きりしま月の舟

愛そのものになる

2023.06.02更新


 紫陽花が咲き始めました。美しいですね。

 きりしま月の舟の周りにも、たくさんの紫陽花が植えてあり、品種もいろいろです。ユタカ君が大切に育ててくれているし、紫陽花は挿し木でどんどん増えるので、とても重宝しています。

 特に、梅雨時の雨の降り続く日に、窓の外の紫陽花を見るだけで、癒されます。

 きりしま月の舟の窓側の特等席に座ると、すぐ目に入るのが、新種の紫陽花。名前はわからないのですが、ご近所の嶋田さんが分けてくださったもの。わたしもユタカ君もとても気に入っています。

 皆さまも、ランチの時には、窓際の席に座られるか、テラスに出て、この新種の紫陽花を眺めてくださいませ。とてもしっとりとした気品があり、癒されますよ。

 さて、今日から6月ですね。5月末も忙しかったなあ。ほぼ分刻みで、移動している感じ。

 5月25日(木)、島津重富荘でのイベントに参加。朝倉匠子さんのトークショーで、重富荘のランチ付き。

 朝倉匠子さんは、アンチエイジングの第一人者。いろいろと勉強になりました。細胞の老化が病気の原因でもあり、細胞を若返らせる科学研究が進んでいるとのこと。美容の分野も、これまでは関わらなかったような研究者が熱心に参画しているとのこと。

 若返りのサプリはまだ開発段階で、値段もお高いけど、近い将来、本格化する可能性大。

 わたしは、このことは精神科のお医者さんの対談本で読んで知っていたし、そのうちにサプリが安くなるのを期待しているので、そうか、そうか、という思いで聴いていました。

 何しろ、きみちゃん、生涯現役で、101歳で死ぬまで元気に働く予定なので、アンチエイジングならぬリバースエイジングには、大変興味があります。

 朝倉匠子さん曰く、声帯の筋肉を鍛えると、つまづいたりすることがなくなるそう。ストローでふーーーーっと吹いたり、とか効果があるそうですよ。また、股関節や肩関節を廻すストレッチもよろしいとか。

 早速、きみちゃん、実践しております。これまで、散歩することはあっても、しっかりしたストレッチをさぼっていたきみちゃん。テレビを観ながら、仕込みをしながら、足を廻したり、肩を廻したりしております。

 今回のトークショーで、朝倉匠子さんが68歳とかで、わたしとほぼ同年齢。若々しくおありで、わたしも負けないわ、と元気を頂きましたが、何よりも刺激的だったのが、朝倉さんのオンラインサロンのメンバーさんたちが10人ほど追っかけで、鹿児島までおいでで、トークショーに参加されていたこと。

 そのサロンメンバーさんたちのおしゃれなこと。朝倉さんに負けてないくらいに、はつらつしておいででした。特に眼鏡がおしゃれ。カラフルでデザインも素敵。

 ほほお、このタイプの眼鏡の女性は、鹿児島にはそうはいないなあ。わたしも眼鏡を研究しましょ、と意欲を掻き立てられました。

 自分が影響を与える方々が、自分と同じくらいのレベルである、というその在り方に、とても感動しました。

 わたしも人に影響を与える立場であるからには、周りの皆様がどんどん素敵になっていかれるように、わたし自身がもっとブレイクスルーしないとね。

 わたしはトークショーへの申し込みが3番目だったらしく、朝倉さんと同じテーブルで、お食事ができました。ちょうど真向いで、テーブルの真ん中に飾ってあるお花で、お顔がよく見えませんでしたけど、いっぱいお話しました。

 お隣りに座られた方が、「わーー、とってもいい香りがする」と言われ、ひとしきり、朝倉さんの香水が話題になりました。わたしもその日、高田賢三の香水をつけていたのですが、あまり香らなかったかな。隣りの人がわかるくらいに香水はつけるべし、という教訓を得ました。

