きりしま月の舟

上気元のススメ

2021.05.22更新


 本日5月22日は、早朝ヨガを午前6時半から、「なかにし礼うた散歩」を午後4時と午後7時から開催する予定でした。

 しかしながら、ここ霧島は観光地であり、きりしま月の舟は、おかげさまでお客様がたくさんお越しくださいますので、県外からのお客様をいちいちお断りするのではなく、さっぱりとお休みにしよう、ということで、イベントも全部延期にし、カフェは5月いっぱいお休みしています。

 ご予約いただいていた方へは、ご連絡し、お詫びもして、また暖かいご返信もいただいているところです。出演の皆様とも了解をお互いに取り合って、期日は決まっておりませんが、満を持して、じっくりと開催したい、と思っています。

 楽しみにしていた皆様、申し訳ありませんでした。また、充実した内容で開催しますので、どうぞしばらくお待ちくださいませ。

 さて、昨日までは雨でしたが、今日は曇りで、先ほどから陽も射してきました。延期にしていなければ、今頃、お客様がぼちぼちお越しくださって、にぎやかだったろうな。

 わたしは、久しぶりに霧島神宮までお詣りに行ってきました。散歩もかねて、ゆっくりと歩いてきましたよ。

 やっぱり、霧島はいいなあ。空気がきれい。霧島神宮は、結構、人がおいででした。小さい子も多かったな。小一時間の散歩で、めっちゃ癒されました。

 家族の健康、娘たち、孫たちのしあわせ、ユタカ君の健康と豊かさ、母の豊かさを心からお祈りしてきました。文学講座がまたつつがなく開催できますように、また、きりしま月の舟が大繁盛しますように、お祈りしてきました。

 いま、鹿児島県立短大の講義だけがリアルで開催されるもので、このお休みの間に、オンライン講座の動画作りをがんばろう、と張り切っておりました。

 ところが、いざ、録画しようとすると、パソコンが動かなくて、残念な事態になっていくのです。そして、昨日、動画アップが遅れている旨を含めたブログを書いて、アップしようとしたら、ついにパソコンがフリーズして、動かなくなりました。

 そこで、ヨガのN先生の旦那様がパソコンの大家であることを思い出し、思い切って、相談してみました。

 そうしたら、今朝、お子さんの空君と一緒に、パソコンを見に来てくださって、感謝、感謝。小学校に入学したばかりの空君の大ファンであるわたしは、大喜び。おやつを用意して待ちました。

 結局、パソコンが古くて、容量が小さいので、新しいのにする、ということで、一件落着。5月1日にズーム交流会をしたときも、わたしがホストなのに、すぐにダウンしてしまったのは、パソコンが古かったから、ということで、いろいろと腑に落ちました。

 また、先日の20日午前10時からオンライン会議があり、とても大切な会議で、資料もどっさりと読み込み、質問の箇所をチェックして、パソコンもスタンバイして、準備万端。

 ところが、画面を調整しようと、違うボタンを触ったら、最初の画面に戻ってしまい、またやると、また最初に戻り、結局、「みたけきみこ」さんがオンライン上で3人も参加するという異例の事態(笑)。

 でもね、みたけきみこさんって人は、天才ですから、こういう事態に備えて、次の手を打っていたのです。パソコンを有線に切り替えて、つつがなく、会議を終えました。はあ、内心、恥ずかしかったし、緊張したし、一瞬、落ち込みました。

 けれど、こんなときに大騒ぎをすると、皆様に迷惑がかかるので、しれっとして、毅然と構えます。特にユタカ君がいなくて、パソコン大丈夫かい?って自分に問うていたくらいですから、内心は大慌てでしたけど、「何とかなる」と自分に言い聞かせて、約2時間を乗り切りました。偉かったなあ、わたし。

 結局は、あの事態もパソコンが古い、容量が小さい、ということだったのですね。何しろ、鬼のきみこが酷使しておりますからね。ごめんね。次はもっと大切に丁寧に扱うからね。今まで、本当にありがとう。

 それにしても、さすが、餅は餅屋でございます。ありがたいなあ。月の舟まで30分ほどのところにお住まいなので、お願いもしやすく、これからもいっぱいお力を借りようと思います。

 お若いのに、とってもしっかりとしておいでで、頼もしいなあ。しばし、コーヒータイムでお話をして、月の舟に来るのが楽しみ、と言ってくださるので、それもまた嬉しいお言葉で、空君ともども旦那様のファンにもなりました。心から感謝いたします。

