きりしま月の舟

学び続ける

2022.02.01更新


 今日で一月も終わり。先日、元旦を迎えた、と思ったのに、明日はもう2月です。早すぎるわ。(と書いている間に、日付が変わりました。ほんとは、もう2月です、笑)

 世の中はコロナ禍で外出自粛ではありますが、きりしま月の舟は、毎日素敵なお客様がお越しくださり、いっぱいお話ができて、楽しいです。数は多くないのですが、ありがたいことですね。大感謝です。

 昨日の日曜日まで、カフェの営業をして、文学講座をして、目いっぱい料理して、掃除して、洗濯して、勉強して、いっぱい寝て、いっぱい本を読んで、「月の舟通信」をユタカ君と一緒に編集し、印刷し、袋詰めして、郵送して、さあて、今日はオフだーーー。

 ということで、お休みの日なんですけどね、なんと、今日はオンライン会議が4時間もぶっ続けでありました。午後2時から6時まで。厚さ5センチほどの資料を読んでの会議です。

 毎日少しずつ、送られてきた資料を読んでいくのですが、カフェの営業のあとだと、目がしょぽしょぽして、なかなか頭に入らない。それで、今朝は朝風呂に入ってから、粛々と資料を読み続け、お茶漬けで腹ごしらえをして、午後2時前にパソコンの前にスタンバイ。

 ズーム会議なので、背景に気を遣います。先日、八重のユリの花を頂いたので、それを活けた花瓶が映るように机の角度を変え、自分の顔も明るくなるように配慮します。

 いろんな委員をさせていただいていますが、2か月に一回のこの会議は、資料の読み込みも時間がかかるし、専門外の分野ではあるのですが、自分がお役に立てているなあ、文学を専門にしてきた甲斐があるなあ、といつも思います。

 だって、この難解な資料を読みこなせるのも、たくさんの本を読んできたおかげですしね。内容もまた真摯で大切で、任期中は精いっぱい務めさせていただきます。

 わたしよりも年配の委員の方もおいでですが、4時間、身じろぎもせず、ご立派です。わたしときたら、ズーム画面に見えないからと、ときどき椅子の上であぐらをかいておりました(笑)。だって、足が冷えるんですもの。

 午後6時に終わったときは、外は真っ暗。そしておなかが空いたよお。ということで、ユタカ君を誘って、国分の「一番館」さんへ。ビフテキにしようか、タンシチューにしようか、先日食べた「中落ちカルビシチュー」にするか、迷うなあ。

 「まん防」で、午後8時までとのことでしたので、急いで身支度をして、出かけました。結局、わたしはチーズハンバーグ、ユタカ君はポークカツ。ビフテキは次回だな。

 カフェをやってからというもの、外食がこんなに嬉しかったっけ、というくらい、他人様のお料理を美味しく感じます。自分で料理するのは本当に大好きで、今日もどんなに疲れていても、あれとこれと、という感じで、冷蔵庫にあるもので、ちゃちゃっと料理しても良かったのですが、今日は自分にご褒美をあげたい気分だったので、「一番館」さんに行って正解だったな。

 どの飲食店さんも「まん防」でお客様が減っているだろうし、月の舟だって、ぼちぼちですわ、の範囲を超すことはないのですが、美味しいものをきちんと味わう歓びを見失わないようにしたいな、という思いで、外食もして、同業者を応援しつつ、美味しい循環が地球を回っていくようにしたいもの。

 苦しいときほど、しあわせの種を見つけるように。

 満腹になって、自宅に帰り着いたとき、夜空には満天の星。冬の星座オリオンをユタカ君が教えてくれます。午後8時半の霧島の外気は冷え冷えとしていますが、こうして夜空を見上げるときの幸福感と言ったら、もう最高。

