きりしま月の舟

かみさまは、ある

2024.11.10更新


 今日は霧島神宮の御神火祭の日。毎年11月10日と決まっていて、今年は日曜日なので、一般参加者も多いとの情報。

 ご神事は、高千穂ビジターセンターの古宮跡で行われますが、高千穂の峰山頂でも儀式があり、それを見るための登山が神官様だけでなく、一般の人も参加できます。

 ただ、今年は霧が深くて、高千穂の峰山頂での儀式はなく、古宮跡だけのご神事になるそうです(11月10日、午後2時の情報)。

 きみちゃんは、昨年はじめて御神火祭の古宮跡でのご神事に参加しました。そしたら、お隣りに立っておいでの福岡からの母娘さんが「わたしたち、ヒーラーなんです」とおっしゃって、意気投合し、翌日、月の舟にもお立ち寄りくださって、仲良しになりました。

 そのノリで、きみちゃん、昨年末に福岡の宗像大社に参拝し、その初音さん、裕子さん母娘ヒーラーさんのお宅に泊めていただいたのでした。それで、昨年のお礼に今年は、初音さん、裕子さん母娘さんには、我が家にお泊りいただくことで、素敵な交流ができています。ありがたいですね。

 さて、きみちゃん、この10日間、超多忙でございました。いつも暇ってことのないきみちゃんの人生ですが、11月1日から3日までワンオペでカフェを切り盛りし、4日が女神ヒーリング2組、5日が鹿児島県立短大の鹿児島学講義、7日が源氏物語講義、昨日9日が、娘たちの母校である妙円寺小学校サイエンスクラブで「万葉集」について、小学生と一般の方にお話をする、という大変ありがたい機会をいただきました。

 ユタカ君が大学同窓会出席のため、11月1日に東京に行きましたので、きみちゃん、3日間がんばりました。お天気もよく、お客様も多くて、天手古舞でしたが、常連のお客様がいてくださるだけで、何だか安心して、テキパキとこなせました。

 久しぶりにいらした宮さんご夫妻が、「慌てることなく、淡々と接客されて、偉いですね」と言ってくださって、とっても嬉しかったな。「慌てないで、自分のペースで、お客様は待ってくださるからね」とずっと自分に言い聞かせていましたから。

 宮さんご夫妻もそうだったけど、昨日の妙円寺サイエンスクラブで聴講してくださった植村さんご夫妻も、「今日はダーリンは?豊さんにも会いたかったな」とユタカ君人気は抜群で、わたしたち夫婦はどうにもこうにも「ふたりでひとつ」という感じですね。これまたありがたいことです。

 11月3日の夜遅く、ユタカ君は飛行機で帰ってきて、いっぱいお土産を買ってきてくれました。崎陽軒のしゅうまい、東京ビール、日本酒、最中、といっぱい、いっぱい。それでふたりで我が家に帰り着いてから大宴会でしたわ(笑)。

 そして、ユタカ君ったら、疲れているにもかかわらず、昼のランチの大量のお皿洗いをしてくれて、もう大感謝。宇宙一のパートナーです。

 翌日4日もお客様がいっぱい来てくださって、ユタカ君とふたり大張り切り。女神ヒーリングも大盛況。本当に素敵な女神様が集まってきてくださって、きみちゃん、その素敵な背中をさらに推す役目と心得、とても充実したヒーリング&カウンセリングができました。大感謝です。

 そして、5日は、鹿児島県立短大の「鹿児島学」講義。3人の先生方と後期15コマを廻し、きみちゃんの担当は11月の4回。もう30年近く鹿児島県立短大では講義し続けているので、自家薬籠中の講義ではありますけれど、毎回「新鮮であること」「知ることは、はっとするような発見があること」をモットーとしているので、昨年と同じ講義はしません。

 全学科、全学年の講義なので、総勢123名。細長い教室で、壇上だけで講義していると、後ろの席の学生さんが見えないくらい。だから、きみちゃん、大教室をぐるぐる回りながら講義します。

 きみちゃんの講義の資料はいっぱいなので、その資料の場所に辿り着くのも一苦労。それで、ちゃんと資料が開かれているかをチェックしていきます。学生さんたちも必死に追いついてきてくれました。

 きみちゃんのその日の講義での懸念は、ちゃんと予定したところをしゃべり切れるか、ということでしたが、なんと、奇跡的にピタッと時間が収まり、神様に感謝しました。学生さんたちも小テストをゆっくりと仕上げることができましたしね。ブラボー!