 これまでもたくさんの方に、パソコン関係を助けていただきました。おひとりおひとりに心から感謝いたします。パソコンの苦手なわたしには、皆様、神様です。霧島に来てから、若い方々といっぱい知り合って、その方々にとっても助けていただいています。ありがたいなあ。

 5月いっぱいカフェはお休みですが、なんだかんだとお客様がお見えです。木曜日は、子どもたちが勉強に来ます。頑張り屋のそうし君もしっかり勉強し、久しぶりのトモ君も修学旅行の日記を書いたし、キョウコちゃんもゆっくりと過ごしてくれました。お母さまの直子さんともいっぱいお話ができたし、楽しかったなあ。子供たちと過ごすのが大好き。子どもたちの未来を心から応援します。

 また昨日は、ふらっとHさんとおっしゃる方が、「TJかごしま」を見た、とのことで、訪ねておいででした。いろいろと気が合って、話し込んで、とっても楽しかった。なんと、おばあ様のご親戚が、野村伝四の妻だった、というお話は衝撃でした。

 野村伝四は、夏目漱石の一高での教え子です。鹿児島県高山の出身で、最後は奈良県の教育者として功績を残しました。小説「三四郎」のモデルともいわれています。

 うちのユタカ君は、漱石研究家であり、漱石本収集家であり、漱石マニアであるので、野村伝四のことは調べております。わたしも一緒に調べました。大隅半島の高山文学散歩を開催したときに、野村伝四のお墓参りもして、墓碑の裏に、夏目漱石の祝婚句が彫ってあるのも確認しましたよ。

 ユタカ君はいまボランティア活動で留守にしていますので、そのことを電話で話すと、まあ、喜んでおりました。パソコンのことも、喜んでおります。

 さて、どんなときも、上機嫌で生きる。これって大事だなあ、と思います。自分も人も責めない。最近、これがとても上手にできるようになりました。

 パソコンのことも、以前のわたしだったら、いちいち逆上していたかもしれないのですが、ずいぶんと気が長くなってきたものです。大切な会議でも慌てなくなった。成長したな。もう女神になってるかも(笑)。

 斎藤ひとりさんは、この上機嫌を上気元と書かれます。それもいいなあ。どんなときも、環境がどうであろうと、笑顔でいる。その大切さ、素晴らしさ。心からかみしめているこの頃です。

 時折、平静を装い、感情的にはならないけれど、ものすごい地獄言葉で他人を攻撃する方を見かけます。劣等感と嫉妬の塊のような言葉を投げつけて、どうしても自分が勝ちたいオーラをビンビン放出されています。自分以外は、みんなバカ、くらいの勢いで。

 こういう時は、同じ土俵に乗らないに限る。ユタカ君は、同じ土俵に乗らないことが、とても得意です。

 先日も、「ユタカ先生は、出世しない男の典型ですね」みたいなことを言われておりましたが、大笑いして、軽くいなしておりました。

 ユタカ君は、本当によく働いてくれて、娘たちもきちんと大学まで出してくれました。それは彼の功績です。自分の出世よりも、メンツよりも、いつも子どもたちや孫たちやわたしのしあわせを考えてくれている。皿洗いやスイーツ作りを頑張ってくれているし、漬物とか彼は大得意。先日も山椒の佃煮を作ってくれましたし、梅も仕込んでくれました。そういうところが女性的で、いわゆる男性的な出世とは無縁に見えるのでしょう。

 女性性と男性性を兼ね持っているというのは、素晴らしいことです。神に近い、と言ってもいい。上気元の根底には、ジャッジしない、批判しない、二極化を超えている、というのがありますしね。ユタカ君のあり方は、出世を超えています。

 ユタカ君の知性、判断力、そうしたものは実に信頼に値します。かといって、彼の判断力に頼っていては、わたし自身の判断と直感が鈍りますから、そこはつねに自分自身の直感と判断力を多いに発揮しますけどね。

 思うに、わたしにとってユタカ君、娘たち、孫たちは、心の底から愛を感じる存在です。いつも彼らのしあわせを思い、愛を飛ばしています。その愛を思うだけで、心がほかほかします。

 わたしが信頼し、わたしを信頼してくださる皆様への感謝の気持ちも、わたしを大きく温かく包んでくれます。いつも熱心にわたしの講義を受けてくださる月の舟の受講生の皆様、鹿児島県立短大の学生さんたち、これから教える鹿児島大学の学生さんたち、講演でお世話になる皆様、恩師の先生方、月の舟で講義をしてくださる先生方、わたしの尊敬するすべての皆様、敬愛する作家の皆様、心からの感謝を捧げます。

