源氏物語の宇宙観
2026.03.01更新
今日から3月1日。きりしま月の舟のキッチン改修が終わり、今日からリニューアルオープンのはずでした。しかしながら、デッキの仕上げ、キッチンの最後の仕上げ、お皿や調味料を引き出しに仕舞い、テーブル、椅子を整えるところまで終わらず、リニューアルオープンは、3月4日となります。
3月1日にご予約いただいたお客様も4日に変更してくださり、ありがたいです。もう少しお待ちくださいませね。とっても心地よい安心できる空間にして、皆様をお迎えいたします。
昨日は、建具屋さんがいらしてくださり、おじいちゃまの棟梁が、孫のりょう君を連れていらしてくださいました。りょう君はサッカー青年で26歳。社会人選手として活躍したのち、鹿児島に帰り、家業を手伝っているそうです。
いやあ、ジャニーズの方ですか?というくらいに可愛い青年でした。お昼ご飯のときも話がはずみます。塗装の森山さんもいらしてくださり、2歳のお嬢ちゃまが入院しておいでだったのが、退院してこられ、安心されたようでした。
きみちゃん、いろいろ作りましたよ。カブのホワイトシチュー、大根と春菊のサラダ、ニンジンラぺ、さつまいもとカリフラワーのバター炒めなど、たくさんお出しして、ユタカ君ともども楽しく食事ができました。
さあ、次の仕事にかかりましょう、というときに、自宅玄関にお客様。なんと、鹿児島純心女子大学時代の教え子の朋子ちゃん。お父様と伯母様と一緒に遊びに来てくれました。午後2時からのみやまコンセールでのパイプオルガンコンサートに出かける前だそうです。
朋子ちゃんは、現在、ある航空会社の鹿児島支店長。女性管理職の分野を切り開いている第一人者です。学生時代からも面倒見の良い、気配りの完璧な朋子ちゃん。うちの3人娘を海水浴に連れ出してくれたり、本当に学生のときから面倒見がよく、そういえば、中国楽器団がいらしたときは、通訳をお願いしたっけ。それくらい、中国語が堪能なのです。美しく、いつもファッショナブルで、モデルさんみたい。コンサートや美術館でよくばったりと会います。
教え子ながら、ひとりの女性として大尊敬する朋子ちゃん。朋子ちゃんもきみちゃんを大好きでいてくれて、よく訪ねてくれます。月の舟がまだ片付いていないので、自宅リビングでいっぱいお話しました。
きみちゃんの大学非常勤講師は、来年でおしまい。70歳定年制です。これまで鹿児島県の大学はほぼすべて非常勤講師をさせていただきました。なかでも、鹿児島純心女子大学では、はじめて3年生と4年生を教えて、女の子の20歳を越えるときの急成長ぶりを目の当たりにして、目を見張ったものです。
18歳から22歳、20歳前後の感受性の高さ、成長度合いの速さ、鹿児島純心女子大学に通った数年間は、きみちゃんの宝物です。
お父様も伯母さまも気品高く、きみちゃんの大好きな上品で美しい「きよら」族とお見受けしました。伯母様は初対面でしたが、なんと、源氏物語受講生の故・国領さんのご近所さんで、きみちゃんの話は国領さんから聞いておられたそうです。
国領さんは、ある会社の会長職で、仕事の鬼ながら、源氏物語をマスターしたいとのことで、きみちゃんの源氏クラスを長年受講してくださいました。きみちゃんが企画する文学散歩にもご夫婦で参加してくださり、ありがたく、朋子ちゃん同様、年齢や立場に関係なく、お互いに尊敬しあう間柄でした。
素敵なご縁を感じます。きみちゃん、ここのところ、きよら族の皆様との交流が深まり、先日は、千葉県と霧島の別荘の2拠点生活をしておられる医師の山口夫妻の霧島の別荘で、人間ドッグ的な診察をしていただきました。
保険診療ではないので高額ですが、ようやく山口先生とのスケジュールが合って、2月25日に受診してきました。
きみちゃん、身体に悪いところもなければ、風邪もほぼひかない健康体なんですが、花粉症アレルギーで、ちょうど先日から鼻水たらたら、くしゃみすごい、目がかゆい、という症状が出たばかり。胃腸関連は、きみちゃんの唯一の弱点で、便秘、下痢の繰り返しの人。
