きりしま月の舟

ゆるやかにつながる

2024.08.30更新


 霧島の我が家では、台風が通り過ぎたかのように、風雨が収まり、静かな夜を迎えています。

 停電も一度もなく、29日午後3時ごろは、しばし風雨が止んだので、お隣りの宮原さんは愛犬レオちゃんの散歩に出かけ、我が家の前を通り過ぎていかれました。きみちゃんも玄関から外に出て、先日いただいた鯵のお礼を言い、また十五夜の宴のお話もしました(9月16日夕方5時から8時まで、きりしま月の舟にて「十五夜の宴」開催です。ご近所さん、どなたでも参加できます。大人2千円。一家族3千円)。

 霧島の我が家周辺は、東風が強くて、そのせいで樹木も西側に傾いているものが多いのですが、今回の台風も落葉は全部西側に運ばれておりました。

 きみちゃんは、29日朝から、台風で外は大雨のところを、室内でのお片付け体勢に入り、女神きみちゃんの書斎&ヒーリングルームの溜まった資料を整理し、本棚の本を入れ替えました。きみちゃんの書斎の本棚には、あらゆるジャンルの本が並んでいたのですが、それを全部「源氏物語」「枕草子」「鹿児島学」関連に入れ替えて、整理しました。

 そして、ユタカ君がコロナ罹患のときに、別室で寝ていたため、そのままにしてあった折り畳みベッドを片付け、ついでに押入れの整理もしました。

 それから、料理本の本棚の整理もして、いやあ、働きましたね。ほぼ一日かかりました。でもね、とってもすっきり。9月になったらやろうと思っていたことを、今日ほぼ全部済ませました。

 冷蔵庫の整理も、野菜スープ、豆乳鍋などを料理して、ユタカ君としっかり食べたので、かなり食品の消費ができました。自宅のキッチンも磨き上げたし、素晴らしいなあ。

 きみちゃん、いつもいつも身体を動かし、頭も働かせて、偉いなあ。自分のことがとても自慢です(笑)。

 思えば、わが母は、どんなときも掃除も料理も片付けも、本当にいろいろ工夫する人でした。家が散らかっていたことはなく、たくさんのお客様も笑顔で取り仕切り、料理も三食必ず出て、大きな家もきちんと管理していました。

 いま、施設でお世話になっておりますが、食に関しては、母が一言、出されたお料理に、お醤油を足してごらん、とか言うと、味がピタッと決まるのだとか。

 実家は、弟の家族が住んで、また母のものも管理してくれていますが、本当にいつもきれいにしてあって、弟嫁さんにも感謝が湧いてきます。娘たちの家もそれぞれ、いつも整理整頓がなされ、母の訓育の賜物だなあ、と思います。

 きみちゃんは、どちらかというと、掃除は苦手ですが、こうして、一気にやるときは、ほぼ神がかった状態になって、延々とやり続けます。毎日掃除するところは決めてあるのですが、いかんせん、温泉にも行きたいし、朝散歩も日課だし、仕込みは時間がかかるし、というので、お片付けのこんまりさんとかやましたひでこさんとかが見たら、叱られそうな我が家ですが、ま、きみちゃん、がんばってるわ(笑)。我が家は、月の舟も併せて、建坪60坪はありますからね。ユタカ君とふたりでやるには、広すぎる。

 さて、今日は、本を移動したり、書類を片付けたりしながら、ふっと思ったのが、「わたしたちは人間として生きているんだな」ってこと。あまりにも当たり前ですが、「人間なんだ」という自覚は、とても大切だと思います。

 人間として生きることにおいて、何よりも大事なのが「自分を生きる」こと。自分を生きていない人がおやりになるのは、他人様の領域にずかずかと踏み入ること。他人様に、親だから、年上だから、上司だから、教師だから、と無遠慮に踏み込んでジャッジしたり、命令したり、人を罪びとにしたり、とお忙しい。

 それをやっちゃ、人間関係がいつもぎくしゃくして、決して安心感のない、不安定な、決して幸福ではない現実が続くはず。

 そして、きみちゃんに続いて降りてきたことばは、「ゆるやかにつながる」。

 これはどういうことかというと、年齢の上下としての、あるいは歴史的な時間としての「タテ」の関係、親子、師弟、ご近所さん、友人といった「ヨコ」の関係性のなかで、どんな人とも「ゆるやかにつながる」ってこと。

