きりしま月の舟

人生はリズムだ!

2021.07.21更新


 先日まで怒涛のように忙しく、ブログも3週間ほど書いていませんでした。ようやく落ち着いた時間を取り戻せそうです。

 今週は7月22日(木)から25日(日)まで、カフェ「きりしま月の舟」は、臨時休業させていただきます。急な告知で申し訳ありません。7月24日(土)の早朝ヨガはやります(6:30~7:30)。常連さん、新規の方もどうぞお越しください。

 さて、わたしはいつも規則正しい生活をすることを心掛けています。早起き、授業準備、料理の仕込み、非常勤講師など多岐にわたる仕事を抱えていますが、時間管理は自信があります。

 先週は、あまりに疲れ果てて、午後7時にベッドに横になったら、そのまま爆睡し、夜中の12時に起きて、やるべき仕事(大学生のレポートへのコメント21人分)をすませ、午前4時に寝て、また午前6時に起きて、7時に出かける、というようなことをやりました。またにこんな日もあります。

 でも、またゆっくりなりそうなので、規則正しい生活に戻します。

 理想の一日は、夜明けとともに起き、ヨガをして、朝食をゆっくりといただき、その後は勉強の時間。午前中は勉強をして、午後に講義をして、夕方ピアノを弾いて、散歩して、温泉。軽く晩酌をして、その後は読書をして、午前零時前には寝る。

 勉強、講義、ピアノ、散歩、温泉、晩酌、読書がわたしの人生のキーワード。その間に料理をして、掃除をする。

 料理の手順はばっちりですが、掃除の手順がまだまだ。工夫の余地があります。ユタカ君が掃除をよくしてくれるので助かっています。

 カフェオープンの日は、前日か前々日に買い物をすませ、前日の晩酌のあとに仕込みをし、一晩で5品目ほど作ります。

 料理は、本当に大好き。癒しの時間です。お客様にお出しすると同時に、自分たちも同じものを食べますので、まあ、本当にメニューが豊富になって、わたしたち夫婦の食生活もぐんとレベルがあがりました。感謝、感謝です。

 わたしの人生のメインは、勉強と講義の循環。死ぬ間際まで講義をして、おしゃれをして、人前に立ちたいものです。

 あの老人仕様の歩きやすい靴を履く、というのは嫌だな。最後までピンヒールで攻めるおしゃれをしたいものです。

 勉強と講義を取り巻くように、読書、温泉、料理、晩酌があります。その周りに娘たちや孫たちがいて、ピアノがあります。

 明日から孫が来るので、とっても楽しみ。孫たちはまた格別。超えこひいき対象です。昨日も孫たちを川遊びさせる場所を探検にユタカ君と行ってきました。ジジババ、がんばります。競泳用の水着を引っ張り出して、渓流で孫を抱きとめないとね。

 わたしは、本当に若い人が大好き。未来を担う世代を応援したくてたまりません。孫たちはもちろん、非常勤講師をしている大学の学生さんたちが愛おしくてしょうがないですね。

 鹿児島県立短大の講義も、来週一コマを残すのみになりました。今日も学生さんたちと交換ノートをしましたが、みんな「とっても楽しい授業だった」と書いてくれています。

 楽しく、ためになり、わかりやすい授業である以上に、わたし自身は、学生さんへの講義を「刺激的」なものにしたい、と思っています。

 ある意味、人生を変えてしまうような授業を志しています。みたけきみこさんに出会って、人生が変わった、という方々、特に同年代の女性がいっぱいいてくださって、本当にうれしいです。

 同じように、若い人たちにも、こんな新しい考えをもって、こんなハチャメチャな生き方をしていいんだ、と思ってもらいたい。

 鹿児島県立短大の非常勤講師は、今年で23年目ですが、毎年ヴァージョンアップしています。今年はその最大値まで行けたな、という手ごたえがあります。

 思うに、これまで大きな仕事をいっぱいさせていただいて、その成果が「南九州の文学」の講義にばっちりと組み込まれていることを、今年は実感しました。半期の講座なので、まだまだ紹介したい作家さんたちが残っていて、あと半期ほしいところですが、こればかりは自分の力ではいかんともしがたいですね。

 ただ、70歳で非常勤講師は終わりなので、その後は、月の舟自由大学で楽しい学びをいっぱいしていただきたい。学習棟を建て、若い人に目いっぱい勉強をしてほしい。若い人ばかりではなく、定年退職された方たちにも、月の舟で自由に学んでいただきたいなあ。

 学び続ける場を提供する、というのが、これからのわたしの大きな仕事です。わたし自身が勉強と講義のサイクルを絶やすことなく続けていれば、学びの場の提供もスムースに行くでしょう。

 毎日2時間、何かをやり続ける。これって、10年やり続けたら、すごい力になるでしょう。オリンピック選手並みの力がつくと思います。

 先日、月の舟源氏物語クラスで、84歳の受講生の方に、ゼミ形式で発表をしていただきました。きちんと準備をされ、素晴らしい発表でした。

 そのときに、準備が大変だった、とおっしゃったのですが、わたしは、その準備を毎月8コマ分くらい、もう30年近く続けています。だから、あんちょこなしで何時間でもしゃべれるのですが、今でも一回一回丁寧に準備を繰り返します。