診療は、手やおでこにぺたっと黒いものが貼られ、そこからのデータがパソコンに送られ、それを山口先生が分析する、というもの。胃カメラを飲まなくてもいいし、5分で終わるし、待ち時間ゼロ、別荘の素敵なリビングでお茶をいただきながらの問診、ということでとても優雅で「きよら」でございました。
で、結果は、きみちゃんの身体は酸性に傾いていて、それがアレルギーの原因でもあるでしょう、とのこと。ミネラル不足とのことですが、きみちゃん、お野菜はたっぷり食べているはずなのに、と思ったら、もっと「生」で食べないと、腸まで栄養が届かないらしい。だから、胃腸も弱い。
さらに、交感神経優位で、つねに緊張している状態とのこと。こうしてブログを書いているとき、きみちゃん、ほぼ息を止めているんじゃないか、というくらいの集中度なので、呼吸をもっとゆっくりと意識してやって、というアドヴァイス。
ほほお、きみちゃん、医者いらずの健康体と思っていたのが、こうして診ていただくと、自分の身体の状態がよくわかって、かえって安心しました。さらに毎日の生活を細やかに配慮して、生活していこう、と思えました。山口ご夫妻様、ありがとうございます。
26日は、午前と午後がヒーリング。そして、大工さんたちがいっぱいで、お昼ご飯は8人分を用意。さらに、午後7時から、島津重富荘でのワイン会に参加。朝からずっと交感神経優位の一日でございましたわ。
重富層でのワイン会。すごいソムリエの方がいらして、シャンパン、白ワイン、赤ワイン、ハンガリーのワイン、はじめての品種のワインなど、本当に堪能しました。
きみちゃんはひとりで参加したのですが(ユタカ君は、高級なところは落ち着かないらしく、送迎担当)、きみちゃんと同じく女性一人でご参加の方と意気投合して、話が弾みました。
きみちゃんの特技は、日本だろうが外国でしょうが、どこに行ってもお友達がすぐにできるところ。自分から話しかけると、皆様、フレンドリーに答えてくださって、本当に外国でもいっぱいお友達ができました。
いつものヒーリング&カウンセリングでの課題でもあるのですが、自分宇宙を大事にして、そのうえで他人宇宙を信頼する。他人様の、それが家族であろうと、夫であろうと、最愛の子どもであろうと、相手の宇宙の膜をけ破って、相手の世界に侵入することをしない、というのを大事にしているつもり。
他人宇宙に立ち入らないから、お友達ができやすいし、家族仲も良く、ひとりで行動もできると思っています。
自分を女神と思い、他人様も神様と思う。そんな意識が大事ですね。そして、きみちゃんの場合、ほぼ何かを「疑わない」という特徴があるのではないか。バカが付くくらいに、周りを疑わない。
それがお友達がいつもいっぱい、ということにつながるだろうし、やはり、何といっても、きみちゃん、ひとりを満喫しているんだよね。ひとりであることを楽しんでいるから、お友達もいっぱいで、ユタカ君とも娘たち、孫たちとの関係も良好なんだと思う。
そんなこんなで、良いご縁に恵まれ、ひとりも満喫できて、おかげさまで、「きよらセッション」の第一号様、決定です。すごいよね。ありがたいですね。ブラボー。
27日の夜は、zoomでの瞑想会。ORIZINという伊東怜子さんのセッションに参加しているので、そのセッションの一環です。
きみちゃん、早めに温泉に行き、瞑想会への準備をして、zoomのセッテングもOK、という状態で臨んだにもかかわらず、温泉でのひとり瞑想から引きずっていた課題があって、それを消化しきれていなかったので、深い瞑想に入れなかったきみちゃんですが、怜子さんいわく、「ほかのことを考えていてもいいんですよ」と優しく受け入れてくださいます。
「安心する場をつくる」。それが瞑想であるし、カウンセリングでもあるし、ヒーリングでもあるし。自分にくつろぐ。きみちゃん、重たい課題のヒーリングのときに、ついつい力が入りすぎて、何とかしなきゃ、という思いに駆られるけれど、そうじゃなくて、その方がちゃんと自分で立ち上がることをただ見守るだけなんだよね。