 そして、昨日の妙円寺サイエンスクラブでの講演もまた、大成功。これまた、大量の資料で、話したいことはいっぱいあって、時間ぴったりに収まるかどうかが心配でした、

 小学生5人、大学生ふたり、一般の方が30名以上はいらしたかな?なんと、親戚のかつこおばさん、むっちゃん(母の妹)夫婦も参加してくださって、元源氏物語クラス受講生のみるこさん、しまこさんもご参加で、超嬉しい。

 4516首もある万葉集を一時間で、しかも小学生にわかるように話すというのは、ほんと至難の業で、きみちゃん、ああでもない、こうでもない、と準備をいっぱいして、何よりも、現在、月の舟自由大学で万葉集を教えているユタカ君のアドバイスが素晴らしく活きて、なんと100分で全部を語り切りました。

 そして、小学生たちの熱心なこと、100分をしっかりと聴くことを乗り切りましたわ。凄いね。いっぱい褒めましたよ。きみちゃん、途中で休みをいれるのを、すっかり忘れとりました(笑)。

 いま思い返せば、あれとこれを言い忘れた、と思いましたけど、ま、よくがんばった。以前、霧島小学校で源氏物語絵巻を小学6年生に教えたときも、本当に準備に多大な時間をかけて、わかりやすく説明することに集中しました。

 そのきみちゃんの努力を子どもたちはわかってくれて、古典文学から何を学ぶかをしっかり受け止めてくれます。今回も、その手ごたえを感じました。きっと、源氏物語絵巻も万葉集も、子どもたちがこれから大人になっていく段階で、もしかしたら、一度も学ぶことのない人生かもしれず、そういう意味で、心に残る授業をしたいと思い、それを実現しました。

 きみちゃんが、今回、万葉集について伝えるときに、気を付けたのが、日本古典文学で大切なのは「自然を身近に感じること」。自然を身近に感じるときに大切なのは、そこに「かみさまが、ある」ということ。

 「かみさまが、いる」のではなくて、「かみさまが、ある」。神様はポイントとしての「点」ではなくて、存在だ、ということ。

 たとえば、風を感じるときに、風のなかに神様がいる、と思うよりも、「かみさまが、ある」と思うと、わたしたちはつねに神様とともにあり、わたしたち自身も神様である、と言えます。

 鹿児島県立短大での「鹿児島学」で、古事記を講義しましたが、そのときも日本神話は、神様と人間の境目があいまいで、かなり近いことを話しました。

 やはり、日本の古代社会では、自然をアニミズムと考え、森羅万象のなかに「かみさまが、ある」ことを意識していた、と思うのです。

 「かみさまが、ある」という感覚は、現在のスピリチュアルな考えとも似ています。きみちゃんは、田坂広志さんが解説される「ゼロ・ポイント・フィールド」という膨大な情報の場=神、と考え、そこに「祈り」でつながるという方法にかなり親密な意識を持っています。そこを深く理解したいと願っています。

 月の舟女神マスターコース受講生の皆様には、田坂広志さんの『死は存在しない』という新書を課題図書に指定しているくらいで、皆様、しっかりと読んで、よく理解してくださっているようです。

 これまで、きみちゃんは、そのゼロ・ポイント・フィールドは、宇宙の彼方みたいな遠くにあるように思っていたのですが、今回、万葉集を子どもたちに講義するにあたって、「かみさまは、ある」という表現をユタカ君が教えてくれて、そっかあ、ゼロ・ポイント・フィールドは、わたしたちのすぐ近く、ほぼ真横にあるんだなあ、「わたし」を包むようにしてあるんだなあ、と気づきました。

 だから、神様と同調する、というときに、かなり努力して踏ん張ったり、かなり徳を高めたりしないと同調できないと思い込んでいましたが、そうじゃなくて、つまり「ありのままの自分=神様」と思いさえすれば、ほんと、神様の意識になれるんだなあ。

 それは、きみちゃんにとって大きな発見でした。今回、万葉集という、子どもにはわかりづらいような古典文学を講義する課題を与えられて、いやあ、難しすぎて、どうしたものか、と思っていたのですが、神様はとっても身近においでだ、ということを発見するための課題であったなあ、と思うのです。 

 ありがたや、ありがたや。これできみちゃんも、正真正銘の女神様ですわ(笑)。

 さあ、これから女神力をどんどん発揮して、たくさんの方を歓びに導いていきますよ。幸福エネルギーをバンバン放出しますよ。

 明日は、「光る君へ」解説講座。新しい受講生の方が3人もおいでです。嬉しいですね。ありがたいです。

 明後日は、鹿児島県立短大の鹿児島学、きみちゃん担当分の2回目。張り切って、いきまっせ。

 文学講座、カフェ、女神ヒーリングと3本の柱をどんどん廻して、命を注ぎ込んでいきますね。

 今日は、きみちゃんもユタカ君も御神火祭には行かず、月の舟カフェをオープンしておりますので、お近くをお通りの方は、ぜひお立ち寄りくださいませ。

 夕方は雨の予報ですが、風邪をひかないようないでたちでお越しくださいね。霧島は急に寒くなりましたから。

 この霧島の地を終の棲家にして良かった。大好きな霧島。おかげさまで、自然が身近になり、神様とも同調できています。

 月曜日、火曜日がカフェはお休みです。水曜日から日曜日まで張り切って、美味しくて新鮮で懐かしい料理やスイーツを提供していきます。

 女神ヒーリングも随時受付ています。ぜひ受講されてくださいませ。必ずや、皆様の心の扉が開き、人生が明るくなっていきますからね。お待ちしております。ご予約は(090-3669-5354 mokka@po4.synapse.ne.jp)まで。

 では、これからカフェをユタカ君に任せて、きみちゃん、明日、明後日の準備をしていきます。

 いつもブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。感謝いたします。急に寒くなりましたので、風邪などひかれませんよう、温かくしてお過ごしくださいませ。