きりしま月の舟

魂の友に出会う歓び

2022.12.30更新


 今年も残すところ、あと一日。2022年は、本当にありがたく、嬉しく、歓びに包まれた一年でした。コロナ禍であっても、いえ、そうだったからこそ、見えてくる、わたしたちのしあわせ。

 ブログの読者の皆様にも、心から感謝いたします。読んでい頂くことで、どれだけ、わたしが励まされたことか。書く、読む、の間に愛が循環していました。大歓喜、大感謝、大尊敬のなかに、わたしたちはいますね。

 さて、昨日は、とても充実した一日でした。

 まず、美容院で髪をカットし、整えました。いま、わたしは金髪にしているのですが、白髪の多い髪なので、もう一気に白にしちゃおう、と思ったら、徐々に白くしていきましょう、と美容師さんのアドヴァイスで、ただいま金髪中(笑)。

 これがまたとっても評判が良くて、わたしも若返った気分。しめしめ。これから若返るぞお。

 それから、ユタカ君と待ち合わせて、ホテルにチェックイン。久々の鹿児島市内泊。というのも、夜の打ち合わせがあるからです。

 その打ち合わせに参加してくれる、来年3月の源氏物語イベントの出演者である又吉秀和君たちが、鹿児島銀行本店のよかど鹿児島で、なんと第九を歌う、とのことで、応援に馳せ参じました。

 いやあ、久々の都会感。大型スクリーンに、デザイナーの村山さんが作ったフライヤーがでかでかと映し出され、それをバックに、小編成の合唱団とソリストとオーケストラが並びます。

 ソリストは、又吉なつき(ソプラノ)、又吉のぞみ(アルト)、野崎勉(テノール)、又吉秀和(バリトン)。合唱団は、月の舟ゆかりの方々も多く、知り合いだらけ。オーケストラも、チェロの有村航平さん、ヴァイオリンの今林さんと実力者揃い、室屋麗華ちゃんの電子ピアノは迫力ありました。

 いやあ、凄いなあ。昨年末は、サンエール鹿児島で、合唱団は客席で、ソリスト、オーケストラが舞台で、無観客でやりました。わたしたち夫婦も出演したんですよ。

 あの練習のときに、「歓喜の歌」って素晴らしい歌詞だなあ、と感動しました。以下、歌詞を転載します。  

「歓喜に寄せて」

おお友よ、このような旋律ではない!
もっと心地よいものを歌おうではないか
もっと喜びに満ち溢れるものを
(以上3行はベートーヴェン作詞)

歓喜よ、神々の麗しき霊感よ
天上楽園の乙女よ
我々は火のように酔いしれて
崇高なる者(歓喜)よ、汝の聖所に入る

汝が魔力は再び結び合わせる
(以下2行は1803年改稿)
時流が強く切り離したものを
すべての人々は兄弟となる
(1785年初稿:
時流の刀が切り離したものを
物乞いらは君主らの兄弟となる)
汝の柔らかな翼が留まる所で

ひとりの友の友となるという
大きな成功を勝ち取った者
心優しき妻を得た者は
自身の歓喜の声を合わせよ

そうだ、地球上にただ一人だけでも
心を分かち合う魂があると言える者も歓呼せよ
そしてそれがどうしてもできなかった者は
この輪から泣く泣く立ち去るがよい

すべての存在は
自然の乳房から歓喜を飲み
すべての善人もすべての悪人も
自然がつけた薔薇の路をたどる

自然は口づけと葡萄の木と
死の試練を受けた友を与えてくれた
快楽は虫けらのような者にも与えられ
智天使ケルビムは神の前に立つ

天の壮麗な配置の中を
星々が駆け巡るように楽しげに
兄弟よ、自らの道を進め
英雄が勝利を目指すように喜ばしく

抱き合おう、諸人(もろびと)よ!
この口づけを全世界に!
兄弟よ、この星空の上に
聖なる父が住みたもうはず

ひざまずくか、諸人よ?
創造主を感じるか、世界中の者どもよ
星空の上に神を求めよ
星の彼方に必ず神は住みたもう

 

