きりしま月の舟

甘え上手

2025.10.17更新


 もう10月半ばなのに、昼間はなぜか暑い。この霧島でも30度越えみたい。朝晩は、とてもさわやかな風が吹いているので、<秋>なんですけど、昼間はまだ真夏。

 昨日、今日と、きりしま月の舟にて枕草子、源氏物語講座。いつもの定期講座です。ありがたいことに、きみちゃんの受講生の皆様は、とても熱心な方ばかりですので、やりがいがあります。感謝、感謝です。

 講座が終わり、お客様が一段落したところで、ユタカ君と国分の街まで買い物に行きました。昨日も今日も続けて行きました。昨日は、国分山形屋内のレースのお店が、きみちゃん、大好きなので、そこでのセールがあって、レースで縁取られたテーブルクロスを買い、プレゼントもいただきました。台所用のミトンと、テーブルの上に置くマットがプレゼントで、実はこれが欲しくて、テーブルクロスを買ったようなもの。もちろん、テーブルクロスも大変気に入りました。

 今日は、国分の大きなホームセンター「ハンズマン」で「ガラクタ市」というのがあって、ユタカ君とはじめて行ってみました。霧島に引っ越して13年目。こうした定期的なイベントをだいぶ知ることができるようになって、わくわくと出かける機会が多くなりました。

 ガラクタ市で、ハンデイ掃除機が半額で買えて、ほくほく。いやあ、文房具なんかも80円とかであるし、いろいろ買えて、とっても楽しかったな。

 霧島市の中心地・国分の街は、きみちゃんがイギリス留学時代に住んでいたブライトンの街に似ていて、なんだかほっとするのです。

 きみちゃんは、ホーブという小さな海沿いの町に住んでいましたが、バスで20分ほどで、映画館や飲食店や教会なんかがあるブライトンの街に出ることができます。その距離とか、街の賑わいとかが、ホーブとブライトンの関係と、霧島神宮周辺と国分の関係が似ている気がして、その距離感が好きなんですね。

 イギリスから帰ってきたとき、まず成田空港が宇宙ステーションですか?という感じでしたが、鹿児島市もまたロンドンよりも近代化した都市に見えましたよ。

 ヨーロッパの古い街並みに比べて、日本の近代化たるや。今住んでいる霧島は、国分の街の近代化と霧島神宮の神秘性と自然の豊かさのバランスがとてもよく取れていて、そこが気に入っています。

 おかげさまで、毎日リラックスして、豊かに暮らすことができています。たぶん、68歳にしては、実によく働いていると思いますし、暇な時間というのはほぼないのですが、気持ちの余裕ができて、まあ、ゆっくり行こうか、という気分で生きることができて、本当に嬉しく、大感謝です。

 40歳代が特に忙しかったと思うのですが、毎日、何かしら講座があって、今日は源氏物語、明日は古事記、あさっては男女共同参画の講演、みたいな感じで、毎日違う講義をしていました。だから、毎日講座や講演の準備に追われ、子育て中ながら、頭の中は、仕事の段取りでいっぱいだったな。

 それが今、毎日カフェのお仕事はありますし、仕込みは手を抜けませんけど、講座は週1回から2回、女神ヒーリングが3日置きくらいかな、だから、毎日何かに追われることもなく、きみちゃん史上初のゆったりライフを営むことができています。

 ゆったりながら、毎日読書をしたり、授業の予習をしたり、こうしてブログを書いたりするのは、本当に大好きです。読み書きが好きなんですね。そして、毎日、オフの日でも、料理、英語の勉強、温泉通いは欠かさずにいるし、あとは、運動と散歩を習慣化すれば、きみちゃんの人生はコンプリート。

 旬のお野菜をたっぷり摂って、豊かな食事をしているので、病気知らず。ユタカ君という大の味方がいるので、ストレス知らず。

 ユタカ君曰く「きみちゃんは、甘え上手だよね」。へええ、そんなこと思ったことがなかったけど、確かに、自分にできないことは、さっさと人に頼んだり、やってもらったりして、人に迷惑をかけてはいけないとか、あまり忖度しない性格ではありますね(笑)。

