きりしま月の舟

感謝に始まり、感謝に終わる。

2025.09.25更新


 朝晩の空気がひんやりとしてきました。毎日行く温泉での会話が「日が短くなりましたね」。ついこの間までは、午後7時でも明るかったのに、露天風呂愛好の皆様は、露天風呂が暗くなって見え辛いので、とくに暗くなったのが気になられるようです。たしかに、あっという間に陽が落ちるのが早くなりました。きりしま月の舟周辺は、彼岸花の盛り。

 秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる

 この古今和歌集・秋の部の冒頭に掲げてある藤原敏行の歌は、もはや日本人の心そのもの。いい歌です。

 視覚では捉えられないものを、風の音という聴覚で捉える。それもまたいいですね。現代は、視覚優先の社会ですが、聴覚、触覚、嗅覚、味覚などをフルに使って生きていくのは、とっても素敵。生きる範囲が広がります。

 月の舟のランチの食材も秋仕様になってきました。先日は、祝橋温泉に栗が一袋400円で出ていて、残り一袋だったので、きみちゃんがお買い上げ。もちろん、栗の皮むき、処理はユタカ君のお仕事です(笑)。

 ユタカ君の丁寧なお仕事のおかげ様で、美味しい栗ご飯ができました。ヤッホー。半分は、郁未さんご一家におすそ分け。歓んでいただきました。

 昨日は、鹿児島の郷土料理である「つあんつあん」を作りましたよ。つあんつあん、とは落花生の炊き込みご飯のこと。昼ごはんがなまって、「つあんつあん」という呼び名になったらしい。千葉しのぶ先生の郷土料理の本に書いてあります。

 最近は、落花生もジャンボ落花生というのが出て、食べ応えがあります。きみちゃんがジャンボ落花生で作った「つあんつあん」、めちゃ美味しかった。お客様にも歓んでいただきました。

 落花生は買ってきたら、一晩水に浸して、翌朝下茹でしてから、炊き込みご飯にします。栗の皮むきも半端ない仕事ですし、こうして自然のものを取り入れるというのは、電子レンジでチンすることの100倍くらいの労力がかかりますが、それがまた楽しいし、美味しくできるコツでもありますね。

 黙々と栗をむいてくれるユタカ君に感謝、それを美味しく調理するきみちゃんにユタカ君が感謝、草取りをしてくれるユタカ君に大感謝、温泉で瞑想して、それを女神ヒーリングへの浄化、活力にしている女神きみちゃんを、ユタカ君はいつも大切にしてくれます。

 感謝に始まり、感謝に終わる。それが生きるための始まりであり、終わりである気がしますね。感謝しあうと、幸せが100倍になる。

 無条件の愛って、なかなか難しい人間修行ですが、感謝することで、この高みに行ける気がします。しかも、感謝は宇宙の波動でもあるので、「ありがとう」というだけで、無条件の愛の境地になれますね。

 こちらは感謝しているつもりでも、それが伝わらないとき、それって、やっぱり、感謝が足りないってことです。感謝は、無限大。「ありがとう」と一回言えば、それですむのではなくて、「ありがとう」を100回以上言う。心のなかで唱える。半端ない量の「ありがとう」を言ってはじめて、感謝のエネルギーが湧いてくるというもの。

 〇〇しているつもり、というのが結構足りなかったりするんですよね。たとえば、女神ヒーリングでも、お相手様を最高の神様と思い、全身全霊でやってはじめてヒーリングとなります。

 自分の能力や感性や感情は、200%出して、はじめて表現という境地に達するもの。資格があるから、わたし「先生」だから、とか、そんなもの「へ」のようなものです。人にどれだけ全力で向き合うか。

 そして同時に、人はみんな破れやすい薄い膜で守られた存在だから、関わる距離、関わる力がとても大切になります。

 他人様の薄い膜をけ破って、「ほら、わたしのいう通りにしなさいよ」ではなくて、お相手様の薄いデリケートな膜を破ることなく、相手を尊重して、大切に思って、愛の手を差し伸べるって、そこが一番、無条件の愛の見せ所。そこで、どれだけ丁寧な愛を、豊かな愛を注ぐことができるかが勝負。

 それは家族に対してもそうですね。きみちゃん、娘たち、孫たちを深く愛していますが、いつも大切にしたいのは、その距離感。ずかずかと相手の領域に入っていかないってこと。

 自分を尊重し、相手を尊重する。自分に感謝し、相手に感謝する。自分を愛するように、人を愛する。

 先程、こうしてブログを書いているきみちゃんに、ユタカ君が紅茶を淹れて、持ってきてくれました。きみちゃんが頼んだんですけどね(笑)。

 きみちゃんが朝一番にやりたいことが「書く」ことだけれど、ユタカ君は「お茶を飲む」というのが朝一番にやりたいことだそう。じゃ、きみこに紅茶を淹れてもってきて、と言ったら、その通りにしてくれました(笑)。なんという鬼嫁(笑)。

 ユタカ君は日本茶党ですが、きみちゃんは紅茶派です。長女がきみちゃんの誕生日に高級紅茶・マリアージュフレールのマルコポーロをプレゼントしてくれましたが、それはできるだけちびりちびりと飲みたい。今日は、香輝園さんのべにふうき。日本の和紅茶は、マリアージュフレールにも負けない美味しさですしね。

 ユタカ君は、きみちゃんのすべてを許してくれています。すべてが好きだ、と言ってくれます。「どこがいちばん好き?」ときみちゃんはさらに畳みかけます。すると「頭のいいところ、勘の鋭いところ」と言ってくれます。

 無条件の愛ですね。それはね、きみちゃんが無条件の愛を放っているからですね(笑)。

 無条件の愛って、人間界の完璧さを求めていない、ってことですね。未熟な自分も全部許しちゃう。闇の気持ちも全部、包み込む。それを知っているきみちゃんって、素晴らしいな。

 みんな完璧な良い人になろうとするから、苦しむのですよね。完璧って、社会が求める完璧だったりするよね。とくに男性社会の完璧さ。それに合わせるって、とっても苦しいこと。さっさとそんな世界観、放棄して、自分軸で生きていきましょう。

 さて、明日から第2次京都孫支援。30日までの5日間、行ってまいります。8か月のとーま君のお世話が中心です。

 こうして毎日ブログ宣言をして、第一日目はクリアできましたが、明日からはブログを書く余裕もないくらいかもしれません。どんなきみちゃんも全肯定、すべてを許す。許せない自分もまた許す。その繰り返しですわ。

 いま、書斎でブログを書いているので、窓から霧島小学校の子どもたちが通学する様子が見えます。窓を開けて、ひとりひとりに声をかけます。「行ってらっしゃい」。子どもたちって、ほんと、素晴らしい。可愛くてしょうがないなあ。

 さあ、今日は免許更新の手続きをして、午後にはZOOMでの女神ヒーリング。

 母の遺品整理もあらかた終わりました。母と一緒に暮らしていた弟夫婦がその膨大な品の整理をしてくれていますが、着物とお洋服はきみちゃんがまるごと霧島まで運んで、整理しました。

 いやあ、デビ夫人くらいにたくさんの着物と洋服を持っていた母。シミのあるものは捨てても、まだまだ使えるものがいっぱい。それでも整理し終わったきみちゃん、偉いな。きみちゃん、ご苦労様。

 いつもブログを読んでくださいまして、大感謝です。皆様を深く愛しています。尊敬しています。また、お会いしましょう。