 それが、わたしの人生の核であり、醍醐味です。

 授業準備に加えて、カフェの仕込みが昨年からプラスされていますが、これまた授業準備のようにきちんと丁寧に準備することが大事ですので、おかげさまで、カフェ経営の新人ながら、お客様に大好評です。

 お料理は、どこで「うまみ」を作るかが大事ですが、人生も同じですね。

 わたしの人生のうまみ調味料は、勉強だなあ。

 カフェのメニューも、料理本をたくさん読むことでバラエティー豊かになります。自己啓発の本、スピリチュアルの本も大好き。

 そう、人生はリズムです。うまみを配分し、毎日繰り返すことを決め、ただただ繰り返す。そのリズムができているかどうか。自分のリズムで、人生を歩んでいるかどうか。

 他人のリズムではなく、自分のリズム。楽しく、ワクワクしていますか。軽やかに踊っていますか?眉間にしわが寄っていませんか?

 鹿児島県立短大では、授業のはじめに「しあわせトーク」を15分やって、学生さんたちに「しあわせとは何か」を提案していますが、これがまた大好評なのです。褒めてほめて、励まして励まして、「みんな最高傑作」と踊りながら叫ぶ(笑)。学生さんたちは「朝からしあわせな気分になります」と言ってくれます。

 そして、講義もまた充実したものになります。今年はとくに良い循環ができました。

 今日の講義は、向田邦子の作品を読みました。「細長い海」というエッセイです。今年は、向田邦子没後40周年。月の舟でも、向田邦子追悼朗読会を開催します。毎年、追悼朗読会は開催していますが、今年はまた格別の感慨をもって、取り組みたいと思います。

 向田邦子さんの作品を朗読してください。5分ほど。どなたでも参加できます。参加費千円ですよ。8月8日(日)午後2時から、きりしま月の舟にて。定員20名。お待ちしています。(お申込み 090-3669-5354)

 そして、8月14日(土)午後2時からは、有川真由美トークショーの開催です。

 有川真由美さんは鹿児島県出身の作家さん。これまで東京を拠点に作家活動をされてきましたが、最近は鹿児島に在住とのことで、このたびご縁ができて、トークショー開催につながりました。

 月の舟@天文館時代に、インテリアコーディネーターの鳥丸さんのご紹介で、一度有川さんとは名刺交換をしていたのですが、それ以来、気になりながら、お会いできていませんでした。

 今度は、別の方のご紹介で、きりしま月の舟にランチにいらしてくださったりして、意気投合し、トークショーを開催する運びになりました。

 30万部を売り上げた「感情の整理ができる女(ひと)はうまくいく」の漫画版が新刊として7月末に出るとのことで、この新刊本発刊記念トークショーです。

 「多分そいつ今頃パフェとか食ってるよ。」の著者Jamさんの漫画で、10年前に出版された「感情の整理ができる女(ひと)はうまくいく」がリメイクされるそうです。

 この新刊本と、きりしま月の舟スイーツセット付で、参加費3千円。安くない?すごいよね。

 8月14日(土)午後2時から@きりしま月の舟。定員20名。参加費3千円。有川真由美さんとみたけきみこさんが本について、感情の整理について、Jamさんの漫画とか、出版の裏話について、楽しくおしゃべりします。

 うわあ、めちゃめちゃ楽しみ。新しい仕事って、どうしてこんなに刺激的なんでしょ。有川真由美さんとの出会いは、本当に素晴らしいご縁として、これからも続いていくでしょう。

 おとといは、有川さんとの打ち合わせを午後5時に約束していて、じゃ、と終わったのが、午後10時。延々5時間、有川さん、わたしたち夫婦、そしてカフェのお手伝いに来てくださったみどりさんと4人で、それはそれは楽しく癒される時間でした。

 18日は、わたしが霧島国際音楽祭のピアノコンサートに出かけるため、みどりさんがカフェのお手伝いに来てくださったのでした。月の舟にいるだけで癒されるとみどりさんは言ってくださって、気持ちよくお手伝いくださったのでした。

 みどりさんも有川さんのファンとのことで、大盛り上がり。これでトークショー大成功、間違いなしです。

 皆さま、どんどんお申込みくださいね。定員20名ですから、あっという間ですよ。電話、メール、メッセンジャー、ライン、なんでもOKです。

 さ、明日は月の舟ひまわりクラスで、松尾芭蕉の講義。楽しみです。芭蕉って、革命家ですわ。勉強しがいがあります。

 ひまわりクラス、ご高齢の方が多いので、コロナ、酷暑、ワクチン接種などのリスクがありますから、8月はお休みにします。また9月から再開です。

 夏休み作文教室は、8月3日(火)から8月31日(火)まで。午前9時から11時、午後3時から5時までになっています。宿題も見ますので、気軽にお越しください。作文指導は要予約です。

 さ、自分のリズムで、働き、休息し、人生を楽しんでいきましょう。素敵な夏をお過ごしください。