きりしま月の舟

コシノヒロコ、堤剛

2022.08.01更新


 今日から8月。わたしの誕生月でもありますから、何だかそれだけで嬉しい(単純、笑)。

 この一週間も充実していました。毎日が楽しい。一週間が一年のような長さに感じる、というのは大げさですが、あえて言えば、そんな感じ(笑)。

 直観カウンセラーの伊東怜子さんのSNSで、次のような言葉がありました。

「愛と豊かさを 

どこまでもどこまでも 

循環させ続けること」

「宇宙が始まって以来 

最高の自分になっていく(自分に還っていく)」

 月の舟女神塾のテーマはただひとつ、「わたしは宇宙の最高傑作です」と唱えること。怜子さんの言葉は、そのテーマをさらに宇宙的に拡大してくださる感じ。わたしも、宇宙始まって以来、最高の自分になっていくよう、毎日を愉しんで、愛と豊かさを循環させていきます。

 カウンセラーの史歩さんが、先日、月の舟にランチにいらして、「みんな、幸せであれば、それでいいのよ」「ありのままの自分でいいんだよね」と雑談のなかで、いっぱい気づきの言葉をくださって、ありがたいなあ。

 自分のなかで滞っていたものが、すっきりしていきます。そして、思うのです。わたしって、偉いなあ、と(笑)。こんなに素直で、いろんな人の教えをしっかりと受け取って、感動的なくらい、素直で素晴らしいなあ、と(笑)。

 これから、大きな仕事に挑戦して、きちんと乗り越えよう、と思っているきみちゃんって、凄いね、と改めて思います。そんな自分を褒めてあげたい。

 わたしたちは、人を救うことはできない。わたしはいつも人のお役に立ちたい、と他人の悩みまで抱え込んでしまう体質なのですが、わたしが他人の課題を解決ができないばかりか、その悩みの張本人は相変わらず、のほほんと悩みなんてない感じで、その人のありのままを生きたり、相変わらず、苦しみの坩堝に埋まったままでいるとか。

 でも、自分を磨いて、楽しんでいたら、「あら、あんな風に生きれば、人生を愉しめるわけね」と人を安心させることはできるかもしれません。でも、それは他人様にこうしなさい、ああしなさい、という指南ではなくて、あくまでも自分を生きることでしかないわけですが。

 もちろん、自分自身を安心させることはいつだってできます。安心安全、迷いがない状態、苦しみの坩堝に自分を置かない。そんなことなら、すぐにできます。

 憧れるのは、わたし自身。この65年の生涯で、ようやく自分のことを凄いなあ、とか、偉いなあ、とか思えるようになりました。遅っ!

 ほんと、偉いなあ、と自分で思います。よくやってる。この言葉を誰かに言ってほしいけど、ほんと、だーーれも言ってくれませんね。たまに「きみこ先生、すごーーーーい」と言ってくださる方もおいでだし、ユタカ君もよく褒めてくれるけど、わたしは欲張りなので、いつもいつも、もっともっと言ってほしい(笑)。

 だから、自分で四六時中、自分を褒めてあげるしかないですねえ。

 親がどうだとか、育った環境がどうだとか、夫がどうだとか、子どもがどうだとか、ではなくて、自分の本質を生きる。自分の責任で、自分の人生を生きる。

 どうにもこうにも、わたしって、頭の中に閃いたことを、即行動に移すのが大好き。いつもそうやって生きてきた。イギリスに留学したい、と思ったら、そうする。ユタカ君と結婚する、と思ったら、そうする。損得勘定って、全くしてこなかったし、常識とか世間の目とか、一切考えてこなかった。

 めちゃめちゃ行動の人です。

 そして、めちゃめちゃ健康なんだよね。赤ちゃんもするっと産んでしまうし。3人とも安産だったなあ。もちろん、出産って、痛かったけど。

 行動の人で、健康。どちらも、気を付けている、とか、気合を入れてやっている、とかでもなく、本当に、自然にできていることなんですよね。もし自慢できることがあるとしたら、人を見る目がある、ってことかな。

