自分を楽しませる
2022.08.23更新
京都8日目。今日と明日と、れなちゃんはサマースクール。学校自体は8月25日から授業開始なのですが、長い夏休みのあとの時間調整というか、新学期へ向けてのならしのために、サマースクールがあるそうです。
至れり尽くせり、という感じですね。学校の先生、大変だな。ありがとうございます。感謝です。
夏休みの宿題、上靴などをもって、れなちゃん、先程、出かけていきました。ちょっと緊張した面持ち。
子どもにこんなに緊張を強いるものは何だろう、と思います。忘れ物がないか、何度も調べているれなちゃん。つねに忘れ物だらけのルイ君とは大違い(笑)。
忘れ物をしても大丈夫だよ。明日もあるからね。傘は持って行ったほうがいい?と聞くので、「大丈夫、大雨が降ったら、おばあちゃんが傘をもって、迎えに行ってあげるよ」というと、少し安心した感じ。
まだ子どもだから、生きる上で何をしたらいいのか、わからないよね。わたしも娘たち3人の毎日の忘れ物チェックとか、全くしてあげない母親だったなあ。しっかり者のわたしの母だって、ほとんど学校の準備にはノータッチだった。
わたしの母は、宿題はよく見てくれました。母は算数が好きだったみたいで、わたし以上に嬉々として、算数の宿題をやっていました。そのおかげで「きみこちゃんは、ほんと、頭いいねえ」と学校の先生に褒められたっけ。でも、その算数の宿題、うちの母がやってくれたんです、とは言えないまま、50年が経過(笑)。
わたしの一族は、学者の家でもなく、商売が生業ながら、身体を使うよりも、頭を使う方が好きな家系かもしれません。わたしの兄は、IQがものすごく高くて、中学一年生のときに、校長先生と担任の先生が我が家を訪ねて来られて、「ぜひ東大に入れてください」とうちの両親に頼まれたそうな。
両親は「うちは商売を継がせないといけませんから」ということで、東京大学ではなく、その当時、取引先の銀行の支店長さんの出身大学だから、ということで、N大学の経済学部を卒業しましたけどね。
ルイ君も数学が好きみたい。わたしが見てあげてもわからないような宿題を、一日部屋に閉じこもって、集中して仕上げておりました。
先程、作文の宿題を見てあげたところ。一時間もかからずに終わりましたよ。まずはテーマに沿って自分が思うことを箇条書きにする。次に、それをもとに思いつく文章を構成を全く考えないで、ただただ書き連ねる。それを字数に合わせて、推敲する。
そんな手順を踏むと、どんな人も、子どもでも大人でも、きちんと書けます。最初からまとめようとしたり、構成を考えたりしないで、ただ自分の思いつく文章をただただ書き連ねる。そうすると、皆さん、ささっと書き上げられます。
全くこのブログの書き方と同じなんですけどね。自分のなかにある言葉で、自分のリズムで書いていく。
これは、他人に読ませる、とか、賞を取るとか、そんなことよりも、ただただ自分の内側との対話で、「書く」という行為は、完結する、ということです。
ルイ君の作文も、一応コンクール提出のものでしたが、ささっと清書しておりました。「信じれる」などという言葉を使っていたので、「信じることができる」とおばあちゃんは言い換えたのに、そのまま「ら」抜き言葉を3箇所も使用しておりましたが、ちょっとわたしがお昼ごはんの用意をしている間に清書し終わっていたので、もう、いいや、ということで、そのままにしました。
そんなテキトーなばあちゃんの指導ですが、わが孫ながら、なかなかの文章力。自分の思いをしっかりと言葉にしています。
完壁を目指さない。他人の思惑に支配されない。自分を生きる。
そのことがどれだけ大事か。65年を生きたきみちゃんは、心底思い知らされています。
だいたい、夏休みの宿題なんてもの、ほんとに無駄だな、と思うけれど、夏休みの宿題がなければ、自由研究というものも、作文というものにも深く触れることはないので、まあ、いいかなあ。
れなちゃんは、あっという間に学校から帰ってきました。そして、提出した夏休みの宿題のお直しがあるとかで、すぐに終えておりました。たった一時間の登校時間に、担任の先生は丁寧に宿題を見てくださったわけですね。すごいなあ。ありがとうございます。
きみちゃんは、れなちゃんが学校に行っている間に、買い物をすませました。どんなことも一番乗り、を目指しているきみちゃんですから、ご近所のスーパー開店と同時に入ろうと張り切ってでかけましたら、たまたま火曜市をやっていて、いろんなものが安い、安い。
それに、このスーパーでは鮮魚部が充実していて、カンパチだの、タイだの、大きなお魚をそのまま売っていて、お願いすると、卸してくださることを今日知って、お魚を見ると興奮するきみちゃんは、カンパチを片身、お刺身用のサクにしていただきました。
ホクホク。お魚大好きだなあ。いつも月の舟カフェのランチ用のお魚は、魚屋さんで大きな魚を一匹三枚おろしにしていただくことが多く、それをいろいろに料理するのが得意なきみちゃんです。カンパチもこれから大活躍してくれますよ。良い買い物をしました。感謝。
さて、今日は天赦日。碇のり子さんのYouTube動画で、天赦日は、好きなことをしましょう、と言っていたのを、隣りで聞いていたれなちゃんは、「おばあちゃん、今日は、れなも好きなことしていい?」と聞くので、「いいよ」と答えたきみちゃん。
