きりしま月の舟

わたしを尊敬します

2024.10.04更新


 10月に入りましたね。毎日サプライズが続き、毎日刺激的で、ありがたい日々。

 9月30日に第一回広岡浅子賞の発表でしたが、日本女子大学桜楓会のHPに掲載されるとのことで、午前10時、午後1時、午後3時と頻繁にHPを観るも、発表はなく、きみちゃん、先に温泉に行って、さっぱりして帰ってきたところで、ユタカ君がチェックしてくれて、「ああ、残念だね」。

 温泉からの帰り道、予知能力のあるきみちゃんは、車の中でちょっと残念な予感があったのですが、ま、しかたないね。

 ユタカ君曰く、「きみちゃんは、10年連続三嶽豊賞を受賞しているから、それでいいんじゃない?」。いやあ、三嶽豊賞、って、いらんわ(笑)。

 きみちゃんは小学生のときに、一生分の賞状を貰ったって感じで、作文、書道、絵画、と小学校卒業のときは100枚くらいの賞状が溜まっておりました。それ以来、賞というものに無縁で、いろんな方がいろんな賞にノミネートしてくださって、尽力してくださるものの、受賞に至らず、そろそろ賞というものが欲しいね、と思っていたところに、第一回広岡浅子賞なるものを知り、応募した次第。

 推薦文を書いてくれた親友のローリーさんの方が残念がってくださって、ありがたかったな。

 きみちゃんは、あまり落胆しなかったし、受賞したら、あれしよう、これしよう、と思っていたことは全部やめにして、また新しい構想が浮かんで、そちらの方に力を入れているところ。

 どうして賞が欲しかったのかなあ、と自問自答した答えは、「尊敬されたかったんだな」。きみちゃんのモットーは「尊敬、信頼、感謝」だから、きみちゃんがとても大事にしている「尊敬」というものを他者から与えてほしかったんだな。

 受賞したことで、尊敬がいや増す、というよりも、そっか、自分で自分を尊敬すればよかったんだな、と気が付きました。

 きみちゃんはきみちゃんを尊敬します。ほんと、よくやっているし、誠実だし、優しいし、働き者だし、授業はうまいし、よく勉強しているし、人を大切にしているし、差別しないし、ユタカ君に深く愛されているし、娘たちも孫たちもきみちゃんのことを面白がってくれるし、楽しいキャラだし、ヒーリング&カウンセリングも天才的だし、言うことないよね。

 これは自分で自分を慰めているのではなくて、本当に魂からそう思えるのです。今回の応募での大きな収穫は、この自己肯定感が最高になったこと、わたしには価値がある、わたしはわたしを尊敬します、という境地に至ったことです。本当に、これは大きな収穫でした。

 10月1日(火)は、鹿児島県立短大の「鹿児島学」オリエンテーションの日。午前8時に霧島の家を出て、早めに短大に着いて、準備。「鹿児島学」は、3人の先生と鹿児島市役所の職員の方々で構成する講座です。担当の前田先生、島津先生とも打ち合わせができて、みんなパワポを準備して、それぞれの授業の進め方を話して、島津先生は薩摩琵琶も演奏してくださって、学生さんたちの評判は上々。

 きみちゃんは、学生さんたちに「あなたは最高傑作」という言葉をプレゼントしました。短い感想文も書いていただいたのですが、この「最高傑作」という言葉に救われた、という学生さんがいっぱいで、きみちゃん、とっても嬉しかった。何せ、120人以上の大所帯の講座なので、これから小テストのレポート採点なんかも大変ですけど、張り切ってやり切りますよ。

 若い人と接するときは、きみちゃん、必ずこの「最高傑作」をプレゼントするのです。そうすると、みんな笑顔になって、ハツラツとしてきます。魔法の言葉ですよね。

 霧島小学校の子どもたちに毎朝、声かけをするきみちゃんの朝散歩のなかで、「かっこいいよ」と子どもたちに声かけすると、それも、後ろ姿に向けて「かっこいいよ」と、登校する子どもたちに言うと、心なしか、ランドセルが震えている(笑)。嬉しくて、武者震いしている感じかな。

 きみちゃんは、いつもそうやって優しいだけではなく、厳しい面もあるので、叱るときはきちんと叱りますが、叱られなれていない人は、大人であっても逆ギレされるので、やはり、「最高傑作」「かっこいいよ」は言い続けないとね。

