心地よさを極める
2023.04.29更新
ここのところ、人生の大転換くらいの大きなイベント続きで、忙しい中にも、充実感でいっぱいです。
まずは、車を買い替えました。諸手続きが完了し、4月25日に受け取りに行きました。その日は朝一限目から鹿児島県立短大の講義があり、講義終了後は、ランチ仕込み用のお魚を買い、ユタカ君が運転してくれたので、ランチは先日テレビで紹介されていた、鹿児島中央駅近辺の「ミートバンク」へ。
一階のフロアは、4軒ほどの居酒屋さん風の形式で、2階は焼肉屋さん。で、2階へあがり、牛タン焼肉ランチを頂きました。
カウンターに座って、そのお店のオーナーさんらしき方とおしゃべりしながら、牛タンを焼いて食べました。元は、和食職人さんだった、というオーナーさん。なかなかの商売人やのお、という感じでした。
わたしたちも霧島でカフェをやっている、というと、とても興味を示してくださって、話が弾みます。わたしたちのカフェでは、旬を大切にしていること、ご近所さんからお野菜だの魚だのいっぱい届くんです、と言うと、「最高ですね」と言ってくださいます。
「やはり食材が何より大事。これで決まる」とのオーナーさんの言葉に、わたしたち夫婦も納得。鹿児島中央駅前の魚屋さんでの買い出し、霧島のお肉屋さんでの買い出し、祐太君のお野菜、有機生産物の地球畑の食材、と月の舟も食材や調味料にはこだわりまくっています。
ああ、飲食業をして良かったなあ。こんな出会いがあり、話が弾んで、人間、まずは食、という思いでいっぱいになります。
お腹も満たされたところで、霧島の自宅へ帰り、紅茶とユタカ君のチーズケーキで一息ついて、都城庄内の車屋さんへ。
店内は賑やかで、先日来、わたしの新しい車の手配をしてくださっている千夏さんが接客中で、お母様が応対してくださったのですが、そのお母様の面白いこと。鹿児島にもこんな女性がいたんだ、というくらい底抜けに明るい方でした。
で、千夏さんのお客様が帰られ、わたしたちに車の説明をしてくださって、いざ試乗。これまでの車があまりにアナログだったので、今度の車は、まあ、ボタンひとつで操作できる最新型で、面食らいます。
すべてコンピューター制御という感じ。いまだに慣れませんけど、新しいわたしの車、大切にします。ブルーグレーのCampus、見かけたら、手を振ってくださいね。
さて、車の購入より前の4月22日、きりしま月の舟で初の整体講座を開催しました。ご家族でランチにいらしてくださった上野様が整体師とのことで、わたしが一度施術を受け、なかなか良かったので、じゃあ、月の舟でもやりましょう、とのことで、4月22日、6月24日、8月26日の隔月第4土曜日午後2時から開催決定。
やはり、最高でした。たまたまオーストラリアで指圧師をやっていた、という方がランチにいらして、「わたしも参加しまーーす」とのことで、少人数ながら賑やかな講座になりました。
上野さんの整体講座は、自分で身体を整えることを目標としているので、とても良いですね。依存心ではない、自分で自分の健康を創る、という考え方がなかなか良いです。
身体つくりとは「心地よさを極める」ということで、それは、心を整えるときもそうだなあ、と深く共感します。
わたくし、きみちゃんなんて、不快なことは何ひとつやらず、65年を生きてきましたからね。心地よさを極めることにかけては、もう名人級です。
痛いことはしない、辛いことはしない。心地よいことだけをする。何が心地よいかは、千差万別。ひとりひとり違います。
わたしにとって、心地よいこととは、読書。こうしてブログを書くこと。人前で話すこと。人の話を聴くこと。読み書き、おしゃべり、講義、講演、人の話を聴く人生相談。美味しいものを食べること。料理すること。おしゃれすること。着物を着ること。クラッシック音楽のコンサートに行くこと。
最近、ピアノを弾いていませんが、ピアノも大好きだなあ。きっと前世で、イギリスの王女時代に、わたしってピアノの名手だったのかも。いつか、素敵なドレスを着て、「みたけきみこピアノリサイタル」とかやりたいなあ。
いまの仕事のすべてが「心地よさを極めた」結果です。まだまだ旅をすることも大好きだしね。孫と遊ぶことも大好きだしね。温泉大好き。きっとこれからも極めたい心地よさの範囲がどんどん広がっていくでしょう。楽しみだなあ。
バシャールさんの「自分の波動をあげるには、ワクワクすることをしなさい」というのは、何も刺激的なことをするってことじゃなくて、「心地よいことをする」というレベルでいいんだなあ、と思います。
