きりしま月の舟

美帆のふりみてわがふりなおせ

2022.02.20更新


 本当は、今日から2泊3日で、娘たち、孫たちと総勢9人で、旅行に行く予定でした。しかしながら、オミクロン株の感染拡大で、あきらめ、飛行機、ホテルもキャンセルしました。

 ああ、残念。行きたかったなあ。また落ち着いたら、ゆっくりと出かけたいものです。本当に、娘たち、孫たちの可愛さと言ったら、心の底から「愛してるよ」と叫びたい気分。

 今回はじめて、家族旅行の予定を組みましたが、みんな乗ってきてくれて、それだけでもわたしは嬉しかったなあ。

 そんなわたしの心を慰めるかのように、我が庭の梅の木に、赤ちゃん鳥が最近よく来て、なごませてくれます。月の舟側の紅梅、内庭の白梅、それぞれに赤ちゃん鳥が来ては、囀っています。

 梅に鶯、というのが日本文化の定番ですが、我が家に来るのは、あれは鶯なのでしょうか。あまり鳥に詳しくないので、よくわからないけど、小さくてとっても可愛い。

 自然って、いいものですね。世界がコロナ禍だろうが何だろうか、鳥たちはいつも自由で、植物は活き活きしていますね。庭を眺めているだけでも、本当に癒されます。コロナさんに感謝したいくらいに、癒されます。

 わたしは生まれ育ったのが商店街のど真ん中だったので、野山を走り回る、というよりは、アスファルトの上に石で〇を描いて、チョンパーをして遊んだ幼少期でした。

 ユタカ君は丹沢の麓に生まれ育ちましたから、いつも山を駆け上っていた、と言います。だから、運動神経がない、と自己申告する割には、庭の手入れ、山歩きなど、下半身が強いなあ、といつも感心します。しかも農家だったから、土の運搬や焚火など、ほんと力あるし、上手です。

 自然に気を取られている間に、「まん防」も延長になって、あちゃあ、という感じですが、文学講座をお休みしてみると、日々のわたしの生活がどんだけ忙しく、緊張に満ちたものだったか、よくわかります。

 頑張ってんなあ、わたし。そう思わずにはいられないくらい、毎日やることいっぱいなんだなあ。よくやってる、きみちゃん、偉い。

 そして普段、押せ押せになっていた動画作りやお金の計算、講座の予習などを、この時間ができたときにやってみると、それだけでも一日が飛ぶように過ぎるので、これに文学講座と仕込みがあるとしたら、わたしって、ほとんど神様レベルの高度な日常を送っていたんだなあ、と感慨深いです。

 自分にご褒美をあげたいなあ、くらいの気分になっているなかで、北京冬季オリンピックで、スピードスケートの高木美帆選手が、5種目に出場し、そのすべてで成果を出して、金メダルもとりましたね。

 先日、たまたまテレビで高木選手のドキュメンタリーを観たところだったので、なおさら、彼女のことが深く心に刻まれました。

 5種目制覇かあ。すごいなあ。もう身体はボロボロのなかを、金メダル。本当に凄い。

 羽生結弦君の4回転挑戦も感動的でしたけど、わたしには、高木美帆さんの5種目制覇、というのが心に刺さりました。

 高木美帆さんも凄いけど、わたしもいつだって5種目くらいは制覇してるなあ。

 文学講座、ランチ、教育、おしゃれ、芸術全般。すべてに全力投球してるなあ。

 努力することがなぜか大好きなので、やること全部に力を注いでいると、24時間では足りません。かといって、自分を追いつめているわけではないし、仕事は天職だと思えるし、楽しくやっているし、休みも上手にとっているつもり。

 オリンピック選手並みに、わたしも良く頑張っているなあ、と自分で自分を褒めると同時に、いやいや、まだまだ、わたし、行けるんじゃね?という気持ちになってきました。

 もう一歩、行けそうだよ。まだまだ伸びしろあるよね。そんな気分です。

 文学講座と教育はリンクしています。月の舟自由大学での講座、非常勤講師をしている短大や大学、また月の舟塾での、わたしの講座はつねに全力を尽くし、ただ講義をするだけではなく、大切なことを伝えていく、そのことで皆様の成長に寄与したい、というのがわたしの願いです。おかげさまで、受講生の皆様や若者たちの役に立っているんじゃないかなあ、と自信はあります。

 そのために、日々、新しいことを勉強し、新しいことを発信し、文学を教えること、ただの知識だけではない、人生、人間の真理を教えることが、わたしの基本。柱、自分軸です。オンライン講座もこの流れになります。

 女神ランチを提供してみて、とても評判がいいので、ありがたい限り。これは料理の先生であった母のおかげです。

 オリンピックで刺激され、この自分軸をもっと堅固にして、ピアノもおしゃれも着付けももっと頑張ろう、と思えました。

 ピアノやおしゃれ、芸術鑑賞は、いわば、わたしの肥やしになる部分。習い事をすることで、受講生の気持ちを慮ったり、仕事の基礎を創ったりする部分。

 ここを、もっとプロ並みにしたいなあ、と思えたのです。オンライン講座もそうですね。良いものを創っていきたいですね。

 長距離は得意だけど、短距離も頑張ってみようかな、って感じかな。

 高木美帆さんのストイックなところがいいなあ。のんびりやることも大事だけど、わたしはストイックが実は大好き。

 高木美帆さんは、周囲の人が「美帆のふりみてわがふりなおせ」というくらいに、このコロナ禍をストイックに過ごしておいでだったそう。おむすびを持参して、他人との距離ととり、マスクも頻繁に替えて、という感じだったらしいですね。

 わたしももっと自分を磨きたいもの。シャープに生きていきたい。さあ、ここが頑張り時ですよ。きみちゃん、応援してるよ。と、自分に言ってみる(笑)。

 みたけさん、そんなに頑張って、どうするんですか。休むことも大事ですよ、という声も聞こえてきます。

 そうそう、それも大事だね。でもね、わたしは頑張りたいんです。ここをかっこよく乗り切りたいんです。このコロナ禍で大幅に飛躍したいんです。

 いまが頑張り時だなあ。さあ、きみこ、やりまっせ。フレーフレー、きみこ。

 きみこは、みたけきみこの応援団長。もうひとりのきみこ応援団長のユタカ君とともに、張り切っていきますよ。

 昨日も今日も、きりしま月の舟、初めての方、久しぶりの方、たくさん訪ねてくださいました。お土産もいっぱいいただきました。お野菜、漬物、本、いちご、お花。ほんとにいっぱいいただいて、感謝、感謝、感謝。

 皆様の優しさに深く感謝しつつ、さあ、コロナ禍、かっこよく乗り越えていきます。

 3月19日、20日、21日のきりしま月の舟2周年イベントで、まずは大成功まちがいなし。

 ぜひ、皆様、お越しくださいませ。感染対策もばっちりとやりますからね。たくさんの方の気持ち良いご協力をいただき、もうイベント前から、豊かな気持ちになっています。

 19日の読書会、20日の月の舟コンサート、21日の「女神、大集合」。フライヤーも出来上がりました。また、あらためてご案内しますので、ぜひこの3日間、楽しんでくださいませ。

 2月は、23日(祝)、26日(土)、27日(日)が「きりしま月の舟」の営業日です。月の舟にて、ゆったりとお過ごしください。ランチもやっています。

 わたしたちを成長させてくれる、オリンピックさん、コロナさんに深く感謝して、今日はゆっくりと休みます。

 おやすみなさい。明日も元気に明るい一日を過ごしましょう。