村上春樹の小説『街とその不確かな壁』の最終章には、こんな風に書いてあります。
「心配することはありません。自分の心の動きに素直に従っていけばいいのです。その動きを見失いさえしなければ、いろんなことはきっとうまくいきます。そしてあなたの大事な分身がきっとあなたの復帰を強く支えてくれるはずです」
このセリフは、前々回のブログでご紹介した部分の続きなのですが、僕は、壁のこちら側に戻りたいと思って、そこにすでに戻っている分身としての影とうまく合体できるかを心配しています。しかし、どちらが本体か影かはわからず、役目も交換しているのだから、イエローサブマリンの少年は大丈夫だと上記のセリフを言って、励まします。
そう、自分の心の動きに素直に従っていけばいい、というのは、本当にそうですね。他人に遠慮したり、恐れたりすることなく、意識に従って行動していけばいいのです。
さて、前置きが長くなりましたが、昨日から、「源氏物語の宇宙観」というテーマでブログを書くように、との宇宙からのメッセージが届いており、そのことについて、これから書いていきますね。きみちゃんは、宇宙におまかせで、そのお導きで、素敵な人生を生きることができているので、この壮大なテーマを軽々と書いてみます(笑)。
きみちゃんが思うに、源氏物語の世界は、六条院という光源氏の大邸宅が造営されたことによって、大きく次元をあげていきます。六条院は、光源氏が須磨、明石という少年の試練の時期を乗り越えて、35歳で建てた邸宅。そこは、一区画3千坪が4区画あって、それぞれ春の町、夏の町、秋の町、冬の町として合計一万2千坪の大邸宅。天皇がお住いの内裏よりも広い、という設定になっています。
春の町に紫の上と光源氏、夏の町に花散里、秋の町は、もともとの所有者である六条御息所の娘であり、冷泉帝の中宮、光源氏の養女である秋好中宮のお里下がりの場所、冬の町が、明石の君の邸宅になります。
春の町には、明石の君が生んだけれど、母親の身分が低いということで、子のない紫の上が育てている明石の姫君もいます。夏の町には、光源氏の子どもである夕霧のお部屋もあります。そこに夕霧のお友達の柏木なんかが訪ねてきて、馬を走らせる馬場なんかもあるんですよね。冬の町は地方貴族として財を蓄えた明石の入道の娘である明石の君が住みますが、蔵が凄い。ずらーっと並んでいる。その蔵には、高価な香木なんかがしまってあって、明石の君はそれを大事な場面で使うのです。身分は低いけれど、セレブな明石の君。
六条院造営の描写がある「少女(おとめ)」の巻から、紫の上の死を描く「御法(みのり)」の巻、そして「幻」の巻で、光源氏が主人公のストーリーが終幕。それに続いて「雲隠」という光源氏が死んだであろうと予想される巻が続くけれど、本文がないので、内容がわからない。
いずれにせよ、「少女」の巻から「幻」の巻までが、六条院という空間を舞台にして、源氏物語の中心となるところ。そして、そのなかの主人公は光源氏というよりも、紫の上、だときみちゃんは思います。
「若菜下」の巻の「女楽」の場面で、紫の上が、和琴というシンプルで小さくて、いわゆる伴奏系の楽器を、紫の上がこの上もなく優雅に演奏する場面は圧巻。
きみちゃんは、この「女楽」のところを、「五感で愉しむ源氏物語」という2014年に開催したイベントで全面に出して、鹿児島国際大学の久保偵先生に作曲を依頼しました。そのときに琴3台、琵琶一台の超豪華な演奏者をお迎えして、演奏していただいたのでした。
和琴は現代にはもう廃れてなくて、13弦を2台、17弦を紫の上が演奏するということにして、作曲していただきました。素晴らしい楽曲となり、今、「きりしま月の舟」のHPでもお聴きいただけます。
さて、その女楽で紫の上が着ていたのが、葡萄染めの小袿、薄蘇芳の細長。細長(ほそなが)は、身分の高い人が着る表着で、袿を細長くしたような衣装。
きみちゃん、この紫色と赤色の組み合わせに魂が震えており、いつかこの重ねを切ることのできる女性でありたいと熱望しております。この色をきよらに着こなすことができるって、凄くない?