 心を分かち合う魂をともに歓び合う。抱き合おう。そういう歌詞ですね。人が人と出会う歓び。

 素晴らしい歌詞でしょ。ドイツ語で覚えるのは、なかなか難しいんだよね。でも、きみちゃんは、いつか自分の言葉で、「歓喜の歌」を作詞してみようかな。

 よかど第九のあと、午後8時から、来年3月の源氏物語イベントの打ち合わせ会を開催しました。第九を2ステージ歌った又吉秀和君、なつきちゃん、のぞみちゃん、麗華ちゃんも参加で、お疲れのところを、本当にありがたかったです。

 他に、デザイナーの村山さん(フライヤーなどを作成していただきます)、バレエダンサーの玉川智美さん、筝の梶ケ野亜生さん、といつもの月の舟豪華メンバー。今回、アイリッシュ音楽の豊田耕三さんにも篠笛でご参加いただくことになり、豊田さんもLINEで参加。

 わたしが骨組みを作ったところに、みんなで形を作り足していく方法。いやあ、皆様のご意見が素晴らしくて、ありがたくて、ご出演の皆様の才能に感動しまくりのきみちゃん。

 きみちゃんの脳内劇場のシナリオを、出演者の皆様が色を付け、音を付けていく感じ。そして、みんな仕事が早い。

 どこにもないような、唯一無二の素晴らしい源氏イベントができますよ。きみちゃんは確信しました。

 2023年3月19日(日)午後2時から、みやまコンセール小ホールで「五感で愉しむ源氏物語~至高の愛 光源氏と藤壺~」を開催します。

 月の舟ゴールドカードの皆様は、源氏物語イベントにご招待(一般参加は、3900円)。ぜひ、HP「きりしま月の舟」のオンライン講座のご案内から、ゴールドカード、シルバーカードのご登録をお願いいたします。

 来年1月8日から始まる「きみこ源氏ひとり語り~24人の女君たち~」も、リアル、ZOOM、アーカイブでご視聴いただけますよ。

 きみちゃん、めちゃめちゃ、わくわく、どきどき、大歓喜に包まれています。学ぶことほど楽しいものはない。

 人と人が出会い、それを歓びあう。まさしく、昨晩の打ち合わせは、そんな出会いの歓びのなかにありました。ほんと、チーム月の舟、最高。チームきよらに名前を変更しようかな。きよら、というのは、わたしの大好きな言葉で、上品で美しいという意味の古代日本語。もともと、このメンバーは「チームきよら」なんだけどね。

 充実した打ち合わせが終わったあと、5人で飲みに行きました。街はコロナ禍にもかかわらず、若い人でいっぱい。バス地下の「かごしま屋台村」に行きましたよ。そこで、焼き鳥やら、焼酎やら頂き、2次会は、一番街のフランス居酒屋さんで、ワイン、ビール。

 気が付いたら、午前2時半でございました(笑)。久しぶりだった、夜更かししたの。ユタカ君が、きみちゃん、しゃべりすぎだよ、と今朝、言っていましたけど、何を話していたんだっけ?覚えてない。ユタカ君も内容は覚えてないけど、きみちゃん、笑い転げて、しゃべりすぎだったんだって(笑)。ま、いいよ。許そう。

 で、今朝は、ホテルから母の施設に直行。93歳の母は、とっても元気です。わたしが会いに行くと、とても歓んでくれます。大きな声で笑って、なぜかわたしに「行ってらっしゃい」とのたまう我が母(笑)。若い介護士さんがまた、とってもしっかりしておいでで、本当にありがたいです。

 これがうちで介護するなら、いろいろと大変で、わたしたち夫婦も月の舟の仕事どころではないでしょうし、お互い言いたくないことも言わないといけなかったりするだろうし、本当に良かった。ありがたいです。

 その後、実家に立ち寄り、母の家を管理してくれている弟夫婦とお茶をしました。そのうちに弟嫁さんが「おそばを食べませんか?」と声をかけてくれて、お昼ごはんをご馳走になりました。

 いやあ、なんというか、いつもおもてなしをする側なので、こうしておもてなしされると、とっても嬉しい。会話も弾んで、楽しいひとときでした。

 で、霧島へ帰って、ひと段落。お正月の準備もまだできていないし、やることがいっぱいだけど、もうできていることにして、いえ、ちゃんとできると信じて、自分に優しくしてあげます。

 自分に優しく。これが何よりも大事です。自分を追い込まない。どんなときも「よくやったね」「えらいね」「それでいいんだよ」と自分に声かけしてあげる。

 さ、あと一日。明日も素敵な一日になりますよ。今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。たぶん、また明日も書くと思います。では、おやすみなさい。