 10月1日は、「鹿児島学」の講座が終わったら、県短の竹本先生にご挨拶して、10月26日の「源氏物語と和歌」のご案内もして、それから華音、鹿児島大学、鹿児島国際大学へも行き、「源氏物語と和歌」のご案内をさせていただきました。

 鹿児島国際大学では、とくにアポは取っていなかったのですが、図書館長の久保先生とお会いできて、小林学長ともお会いできて、最高でしたね。久保禎先生、小林潤司先生というおふたりの知的でお優しい最高の紳士方と歓談した時間は宝物でした。

 月の舟@天文館時代に、たくさんの先生方にお世話になりましたが、久保先生、小林先生には、足を向けて寝られないほど、お世話になりました。お忙しいおふたりにまさかお会いできるとは思っていなくて、ただチラシをお渡しできればいいな、と思っていたら、30分近く歓談できて、風邪気味でいらした小林学長が、「三嶽先生のおかげで元気が出ました」と言ってくださって、良かった、良かった。

 第一回広岡浅子賞は、社会貢献部門で応募しておりましたが、きみちゃん、こうして先生方のお力を頂きながら、いっぱい社会貢献してきたなあ、と自己肯定感が爆上がりして、とても爽快な気持ちでした。久保先生、小林先生、お忙しい中、ありがとうございました。

 歓談の中身は、ほぼ文学の話。川端康成、大江健三郎の天才性、きみちゃんが最近書いた論文の古川日出夫さんのこと、源氏物語の本質、ドラマ「光る君へ」のことなど、話は尽きませんでした。ありがたいこと限りなし。

 大幸福な気持ちで帰路につき、帰ってから、ユタカ君にそのことを報告すると、「良かったね」と言ってくれて、ああ、きみちゃんの周りには、こうして最高の男だらけだわ、と大歓喜でございました(笑)。

 10月2日(水)は、郁未さんが手伝いに来てくれて、カフェごはんの仕込み。いやあ、郁未さんの包丁さばきがテキパキしているので、捗る、捗る。ひかりちゃんも「くるみとん」の配達に来てくれて、みんなでお茶して、いやあ、最高に楽しいね。きみちゃんの周りには良い男もいっぱいだけど、若くてかわいくて働き者の女の子たちもいっぱいだな。嬉しいぞ。

 そして、この日、思いがけないお客様があって、近くにお仕事でいらした方なのですが、20年近く前に開催した坊津文学散歩にお母さまと参加してくださったという男性が、月の舟を訪ねてくださったのでした。

 その文学散歩のときのことを正確に覚えていてくださって、ありがたくて、嬉しくて、最高でした。大感謝です。素晴らしいです。

 さらに10月3日(木)、午前中が源氏物語講座で、いつもの常連さんと「篝火」の巻を読み、いつもの通り、最高の時間を過ごし、その後、ランチのご予約をいただいていたご夫妻がいらして、奥様の方に見覚えがあって、「どこかでお会いしましたよね」と話したら、なんと、その方、高校の同級生でしたわ。凄いね。

 以前、夫さんが訪ねてくださったときに、もしかしたら、奥様と高校の同級生かも、という話にはなっていたのですが、その後、すっかりとそのことは忘れて、奥様とお会いしたら、どこかで会った記憶が(笑)。それもそのはず。高校3年間一緒だったんですものね。

 でもね、きみちゃんたちの高校時代は、つねにテスト、テスト、勉強、勉強で、お友達と遊ぶ暇がなかった。進学校だったので、一年生で入学したときから、受験体制。一日9時間授業ってくらい、勉強していました。

 きみちゃんは、東大に行くくらいの優秀な成績ではなかったけれど、あのときのブラックな受験体制が、いまのきみちゃんの勉強の素地を作っているんじゃないか、と思えます。勉強が好きだったから、学校も嫌いではなく、みんな一所懸命だったから、いじめとか、変な競争とかもなくて、今思えば、穏やかな気持ちで過ごした3年間だったかな。受験に対する焦りはあったけどね。

 ユタカ君も高校は進学校だったけど、「君たちは自由だし、大人だからね」とガリ勉させられる環境ではなく、とても自由に勉強していたそうな。それは羨ましい環境だけど、きみちゃんはブラックでも一所懸命勉強できたことはよかったな。