月の舟には、本当に素敵なお客様がおいでで、どんな方とも話が弾みます。最近、コロナ禍が落ち着いてきたからか、お客様も増えてきて、ランチのときは大忙しですが、それでもおひとりおひとりと話が弾んで、一組平均2時間ほどの滞在で、ゆっくりしていかれます。
おしゃべりしたり、読書されたり、近くを散歩されたり、とゆったり過ごされると、わたしたちも嬉しくなります。
さあ、今日からGWに突入しましたね。今日は雨でしたから、お客様も常連さんばかりで、のんびりでした。午前中はかおりさん、それに週一回くらいの割合でお越しになる男性の方、元アシスタントのまこちゃんが午後3時ごろ、さやかちゃんを連れてきて、ほぼ実家替わり。小学生のお子さんとお母さんのおふたりは、ロフトでゆっくりと読書をしていかれます。嬉しい時間です。
昨日は、月の舟を臨時休業にして、鹿児島国際大学に出かけました。今年度から学長になられた小林潤司先生との学長トークのゲストとして呼ばれたのです。
新入生を含めて250人の学生さんに「地域から世界へ」というテーマで話をする、というもの。わたしの時間は40分で、20分で小林学長とのトーク、あと質問タイム、そして学生さんたちはレポート書き。
いやあ、今回は内容を決めるのと、パワーポイントを作成するのにも、とても悩みました。この言葉で伝わるだろうか、どんな風に伝えたら良いだろうか、と逡巡しつつ、何とかパワーポイントを仕上げて、5分ほど流す映像も送って、自分のしゃべり用の原稿も用意して、万全なスタンバイ。
話すべきことは話せました。しかも、学生さんたちは熱心に聴いてくれました。嬉しいです。ありがたいです。パワーポイントも映像も、わたしが送ったものを事務局の方でしっかりと準備してくださって、聴覚障害の学生さんのために、字幕も準備されています。素晴らしいです。
わたしが講演の途中で、「わたしと一対一ですよ」と話したとたん、会場がシーンとなり、手ごたえを感じました。それまでは、少しざわついて、隣りの人とおしゃべりしながら、わたしの話を聴く、という感じの学生さんが少しいたのですが、トークの内容も「自分を深める」ということでもあったので、「一対一ですよ」と話したら、素直に聞いてくれました。
質問もたくさんしてくださいね、と言ったら、小林学長がびっくりするくらいの質問用紙が集まってきて、とっても嬉しかった。すべてに応えられなかったので、また事務局を通して、しっかりとご返事しますね。
わたしのことを「きみちゃん」と呼んでくださいね、と最初に申し上げてあったので、「きみちゃんの使命は何ですか?」と質問されたことが、印象に残りました。
わたしの使命は、「全力で自分を生きること」、そのモデルであること、「全力で自分を生きる」人を応援すること。
小林学長が、大学院を出て、研究者を目指されたのですよね、と言われたのですが、わたしとしては「研究者になる」という明確な意識はなく、大学で教えることには興味があったけど、非常勤講師の仕事は、大学院を終えてもほぼ皆無に等しく、あったとしても2時間かけて遠方の大学に一コマだけ教えに行く、というようなものだったので、研究者、非常勤講師という流れは、そこでまずストップがかかりましたね。
大学院生であると同時に、わたしの場合、子育てもあり、しかも年子であったことで、いやはや、毎日の勉強が大変でした。毎日2時間の勉強をする、ということでさえ、必死でした。
赤ちゃんを寝かしつけたつもりでも、母親が身体を離すと赤ん坊は目を覚ます。赤ちゃんを寝かしつけてからの勉強は難しかったので、早朝の勉強時間を確保したものでした。そのときの勉強時間確保と子育ての両立が、わたしにとっては最も苦しい時代で、かつ最も実りある時代でした。
子育て時代の約20年間、仕事と家庭の両立という大きな課題が横たわっていましたけど、それがどれだけわたしを成長させたでしょうか。子どもがいなければ、わたしは成長できていなかったかも。子どもはかけがえのない存在であるばかりか、わたしを成長させてくれた<親>でもあったわけです。
わたしの両親、親族、ユタカ君のご両親、親族にも助けていただきました。そのころは、とにかく勉強がしたい、本が読みたい、と思うばかりで、こんな仕事をしたい、という情熱はなかったのですが、そのうちに、非常勤講師や公民館講座の講師が続々と決まりはじめ、子どもを預けて、仕事に出かけるようになりました。
そのときも、一コマの非常勤の仕事のために、まず赤ん坊の預け先を確保し、赤ん坊グッズを準備して、とまあ大がかり。いま思えば、それもまたわたしを磨いてくれたのよね。
