ありがとうゲーム
2022.11.25更新
前回のブログで、来年8月に源氏物語イベントを開催するとお知らせしました。
実際は、来年1月から12月まで、「源氏物語早わかり~24人の女君たち~」と題して、毎月第1,3日曜日に源氏物語講座を開催し、その間の3月、8月、12月にイベントをやることをだいぶ前から決めていました。
このブログでもお知らせしていたと思いますが、来年3月19日(日)に「五感で愉しむ源氏物語~紫マンダラ~」というイベントを、みやまコンセール小ホールで開催します。
昨日は、その3月の源氏物語イベントで、光源氏役の又吉秀和君と藤壺役の又吉なつきさんがきりしま月の舟を訪ねてくれて、3月イベントの打ち合わせをしました。
わたしの頭の中には、だいたいの構想があって、その流れを説明し、「紅葉賀」巻の解説をし、又吉夫妻からの意見や提案を聴き、とても充実した打ち合わせができました。
いつも思うのですが、わたしはプロのプロデューサーではないので、わたしの思いつきがどうなのか、わからないのですよね。素敵なのか、そうでないのか。ただ、わたしがお願いする出演者の皆様は、誰ひとり断ることもなく、歓んで、わたしの無茶ぶりらしい(笑)企画に乗ってくださいます。
わたしからすれば、単にアイデアが降りてくるのです(笑)。又吉君なんか、「きみこ先生、また降りてきましたか」と笑ってくれて、「そうそう、降りてきたの」とわたしも笑って答えます。
よく言えば、唯一無二の企画なんでしょうね。単に、こんなことやったら楽しそうだよね、というノリです。芸術性とか、社会的な貢献だとか、実は一ミリも考えたことがない(笑)。
先日、仙厳園で住吉小糸先生のトークを聴いていたら、面白すぎて、大笑いしたのですが、ああ、わたしのDNAと一緒だなあ、と感慨深かったです。お座敷がかかると、張り切る、というのでしょうか、お祭り大好き、というのでしょうか。
お祭り好き、というのがみたけきみこの根底にある、というのは、住吉小糸先生のおかげで、発見できました。
そして、30年ほど前に、源氏物語を教える仕事と出会い、そのおかげ様で、源氏物語が当たり前のように、わたしの人生にデーーーーーんと存在し、当たり前のように源氏物語を教え、イベントを企画し続けています。
スピリチュアルカウンセラーの怜子さんと奄美のユタの真理さんが、わたしのことを日本文化を伝える使命を持っている、とおっしゃるのは、このことなのですね。源氏物語を中心に、日本の古典文学をたくさん教えてきて、そこに生きがいと誇りを見出しています。
そして、若い芸術家の皆さまが、わたしの企画するイベントに歓んで参加してくださって、本当にありがたい。昨日の又吉夫妻との打ち合わせでも、わたしのアイデアが及ばないところを、ふたりが補ってくれたり、また、事務系では、ユタカ君の力はかなり強力なので、安心して任せられます。わたしの強みは、こうして人を信頼して、任せられるってところですね。
最近、よく褒めていただくのが、わたしのトークは、絵(映像)が見える、とのこと。先日、わたしの「鹿児島学」の講義を聴講してくださったO先生が、「みたけ先生のお話は、とてもわかりやすくて、その場面が絵になって、映像になって、浮かんできますね」とおっしゃってくださいました。
嬉しいなあ。結構、そういうお褒めの言葉を頂くのですが、これまでは、あまり気に留めていなかったわたしの良い側面を再認識しているところです。
まあ、わたしのアイデア、企画力よりも、ご出演の芸術家の皆様のお力が大きくて、わたし自身が、いつも一流のプロのお仕事を堪能させていただく幸せに酔っています。
少し自慢をすれば、やはり、わたしの場合、ものすごく工夫するってところはありますね。この30年、トータルで一万回以上の講義をしてきたと思うのですが、どんどん進化してきている。どんどん良い講義をしているなあ、と思えます。
そしていつも思うのが、教えるわたしが主役ではなくて、学ぶ受講生の皆様が主役なのだ、ということ。かっこよく教えるのではなく、たくさんのことを学んだなあ、という講義でなくっちゃ。
そうした意味では、わたしは時間配分だの、話す内容、言葉の吟味だの、受講生の皆様の達成感だの、まだまだです。いつもぎりぎりまで準備をしっかりしていきますが、まだまだ改善の余地、わたし自身の学びが必要です。
ただ、その新しい学びがまた、楽しくてしょうがないですね。進化、成長するみたけきみこ。とっても楽しみです。
さて、最近、ありがとうゲーム、というのを知りました。ひすいこうたろうさんのYouTube動画「名言セラピー」で、小林正観さんが提唱された「ありがとうゲーム」というのを紹介されていました。
「ありがとう」を2万5千回言うと、奇跡が起きるらしい。ただ単に「ありがとう」と言うのではなく、途中で、愚痴とかぼやきが出たら、最初の振り出しに戻る、というルールがあるらしい。
ひすいこうたろうさんは、6千回くらいまで行って、何度も愚痴をこぼして、チーンだったそうです。「俺って、愚痴っぽい奴だなあ」というのがわかったそうですよ。
わたしも挑戦してみよう、と思って、やりはじめました。ちょっと気を抜いて、新聞を読んだら、「あ、わたし、この人きらーーい」という自分がいて、チーンでした(笑)。
わたしには、不平不満はないなあ、悩みもないし、「ありがとうゲーム」一万回くらいは楽勝だわ、と思っていたけど、結構、わたしって浄化されなければならない感情が、まだくすぶっているみたいです。
罪悪感を感謝に変えているつもり、愛と感謝に溢れているつもり、でしたけど、いやあ、まだまだですね。
「まだまだだねえ」という思いは、なかなか良いものです。進化、成長する自分を感じることができますからね。
ひすいこうたろうさんも、家族がいたり、テレビを観たり、スマホをいじりながら、結構、愚痴をこぼしていたみたいですから、人間関係やまわりの雑音を絶てば、愚痴もなくなるのかなあ、と思いますけど、それだと、山奥にひとり生活するみたいじゃないと達成できませんよね。
逆に言えば、愚痴を言う自分、愚痴の中身を許してあげると、かえって良いかもしれません。
思うに、わたしの場合、「なめんなよ」という感情が強いですね。わたしの能力を、わたしが思う以上に世間が評価してくれない、というのがあるみたいです。
でもね、あの一流の芸術家の皆様が、「パワフルなきみこ先生、大好き」と言ってくれるんですよね。昨日も、人格、美貌、才能ともに最高な又吉夫妻が、わたしのことを「天才」と呼んでくれましたしね。
もしかしたら、わたし自身がわたしの能力をきちんと評価していないのかも。わたしの企画力って、すごい。わたしのアイデアは唯一無二だ。みんなが歓んでくれている。わたしの行動には、愛がある。感謝もある。
そうだよ。何だか、だんだん、自分への愛が高まってきました。がんばってるね、きみちゃん。大丈夫だよ。すべてはうまくいっているからね。これから30年、最高の人生が待っているからね。
書きながら、だんだん、そんな気がしてきました。
今日は、11月25日、三島由紀夫の憂国忌です。ユタカ君が、こういう日は飲もう、と言って、先程ビールを買ってきました。さ、これから飲みます。
ということで、皆様も、最高の夜をお過ごしくださいませ。いつもブログを読んでくださいまして、感謝いたします。
ありがとうゲーム、これにて終了かな(笑)。わたしって、感謝でいっぱいだから、奇跡が起きることは決まっていますからね。チーン(笑)。