 そして、お風呂に入って、コーヒーを飲んで、たっくさん頂いた柑橘類をユタカ君が丁寧に剝いてくれて、それをほおばるときの幸福感。おいしーーーーー。

 いみじくもユタカ君が言います。「俺たちはこんなに幸せだけど、世の中には幸せを感じない人もいるんだよな。」

 「そうだよね」とわたし。だから、わたしは自分から幸福が溢れ出るようにして、世の中を明るくしていきますよ。

 経済的には毎月綱渡りだけど、そのうちに宇宙銀行から一億円が融資されることになっているし(笑)、わたしはちっとも焦っていない。

 何しろ、お米、お野菜、お芋、サワーポメロ、スイートスプリング、ぽんかん、と山ほど食べ物がうちには集まってくるんです。もしカフェをしていなかったら、夫婦ふたりでは食べきれないくらいの量がいっぱい集まってくるのです。そして、月の舟の女神ランチは、めちゃめちゃ美味しいと評判で、食べることには、ほんとに困らない。食の極楽みたいな月の舟なんです。

 それもこれも、やはり両親のおかげです。父は本当にあらゆる美味しいものを食べさせてくれました。お金に困らないように、いつも配慮してくれました。

 母は、一日3食、欠かすことなく料理をし、手抜きも全くなくて、家が散らかったことも一度もなく、それはそれは模範的な母で、そのことに深く感謝します。

 これがぐうたらな、料理もしない、掃除もしない母だったら、嫌だったな。母がわたしの母で良かった。今、病院のベッドでどんなことを思っているんだろう。母が寂しくないように、いつも感謝の気持ちを母に向けて贈っています。

 先週の火曜日に大きな総合病院から地元の病院に転院になりました。その手続きを弟夫婦がしてくれて、兄嫁さんも来てくださって、わたしたち夫婦も、一瞬だけでしたけど、母に会える、ということで出かけました。

 病院の出口のところで待っていたら、地元の病院のスタッフさんが4人も来てくださり、スタンバイしてくださいました。

 母が移動用のベッドで運ばれてきます。92歳の母は、髪もきれいにして、バジャマじゃなく、ちゃんとセーターを着て、小ぎれいにしていました。

 わたしはそのことに感動して、「かあちゃん、きれいだよ。よかったね、きれいにしてもらって」と言ったら、母はマスクの下で大きく口をあけて笑っていました。ぽかーーーとお花が咲いたような気持ちになりました。

 近づかないで、と看護師さんに叱られましたけどね(笑)。一緒に救急車に乗って、地元の病院まで行くことはできませんでしたが、ほんの一瞬、声をかけることができて、とてもありがたかったです。

 娘たち、孫たちへもメガトン級の愛を贈っています。会えないけどね。家族旅行も延期になったけどね。また、次は海外とか、遠いところに行こう。それまでいっぱいお金を稼ごう!

 わたしのオンライン会議中に、ユタカ君が月の舟自由大学オンライン講座用の動画を4本アップしましてくれてました。すべてリアルな講座を録画したもので、一時間超えの動画ばかりですが、どうぞ楽しんでくださいね。

 特に、「古事記~天孫降臨~」は、1月23日の霧島学講座の動画で、ユタカ君のわかりやすい解説と、わたしの面白い解説で、とっても楽しめると思います。おススメです。

 今年から、オンライン講座は有料になっておりますので、ぜひ年間購読をお願いいたします。きりしま月の舟のホームページ「オンライン講座のご案内」から入っていただいて、「サブスクリプション」「年間購読申込」をクリックしていただき、3万円の年間購読料をクレジット決済してくださいますと、これから一年間ずっと繰り返しオンライン講座を受講することができます。

 この3万円で、リアルの講座も受講できます。わたしの源氏物語、女神塾、ユタカ君の万葉集講座、そして2月11日の霧島学特別講義も、2千円の参加費が、年間購読のお手続きをしてくださり、ゴールドカード会員になってくださいますと、無料で受講できます。

 3月の「きりしま月の舟」2周年イベントも、読書会(千円)、月の舟コンサート(2千円)、女神大集合(2千円)のところを、ゴールドカード(年間購読)ですと、無料でご参加いただけます。

