きりしま月の舟

そうだ、女神になろう

2021.09.07更新


 今朝の霧島は、風がさわやかで、陽射しもやわらかく、最高の朝を迎えています。世のコロナ禍も、ここ霧島にいる限り、大丈夫、と思えるくらいにパラダイス、ユートピア、極楽そのものです。

 今日は乙女座新月。新しいことを始めたり、断食したりすると、いいみたいですね。少し落ち着いて過ごすのもいいみたい。

 ほんとに、霧島に住んで、良かったなあ。ありがたいこと限りなし。

 きりしま月の舟のカフェも、お客様がぼちぼちお越しくださり、ランチを「美味しい」と味わって、特にコーヒーが美味しい、とのお声を頂いています。お客様に恵まれているなあ、といつも思います。時間がゆるやかに、美しく流れています。

 毎週月曜日は、完全オフで、できるだけ何もしない、何も計画を立てない、と思って、のんびりと過ごします。

 先週は、午後から30分ほどユタカ君とドライブして、道の駅すえよしまで足を延ばし、買い物をしてきました。オフと言えど、やはり仕込み、準備は必要です。

 昨日の完全オフは、わたしは本を読みまくりました。ベッドに寝転んだり、月の舟のテーブルで読んだり。

 ユタカ君は、漱石全集の整理をしています。霧島の自宅を建てて、もうすぐ10年。客間にしてあったところを、それぞれの書斎として確定し、10年間、ただ積み上げてあった漱石全集20箱ほどを、彼の書斎にもう一度入れ直し、資料の段ボールを、わたしの書斎へと運んでいるところ。

 ユタカ君は、おそらく日本一の漱石本収集家ではないでしょうか。漱石が大好きで、本が大好きで、結婚前から集めていた漱石本がかなりたまっています。それを今、整理しているところ。

 わたしの書斎には、ランプだの、お皿だのも積みあがっています。これから、少しずつ、整理していきます。

 こういうとき、大事なのは、お互いのエリアに入り込まないこと。ああしろ、こうしろ、これを片付けてほしい、と言わないこと。

 そして、今回の整理整頓の目的のひとつは、自宅のリビングを、カフェのお客様が多くなった時にご案内できるようにしておきたい、というのがあります。

 これまでは、自宅のリビングに、それぞれの勉強机を置いていたのですが、各自の書斎を作ることで、リビングをさらに広くしていこう、という目論見。

 隣りの土地を買って、杉の大木も倒してみたら、そこがまあ、素敵な空間になって、建物を建てるよりは、空き地として、野外コンサートをしたり、お月見をしたり、フリーマーケットをしたりする空間にしていったらどうだろう、と思っているところです。

 それで、学習棟の建設は、しばらく置いといて、カフェと講座の両方を運営していくために、自宅リビングを開放しよう、ということにしました。

 これまで、月の舟で講座をやっていると、ランチにいらしたお客様をお通しできないことがあったり、講座が中途半端になったりして、胸を痛めていたのですが、午前11時から午後2時まで、自宅リビングを開放すれば、講座とランチのお客様の両方にゆっくりと過ごしていただけそうです。

 書斎を整理するとなると、30年分の資料の断捨離が、これからわたしを待っています(笑)。バサバサ捨てますよ。と言いつつ、きっといろんな資料を懐かしがって、ついつい読みふけってしまいそうですが。

 ユタカ君が昨日から、よく働いて、漱石全集を整理したりしている中で、わたしはベッドに寝転んで、本を読んだり、物思いにふけったり、こうしてブログを書いたりしています。毎日よく働いているので、完全オフの日くらい、大好きな読書をしたり、ブログを書きたい、というのがありますからね。読書してから、肉体労働だ。

 昨日、ベッドに寝転んで本を読んでいたら、心の中で声がしました。

「わたしは、女神だから、何をしても許されるんだよね」

「さらなる自由、究極の自由を目指す」

 とことん自由になる。とことん自分を許す。そんな境地になって、素晴らしいなあ、と自分で自分に感激しました。

 霧島に引っ越して、きりしま月の舟を建てたときから、やたら自分の中で「癒し」だの「女神」だのという言葉が身体を駆け巡って、その言葉に従って、女神プロジェクトを始動しました。

 その中でヒーラーのちあきさん、ヨガ講師の純子さんに出会って、それぞれに魂の仲間として、きりしま月の舟で大活躍していただいています。ピアニストのちあきさんには、ピアノも教えていただき、さらにピアノを楽しんでいます。ヴァイオリニストの長田新太郎先生をご紹介くださり、ありがたいこと限りなし。純子さんは、定期的に早朝ヨガ講座(第1,4土曜日午前6時半から)を開催していただいています。

 そして、最近、作家の有川真由美さんに出会って、有川さんとトークショーを毎月やることにしたら、わたし自身も以前から企画していた女神カフェを、さあ、やるぞ、と気合が入りました。

 それで、10月3日から、「女神カフェ@みたけきみこ」を定期的に開催します。毎月第一日曜日、午前10時から11時半まで。みたけきみこが、「みんな、女神なんだよね、それを思い出しましょうね」というお話をします。

