見捨てない
2023.11.14更新
ここのところ、連日ブログが書ける嬉しさ。急に寒くなってきたので、書斎の床暖房のスイッチを入れて、暖かくして、書いています。
平安時代の「枕草子」の作者・清少納言みたいに、「書く」ことが大好きで、書くことができたら、それだけで嬉しい、という体質のきみちゃん。日々の記録とともに、人間の真実について書いていきたい、といつも思っています。
今日はオフでしたので、ユタカ君と出かけました。鹿屋まで、ユタカ君の取材に同行しました。ユタカ君が新聞に書く記事の取材です。お天気も良くて最高。
出かける時に、ぱらっと雨が降りましたが、すぐに止んで、風は少し強かったものの、ドライブ日和。水曜日から日曜日までバリバリと働くきみちゃんとユタカ君ですから、月曜日は、ご褒美に贅沢な時間を過ごします。
鹿屋での取材を終えて、街中のおしゃれなカフェでランチ。寿ホテルのすぐ近くのパン屋さんとチーズ屋さんとカフェがドッキングしたところ。なかなか素敵でした。テイクアウト何とか、という名前だった(笑)
ピザとパスタのランチを注文しましたけど、きびなごと梅のパスタ、牛ひき肉と冬瓜のピザ、となかなかユニークな食材を使ったランチです。
勉強になりますねえ。月の舟でカフェをはじめて3年目。いやあ、カフェ経営って、厳しいけど楽しい。奥深いです。いつもこのブログで書くように、文学とカフェとヒーリングは本質が同じ。
すべて「癒し」なんですね。きみちゃんの本質は「癒し」です。癒しの本質は、自分を知ること。
飲食店は、その道のプロの方がいっぱいで、資本力のあるところ、腕のたつ方々に、きみちゃんとユタカ君は全く及びもつかないのですが、「食」は人と人を繋げる大切なツールであり、人の身体をつくる大切なものですので、それこそ「癒し」です。
カフェのお客様には「優しいお味でした」とよく言っていただきます。ユタカ君のスイーツは、皆様、「とっても美味しい」と叫んでくださいます。
ひとつひとつ丁寧に作りますからね。美味しいはずです。かなり良い食材を使いますので、美味しいはずなのです。原価率高いけど、これでいいのだ。
そのカフェでチーズを買って帰りました。それから、荒平天神へ。これもユタカ君の取材の一環です。そのカフェから30分もかからないところ。
いやあ、素敵すぎました。菅原神社が通称「荒平天神」とのことで、海の中にあります。
海沿いの砂浜に鳥居が立ち、その先の小さな島に祠があります。その祠へは、険しい階段をロープを使って登っていくような、なかなかワイルドな場所。
月曜日で平日ながら、次々に参拝客がおいでです。きみちゃんは丁寧に祈りを捧げました。ざわつくことがあったので、ざわつくお方に丁寧に祈りを捧げました。
荒平天神から車で一分のところに、「ユクサおおすみ海の学校」に荒平天神のお守りが売っているとのことで、そこまでGO。
「ゆくさおおすみ海の学校」は、以前から行きたかったところ。地元の菅原小学校の跡地に、校舎、校庭をそのまま使って、宿泊ができたり、カフェもあったり、海の遊びをフォローしてもらったり、ということができるところです。
きりしま月の舟を建設中に、大工さんの味園君のお友達ということで、「ユクサ」の川畠さんが月の舟にも来てくださったことがあって、あれから3年目にして、ようやくわたしたち夫婦もお出かけすることができました。
川畠さんはちょうど会議中とのことでしたが、中を見学させていただいて、カフェでまったりして、錦江湾の彼方に開聞岳がうっすらと見えるのを愉しんだりして、善き時間でした。
それからまた、海沿いをユタカ君の運転でドライブします。きみちゃん、山より海が好きなんだよね。住むのは今の霧島が最高だけど、海を見ると、心が晴れます。いやあ、海面のキラキラがきみちゃんの心を躍らせてくれます。
