの雅楽の楽器演奏、そして楽器解説も丁寧にありがとうございました。

 激務の合間を縫って駆けつけてくださった教頭先生、やすよさん、本当にありがとうございます。かおりさんにも久しぶりに会えて、元気そうで、嬉しかったな。

 午前9時からずっと、30人分のお料理を作り続けてくださった郁未さん、本当にありがとう。魂から信頼できる郁未さん。これからもずっとよろしくね。

 皆様、平日の夜に、月の舟に集まってくださって、大感謝です。本当に、生きているだけで凄いこと。それだけで、大天才だね。

 次は、5月13日(火)午後6時から、5月満月祭(ウエサク祭)。満月のエネルギーのなかで、自分の願いを宇宙に届けましょう。

 きみちゃんの願いは、世界平和。世界一小さな「月の舟ユートピア」で、誰もが生き生きと輝く空間を創造していきます。

 今日もブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。大感謝、大歓喜、大幸福です。

 いつも歓びのなかで生きること。それが人を歓ばせる原動力。きみちゃん、今日も歓びのなかで一日を過ごします。

 皆様も最高の一日をお過ごしくださいませね。