そうして、娘たちが全員自立して、家を離れたら、自分の教室を持ちたい、と思いました。研究者であることはとっくの昔に手放し、まず、論文を書くよりも、人を励ます文章が書きたい、と思ったのでした。でもね、今でも研究者の端くれである、という思いは強くあって、学会もずっと所属し、出席もしてきていますからね。
学会に出席すると、ああ、同じ仲間の方たちだ、と思えて、安心しますしね。
わたしの場合、〇〇になる、というよりも、結婚、子育てという人生の流れがあって、その中で、わたしの働き方が変わり続けたと言いましょうか。
65歳の今、ようやく自分の目標が明確になってきています。これまでは、お金に無頓着であったけれど、しっかりと稼ごう、という気になっています。というのも、このコロナ禍で自分で稼ぐことの大事さを痛感したからです。
2020年3月に「きりしま月の舟」をオープンしたものの、コロナ禍でイベントも文学講座も自粛せざるを得ない。じゃあ、と始めたカフェでのランチで、わたしたち夫婦はどれだけ救われたかしれません。
コロナ禍での飲食業は、特に夜の営業の皆様は苦戦を強いられましたが、わたしたちはランチを始めたことで、一息つきました。ランチで現金収入がはいる、というのは素晴らしい。
ただ、仕込みの大変さ、たくさんお客様がおいでになる日と全く入らない日の落差の激しさにはびっくりでした。
すべての飲食業のプロの皆様に、心からのリスペクトを捧げます。ランチを提供してから、わたしって、やっぱり「食べる」ことが好きなんだなあ、と思うし、料理も好きだなあ、と思うし、料理本で研究するわたしって、やはり研究者の端くれだなあ、と思うし、ランチをやって、本当に良かった。
そして、ランチにおいでになるお客様と親しくなって、そのご縁で、ヒーラーの皆様と繋がり、わたし自身がヒーラー活動をするなんて、3年前には全く思ってもみなかったことです。
文学講座、カフェ営業、ヒーラー活動の3本柱で、これから2025年までを頑張ります。月収100万円の女を目指します。これまたお金に疎かったわたしが、これほど計画的になれるなんて、素晴らしいなあ。
5月1日からはランチが1200円から1500円になります。ゴールドカードの皆様は、これまで通り、1000円ですので、ご安心くださいね。そして、たくさんの方にゴールドカード(分割払いあり)に登録していただき、月の舟の講座やイベントを愉しんでいただきたいです。
「きりしま月の舟」のHPから手続きができるようになっておりますので、ぜひお手続きくださいね。
またこのGWは、5月3日から7日まで、新緑特別ヒーリングを開催します。午前10時から16時まで、30分で5千円で、対面あるいはZOOMでのヒーリングをいたします。お気軽にお申込みくださいね。(5月4日、5月7日は、14:00~、15:00~のみ)
ヒーラーになってからというもの、気軽に人に相談するって大事だなあ、と思います。気軽に、がポイントです。お金がない、とか、時間がない、とか、人に知られるのがいやだ、というのが、実は大きなブロックですから、そこを乗り越えることが小さな癒しになりますよ。もちろん、個人情報に関する取扱いは慎重にいたしますので、信頼してくださいませ。
昨日の学長トークの準備、そして大成功の中での安心感のなかで、自分の人生を大きく振り返ることができました。自然な流れにまかせることのできた、自由で明るいわたしの人生、バンザイ!ありがたすぎて、感謝だらけで、とても嬉しいです。
わたしの使命としての「全力で自分を生きる」ということも達成できて、学生さんたちにも大きな刺激と応援の波動を伝えることができました。ありがとう、皆様。
昨日は午前10時に城山ホテルで、着付けの美紀子先生と待ち合わせをし、着物を着付けていただきました。替わり結びを可愛くして頂いて、大満足。わたしも一応ひとりで着ることはできますが、今回は美紀子先生に甘えました。
おかげさまで、わたしのド派手な黄色い勝負着物が大好評。学生さんたちからの質問票に「着物がかわいいです」というのがいくつもありました。大感激。大歓喜。美紀子先生のおかげですね。
また、いつもお世話になっている会員さんで平日来れそうな方にお声をかけて、佐々木さんと牧田さん、そして最近、月の舟にランチにいらして、文学に興味ありそうなゆかりさんにもお声かけをして、3人が聴講に来てくださいました。
