きりしま月の舟

美しい自由

2023.08.17更新


 本日8月16日は、きりしまの女神きみちゃんの66回目の誕生日でした。

 たくさんの方からのお祝いメッセージ、ありがとうございます。とても嬉しく、大感謝です。今日はカフェも開けましたし、仕込みもいっぱいあったので、ご返信がまだの方、もう少しお待ちくださいませね。しっかりとご返事申し上げます。

 来年、令和6年6月6日は、36回目の結婚記念日で、しかもきみちゃん66歳ということで、6がいっぱいあるので、「666祭り」を開催予定。会場は鹿児島市磯にある島津重富荘、そこで120人予定の大パーテイをやります。もう準備に入っているところ。きみちゃんは、なんでもやることが速いのです。

 ちなみに、会費2万縁、というのも決まっております。できれば、その日に「株式会社 月の舟」の発足式もやりたいなあ。

 66歳になった今日は、来年の6月6日に向けて、さあ、スタートだわ、という気持ちで充実感満載。素敵なお誕生日になりました。

 今生が人間最期の年、来世はきっと宇宙人としてどこかの星に生まれ変わっていると思うので、あと人間をやるのも35年ほど。一応101歳まで生きるので、35年という数字をはじき出しています。

 そして、101歳で死ぬときは、ピンピンコロリ、で最後まで自力で動けているはず。奇跡のような35年を過ごしたい、と自分の人生を祈っています。

 わたしの人生は、どんなときも強運で、最高に幸せで、素晴らしい66年でしたが、これからの35年はわたしの人生で最高の期間になるでしょう。

 わたしの人生、何が最強運だったかというと、何をさておいても、ユタカ君との出会いです。彼に出会ったことで、わたしの人生が大きく輝きました。文学の道を歩むことができましたし、娘3人、孫4人に恵まれ、最高です。子育て、孫育ての楽しさをたっぷり味わうことができています。孫育てはまだまだ続くので、とっても楽しみ。

 そして、今思うのは、商売の家に生まれたことは、わたしにとって、とっても意味があったんだなあ、ということ。

 わたしが生まれた年に、両親は商売を始めたそうです。それまでは鍛冶屋を営み、農機具などを販売していたそうですが、農業が機械化されるにしたがって、鍛冶屋が廃れ、両親はガス屋に転身しました。

 それが高度成長期の日本で、大当たりの商売となり、わたしの成長とともに、家業はどんどん大きくなっていきました。高校卒業時に、拠点を串木野市から伊集院町の方へ移しましたが、そのときは、敷地300坪、建坪が100坪の家を両親は建て、引っ越し祝いも100人単位のものを何回もやるくらい盛大で、大きな家に住むことができるようになりました。

 わたしが生まれた時は、六畳一間に家族6人、わたしはほとんど隣りの祖父母の家で育ちました。それが18年の間に急成長し、一千坪になったわけです。

 家業は、兄、弟、甥っ子たちが受け継いでくれて、がんばってくれています。ユタカ君も常務取締役として、実家の仕事を手伝ってくれていましたが、わたしが天文館に「文学サロン 月の舟」を出したときを機に、実家の仕事を辞めて、わたしと一緒に仕事をしてくれるようになりました。

 ほんと、ありがたいです。ユタカ君の仕事の能力は半端なくて、事務的なこと、補佐的なことに対する力は、素晴らしいです。リーダーとして人を引っ張るのは、わたしが得意とするところですので、良いコンビでやらせていただいています。

 わたしは、文学を専門としていますが、商売力もあるので、どこかに勤めてサラリーウーマンをするのは、どうもダメだったかもしれません。たった1年だけ普通に勤めましたけど、勤めることに何の未練もないですね。

 それよりも、ずっとフリーで仕事をしてきて、実に楽しく、自由で良かったなあ、と思えます。鹿児島県立短大は、今年で非常勤講師歴が26年目になりますが、20歳前後の若い人たちと接することは、わたしの大得意とするところで、周りの先生方がアタフタされるような事象でも、わたしにとっては、ものごとがよく見えて、若者に寄り添うことができる、と自信があります。

 もちろん、人は人を救えないので、わたしが誰かを救うことができるとは思っていませんが、気の弱いカウンセラーさんよりは、人を受け入れることにおいて、その人と差しで向かい合うことにおいて、わたしはかなりパワフルなので、とっても自信があります。

 思えば、わたしが育った家は、毎日誰かが大声をあげているとか、喧嘩しているとか、批判し合っているとか、実に賑やかでしたので、それで少々の騒動にはビクともしないかな。実家の野生に育てていただいたな、と思います。