 そうしたら、あまり他人様の領域に入り込むこともなく、ゆるやかだから、被害者も加害者もなくて、自立した生き方ができるんじゃないかなあ。

 結婚した途端に威張る夫、子どもが大きくなるにつれて、ヒステリーを起こす母親、上司になったとたんに冷たい人になる、とかじゃなくて、ひとりひとりに「ゆるやかな」距離をおいて、尊重するかたちで人間関係を形成すると、ひとりひとりが自立できていいんじゃないかなあ。

 ユタカ君がいつも言ってくれます。「きみちゃんは誰に対しても平等で優しいね」と。笑えるくらい照れますが、誰に対しても差別はしない、というのは、きみちゃんの一番良いところではないかな。子どもへも年配の方へも同じように接して、「ひとりひとり」の個性や魂のありようを大事にしたい、といつも心掛けています。そのきみちゃんの良いところをないがしろにされたときには、きみちゃん、鬼になりますけどね。

 ユタカ君も結婚生活37年を経ても、いつも結婚前と同じで、きみちゃんみたいに腹を立てることもなく、いつだって働き者で、優しい言葉かけをしてくれて、きみちゃんを信頼して、尊敬して、感謝してくれています。

 きみちゃんは、コロナ禍のときもそう思いましたが、ユタカ君がいれば、それでいいな。あと30年、仲良く楽しくふたりで働いていけたらいいなあ、と、今回の台風のなかでも思いました。

 雨戸を全部締めても、外のゴウゴウという風の音、雨の凄さが聞こえてきた昨夜でしたが、我が家には本もいっぱいあるし、食糧もいっぱいあるし、水も確保してあるし、電気が来なくても、クーラーなしでもうちわひとつで大丈夫な霧島ですし、蝋燭、可愛いランプ、懐中電灯も用意したし、プロパンガスのボンベにコンロもあるし、煮炊きにも困らない。自宅が一番の避難所になりますし、退屈もしません。

 特に怖い思いもせずに、一夜を過ごしました。ユタカ君とも「ゆるやかにつながっている」ので、いつもの通り、ユタカ君のくだらないダジャレに大笑いしながら、台風の音を聴くことができました。

 とてもとてもありがたい環境です。台風お見舞いの電話、メールなども頂き、本当にありがたいです。気にかけてくださる方がある、というのは、ありがたいことです。

 さて、明日は、きりしま月の舟オープンします。今日も「カフェ、やっていますか?」とのお問い合わせをいただきましたが、ごめんなさい、28日、29日とお休みをいただきました。

 明日30日は、ランチのご用意もできます。どうぞ気軽にお越しくださいませ。台風のさなか、ひとりで頑張られた皆様、おしゃべりにお越しくださいませ。月の舟はなんといっても、素敵なお客様とオーナー夫妻(わたしたちのこと)が楽しくおしゃべりをする場です。もちろん、ひとり静かに本を読んでおられる方もおいでですので、そのときは、わたしたちも静かにして、あるいは、本の話などもして、本当に「ゆるやかにつながる」良い空間だなあ、と自画自賛。

 ここのところ、毎日、女神ヒーリングのご予約が入っております。明日は5人目の女神様誕生ですよ。明後日は6人目の女神様、9月1日は7人目の女神様誕生で、きみちゃん、とても嬉しいです。

 まだまだ女神様の誕生が続きます。皆様もどうぞ月の舟女神マスターコースの受講をおススメします。皆様、すぽんとブロックが取れて、これからは幸せだけが待っている日々になりますよ。できればご予約いただければ嬉しいですが、ふらっと来てくださって、じゃ、受けてみようかな、という「ゆるやかな」感じでも大丈夫です。きみちゃんを信頼して、安心して委ねてくださいね。

 さ、女神ヒーリングルームも整理整頓ができて、さらに美しく浄化されたことだし、きみちゃんもさらに張り切って、毎日を過ごしますね。

 ブログを書いている間に、8月30日になりました。ただいま午前零時半。いつもブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。大感謝です。

 地球で人間として生きるときに、忘れていけないのは「笑顔」と「感謝」。そして「尊敬」と「成長」。

 たくさんの皆様のおかげさまで、女神きみちゃんも、人間として成長させていただいています。大感謝、大歓喜、大幸福です。

 台風様、この未熟な人間と地球を優しく揺り動かしてくださいませ。たくさんの気づきをわたしたちは頂いています。感謝しています。台風一過のあとは、清々しく美しい「ゆるやかなつながり」がいっぱい生まれることでしょう。では、おやすみなさい。