 同じテーブルに、なんと、月の舟@天文館時代に、作文教室や着付け教室に通っておられたMさんがいらして、ひとしきり話が弾みました。とても優秀な方で、作文も指導しなくても良いくらいで、もっとオリジナルを出されても良い方でした。

 その日は、とっても素敵にお着物をお召しで、すべてが完璧。さすがです。申し込みが一番だったらしく、朝倉匠子さんのお隣りの座席。

 鹿児島の女性も、もっと素敵になれるし、もっと世の中を明るくできる。ただ、遠慮深い方が多いので、三歩下がって、みたいな「しっとり系」の美女が多いですね。

 遠慮は美徳の時代は終わって、どんどん個性を発揮する時代になりました。夫や親や世間に遠慮して、あまり目立たないようにする、というスタンスがまだ鹿児島にはありますけど、もっとたくさんの女性に、鹿児島で大きく羽ばたき、輝いてほしいなあ、と思います。

 昨夜、遅くまでランチの仕込みをしながら、YouTube動画を観ていたのですが、そのなかで、臨死体験をした女性が本を出版されていて、その紹介動画に心惹かれました。

 その女性は、癌になって、4年間の闘病のあと、もう医者にも見放され、あと36時間以内に命が終わる、というようなとき、臨死体験をし、生還されたそうです。

 彼女は、たしかインド人でしたが、彼女の使命は、生き返って、あることを伝えるものだと悟り、本当に生き返って、本を出されたそうです。

 それは、無条件に自分を愛する、ということ。人を愛する、というよりも、愛そのものになる。自分との対話のなかで、自分を無条件に愛し、甘やかし、決してポジティブでなくても、それも許していく、というような内容でした。

 人じゃなくて、自分を無条件に愛する。自分を、というのがミソです。

 午前2時を過ぎた時刻、先日頂いた「らっきょう」をつまみ食いしながら(笑)、そのYouTube動画観つつ、ソラマメをむいたりして仕込みをするなかで、とても深い感動と気づきに包まれていました。

 そうそうそう、と深く納得するきみちゃん。自分を無条件に愛するのよ。人に忖度なんかしないわ。あれもこれもやってみせるわ。

 きみちゃんの人生は、すでに2年後のスケジュールも決まっているのです。月の舟のキッチンの拡張。来年2024年6月6日のきみちゃん66歳のパーテイ@島津重富荘。来年8月の渡英40周年記念のユタカ君とのヨーロッパ旅行。2025年の源氏物語イベント@みやまコンセール主ホール。

 わたし、お金がないから、できない、なんて、絶対に言わない(笑)。2025年には富と財がやってくるらしいし。2024年は、その前哨戦で、富と財の兆しがいっぱいですわ。

 お金のあるなしに関係なく、きみちゃんの人生は、やりたいことをやり尽くす人生なんです。もはや、愛そのものの人なんです。誰よりも、自分を無条件に愛するきみちゃんなのです。

 今日も、自分をたっぷりと愛せました。昨夜、らっきょうを食べすぎて、お腹の調子が悪くて、午後はユタカ君にカフェを任せて、わたしはベッドで寝ておりましたが、そんなきみちゃんもかわいい(笑)。

 大好きならっきょうを、瓶の半分も、仕込みをしながら食べてしまうきみちゃんって、かわいいわ(笑)。だって、そんなきみちゃんも、最愛のユタカ君は愛してくれるのです。今日の午後はベッドで寝ているぐうたらな妻を、ユタカ君は優しく包み、足を揉んでくれました。ありがとう。感謝でいっぱいだよ。

 ほんと、お腹の調子が悪かったけど、今日の源氏物語「須磨」の巻も、密度の高い講義ができましたし、予約のお客様3人も大変満足して、帰って行かれました。

 予約のお客様たちは、台風の影響下の大雨にもかかわらず、薩摩川内市から一時間以上もかけて、わざわざ月の舟でランチをするためにだけ、霧島までお越しくださって、ありがたいこと限りなし。しかも、リピーターの方で、新しいお友達を連れて、お越しくださったのでした。