 プライドが高くて、そのくせ心配性で、上から目線で、どうにもこうにも負けず嫌いで、口の悪い母だけれど、そういうところも含めて、働き者で、お料理上手で、91歳でも美しく、凜として、生活を乱さない母に心から感謝を捧げます。本当にありがとう。

 わたしの兄、妹、弟、甥っ子、姪っ子たち、ユタカ君のお兄様、お姉様、娘たちの結婚によってご縁のできたご家族、すべてが愛おしく、感謝に満たされます。

 愛と感謝に満たされて生きる。それこそが、月の舟の女神プロジェクトの目標です。そして、わたし自身の目標です。まだまだ波動をあげますよ。もっと深い愛を、もっと広く感謝して、あと30年を生き切ります。あ、40年だった(笑)。

 やっぱり、100歳まで元気に仕事をする、愛と感謝に満たされて生きる、ってことがわたしの目標なんだなあ。

 いよいよ学習棟建設へ向けて、エネルギーが動き出しますよ。完成は、2023年以降を考えていますし、まだまだたくさんの準備が必要ですが、わたしのなかでは、あれとこれを今年いっぱいでやって、来年はここができて、という青写真は全部見えています。

 深く学ぶ。自分の物語を紡ぐ。自分を表現する。その場を提供するのが、月の舟学習棟。わたしたちの持てる力を思いっきり出し切る場、そのエネルギーをきちんと受け取る場。

 愛と感謝に満たされて、多くの人の個性が交錯する場。素敵だなあ。その場を提供する人に、わたしはなります。

 5月13日からカフェをお休みしておりますが、まあ、それ以降、なんだかんだと忙しいのもありますけれど、耳の奥が痛かったり、もう少しで熱発しそうな感じだとか(熱は出ていないので、コロナではありません)、眠くて、眠くて、何度もベッドに入り、そのたびに熟睡する、というパターンを繰り返しています。

 今日のイベントが延期になり、6月も読書会などの定例のものだけに絞ったのは、正解でした。予定通りに、いろんなことをこなしていたら、今頃、わたしは倒れていたかもしれません。

 おかげさまで、ゆっくりな時間のなかで、たっぷりと睡眠をとり、いつもできないところの掃除をいっぱいして、家の中が片付いています。

 パソコンも新調することですし、じっくりと楽しみながら、動画を作っていきますね。まるで、アップアップ詐欺じゃないか、というくらい、動画をアップしますよ、と公言しながら、まだひとつもできていませんが、どうぞしばらくお待ちくださいね。

 わたしは、オンライン講座に可能性を見出しています。対面での講義も大好きですが、オンライン講座もとっても意味があると思っています。いつでもどこでも、細やかに学べますもの。とくに、このコロナ禍では、オンライン講座の実力が発揮されるでしょう。

 源氏物語、南九州の文学、百人一首、古事記、松尾芭蕉など、優れた文学作品に出会ったことに、心から感謝します。その感謝の気持ちを込めて、皆様にオンライン講義としてお届けしますね。

 先日、YouTubeを観ていたら、突然、何の予測もなく、富永喜代さんという女医さんのYouTubeに巡り会って、ほほお、と思っています。観ていただければわかりますが、ほほお、の動画なのです。

 富永さんの信念に満ちたお話ぶり、100均ショップで買ったという画用紙に、図を書いたり、説明をしたりして、なかなかアナログな感じもまた素敵なのです。

 ああ、こんな風に信念がしっかりしていれば、すごい迫力で伝わるんだなあ、と感心して、とても勉強になりました。

 あと、YouTubeでは、YOKOの宇宙研究、Maya Arikaの覚醒channelなど、本当に参考にしています。

 カフェでランチを提供し始めたときも、すべての飲食店の皆様にリスペクトの気持ちを抱きましたが、今回、オンライン講座のための動画を作りながら、すべてのYouTuberの皆様にリスペクトを捧げます。

 そこに賭ける信念、時間、工夫、半端じゃないですよね。ものすごい労力をかけて、「普通」ができあがっているんだなあ、と思うのです。

 やっぱり、やることへの覚悟が大事なんだなあ、と思います。情熱もそう。そして、思いっきり楽しむことかなあ。

 さ、明日も愛と感謝に満たされて生きていきましょう。素敵な一日でありますように。