牧田さんに「きみこ先生って、本当に正直で、今日も、これ話すの?ということをさりげなく正直に話されて、涙が出ました」と言っていただきました。嬉しいなあ。ありがたいなあ。牧田さんは、「きみこ先生についていきます」と言って、霧島での読書会にも、鹿児島市内から通ってくださるのです。
いのちの電話に関わっておいでの佐々木さんにも、本当にいつも助けていただいています。もちろん、会員さん全員に助けていただいているきみちゃん、心からありがとうございます。大感謝です。また講義内容でお返ししていきますね。
小林学長とのトークも安心してできました。いつも限りなくお優しい小林潤司先生、ありがとうございます。やはり、仕事のできる人で威張った人はいないな。学長という重責も、小林先生なら、笑顔で乗り切っていかれることでしょう。事務局の平山さんも丁寧な対応をありがとうございました。
学長トークが終わってから、ひとりの学生さんが「とても刺激的でした」と声をかけてくださって、「応援してますよ」と少し言葉を交わしたら、「自信が出てきました」とおっしゃって、わたしの使命をひとつ果たした感があります。ありがとう、学生ちゃん。
よかった、よかった。自分の自慢をするのではなく、人を応援する、ってこと。自分を深めると、横のつながりも自然と出てくること。そんなことを再確認した最高の一日でした。
その後、天文館まで出て、天文館時代のお隣りさんの喫茶店「元」に寄り、コーヒーとケーキで一息。懐かしがってくださって、嬉しかったなあ。
それから、行きたかった鹿児島県立博物館での「そうだったんだ!霧島山」の展示を見学。いつもながら、ここの展示は無料の上に、内容が濃くて、わたしたちの知らない霧島の情報が満載。わたしのおすすめの神水峡もちゃんとありました。
霧島に住んでいることをあらためて歓びつつ、お昼ごはんがサンドイッチだけだったので、何か食べたいね、ということで、わたしが着物のままだったので、ラーメンやお蕎麦は着物を汚す危険があるとユタカ君の判断で、お寿司屋さんへ。
その途中で、着物屋さんの坂下さんに出会って、先日、新聞での短歌賞を受賞されていたのでそのお祝いを述べていたら、帯締めを安くで提供してくださったり、と嬉しさが続いての、「寿司甘」でのおまかせ握り。
いやあ、最高。お寿司大好きなきみちゃんの舌は震えておりましたわ(笑)。自分へのご褒美と、ずっと運転をしてくれたユタカ君へのねぎらいの握り寿司。最高、最高。
霧島の自宅に帰ってから、ユタカ君とビールで乾杯。幸せな一日でした。
そしたら、今日は雨。神様が、きみちゃん、今日はゆっくり過ごしなさい、とおっしゃっているかのよう。こんな風に夕食前までにブログを書きあげられる幸せ。
最高の人生に感謝、大感謝、大歓喜、大幸福です。
さ、次は、源氏物語講義、5月7日が「きみこ源氏ひとり語り」の「夕顔」ですよ。ぜひお越しくださいね。ZOOM参加もできますよ。らっしゃい、らっしゃい。きみこの源氏かたりは楽しいよ。
そして、次の大きなイベントは、福岡での「女と刀」についての講演。さあ、やり切るぞ、と思っていたら、なんと、あの高橋源一郎さんが、ご自分のラジオ番組で「女と刀」について昨日語っておいでだったとのこと。いやあ、凄いタイミング。
鹿児島県横川出身の中村きい子の小説「女と刀」、大傑作ですよ。鹿児島県民なら一度は読んでほしい作品。全国区の作品ですからね。
5月13日(土)、九大学研都市駅からすぐの「さいとぴあ」という会場で、「九州の歴史を創った女たち」のシリーズで、きみちゃんが「女と刀」について語ります。午前10時から午後4時20分まで、たくさんの先生が、篤姫、石牟礼道子、森崎和江、高群逸枝についてご講義くださり、最後がきみちゃんの「女と刀」です。
これまた素晴らしいラインナップ。資料代千円で、どこからでも聞き放題。素晴らしい企画ですね。井上洋子先生のご縁で、きみちゃんも参加の運びとなりました。博多までおいでになれる方、福岡近辺在住の皆様は、ぜひお出かけくださいませ。
神様の応援をひしひしと感じるきみちゃん。最高の人生を、これからも送っていきますよ。全力で自分を生き切ります。
明日は晴れるみたい。ランチの仕込みは万全。すべてに感謝します。
月の舟のランチも最高ですから、ぜひ食べにお越しくださいね。
ではまたお会いしましょう。いつもブログを読んでくださいまして、感謝いたします。
あ、そうそう、大江健三郎シンポジウムを8月27日(日)午前10時から開催することが決定しました。ランチ付きです。島村輝先生のご登壇が決定。皆様、日程を確保してくださいね。楽しみすぎる企画。ユタカ君と考えました。お待ちしています。