 できれば、毎週日曜日の午前10時から開催して、まるで日曜礼拝みたいにしていきたいなあ、と思っているところです。わたしの膨大な量の読書と、深い人生経験から得た真実を、たくさんの方と分かち合いたい、と思っています。

 昨夜、ユタカ君が、「女神カフェ@みたけきみこ」のチラシを作成してくれて、素敵なのができました。これまで、ユタカ君は、いわゆる文学以外の仕事をすることにやんわりと反対していましたけれど、わたしは、女神カフェをやりたい、と思って、気合を入れなおしています。

 コロナ禍だからこそ、女神カフェが必要だ、というのもあります。アフターコロナを生き抜く知恵を皆様と分かち合いたいと思っています。

 そして、昨日、自分は女神なんだ、という確証を得て(笑)、さらに自信が湧いてきました。許されている。愛されている。わたしには価値がある。そんな思いが充満しています。

 実は、9月1日に91歳の母が入院して、昨日はオンライン面会をしました。

 霧島の自宅から母の入院している病院にリモートで画面が繋がり、ベッドに寝ている母が見えます。母は、隣りにいて、いろいろと通訳してくださる看護師さんの声に反応してはいるものの、オンライン面会の意味がわからない模様。

 それでも、話をする母の姿が見えて、わたし自身は安心しました。ちょうどお昼寝どきかもしれないな、と思って、次回は少し時間をずらして予約しました。

 母が入院する日、そばにいて、髪を整えてあげたり、口ひげを切ってあげたりすると、安心したような顔になりました。こういうことは、娘ならでは、と思います。

 わたしが、そうだ、仏さまにご挨拶していなかった、と母のそばを離れると、「きみこちゃんは、どこ行った?」と子どもみたいに後を追いかけてきたそうです。兄や弟が、わたしの名前を呼ぶので、駆けつけると、母はまた安心したようです。

 死は究極の別れではない。そう、わたしは思っています。亡き父も、亡き祖父母も、なぜか、この霧島にいるみたいに、いつも存在を感じています。生きているときと同じくらい、いえ、それ以上に暖かな愛を注いでくれているみたいです。

 昨日、母とオンライン面会する午後2時の少し前、きりしま月の舟にipadを準備して、あとは接続ボタンを押すだけ、という時間に、ものすごい雨が降ってきて、それはそれは大きな雷が鳴り響きました。

 ユタカ君は、「雷、こわい」と妻を放置して、どこかに行ってしまいました(笑)。わたしは、雨と雷はおなじみの霧島で、まあ、はじめてというくらいのすごい雷鳴にちょっとびびりましたが、これって、亡き父と祖父母が、「きみこ、女神になって、きばれ」という大声援だ、と勝手に解釈しています(笑)。

 で、10月3日(日)から毎月第一日曜日、女神カフェ@みたけきみこ、開催します。気軽にお越しくださいね。ランチもご用意していますよ。

 霧島に拠点を移してから、女神たちがいっぱい集まってくださる月の舟。鹿児島市内で講座を続けてくださっているひまわりクラスの皆様、受講生の皆さま、男女関係なく、たくさんの方が女神仲間なんだなあ、と改めて思います。感謝、感謝、感謝。

 有川真由美さんも女神仲間だなあ。9月11日(土)午後2時から「ブックカフェ@有川真由美」は、あと4席です。有川真由美さんのファンの方を中心に、続々お申し込みを頂いています。ぜひ、アフターコロナを生き抜く知恵を、ともに分かち合いましょう。今こそ、こんな時間が必要だ、と思っています。

 源氏物語、ユタカ君の万葉集、それから、霧島ならではの「古事記」講座、わたしたち夫婦だからできる講座をバリバリやっていきますね。

 古事記講座関連は、新しいコラボ企画が進行中で、めちゃめちゃ楽しみです。さ、女神としては、頑張りがいのある企画です。詳細は、またお知らせします。

 昨日、大野百合子さんの「日本の女神たちの言霊」という本を読み返していたら、どうもわたしは、豊受気毘売神みたいです。

 食べ物を司る神様ですね。伊勢神宮の外宮に祀られています。

 そっかあ。こうしてカフェをやっているのも、こういう女神としての使命だったのね。そういえば、近くに豊受神社もあるし、いろんなことに符牒があってくるわ。孫たちの食事作りが楽しいのは、この女神性ゆえなんだなあ。

 新しい時代の新しい生き方を。女神として。抑圧も、縛りも何もないのです。自分を主人公として、自分の責任で、最高の人生を生き抜きましょう。

 では、これから断捨離関連をひと仕事して、ユタカ君と買い物に出かけます。

 9月は水曜日もきりしま月の舟オープンします。モーニングコーヒーの時間も検討中。ゆったりとした時間を過ごしにお越しくださいね。リラックスこそが、コロナ禍を生き抜く最高の薬だと、わたしは思っています。

 不安、悩み、全捨てです。心の断捨離もいっぱいしましょう。

 それではまた。ブログもたくさん書いていきますね。今日も読んでくださいって、ありがとうございます。