 それをユタカ君は「甘え上手」と言ってくれるのですが、きみちゃん的には「自分を甘やかし上手」だと思います。

 自分を甘やかす。これをしてはいけない、あれをしてはいけない、というのがほぼない。抑圧されると、一気に息苦しくなってくる。

 まじめなユタカ君が「そんなことをしちゃだめだよ」と言ったりするだけで、とたんに息が苦しくなり、離婚したくなる(笑)。だから、そんなときは、夫の意見を絶対に聴かない。親の意見もほぼ聞かずに育ってきたけど、この年になっても夫の意見を聞かないわがまま妻。

 それがいいんだよね。きみちゃんがユタカ君にこんなに愛されているのは、わがままだから(笑)。両親も特別、きみちゃんをかわいがってくれて、いっぱいわがままを聞いてくれたっけ。

 他人の意見を聞いていたら、自分の直観力が乱れるんだよね。直観のままに生きていたいのに、指針がぶれると、体調まで悪くなってしまう。

 そういえば、今思い出したけど、お見合いをして、あまりに気を遣い過ぎて(断ったら迷惑かな、でも、あまり好きになれないし、と思っていたら)、自立神経失調症になったことがあったな。

 そうそう、はじめて大きなイベントを手掛けて、ひとりで動き回って、ポスターだのチラシだのを配っているときに、ある日、自宅を出ようとしたら、あ、忘れ物をした、と思って引き返し、車で出かけるけど、また忘れ物をした気になって戻って、3回くらいそんなことを繰り返して、「いや、今日は出かけるのをやめよう」と思って、ひとりベッドに横になったら、涙が溢れてきて、さめざめと泣き続けていた日があったな。

 あのイベントは歴史に残るくらい大成功だったけど、きみちゃん、鬱直前くらいの危うい精神状態も体験したわけだ。そんなきみちゃんをユタカ君もほかのスタッフも知らないだろうね。いつだってパワフルだから。でも、あのときは今思えば、やばかった。

 あれから30年は経って、女神になった今は、女神きみちゃんと対話して、「あれはどう思う?」と聞くと、神様とか宇宙とかって、全肯定だから、「大丈夫だよ」「それでいいんだよ」「そのうち、そうなるよ」としか言わないから、結局はきみちゃんの思い通りになっていくってわけさ(笑)。

 ということで、直観的に生きているきみちゃんは、11月1日のコンサートを俄然、がんばろう、たくさんの方に来ていただきたいな、と思って、急に走り出しています。このコンサートは、月の舟をお貸しする形のコンサートですから、集客はそこまで責任は伴わないのですが、篠笛のYOKOさんが大好きだし、初めてお会いする11弦ギターの辻さんも古神道の修行を霧島でなさったことがあるとのことで、愛と光溢れる癒される素敵な音楽が月の舟を満たしてくれると確信していますから、たくさんの方に癒されてほしいなあ、と思います。

 10月18日(土)午前10時から「村上春樹マラソン」がきりしま月の舟であり、これはユタカ君が中心になっている読書会なので、きみちゃんはオブザーバー的にゆったりと構えておりますが、いつもいつも素敵な皆様と充実した読書会ができて、本当に嬉しいです。

 飛び入り参加も大歓迎ですので、どうぞお気軽にご参加くださいませ。参加費は1500円。18日は短篇集『女のいない男たち』を読みます。

 11月1日(土)は、月の舟女神ランチも提供しますので、お早めにいらしてくださいますと、さらに癒されますよ。

 そんなこんなで、愛と癒しがいっぱい詰まった豊かな「きりしま月の舟」。本当に癒されます。自分で言うのもなんですが(笑)。皆様、はじめてのお客様でも常連さんでも、ここに来ると、ほっとする、リラックスできる、と言ってくださいます。

 さあ、明日も一日、リラックスして、きみちゃんもユタカ君も静かに、でも元気よく働き、皆さまに愛と笑顔を振りまきますよ。どうぞ、ゆったりとしにお越しくださいね。

 女神ヒーリングの新しいパンフレット作成、月の舟キッチン改装の準備も着々と進んでいます。どんなときも挑戦、どんなときもわくわく。どんなときも癒しとリラックス。

 いつもブログを読んでくださいまして、大感謝です。11月5日からのお孫ちゃんお産サポートのために、お掃除だの、整理整頓なども着々と取り組んでいます。

 すべてが愛おしい。すべてが愛であり、癒しである、そんな世界にいることを魂から歓び、豊かさを満喫して生きていきます。