きりしま月の舟

手放す

2024.02.19更新


 霧島は菜の花がいっぱい。菜の花って、ちょっとでも目に入ると、心がほんわかなるのに、いちめん菜の花ってなると、それはそれは心躍りますね。

 昨日も今日も、きりしま月の舟、おかげさまで大盛況。昨日は、用意した食材がほぼ切れてしまうくらいで、夕方、買い物に出かけて、今日はまた新鮮な食材で気持ちよくランチを提供できました。

 今日はまた、凄いことに、女神ワールドみたいな感じで、ガッツのある、そして優しい女神様たちがたくさんお越しくださいました。ありがとうございます。

 出水から優しい色がお似合いの、けれど行動力のある良子さま、いつも素敵な妙さま、恵美子さま、そのお友達の卵王子、鹿児島のライタービッグ2、綾様、真由美様、さらに都城から「くるみとん」のひかりちゃん。その上、お隣りの高級旅館の女将さんまで、いやあ、月の舟、女神大行進ですわ。

 女神様たちとの会話は、ほんと楽しい。とくに今日は、経営コンサルタントの高橋先生のご紹介で来てくださったひかりちゃんのオーラに感動。きみちゃんも書架に並べていることすら忘れていたロラン・バルトの本「モードの体系」を見つけ出して、買っていくガッツ。素晴らしい。読書好きみたいで、気が合うなあ。

 おかげさまで、ここ2、3日、ちょっと落ち込んでいたきみちゃんの心がふわっと浮き上がるようでした。

 実はきみちゃん、ちょっと愕然とする事件があって、そのことにどう対処するか、「スーパーきみちゃん」(きみちゃんのハイアーセルフ、すなわち神様)とずっと対話していて、「自然体でいようね」とのお言葉があったし、また驚くことにユタカ君がアドヴァイスしてくれたことも同じ「自然体がいいよ」とのことだったので、平然として、その件に対処したのですが、それが大正解でしたね。

 次元の低いことに怒り、事をかく乱させてもどうしようもないな、と悟りました。心許す方には、その真相をお話して、笑い話にしていますけど、きみちゃんの話を聴いた方にも嫌な思いをさせてしまっているかもしれません。ごめんなさいね。

 要は、古い価値観とどう対応するかってこと。男性中心社会の男性性が女性に対して、価値を下げるような、またものごとを強制するかのような、そんな言動に対して、わたしたちは「自然体」でやり過ごすことが、大事なんだね。

 男性を女性の敵、と思ったり、また進化してない爺、と規定したり、いろんな対処方法があるのですが、相手に対して「嫌だなあ」という気持ちを保持している限り、同じような事件は起こり、「嫌だなあ」に付随して、その嫌な敵は消えることがありません。

 もちろん、自分を責めたり、外部に同調して、自分の価値を貶めたりすることはもっての外。むしろ、外部の中傷とかパワハラ、セクハラ、いじめに対して、揺らがない自分を保持することが大事。

 人って、その場では明るく和やかに接していても、ちょっと裏側で「あの人、なんか変なにおいがしなかった?香水つけすぎじゃない?」みたいな言葉を他の人を通じて言ってくるときってありますね。

 きみちゃんも、年配の男性に、その手のいじめを何度もされた経験があります。はあ?香水?つけてたっけ?つけていたとしても、エチケットの範囲内、しかもきみちゃんの香水は高級品だから、穏やかな気品ある香りで、きつい匂いじゃない。

 そういうことをわざわざ言挙げする心理は分析する気も起こらないけど、自分の気持ちの持って行き方はコントロールできます。

 きみちゃんはある会合に出席するのに、香水を控えるように言われました。その電話を受けたあとに思ったのは、「ああ、こんなことを、うちの娘たちは仕事しながら、年配の男性からいっぱい言われているのかなあ」。

 仕事をバリバリする女性たちが、化粧が濃い、だの、スカート丈が短い、だの、女子高生じゃあるまいし、仕事とは関係ないところで、いっぱい言われているんだろうなあ。加齢臭に満ちたおやじたちに言われたくはない、と思うけど、まずは「闘わない」。笑顔でスルーする。

 ユタカ君曰く「あなたがその会合に参加すると決めた時点で、それは予測されたことなのだから、その会合への出席を断念するとか、その委員にはならないとか、その選択があるんだよね。その会合に出席すると決めたのならば、自然体で行くのがいいと思うよ」。

