きりしま月の舟

再掲 きみことワインを(第1回)  2006年1月

2024.07.31更新


懐かしの文章がで出来ましたので、お披露目。現在の「月の舟通信」の前は「木家通信(もっか つうしん)」と言っていました。2006年の1月号の巻頭言です。この号から巻頭言を「きみことワインを」と名打ちました。春江一也の『プラハの春』はその歴史性と物語性がうまくからみあって、一気に読ませる小説でした。(豊

三嶽豊の思い出から言えば1968年のプラハ事件は、リアルには覚えていませんが、高校に入って「プラハの春」の記録本をみすず書房が出しており、かなり興奮して読んだ覚えがあります。後日(大学に入ってから)同じ本を買い求めたほどです。なお小説の続編「ベルリンの秋」はもちろんベルリンの壁崩壊への話です。1984年東西に別れていたベルリンを訪れたときは、そんなに簡単に東西ドイツが一つにになれるとは想像だにできませんでした。ベルリンの壁写真展をいつかします。