れなちゃんの好きなことは何?と聞くと、YouTubeを観ることだそうです。ちょっとだけ一緒に観ていると、百均で買ったグッズで、いろんなものを作る競争みたいな動画で、へええ、こんなんが好きなんだね。
先日も、れなちゃんと一緒に百均に寄ったら、まあ、一時間くらいかけて、おもちゃのコーナーを覗いていましたよ。おばあちゃんもまた、いろんなコーナーを覗きましたけど、たしかに面白い。
要するに、百均で買ったおもちゃをどう組み立て、どうやって遊ぶか、というような動画なんですかね。一緒に観ていても、とっても面白い。
きみちゃんなんて、生まれてこのかた、好きなことしかやってこなかった感じだから、おお、おお、好きなことだけをして生きて行って大丈夫だよ、と大きな声で言いたい。
10歳くらいまでは、生活とか社会のルールをしっかりと教えて、寄り添い、手取り足取り教える。あとは、自由でいい。
自由にすることを、放任と間違えている人がいるけど、ある程度までは、こうしてああして、と教えて、あとはそれを自由にアレンジすればいいんじゃないかな。最初の入り口を教えない大人が多いよね。
学歴社会がガラガラと音を立てて崩れているのは、きみちゃんには良いことに思えますが、どうなんでしょう。わたし自身は、学歴社会に助けられてきたひとりだという自覚があり、大学院、しかもドクターコースを修了していることで良いお仕事をたくさん頂きました。
苦しい受験競争をかいくぐったという悲惨な思いもそれほどなく、何だかのんびりとしているうちに65歳になった感じかな。一番大変だったのは、やはり子育てと仕事の両立でしたね。でも、やりきった、乗り切った、という思いがあるから、こうして孫育ても楽しいというもの。
知識偏重の教育だと、ひとりひとりの能力を発揮することに至りませんものね。読み書きそろばんは、とても大事だと思いますから、その基本的な部分をしっかりと教えて、あとは、個人におまかせ。
孫を含めて、わたしの小さなお友達たちは、とっても個性的。れなちゃんはピアノと絵と工作が好き。ルイ君は数学。きみちゃんは、書くこと、教えること、そして最近は、お料理。お掃除は嫌いじゃないけど、いつも2番手になって、あとでやろう、と思っているうちに、一日が過ぎていきます。
とにかく、自分を楽しませること。これは絶対にやらなければならないこと。人生は短い。とっても短い。65年も生きて、とても充実しているのに、まだまだ生きて、まだまだ豊かになりたいと熱望するきみちゃん。
昨日の朝も、凄いアイデアがふっと湧いてきて、来年の計画がばっちり。これは凄い。寝る前に、神様、知恵をお授けください、と願って寝たら、まあ、朝早くに目が覚めて、そのアイデアを書きだしました。凄いなあ、神様って、素晴らしいなあ。すぐにこうしてアイデアを授けてくださるのですからね。近いうちに発表しますね。
そして、そのアイデアの協力者に先ほど連絡したら、ふたつ返事でOKで、一緒に大成功を祈ってくれています。ヤッホー。ありがとうございます。大感謝だよ。
一番乗り、というのも大事ですね。昨日は、れなちゃん、ルイ君と3人で、嵐山の温泉に行きました。
こんな時期なので、いろいろ気を遣いますから、温泉も一番乗りが大事、と本当に一番乗りで、温泉に入りました。清潔な温泉で、対応も良く、素晴らしかったです。常連さんも多かったな。
れなちゃんもルイ君も大喜び。サウナもあり、水風呂もあり、その水が大変冷たくて、気持ちよい。月の舟オリジナル手ぬぐいをれなちゃんにもルイ君にも持たせて、しっかり絞って使うと、タオルよりもずっと使い勝手が良いです。そのことをれなちゃん、ルイ君も学んだはず。
嵐山は、カップルが多かったな。休日の嵐山だとすごい人だろうと思って、わざと平日にしましたけど、大正解。
午前中のうちに用事を済ませると、すべての段取りがうまくいきます。温泉のあと、家に帰り着くと、お昼ごはんを食べたらもう、わたしもルイ君もお昼寝態勢で、ぐっすりと寝ました。れなちゃんだけが元気で、おばあちゃん、5時半だよ、とわたしを起こしても、ぐっすり寝てた、と言っておりました。
そのうちに娘が帰ってきて、みんなで夕食。パスタ祭り。この一家、凄い量のパスタを食べますわ。
そして、今日、なぜかきみちゃんは、下半身が筋肉痛みたい。ほんのちょっと歩いたくらいのはずなのに。どういうことでしょうか。
ま、なんだかんだで、快適な京都。ユタカ君は霧島で、今度の9月10日と11日にお野菜とか紅茶とかの出店をする広場の整備をしています。農業青年の裕太君が手伝ってくれています。ありがたいなあ。
9月10日、11日と連続イベントを開催しますが、そのときに上の広場で、祐太君のお野菜、香輝園さんの紅茶などの出店を予定しています。出店ご希望の方がありましたら、月の舟(090-7536-6672)までお知らせくださいませ。
自分を楽しませる。わたしの場合、降りてきたアイデアを実行しているときのワクワク感、半端なく幸せ。いつだって、どんなときも幸せですけどね。自分を不幸にしない。これは鉄則ですからね。
このことについては、また書きます。皆様もご自分を楽しませてくださいませね。そうしたら、周りも楽しくなって、幸せいっぱいになりますよ。
皆さまは、何をしているときが、いちばん楽しいですか?
ではまたお会いしましょう。いつもブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。魂から、大感謝いたします。