 みんな、わたしのことをお嬢様と思っておいででしょうが、実は「やくざ」な家で育ったお嬢様なのです(笑)。

 さらに、わたしはシャーマンになってから、つまり、自分のシャーマン性を自覚してから、若者たちをきちんと受け入れることにおいて、エネルギーワークという手法を知ったので、それが大いに役立っていますね。エネルギーワークって、ほんと、凄いです。この宇宙の存在を心底、信頼しています。

 わたしの人生に、恐怖とか不安はほとんどないのです。人間が怖い、ってこともないですね。

 思えば、実家の家業が商売だったので、これがうまくいかないと、明日、夜逃げしないといけないんだよ、という話を両親はいつも笑って話していて、へええ、明日、みんなでリヤカーを引いて、荷物を積んで、どっか旅にでるのかあ、と幼いわたしは、事情もわからないのに、なんだかとってもワクワクして、そんな人生もいいよね、と思う子どもでした。

 ダメなときも何とかなる、という想いは、わたしをかなり強くしてくれていると思います。コロナ禍でも、お金がどん底のときでも、わたしって、なんとかなる、と思えるのです。女神となった今は、さらに最強です。

 先日8月14日に、鹿児島市内に出て、母校の日本女子大学の同窓会組織の事務(これでわたしは役員を終えて、最後の仕事)があり、それをすませ、鹿児島県立短大と鹿児島大学に成績提出のことで出向き、いっぱい用事を済ませたあとに、午後1時に、実家の伊集院にあるステーキ屋さんに出向いて、前倒しの誕生日祝いをしました。

 久々に「ヒレステーキ」を頂きました。いやあ、美味しかった。ユタカ君とふたりでお祝いしましたが、姪っ子ちゃんを誘えばよかったな、とあとで反省。ま、そのうちいつも実家のお掃除をしてくれている姪っ子ちゃんにお礼をしないとね。

 で、まだまだコロナ禍で気の抜けない世の中なのに、決して裕福でもないわたしたち夫婦なのに、こうしてステーキを当たり前のように食べることができることに、もちろん感謝し、さらにケチケチしない自分に本当に惚れ直しました(笑)。

 偉いなあ、わたし。ステーキが食べたい、と思ったら、食べる。あれが欲しい、と思ったら、それを手に入れる。そういう自分が、最近、とっても気に入っています。これまでは、貧乏人なのに、あら、ステーキ食べてるわ、と自分で自分を許せなかったかもしれません。でも、最近、わたし最強なんです。

 その誕生日前倒しの日に、書店でいっぱい本も買いました。そのなかの一冊が『宇宙意志が教える最強開運術』(秋山眞人 さくら舎 2023年4月)という本。この3日間で3回読みました。

 宇宙でも神でもいいんだけれど、そういう極大のもの、すべての限定を超えてしまった意思が、私を守っている。私と一つであるーーそう思うことが、開運学、成功学の究極だと思います。

 著者の秋山さんの本は、ほぼ全部読んでいますが、この言葉が今回は刺さりました。

 自己肯定感なんて、生易しいものではない。自己価値を究極まであげる。わたしであれば、「女神」と自分を呼んだ時点で、女神に守られ、女神として生き、自分の思い描く最高の人生を歩んでいる。

 秋山さんは、仕事で成功するときは、3年という期間を設けたら、その成功後の自分の人生を綿密に空想する。立派な家に住んでいるとしたら、床は木なのか、大理石なのか、どこにどういうものが置いてあるのか、までをイメージする。

 わたしが目指す理想の未来は、月の舟ユートピアが目の前に広がっている図。隣りの3区画を買い足して、約千坪ほどの敷地を持ち、温泉施設(といっても小さい家族風呂程度ですけど)があり、誰かが泊まりに来ても大丈夫なお部屋が自宅とは違うところにあり、小さなホールもある。

 以前、学習施設を創りたい、と言っていたときに、あまり建物を建てたら、娘たちが困るかな(税金とか管理とか)、と思ったりもしましたけど、ま、わたしが死んだら、全部ぶっ壊してくれてもいいし、売り飛ばしてくれてもいいし、娘たちの好きにすればよい、と思いますが、自分が生きている間は、自分の好きにしたいな。