 それは、自分と相性の合う人を見つけるのがうまい、ってことで、人の心の動きを読み取るのも上手だと思う。結構、気が付くのです。

 以前、ユタカ君の部下の方から相談があって、ユタカ君が女性とふたりで話をしていると怪しまれるから、とわたしに同席を求めて、3人で一緒にお昼ご飯を食べながら、その相談事を聴いていたら、「あら、もしかして、こういうこと?」とわたしには、その方の悩みの根源が見えてきた感じだったので、その話をしたら、その方は、ぱあーーっと顔が明るくなられて、また元気に仕事を続けられたことがありました。もう時効(30年以上前のことかな)だから、書きますけどね。

 そして、わたしは、その日、どーーんと疲れて、早めに寝ましたわ。人の相談に乗るって、体力を消耗するんだなあ、とそのときに思いました。

 そんなことを思い出したりしていたら、なんと、しばらく音信不通だった友人から連絡があったり、大好きな方々からの連絡が続いたりして、ああ、自分を褒めると、こうして良いことが続くんだな、と思った次第。

 この世は、類友の法則というのが、大鉄則らしく、似た者同士、同じ波動の人が引き寄せられるのだそうです。

 さあ、自分をとことん褒めましょうね。最近、母による、わたしのファッションに対する毒舌を聴かなくても良いせいか、ファッションも生活も、母の思惑を離れることができて、気が楽になりました。どんだけ気を遣っていたか、逆にわかります。

 7月28日(木)にコシノヒロコトークショー(島津重富荘)に参加しました。コシノヒロコさんのワンピースに、白いレースのショール、大きな花の付いた白い帽子。我ながら、よく洗練されたファッションだわ、と自慢(笑)。

 特に、帽子をたくさんの方が褒めてくださいました。この帽子は、作家の梅崎春生さんの奥様とお嬢様に頂いた帽子です。

 桜島にある梅崎春生の文学碑建立に携わったわたしは、梅崎夫人とお嬢様の史子さんにとてもかわいがっていただき、梅崎母娘の膨大な帽子コレクションのうち、5個を分けてくださったのでした。

 10年ほど前までは、その帽子を被って歩くと、たいていの方が振り返って、「いやあ、派手だなあ」という目を向けられましたが、今は、もう「素敵」のオンパレードだし、わたし自身、そんなに派手だな、と思わなくなりました。

 世の中は、進歩しております。

 さて、コシノヒロコさんのトークについて。「わたしは美しい」と思わなきゃだめよ、とのお言葉が心に残っています。

 コシノヒロコさん、85歳。その日のファッションは、カーキ色の渋いワンピースで、お袖がふんわりして、タックがとってありました。ワンピース丈があと5センチは欲しかったな、とおっしゃっていましたけど、足元は可愛い靴下。そして、ローヒールのパンプス。

 首から大きめの黒いネックレスを掛けておいでで、新しいものと古いものを融合させることが大事、ともおっしゃっていました。

 最後に座右の銘は?と聞かれて、人に与えること、人を歓ばせることがモットー、とおっしゃいました。

 いやあ、お声もハリがあって、長唄も練習中だとか、毎日ジムもしておいでだとか、とてもハードな毎日を送っておいでとのこと。いやあ、素晴らしいなあ。

 島津重富荘のランチも最高に美味しくて、感動的。わたしは、その日、列車とバスを乗り継いで来たので、よし、飲むぞ、と決めて、白ワインを注文したら、まあ、絶品のフルーティーな白ワイン。大満足でした。

 ローズマリーをカリカリに揚げて、お肉に添えてあるのは、カフェ月の舟でも真似したいな。食後のコーヒーも素晴らしかった。隙のないお味で、大満足。

 ひとりで参加しましたけれど、知り合いの方にもいっぱい出会って、お隣りの歯科医師の女性とも仲良しになって、楽しかったなあ。

 そして、7月30日は、霧島国際音楽祭(みやまコンセール)での、樫本大進&堤剛さんのヴァイオリンとチェロの豪華な掛け合い、小菅優さんのピアノとの三重奏、ヴィオラも入っての四重奏を愉しみました。