 このブログも、高校の同級生がいっぱい読んでくださって、嬉しいです。還暦同窓会以来、これから晩年の生き方に向けて、それぞれに思うところがあって、それぞれの道を一所懸命生きている感じで、同志みたいだよね。

 思うに、みんな、それぞれに個性的な道を歩むようにできていて、東京大学に入ったから幸せになるわけではなく、どこかの大学に落ちたから、不幸になるわけでもなく、ほんと、みんなちゃんと自分の道を生きているんだな、と思えます。

 きみちゃんが、今回、自分を尊敬する気持ちになったのは、なんといっても「自分を生きている」ってところ。そのことを、きみちゃん、魂から自分のことを尊敬するのです。自分の力の足りなさを人のせいにしてこなかったし、自分を貶める人には徹底して抗議してきたし、自分で自分を守ってきたし、とにかく「ほんとうの自分」を生きてきたことにおいて、ノーベル賞級の讃辞を送りたい。

 ただ、その自覚が希薄だったな。「ほんとうの自分を生きる」ことが当たり前すぎて、それができている自分を褒めてこなかった。もっと自分を尊敬しないといけません。よくやってる。よくやってきた。これからも自分の道を突き進むでしょう。そんな自分が誇らしいです。

 そして今日10月4日(金)、ランチにいらしたおふたりの女性が、女神ヒーリングを受けてくださって、とても感激してくださって、きみちゃんも大きな達成感に包まれて、最高の一日でした。

 早めに温泉に入り、ユタカ君と晩酌をして、こうしてブログを書いているところ。ふたりして、一所懸命「月の舟通信」を編集中。ユタカ君の編集力で、着々とできあがりつつあります。

 第一回広岡浅子賞の発表を待って、「月の舟通信」を発送しようと思っていたら、9月初旬の発表予定が9月30日になり、さらには受賞できなかったことで、「月の舟通信」の中身もまた変わってきて、もう少しで仕上がりますので、しばらくお待ちくださいませ。

 明日10月5日は、きみちゃん、熊本県立大学まで、源氏物語の講座を拝聴しに行ってきます。ドラマ「光る君へ」関連の講座です。10月26日に鹿児島にお越しの高野晴代先生も12月に熊本で登壇されます。

 その関連で、月の舟主催のチラシも配布を許可してくださり、ありがたい限り。10月26日の「源氏物語と和歌」イベントへの追い風が吹いてきています。

 明日、コンサートをされる永井ちあき先生が、月の舟の「源氏物語と和歌」のチラシを、コンサートでも配布してくださるとのことで、ありがたくて、ありがたくて、大感謝です。

 たくさんの方の優しさ、お力添えに感動しつつ、さらにこれからも10月26日「源氏物語と和歌」のイベントに、たくさんの方がご来場くださり、源氏物語やドラマ「光る君へ」のことを話題にして、知的で明るい気持ちになれる時間を過ごせますように。きみちゃん、祈るような気持ちで、このイベントを大成功に向けて、励んでいきます。

 この世から、暴力、いじめがなくなり、すべての方が幸福だけを感じて生きていけますように、きみちゃん、これからも全力で社会貢献していきます。

 明日、月の舟カフェは、ユタカ君のワンオペですので、皆様、寂しがり屋のユタカ君の応援に、月の舟でランチしてくださいませ。ユタカ君の絶品スイーツもありますよ。

 何しろ、今年は我が家の庭の栗が大豊作で、ユタカ君は毎日バケツ一杯の栗を収穫し、皮をむいて、栗ジャムにしたり、パウンドケーキにしたり、と忙しい。ぜひ、栗のスイーツを召し上がってくださいませ。

 自然とともに生きる幸せ。ユタカ君とともに生きる歓び。お客様と楽しく歓談する充実感。文学講座、ランチ、女神ヒーリングと、これからも張り切って仕事していきますね。

 10月26日(土)午後2時から4時、ぜひお越しくださいませ。正午からは、新鮮野菜、おこわ、コーヒー、ホットサンド、おはぎなどの出店もありますから、ゆっくりと召し上がってくださいね。会場のみやまコンセール小ホールは飲食自由なんですよ。

 いつもブログを読んでくださいまして、大感謝です。これからも張り切って、大切なことを書いていきますね。皆様を尊敬しています。愛しています。信頼しています。

 では、おやすみなさい。