 もう、他人の思惑とかに振り回される人生は嫌だな。というか、そんな人生はこれまでも生きたことがないですけど(笑)、徹底して、わがままに生きていこうと思うのです。

 美しい自由、そんな言葉を、秋山さんは著書の中で書いておられました。「自他共楽」に基づく自由。自分も活かし、他人も活かせる自由。そんな感じかな。

 自分だけ自由で、他人が虐げられている、というのではなく、みんながそれぞれのことをして、それぞれに幸せである、という感じがいいなあ。

 わたしの大きなテーマは「みんな仲良く」ということです。尊敬し合い、信頼し合い、感謝しあう。ただ仲良くではなくて、最高に仲良くする。他人の行動を見張ることなく、批判もせず、他人のために生きるわけでもなく、心配もしないで、ちょっかいも出さず、お互いが自由で、最高に幸せな状態。

 いまのわたしたち夫婦の在り方が、まさにそうです。お互いが尊敬しあい、信頼し合い、感謝しあっています。

 誕生日の今朝、ユタカ君がわたしのために塩麴パンを焼いてくれました。これで2回目です。ユタカ君のパン、本当に美味しいのです。めちゃめちゃ美味しいのです。

 カフェでスイーツを担当してくれてから、チーズケーキとか神業のように美味しいので、「朝、焼き立てのパンが食べたいなあ」と、ユタカ君にお願いしたら、すぐにレシピを探して焼いてくれて、それが最高に美味しかったので、また今朝もお願いしたのでした。

 こんな素敵な夫、そんじょそこらにはおりませんわ。えへへ。ありがたいね。ユタカ君は、いつもわたしを褒めてくれます。「最高だね。頭はいいし、かわいいし、料理は上手だし、優しいし」と。

 そのおかげさまで、わたしも自分で自分の価値を高めることができています。大感謝です。これまでは、どこか贅沢をすると、自分で自分を責める癖があったように思います。きっとそれは母の口癖「貧乏人のくせに、贅沢ばっかりして」という言葉の呪縛にかかっていたかもしれませんが、今は、すっかり克服できているなあ、と感無量です。

 貧乏人だって、贅沢をしていいんですよ。それに母は、超絶嫌味は連発しましたけど、なんだかんだと多大な経済的援助をし続けてくれました。これはもう、助かりましたし、ありがたいし、感謝してもしきれないことだなあ、と思います。

 先日も母の施設を訪ねたときに、母はとても身ぎれいにして、三女がプレゼントした服を着てくれていて、それがとてもよく似合っていて、とても元気そうでした。車いす生活ではありますが、食欲もあるそうで、顔色も良いです。

 これがひとり暮らしだったら、自分の食事への配慮が足りなくなったかもしれませんが、施設にいることで、母は生まれて初めて、と言っていいくらい、他人様の食事を謳歌しているみたいです。わたしやお嫁さんたちが何を作っても、自分の方が上手だから、というプライドが邪魔をして、何も食べてくれませんでしたからね。

 寂しいこともあるでしょうに、帰る、と駄々をこねることもなく、静かに施設で気品高く暮らしています。あっぱれ、だなあ、と尊敬します。わたしは母の上をいき、100歳まで自力で動けるように頑張ります。そんなことを想えるのも、母が立派だからですよね。

 2025年には、株式会社「月の舟」が稼働し、顧客300名を超え、文学講座、カフェ部門、ヒーリング部門の三つがそれぞれに連動して、美しい輪を描いています。

 月の舟が繁盛することで、雇用が生まれます。近場の方が働く場ができます。ひとり暮らしの方も寂しくないし、集まる場所ができて、お友達も増えます。

 文学講座で、本物の知性を学び、カフェで旬の食材を活かしたランチやスイーツや飲み物を提供し、ヒーリングで潜在意識の奥底までを癒していく。

 「学び」「食」「癒し」、「尊敬」「信頼」「感謝」。自分の価値を高め、自分は凄いんだ、と心底思い、遠慮せずに、自分を生き切る。

 今日は、受講生の方がお祝いを持ってきてくださいました。昨日は葡萄が届きました。毎日のようにカフェのランチを召し上がってくださる方があります。お隣りの宮原さんから、大きな鯛が届きました。

 そうそう、横浜で開催されたポケモン世界大会で、わが孫のショウリ君は、世界24位で入賞したそうです。凄いよね。日本で7位だったので、世界大会出場資格を持ち、世界大会で素晴らしい成績を収めることができました。ブラボー!凄いね。感動です。