 そういうお客様がとても多い月の舟。素敵な空間を、みんなに見せてあげたい、美味しいランチを一緒に食べたい、と言ってくださるお客様の多いこと。大感謝です。

 だから、ランチの仕込みは手を抜きません。細やかに料理し、鮮度の高い材料を仕込みます。わたし自身、さらに料理が好きになって、メニュー開発も楽しい。ユタカ君も同じで、どんどん新しいスイーツを開発しています。

 いろんな方のお顔を思い浮かべて、仕込みをする時間の豊かさ。娘たち、孫たちに料理するときの歓びと同じです。料理は、人と人を繋ぐ、あたたかなもの。愛そのものです。

 言葉もそう。愛そのもの。愛そのものである言葉を使わないとね。まずは、自分に愛そのものの言葉をかけてみる。

 きみちゃん、今日もがんばったね。源氏物語、世界一の講義だったね。皆様、よく聴いてくださったね。質問もいっぱいしてくださったね。お土産もいただいたね。差し入れもあったね。愛されてるね。受講生の皆様の高い知性は、本当に素敵だね。ありがたいね。

 ランチもよくできたね。一品一品に愛がこもっていたよ。キャベツと赤かぶの酢漬け、ソラマメと新玉ねぎのスープ、トウモロコシごはん、タカ海老、きびなごのフリット、ズッキーニのマリネ、ピーマンと豚バラの奄美味噌炒め。

 ユタカ君のスイーツも最高。定番のチーズケーキはもちろん、わたしの講義中に作ったバナナケーキも絶品。今日はイチゴゼリーも作ってた。これまた最高。

 わたしたち夫婦は、文学が専門で最優先で、料理は素人なんだけど、素人ゆえの家庭的な味で勝負してる。新鮮さ、旬、優しい味、ほっとする味が真骨頂。

 祐太君のおかげで、超新鮮なお野菜が、畑直送でやってきます。地球畑の調味料、小谷豆腐のおじちゃん、おばちゃんのおかげで、美味しいおぼろ豆腐は欠かせません。魚好きなきみちゃんゆえに、お魚屋さんとのお付き合いも大事。かごしまお魚センター@鹿児島中央駅前、伊地知鮮魚店@敷根、鮮度市場日当山店のお魚は、鮮度抜群。一匹買いができますしね。

 お魚を選ぶときのきみちゃんは、テンションあがっています。お肉も専門店がいいな。今肉屋@日当山、Aコープ霧島神宮前店、かんだ@姶良、道の駅すえよしのお肉も最高だな。

 やっぱり、鹿児島って、食の宝庫です。どこに行っても、新鮮な食材に出会います。ありがたいこと限りなし。

 わたし自身が愛そのものであるとき、この世界が天国、極楽になるのです。わたしの夢は「月の舟ユートピアの建設」です。あと3区画、まわりの土地を買い足して、温泉場、宿泊場も創りたいな。2025年には完成しているのが目標。

 わたしは、おせっかいな「地域おこし」には興味ないけど、ただただ自分の好きなことだけをして、自分が気持ちよいことだけをして、ユートピアを創造します。

 わたしがやることの中でも、一番の優先順位は、文学に関すること。文学講座はすべて大好き。やりがいがあり、授業準備をしているときの自分が一番好き。講義をしているきみちゃんは、天才だと思う。

 8月27日(日)の「大江健三郎シンポジウム」も最高にワクワクして、テンションあがりまくり。島村輝先生、渡邊英理さん、という素晴らしい方々をゲストにお呼びできて、最高に嬉しいです。

 さ、これから、しっかりと中身を吟味して、最高のシンポジウムを開催しますよ。皆様もどんどんお申込みくださいね。ZOOM参加もできますので、mokka@po4.synapse.ne.jpにメールをくださいませ。折り返しURLをお知らせします。