「玉鬘」の巻からはじまる六条院のはじめてのお正月に着る晴れ着の衣(きぬ)配りの場面、この「女楽」でそれぞれの女君が着る衣装の描写は、本当に美しい。
「源氏物語」は、光源氏というスーパースターの物語ではなく、女君たちの個性の饗宴。そこに、季節、自然の彩色、光、染色、衣装が重なり、それぞれの個性を表現します。
紫の上、というリーダー格を中心に、たくさんの女性たちが、豪華絢爛に、その内面を表現していきます。
そこへ、女三の宮という異色の小石が六条院に投げ入れられることで、ひずみができて、紫の上は心臓を病み、育った二条院で療養します。もぬけの殻になった六条院で起こる女三の宮と柏木の不倫。
紫の上は、奇跡的に回復しつつも、穏やかに天に召されます。ちょうど8月14日の夜のことで、中秋の名月。この場面は、竹取物語のかぐや姫が月に還る場面を踏襲していると言われています。
明らかに、「源氏物語」は、天と地のエネルギーを意識していると思います。月の描写は、平安時代の文化もあって、描写場面も多く、そして美しい。
六条院、二条院、内裏という空間、天皇になれなかった男、光源氏の運命、をベースに、紫の上の生涯を10歳前後からその死の43歳までを描くことで、女性たちの最高峰の「きよら」を表現したのではないでしょうか。
月という宇宙へつながる空間でもあった二条院、そして紫の上。この流れは、宇治十帖で大君、浮舟の人生の在り方へも繋がっていきます。生と死が繋がり、聖なるものが出現する構図。
このあたりは、長くなりますので、また次回に。源氏物語って、すごいでしょ。毎月第2月曜日午前10時から、鹿児島市の草舎さんで、源氏物語&枕草子の講義をしておりますので、ご興味のある方はぜひ、聴講されてくださいませ。
次回の講義は3月9日(月)。ここに書いた源氏物語の宇宙観を最初にお話しする予定です。どなたでも参加できますよ。テキストはこちらで用意します。
きりしま月の舟でも、第8期生の皆様が源氏物語を熱心に受講してくださっています。第1、3木曜日午前10時から。こちらは、原文を丁寧に読んでおります。ただいま「柏木」の巻。あと2年ほどで読了の予定。
さあ、今日は、本当は月の舟のおかたずけをしないといけないのですが、あまりにも良いお天気なので、ユタカ君と出かけることにしました。
3月4日からのリニューアルオープン、どうぞお楽しみにされてくださいませ。きみちゃんもわくわく。広いテラスを見ていると、大の字になって寝たい気分。
きみちゃんも、生死を越えて、この宇宙を生き切ります。源氏物語と同じく、月とのつながりを大事にして、きよらに生きてまいります。
いつもブログを読んでくださいまして、大感謝です。怜子さんのORIZINを受講してからというもの、宇宙が身近になってきました。女神きみちゃん、凄いパワーアップしております。
女神ヒーリングの「きよらセッション」、ぜひご受講くださいませ。お待ちしております。このブログの最後のところにバナーが張り付けてありますので、そこからお申込みくださいませ。皆様に寄り添い、皆様のお力を引き出し、「きよら」の世界に誘います。