 なるほど。で、自然体で、香水をつけないで、その会合に出席しましたが、きみちゃん、香水をつけようがつけまいが、本質は変わらず、いっぱい発言してきました(笑)。

 そっか、香水つけないで、と言われても、きみちゃんの価値は全く変わらないんだね。きみちゃんの本質はそこにはなく、やはり「愛」であり、「癒し」である。きみちゃんは、その委員になって、世間様に貢献したいんだ、と決めた。それをいま、魂の底から確認しています。

 人って、他人の価値を揺らがすようなことを言ってくるときってあるよね。そのときは、自分は自分を誇りに思えるか、自分のエゴはどうなのか、それを再確認するチャンス。

 きっと多くの女性が、まだまだ自己価値を貶められる場面に遭遇して、落ち込むことがあるでしょうけど、自然体でスルーする強さが必要だね。もちろん、勝負するときがあってもいいけど、「あ、くだらない」と判断したら、その「くだらなさ」に自分を合わせないこと。

 そして同時に、被害者意識を手放す。その仕事をすること、その委員になることは、自分で決めたことですからね。父親に似た強圧的な年配の男性を批判しても、自分のなかの被害者意識を外さない限り、何も良いことはない。

 自分で決めて、自分で行動できるのです。今は、江戸時代でも明治時代でもないのですからね。わたしたちには、自由があるのです。自分が握りしめている被害者意識、劣等感、無力感を手放す。意識して、手放す。

 人は、とてつもなく自由な人が大好き。きみちゃんは、いつだって自由で豊かだ。今回は、ちょっとした事件で、びっくりしたけど、とても素敵な学びになりました。もう揺らがないよ。だって、きみちゃんに「敵」はいないし、闘うこともないし、劣等感も被害者意識も全くないから。

 今日もまた、仕事終わりに温泉に行き、さっぱりしてきました。もはや、きみちゃんの仕事終わりの温泉は、瞑想と浄化のための時間。サウナでの瞑想は、きみちゃんの魂を浄化し、波動を高めてくれます。ありがたい限りです。

 きみちゃんの人生のテーマは、愛と癒し。そう確信しています。そんなことを思っていたら、今度は嬉しいお知らせが先程ありました。宇宙はいつだって、きみちゃんをより良い方向へ導いてくれます。ありがたや、ありがたや。

 さて、今日の「光る君へ」は、源氏物語の要素がいっぱいでしたね。猫が縁で、道長たちの着替え室に導かれるまひろ。これって、若菜の巻の蹴鞠のときに、猫が追っかけっこをして、女三の宮を柏木がはじめて観る場面にそっくりじゃん。

 さらに、そこで道長たちのおしゃべりを立ち聞きするまひろ。それって、「雨夜の品定め」の場面ではございませんか。

 うーーん、まだまだ伏線があるはず。2月14日にきみちゃんの「光る君へ」講座を受講してくださった方々は、藤原義懐のポジションをしっかりと理解してドラマ鑑賞をされたことでしょう。

 2月21日(水)午前10時から11時半まで、きりしま月の舟にて、「光る君へ」を100倍楽しむ講座を開催します。きみちゃん、「西郷どん」に続き、生涯で2度目の大河ドラマ激ハマり。源氏物語をもう30年も教えていますからね。大石静さんの脚本にほれぼれしながら、毎回、ドラマを愉しんでいます。皆様もご一緒に楽しみましょう。まひろが外に出たり、走ったり、とかには寛容でいましょうね。

 さ、明日はオフながら、ヒーリングのご予約を頂いております。明後日オフながら、ZOOM授業。ありがたいなあ。きみちゃん、やっぱり仕事が大好き。というか、仕事は最大の歓びなんだよね。

 その歓びが、きみちゃんの人生の本質。家族を愛することは、もはや「えこひいき」の当然のこととして、霧島小学校の子どもたち、月の舟の受講生の皆様、ブログの読者の皆様、ご縁をいただいておりますたくさんの皆様、魂から皆様を愛しています。

 「香水をつけるな」と言ったあなたのことも愛しています。素敵な気づきをありがとう。つまらないプライドなんて、全捨て。劣等感、被害者意識、罪悪感、全捨て。劣等感が差別を生みだしますからね。いっぱい捨てて、きれいになりましょうね。

 さ、日付が変わりました。では、おやすみなさい。