天才、大集合
2021.06.28更新
今日は、完全オフの一日。月曜日は特に、何もしない、を貫きたい日。
お天気が良ければ、ユタカ君とドライブしたいところですが、しとしと雨の朝でしたので、やるべきことを片付ける一日にしました。なかなか、何もしない、という境地に至りませんけど、それもまたよし。
まずは、鹿児島県立短大の学生さんたちとの交換ノートにコメントを書くこと。毎週火曜日に授業があり、その授業の感想や意見や質問を授業の最後の15分で書いてもらって、それを持ち帰って、コメントを書くことを前年度からやっています。
学生さんたちに、なかなか好評です。わたし自身も学生さんたちの成長が、ひとりひとりよくわかって、一石三鳥くらいのありがたさ。どこがうまく伝わっていないかも、本当によく把握できます。
ひとりひとりの成長につれて、こちらのコメントも対応していくべく、言葉を尽くします。4月にスタートした授業がいま10回を超えましたけど、どんどん書くことが増えて、コメント書きが3倍かかります。一日で済んでいたのが、いま、5日はかかる。うれしい悲鳴です。
若い人に教えるのは、本当に楽しい。だって、成長が目覚ましいから。今年度の県立短大のわたしの講座「南九州の文学」は55人が受講していますので、毎週55人分のコメントを書くわけです。教育実習などで休みの学生さんもいますけど、ほぼ皆勤の学生さんばかり。
ちょうどいま、島尾敏雄さんや梅崎春生さんの鹿児島を舞台にした戦争文学を読んでいます。戦争について考えることで、若い人ともども立ち止まり、平和について問い直しているところ。
学生さんたちが、「昔は」というとき、それは昭和20年代だったりするのですよね。妄想のたぐい、憶測、感傷、好き嫌いを超えての、情報や事実をきちんと整理して、物事を判断していくことの大切さ。もつれた糸を解きほぐすような、細やかで根気強い考察の方法を伝授しています。
勉強法に関しては、自信がありますからね。子育ての期間でも、猛勉強をしてきましたから。常識を突き破るような思考も重ねてきたつもり。鹿児島一頭のいい女を自認しています(笑)。
そして思うのは、わたしのしてきた仕事の積み重ね。県立短大の非常勤講師はもう23年目なのですが、毎回毎年、工夫を重ねて、内容を練り上げてきたので、なかなか充実した内容だなあ、と自画自賛。
前期だけなので、まだまだ紹介したい作家さんはいっぱいおいでなのになあ、もっと時間がほしいなあ、残念だなあ、と思いますけれど、一回一回の授業を大切にして、若い人たちに細やかに丁寧に「鹿児島の魅力」を伝えていきます。
そして、若い学生さんたちの感受性のすばらしさに、毎回感動しつつ、こちらがパワーを貰います。ああ、人間って、こんなに進化しているんだ、と思えます。
やはり、教えるというのは、教える側の勉強の量と深さが最優先。当たり前ですけど。若い人って、実に素直に受け取りますからね。丁寧に、細やかに、をモットーにあと一か月、頑張ります。
鹿児島大学の学生さんたちも2コマ分のレポートをきちんと提出してくれました。これまたしっかりとコメントを書いていきます。楽しみだなあ。
月の舟の文学講座の受講生の皆様は、ほぼわたしより年長の方々。こちらはまた、深い尊敬の気持ちで、授業を続けています。こちらも毎回感動です。91歳の北さんを先頭に、受講生の皆様が、瞳を輝かせて受講されるので、その輝きがビンビン伝わってきて、一言もおろそかにできません。ときどき、脱線して、笑いをとりに行くわたしがいますけど、どうぞお許しあれ(笑)。
教師であることと親であることは同じですね。親や教師が勤勉じゃないと、子どもは育たない。子どもが育っていないとき、親が「うわの空」だったりするわけで。子どもがきちんと育っているとき、それは、子ども自身の力。
つくづく自分の親がうちの母親でよかった、と思います。わたしの母は、働き者で、深く尊敬します。亡き父も、柔軟な思考の持ち主で、ユーモアあふれるところが楽しかったなあ。
最近、自分のことをすごいなあ、と思えるようになりました。勉強の積み重ねもそうだし、南日本新聞の客員論説委員、倫理委員会ほか各種の委員、鹿児島県立短大の非常勤講師、鹿児島大学のゲスト講師、月の舟の講座、イベント、コンサート、いっぱいやってきました。なかなかだなあ、と自画自賛できるようになったのは、つい最近のこと。ようやく落ち着いた、ってことでしょうか。
今でもいっぱいやっています。昨年の7月からランチを提供するようになりましたけど、毎日のように買い物、仕込みがあります。
最初のうちは慣れなくて大変でしたけど、ユタカ君がスイーツ担当になってから、ずいぶん楽になりました。そして、メニューの開発が楽しくて、これまた一石三鳥くらいのお得感。
まず、ランチのお客様が素敵な方ばかり。つい話が弾んで、リピーターになってくださいます。そして、現金収入があることの素晴らしさ。さらに、わたしたち夫婦の毎日のメニューがバラエティーに富んで、献立作りに悩まなくなりました。
良い素材を求めて、お魚屋さん、果物屋さん、お肉屋さんのごひいきもできました。小谷豆腐さんにはいつもお世話になっています。先日は、お揚げを5枚注文したら、7枚入っていましたわ。ありがたや、ありがたや。
先ほどもご近所さんからお野菜、お菓子、果物がたっぷりと届きました。ありがたいこと限りなし。そういえば、先日は、お隣のNさんから、太刀魚を2匹もいただきましたしね。
そして「きりしま月の舟」がオープンして以来、ご近所に少なくとも3軒のレストランができましたよ。霧島の食文化を推進している感がありますわ。
きりしま月の舟は、4千冊の本とともにあるので、ランチのお客様も本好きな方が多くて、わたしたち夫婦が、ブックソムリエみたいな感じでお話をすると、盛り上がること限りなし。お客様も歓んでくださいますが、わたしたちが一番楽しいかもしれません。
本、食、芸術。それがきりしま月の舟の三種の神器かな。魂が歓ぶことをいっぱいやりますね。
7月4日(日)は、午後2時から「天才、大集合」のイベント。2月に第一回を開催して、大好評でしたので、その第2弾。今回は、プロのテノール歌手、ヒーラーさん、朗読、ピアノ演奏と多彩な天才さんたちが大集合です。
わたしもピアノを弾きます。ショパンのノクターン遺作。トークもします。天才ぶりを発揮しますよ(笑)。めっちゃ楽しみ。ぜひご参加くださいませ。三密対策も万全です。ご安心ください。「参加しまーーす」と一言ご連絡くださいますと、うれしいです(090-7536-6672 月の舟)
あと30年、元気におしゃれに生き抜きます。学習棟建設という大仕事を控えていますからね。チャレンジしますよ。
あれもしたい、これもしたい。アイデアがいろいろ浮かんできます。お金は宇宙銀行に一億円の融資をお願いしました。ユタカ君は、10億円にしたら、と言いますが、とりあえず一億円で(笑)。
毎日が楽しく、しあわせです。悩みなんて、ない。いろいろあるけど、ない!ことにします(笑)。
さ、明日は忙しいよ。明日は、県立短大の授業を終えたら、自分のための時間にする予定。豪華なランチとか映画とか美術館巡りとか。久しぶり、こんな時間。
皆さまも楽しい一日をお過ごしくださいませ。今日もブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。