きりしま月の舟

深く生きなさい

2024.03.18更新


 久しぶりのブログ書き。いやあ、毎日が充実しまくり。一日中、大歓喜と大感謝に包まれて生きている大幸福。

 今日は、鹿児島県立短大の卒業式。これまでコロナ禍で、卒業式は学生さんだけ出席の4年間でしたから、鹿児島県立短大で28年間も非常勤講師として講義し続けているきみちゃんは、この4年間は、卒業式に来賓として出席が叶わず、寂しい思いをしておりました。が、今日は4年ぶりに卒業式に出席できて、嬉しかったなあ。

 大快晴のお天気。お天気まで卒業式を祝っているようです。きみちゃんの授業を受けてくれた11人(一年生も併せて全体で25人、ひとり休学中)に直接会えて、良かったなあ。

 ユタカ君の運転で霧島を早めに出たら、卒業式は午前10時からなのですが、午前9時20分には着いたので、袴姿で体育館前にいる学生ちゃんたちとゆっくり話すことができて、とっても嬉しかった。

 みんな4年制大学に編入したり、就職が決まったり、とそれぞれの道が決まっているようです。ひとりひとり個性的な袴姿で、とっても美しい。若さでぴちぴちしてる。昨年8月の大江健三郎シンポジウムに参加してくれた学生さんたちも上気した面持ちで、「みたけ先生」と声をかけてくれたEさんは、日本文学科の総代として、堂々と卒業証書を受け取っていました。

 誇らしいなあ。こうして若者の成長に寄り添えるこの仕事が継続できるって、とっても素晴らしい。

 人はみんな崇高で豊かで素晴らしい存在です。年齢の上下、お金のあるなし、学歴のあるなし、そんなものは全く関係なく、それぞれが個性的で、すでに豊かで崇高です。

 30年近く、子どもから大人まで、文学を「教える」ことを生業としてきて、いま、「みんな最高傑作だわ」という結論に至っています。

 きみちゃんは、文学の先生として、学生ちゃんたちの背中をしっかりと押し、専門的な知識を伝え、全力で生きる姿を見せています。若ければ若いほど、きみちゃんの全力のエネルギーをバシッと受け取ってくれて、だからそれだけに責任も歓びも大きくて、毎年、とても充実した経験ができて、ありがたい限りです。

 年齢が上の皆様も、きみちゃんのことを大切にしてくださって、きみちゃんの生命力を褒めてくださいます。ありがたいことです。

 先日、温泉に行った帰りに、車を運転しながら、「きみちゃんからみんな何を学んでいるかな?」という疑問がふっと起こって、その答えは「深く生きなさい」ってことだな、と自分で答えを出しました。

 そうそう、上滑りで生きていると、ろくなことはない。深く自分を生きなさい。他人の思惑に振り回されることなく、しっかりと自分の使命、役割、唯一無二の人生を生きなさい。

 そのことをさらに大きな声で言いたい。あなたの五感、あなたの直観、あなたの個性、それらを大切にして生きるのだよ。

 卒業式に参列しながら思っていたのは、もう世間が求める人材、学校教育が目指す人材像は、21世紀の生き方には合致しない。素直で、親や上司の言うことを聞いて、使い勝手の良いロボットのような人材は、もうすでに21世紀の世界にはそぐわなくなってきている。

 なのに、そこからはみ出る人々を、既存の社会は、社会不適格者としてどんどん疎外していっているように思います。

 実は、そんな風に他人様を疎外している人が、他人を不適格者として疎外すればするほど、自分もまた既存の社会から置き去りにされているのです。

 だって、もう既存の社会はありませんからね。古い社会、ピラミッド型の上下関係の社会は崩壊寸前ですから、そこにしがみついていても、何も良いことはない。気が付いたら、自分がが我慢している場所に誰もいなくなっていることもありうる。

 高度成長期を支えた、夫が外に出て働き、妻が家を守る、という構図がなぜ崩壊したか、というと、夫婦関係に上下が生じたからです。夫が上、妻が下、というように。お金を稼ぐ人が凄くて、家事をする人はそれ以下、みたいな。

 けれど、仕事だけが人生ではなく、お金だけが人生を左右するわけでもなく、いつの間にか、お勉強はできるけれど、家事がちっともできない、自分のためにご飯も作れない、掃除もできない、自分に優しくできない人が量産されています。