 あさっては、鹿児島に来るので、いっぱいいっぱい褒めてあげますよ。弟のカナト君もいっぱい抱きしめてあげるね。全力で、孫たちを愛していきます。

 きみちゃんは、今日できることを精いっぱいやる。できなかったとしても、自分を責めない。どんなときも、自分を許す。自分を全力で愛しきる。

 夕方、ユタカ君と温泉に行きました。今日はわたしの希望で関平温泉へ。家族風呂が空いていたらいいね、と言っていたら、なんと空いていました。暮れなずむ空を眺めながら、ふたり並んで温泉に浸かる豊かさ。

 自宅に帰ったら、美味しいご飯とお酒で乾杯。こんな幸せがほかにあろうかい。毎日が大幸福、大歓喜、大感謝。

 今日の気づきは、まだまだきみちゃんも自分を許していないところがあるなあ、贅沢していいんだよ、贅沢は素敵だよ。ばかみたいな空想をしていいんだよ。空想は素敵だよ。細部まで細やかに未来を想定して、本気の成功を導き出そう。

 美しい自由。自由であることに、きみちゃんったら、うしろめたさを感じていたかも。もっと自由でいいよね。わたしが自由であることで、世の中全体が自由になるのよ。贅沢しましょ。稼ぎましょ。癒しましょ。勉強しましょ。

 きみこは自由の女神だ!自由であることに本気になれた66歳の今日。素晴らしい一日をきみちゃん、ありがとう。

 スーパーきみちゃんからのメッセージ、もっと創造性を発揮できるよ、ですって。遠慮しないよ。弾けるわ。

 8月20日(日)午前10時から11時半、「紫式部と藤原道長」のお話をします。ドラマ「光る君へ」へ向けて、紫式部と藤原道長の関係をしっかりと押さえておきましょう。どなたでも参加できます。参加費千円。ZOOMあり。

 8月27日(日)午前10時~14時。「大江健三郎シンポジウム」@きりしま月の舟。いやあ、これはもう世紀のシンポジウムですわ。島村輝先生、渡邊英理先生のおふたりをゲストにお迎えして、この3月に亡くなられた大江健三郎さんの作品世界を語ります。

 きみちゃんも、先日台風の真っただ中で、「燃えあがる緑の木」第3部までを読み切りました。ほほお、と感動です。言葉のち密さが違います。物語の運びに、「古事記」的な日本神話の本質を感じさせます。ああ、読んでよかったなあ。

 きみちゃんはどちらかというと、自分が「月の舟」という組織を運営するにあたって、その現実と大江ワールドをリンクさせながら読んでいるので、超個人的な読みになっていると思いますが、島村先生、英理先生は、文学全般からの位置づけで大江さんをそれぞれ自由に大胆に語ってくださるでしょう。

 島村先生は、最高の研究者であり、人格者であり、とってもわかりやすくお話してくださるでしょう。英理先生は、今を時めく日本文学研究界のアイドル、と言っていいくらい、大人気の評論をされる方。美人で超頭がよくて、大きな言葉の世界を縦横無尽に闊歩している感じ。

 ピアニストの脇絢乃さんの演奏も見逃せません。大江光さんのピアノ曲を3曲、そして、彼女の得意とする曲を最後に演奏してくださいます。

 わたし自身がワクワクして、超たのしみで、弾けています。わたしのことですから、きっととっても上手に司会をするでしょう。これ、自信があります。トークやピアノ演奏、そしてランチを愉しんでくださいね。

 ご興味を持たれました方は、どうぞ遠慮なくお申込みくださいませ。残席わずかですが、このように素敵なイベントを見逃すのは、とってももったいないので、お席は何とかしますよ。ぜひご連絡くださいね。(mokka@po4.synapse.ne.jp 090-7536-6672)。

 ああ、わたしって、良いことしてるなあ。これまで頑張ってきたから、きっとこれからも良いことが続くよ。素敵すぎる、わたしの人生!

 他人の思惑を気にしない。自分の意思を信じて、尊敬して、行動しましょう。それは決して間違えていないのですよ。

 きみちゃんは、この大江健三郎シンポジウムを心から推薦します。自分で企画しながら、自分で感動しています。素晴らしい先生方もいらしてくださいます。参加者の皆様も素晴らしいです。専門家も素人さんも、みんな素直になって、ただただ大江ワールドを愉しみましょう。大江さんは大きなものをわたしたちに手渡してくださっていますからね。

 いつもブログを読んでくださいまして、感謝しています。今日はまた一段と成長した自分を感じています。

 これからもこのブログはしっかりと続けていきます。ぜひ読んで、癒されてくださいませ。ではまた、お会いしましょう。