 ユタカ君も一緒です。ランチのご予約がありましたが、午後1時にはカフェを閉めて、ふたりで参加しました。

 いやあ、素晴らしかった。何よりも、樫本大進さんのヴァイオリンと堤剛さんのチェロの掛け合いは、記録に残る演奏でしょう。

 堤剛さん、80歳。先日のコシノヒロコさんと同じく、バリバリの現役です。堤剛さんは、若手43歳、円熟期を迎えた樫本大進さんのヴァイオリンを、両手を広げて、大きく受け入れている感じ。その度量の大きさ、懐の深さに感動です。

 そんな大先輩に遠慮せず、ものすごくぶつかっていく感じの大進さん。それは音のぶつかりあいではなく、音の融合であり、真の尊敬であり、これこそが本当のハーモニーだ、と思えました。そこに小菅優さんのピアノが絡むと、まあ、迫力が増して、その3人の相性の良さと言ったら。ヴィオラの紳士も、美しい音でした。ブラボー。

 コシノヒロコさん、堤剛さんの生き様を間近に見て、思ったのは、魂が肉体を引っ張っている、ってこと。

 このおふたり、肉体のことを忘れてるんじゃないかな。というか、あそこが痛い、ここがどう、という暇がないのでしょうね。コシノヒロコさんは、マッサージなんてしたことなかったけど、昨夜、友達にやってもらったら、マッサージ疲れしたわ、とおっしゃるくらい、身体を労わっていないぞ。

 やりたいこと、やるべきことが山積みで、悩んだりしている暇がない、というのが、80歳を過ぎても、大活躍の秘訣ではなかろうか、そう、きみちゃんは思った次第。

 さあ、わたしも、あの路線で行くぞ。魂が肉体を引っ張る。気が付いたら、肉体がなくなっていた、みたいな感じがいいな。

 そのためには、魂が大事。魂のテーマは何か。やりたいこと、やるべきことは、動詞で考えると良い、というのも、先日知りました。

 わたしの場合、こうして「書く」というのは、大きなテーマだな。言葉も大きなテーマ。美しい言葉、波動の高い言葉をいっぱい発信していきます。

 コシノヒロコさんも、堤剛さんも、大活躍の方々は、皆様、言葉が美しい。波動の低い汚い言葉なんて、ちっともおっしゃらない。波動が高い言葉は、正直な言葉でもありますから、少し下品でも、魂のこもらない言葉よりもずっといい。

 さて、8月14日(日)午後2時から4時、「蒲原有明シンポジウム」を、きりしま月の舟で開催します。

 そのシンポジストのおひとり、島村輝先生から、早速レジュメが届きました。素晴らしいなあ。島村先生とのやり取りは、本当に楽しい。いつも言葉が洗練され、美しいから。

 皆さま、ぜひ8月14日、ご参加くださいませ。島村輝先生と竹本寛秋先生のお話は、素晴らしいですよ。波動の高い言葉にまみれましょう。知識がどうの、ではないのです。おふたりの先生が、丁寧に教えてくださいますからね。美しい日本語をシャワーのように浴びる気持ちで、お越しくださいませ。

 ランチもありますので、早めにお越しくださって、ランチを召し上がるのも大丈夫です。

 ああ、わたしの人生、愉しいなあ。輝いているなあ。

 さ、今日もやることがいっぱい。なんと、このブログを書いていたら、近所の男子中学生3人が「ここで勉強していいですか?」とやってきました。もちろん、「いいよ」とふたつ返事。ま、今日は月の舟、お休みですけど、ま、いいわ。あとで、おやつを出してあげましょ。

 わたしって、人間が大好き。特に、若い子、大好き。応援してるよ、みんな。

 今日もブログを読んでくださいまして、心から感謝いたします。8月14日は、ズーム配信もしますので、ご希望の方は、メール(mokka@po4.synapse.ne.jp)にお申込みくださいませ。折り返し、URLをお知らせいたします。

 さあ、今日は、1日ですので、午後8時から月の舟オンラインサロンです。どなたでもご参加くださいませ。きりしま月の舟のHPにURLが貼り付けてあります。そこからお入りくださいませ。

 お待ちしております。