 仕事や勉強に夢中で、他人に目がいかない。それも仕事や勉強が好きなわけではなく、社会から落ちこぼれないためにやっているだけで、大好きなことをわくわくしながらやっているわけではないので、自分にも集中できない。

 きみちゃんは、結婚したときからずっとユタカ君と対等でありたい、と願ってきました。娘たちとも対等でありたい、孫たちとも、学生さんたちとも、受講生の皆様とも、「対等」であることを意識してきました。

 だから、霧島小学校の子どもたち、孫たちも、同じ目線で、同じ高さでつきあうので、みんなきみちゃんのことを大好き。モテモテです(笑)。

 モテる秘訣は、対等にあり。対等であることは、自分も他人も尊敬し、感謝する気持ちを同じように持つ、ということです。

 子どもだから、女性だから、男性だから、外国人だから、と差別も区別もせずに、対等に付き合う。

 そこが、深く生きることの入り口。自分も他人も尊敬し、感謝する。

 そして、自分の宇宙が広大であることを自覚すること。きみちゃんにはきみちゃん独自の大宇宙があり、可能性は無限で、地球人としての肉体だけではなく、魂というものがあって、それはさらに無限なのです。

 だから、どんなことがあっても、きみちゃんの無限の宇宙からすれば、それはとっても小さなこと。ちょっともぞもぞすることとか、いらっとすることとかあるけど、そんなの小さい、小さい。

 きみちゃんは、自分のことを尊敬し、感謝します。そう唱えると、さっと消えるようなもやもやにしかすぎません。

 大成功も、大幸運も、大幸福も、ぜんぶ決まってる。だから、毎日が上機嫌でいられるのです。

 さて、今日は卒業式のあと、ユタカ君がまた迎えに来てくれて、カフェ「アルカナ」さんでランチ。ふっと思いついて「アルカナ」さんに伺ったら、3月26日で下伊敷に移転とのこと。珍しく、ユタカ君が「アルカナ」行こう、と言って、本当は行くはずだった地球畑カフェがお休みだった、というのは、なんという幸運。アルカナさんの移転に間に合って、良かった、良かった。

 その後、有機食品のお店、地球畑でいっぱい買い物をして、久しぶりに、鹿児島中央駅前の「おさかなセンター」に寄ったら、「あらあ、ママ、久しぶり」とおばちゃんもおじちゃんも大きな声であいさつしてくださいます。

 いやあ、このお魚屋さん、きみちゃんのことをBARのママか、割烹の女将と思っておいでみたいで、今日も県立短大の卒業式に出席したんですよ、と言うと、そっか、そっか、「偉いね、ママは。学校の先生もして、お料理もして」と言ってくださるので、「もうひとつ仕事があるんですよ」とヒーラーであることをお話しすると、きょとんとされていました(笑)。

 人生相談を受けています、と言い換えたら、納得してくださいました(笑)。それにしても「ママ」というのはなんだかなあ。次からは「きみちゃん」と呼んで、とお願いしておきましょう。

 お魚、たっくさん買いました。シマアジ、天然鯛、えび、きびなご、タコ、牡蠣、もずく。こんなに大量に買い物ができる幸せ。どのお魚もぴんぴんと新鮮です。この食材でお料理ができる幸せ。ありがたすぎます。

 今夜も、祐太君がお野菜を届けてくれて、我が家で夕食をともにしてくれるし、またもうおひとり、おひとり暮らしの方を昨夜お招きしたら、「美味しい」とあまりにも感激してくださったので、じゃ、今夜もどうぞ、とお誘いしたのでした。

 バタバタと夕食を準備しましたけど、お刺身盛り合わせ、ジャガイモのサラダ、豚バラと小松菜とマイタケのオイスターソース炒め、白しめじとクレソンのバルサミコ酢炒め、エビとスナップエンドウのパスタ、お味噌汁、と次々にお出しすることができました。

 もちろん、おふたりとも「美味しい」と連発。

 こうして、「美味しいね」とみんなで言い合いながら、食事をし、掃除をし、片付けをする時間の大切さを忘れすぎている。みんな「仕事、仕事」と言って、大切なことから逃げている。

 ひとりひとりがあまりにも疎外されすぎています。失敗とか、その組織に不適合とかで、疎外された人をまた共同体に連れ戻す作業も一切、なされない。ひとりひとりが、その人生で生きていく場所は、もちろん自分で決めることができるわけですが、その共同体での「困ったさん」を追い出し続けていても、また「困ったさん」がやってきて、悪循環です。