 さらにゴールドカードの会員さんには、月の舟通信をお送りしますし、女神ランチも1200円のところを千円でお召し上がりいただけます。超お得ですので、ぜひお手続きくださいね。

 先払いで一年間、憂いなく勉強できるって、とっても素晴らしいなあ、と思います。

 先日、YouTubeを観ながら料理をしていたら、たまたまユヴァル・ノア・ハラリ教授のインタビュー番組があがってきて、とっても感動しました。「サピエンス全史」を書いた人です。

 ユタカ君もわたしもまだこの大ベストセラーを読んでいなかったので、先週の土曜日、カフェを終えてから、国分のTSUTAYAに買いに出かけました。歴史のところにちゃんとあって、さっそく買って帰りました。

 うーん、久しぶりだな。この分厚くて、難しそうな本を読むのは。まだ、積読ですけどね。少しずつ挑戦していきます。

 ハラリ教授のYouTube動画がその後次々にあがるので、それを見ていると、ハラリさんによれば、これからは予測のつかない時代で、20年後がどうなっているか、誰にもわからない。だから、学び続け、自分を変革していくしかない、とおっしゃいます。

 そうだよ。学び続けるんだよ。何しろ、月の舟のモットーは「学び続ける」ことですからね。学び続ける、その環境を整備していきます。

 自分を観察することが大事、ともハラリさんはおっしゃいます。ハラリさんは、瞑想を一日2時間おやりになるそうですが、それが「サピエンス全史」を書く時も、とても役に立ったそうです。

 ただ呼吸に集中していく瞑想だそうです。わたしにとっては、このブログを書くことが瞑想に近いかもしれません。自分の中の思考を整理して、自分を見つめていますからね。

 2時間の瞑想。2時間のブログ書き。毎日やるっきゃないな。

 さ、明日から2月。楽しみです。すぐに節分が来て、立春が来ます。庭の紅梅も咲き始めました。鳥たちもちゅんちゅん囀っています。

 春はいいですね。3月のきりしま月の舟2周年イベントも張り切っていきますよ。コロナ収束、世界平和を願って、静かに豊かに盛り上げていきます。

 3月19日は、芥川龍之介マラソン(読書会)で「杜子春」を読みます。中学生、大歓迎。

 3月20日は、月の舟コンサート。みたけきみこも、ちあき先生とピアノの連弾をします。ただいま猛特訓中。これがまたベートーヴェンの「運命」なんですわ。難しいけど、豪快なので、楽しく弾いています。

 月の舟コンサートのメインは、冨松大幹さんの日本歌曲。早春賦に始まり、「春よ、来い」、「さくら」などの春の歌シリーズほか、春田友里恵さん、ちあき先生のピアノソロもありますよ。楽しみすぎます。

 3月21日は、「女神、大集合」。特別ゲストとして、スピリチュアルカウンセラーの伊東怜子さんがいらしてくださいます。シャーマニックドラムヒーリングをしてくださいます。

 怜子さんは、ちあき先生のご紹介で出会った方ですが、まだオンライン上でしかお会いしていないにもかかわらず、魂が繋がっている感じ。怜子さんの娘さんと、うちのお孫ちゃんが同じ名前だったり、卑弥呼に惹かれていたり、共通する部分がいっぱいで、めちゃめちゃ楽しみな「女神、大集合」。

 怜子さんは、女神のなかの女神って感じです。わたしの大好きなカウンセラーの故・孤嶋圭子先生の雰囲気に似ていて、何をしても、許されるような安心感があります。

 怜子さんは、大奇跡、大感動、大感謝、と何にでも「大」をつけられるので、わたしもその真似をすると、なんだか「大女神」になったような気がします(笑)。

 大女神、いいなあ。もっと成長していきたいな。もっと自由でいたいな。

 明日も素敵な一日になります。皆様も、素敵な時間、美しい時間をお過ごしくださいね。