 また、シャーマンの師匠である中越真理様が、よしもとばななファンであることから、SNS上で、ばななさんの「王国」の話になり、久しぶりに「王国1」を読んでみたら、とっても面白かったわ。

この作品が発表された2002年の時点で、わたしはまだシャーマンではなかったので、この内容についていけなかったけど、シャーマンとしても活動する今、よしもとばななの先見性に目を瞠っているところです。

 これはぜひ、中越真理師匠と「シャーマンが読み解く よしもとばななの世界」というシンポジウムを開催せねば。と思った時点で、実はもう日時も自分のなかで決まっております(笑)。真理様、のちほどご連絡しますね。

 イベント企画も、わたしって、大好きなんだな。その企画が儲かるとか、意味があるとか、ほぼ考えない。ただただ楽しそう、というノリでしかないなあ(遠い目)。でも、その企画を発表して、ゲストに打診すると、断られたことが一度もない、という奇跡。

 源氏物語研究の第一人者である久冨木原玲先生をゲストに、2025年11月に源氏物語イベントを開催します。これもまた、玲先生がお忙しくて、2年後になった、というもの(笑)。わたしって、しつこいので、都合がつく時まで追いかけるのです。

 ということで、2年後までのスケジュールが決まっております。ワクワクなだあ。

 5月29日は、祐太君の案内で、ミヤマキリシマの群生を見に、高千穂峰入り口の鹿ヶ原まで出かけました。わたしがユタカ君も含めて3人分のお弁当を作って、鹿ヶ原まで行き、えびの高原にも足を伸ばしました。

 いやあ、素晴らしいなあ。素敵な山歩きでした。祐太君の説明で、いろいろとわかったことが多くて、梨木香歩さんの小説「西の魔女が死んだ」に出てくる銀龍草にも出会えて、感動。

 自然のなかに身を委ねる歓び。霧島に住んだからこその歓び。ありがたいこと限りなし。これからもどんどん山歩きをしましょう。

 鹿ヶ原の学びは、5月30日の鹿児島県立短大での講義にも折り込みました。前期15回のうち、9回が終わった講義。学生さんたちの成長ぶりが眩しい。もっともっと高みに彼らを連れて行きますよ。自分を鼓舞して、最高の講義をし、学生さんたちの成長を促します。

 昨日5月31日は、月の舟を臨時休業にして、月の舟通信を作成。200通を完成させ、郵送して、その後、先月買った新車の一か月点検へ。

 都城の徳石石油さんの整備工場には、お隣りに「兆紐」というカフェがあるのです。なかなか素敵な名前のカフェ。以前から気になっていたところなので、わざわざ月の舟を臨時休業にして、このカフェのランチを食べたという次第。

 いやあ、素晴らしかった。そのこだわりが半端ない。偉い、偉すぎる。平日の雨の日なのに、お客様も次から次においでで、ほんと、偉いなあ。

 こうして他人様の頑張りを見せていただくことが、何よりの勉強になります。飲食業の皆様の日々の奮闘、素晴らしいです。

 わたしはこれまで文学専門でやってきて、60歳を過ぎて、何の因果か、カフェを本格的に始めることになったのですが、飲食業界には心からリスペクトを捧げます。日本の飲食業界って、凄いなあ、と思います。

 みんな哲学者なんですわ。料理本も、ほぼ哲学書ですしね。生き方と「食」って、連動している。その一端にこの身を連ねることの誇り。

 そして、料理すればするほど、わが母の偉大さ、先見性に目を瞠ります。うちの母ちゃん、偉い、凄い、センス良い。その母ちゃんも、ちょっとこの頃、弱ってきてるけど、毎日、励ますようにして、「かあちゃん、ありがとう」コールをして、母の生き方に感謝をし、ありがとうを連発しています。

 わたし自身が、愛そのものになる。あらためて、決心します。愛そのものになる。

 いつもブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。愛そのものになる。合言葉にしましょう。台風が近づいたり、地震が発生したりしております。愛そのものになって、ご自愛ください。