 どんな人も、どんなことも「受け入れる」。その器量が必要です。「帰っておいで。ここはあなたが安心して過ごす場所よ」と言って、優しく受け入れる。それができる人に、わたしはなりたい。

 就職が決まり、安心して生きる環境ができる。それはとても素晴らしいことです。そのことに感謝しつつ、そこにしがみつくのではなく、さらに成長して豊かに生きて行けるように、自分を磨き続ける。

 この自分を磨くことを忘れている人が多いんじゃないか、ときみちゃんはいつも思います。自分を磨くとは、すなわち「感謝する」ってことなのです。周りのあらゆることに感謝しまくることです。そこからが自分磨きのスタート。

 他人を蹴落としてでも自分だけ助かろうと思う人が、光源氏のようなスーパースターになれるわけもなく、光源氏は自分を磨きつつ、他人にもその光を分けてあげていたから、スーパースターになったのです。

 そんなことを想うこの頃。自分を尊敬し、自分に感謝し、自分を磨く。そのことで他人を照らし、潤し、ともに成長していく。無限の宇宙のなかで。

 いま、よしもとばななさんの『王国』を読み返しています。やはり、素晴らしすぎる。ばななさん、ありがとう、こんなに素晴らしい小説を書いてくださって、大感謝です。

 真理様との打ち合わせも進み、あとは資料作成を残すのみ。シナリオもできています。何よりも、姶良市少年少女合唱団の有志の皆様が、復興ソング「花は咲く」を二重唱ですでに準備してくださっているとの、ピアノのちあき先生からのご報告で、とっても心が温かくなり、大感謝、大歓喜です。ありがとう、姶良の子どもたち。

 よしもとばななイベントの最後に、復興ソング「花は咲く」をみんなで歌い、真理様の振付でフラダンスを踊ります。

 みんなで大感謝、大歓喜のエネルギーに包まれましょうね。午前11時からは、紅茶、コーヒー、ホットサンド、おはぎ、おこわ、お野菜の出店もありますよ。気軽にお越しくださいね。きっと、桜の花が見ごろでしょう。わくわく。

 もちろん、トークの内容もばっちりです。鹿児島県立短大の学生さんがふたり、手伝いに来てくれるし、シンガーソングライターの堀之内僚君も手伝ってくれるし、祐太君も椅子並べその他、力仕事をいつも手伝ってくれます。

 ちあき様、クリスタルボウルの裕子様にも、大変お世話になります。ありがたすぎます。真理様が奄美から来てくださることに、大感謝です。

 きみちゃん、すでに、大歓喜、大感謝の渦のなかにいます。すでにひとつひとつの出来事が大成功のなかにあり、大きな歓びに包まれて、笑顔がはじけまくっている絵が、きみちゃんの脳裏に焼き付いています。

3月24日、午後2時から4時まで、よしもとばなな「王国」探訪、ぜひお越しくださいませ。心地よく、美しい時間を共に過ごしましょう。そして、深く生きていきましょう。

 文学講座、カフェ、女神ヒーリングと三つの仕事をきちんとこなし、決して手を抜かず、どれもこれも丁寧にやれているきみちゃんって、凄い、素晴らしい。

 ようやく自分をこうして手放しで褒めることができるようになりました。やはり、女神ヒーリングでたくさんの方に歓んでいただいていることが、きみちゃんの大きな自信につながっています。

 どんなことも、どんな人も「受け入れる」こと。それができるきみちゃん、最高!

 3月20日(春分の日)は、午前10時から11時半まで「光る君へ」を100倍楽しむ講座を、きりしま月の舟にて開催します。ZOOM参加もできますので、ぜひご一緒いたしましょう。

 3月13日(水)のカフェ・ド・マリーエさんでの「光る君へ」講座も、受講生の皆様に大好評でした。これでよくわかった、と。

 ドラマ「光る君へ」もどんどん面白くなりますね。さすがの大石静さん。本質をついた脚本、なかなかです。

 3月20日、3月24日、ご興味のある方は、メール(mokka@po4.synapse.ne.jp)携帯電話(090-3669-5354 みたけきみこ携帯)までご連絡くださいね。

 いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。大感謝です。また、書きます。