「道の駅たるみずはまびら」で海の幸をいっぱい買い物して、大満足。ここは隣りにホテルが建って、この道の駅で買い物したお弁当とかを持ち込めるんですよね。ロケーションも素敵。いつか大切な人を連れてきたい。
そして、また垂水から霧島へ帰る道すがら、以前から行きたいと思っていた「江洋館」の温泉へ。
いやあ、ここも極楽でした。つるつるの湯。化粧水みたいな泉質。きみちゃんは紫尾温泉が大好きなのですが、そこに似てるかな。海の近くだけあって、お湯が塩辛い。
お風呂から上がって、お隣りにある「スーパーほりのうち」でお買い物。からあげが美味しそうで、小さいパックを買いました。お肉も良い感じ。六白豚バラ肉のお買い上げ。
鹿児島って、本当に素晴らしい。食べ物は美味しいし、景色は最高。住んでいる人も最高。良いことづくめの天国です。ただ、老人率が高すぎ。温泉でもスーパーでもご高齢の皆様ばかり。きみちゃんとユタカ君もそのうちのひとりですけどね。
ただ、きみちゃんは生涯現役で、100歳まで働くつもり。せめて90歳までは頑張りたい。
いつも思うのだけれど、世の中の半分の人が、できれば働きたくない、と思っているんじゃないかな。きみちゃんは働くことと遊ぶことは一緒の感覚で、働くことは生きることと同じ。
さらに思うに、人は学歴とか生きてきた環境とかではなくて、思考で生き様が決まる。自分は何を基本に生きていくか、どのように生きていくかを決めることが大人になる、ということ。
きみちゃんの場合、とても運が良くて、嫌な仕事を続けるってことをしたことがないので、いつも自分のやりたいことだけをやってきた、本当に最高に幸せな人生を歩んでいます。
そのなかで、自分の仕事はいつも自分で創りだしてきたので、いつだって大好きな仕事しかしてこなかった。上司との板挟みだとか、部下に手こずる、ってこともなく、同僚との軋轢もなく、なんて幸せな仕事人生でしょうか。
特に、今は、ユタカ君とふたりでの仕事だけが生きる糧なので、退路が断たれた状態で、とにかく頑張るしかない、前進するしかない状況って、生きてる、って感じ。とっても緊張感があって、やる気が出ます。
そして、ユタカ君が言ってくれました。「俺は、きみちゃんをどんなことがあっても見捨てない」。
11月2日から5日まで、風邪で喉をやられ、発熱して寝込んでいたユタカ君が、熱にうなされながら、「きみこは見捨てない」と決めたそうなんです(笑)。
紅葉が始まり、賑やかな霧島で、それゆえにカフェのお客様も多く、講座もあり、そんな中をユタカ君がダウンしたので、きみちゃん、3日間ワンオペで乗り切りました。
忙しい合間に、寝ているユタカ君にも優しく声をかけるきみちゃんに、ユタカ君感動したんですって(笑)。
それで、どんなことがあっても「きみこは見捨てない」と思ったらしい。「ボケたら、捨てるよ」と常々ユタカ君に言っているきみちゃんも、感動して、「わたしもユタカ君を見捨てない」と宣言(笑)。
思うに、「見捨てない」って、究極の愛ですね。いいぞ、いいぞ。
よく「ありがとう」がいっぱいの職場って、業績も良い、と言いますが、「月の舟」の場合、究極の愛が充満しているので、商売繁盛なわけです。
さて、温泉からあがって、買い物をして、さらに垂水から霧島へ錦江湾沿いをドライブ。助手席から眺める夕景は、この世のものとは思われない絶景。
夕陽、桜島、噴煙。オレンジとグレーの淡いを海の煌めきが彩ります。思わず、手を合わせて、神様、ありがとう、と言いました。これはもう、感謝しかない絶景です。
また途中で、マミーズカフェに寄り、飲み物を注文。ユタカ君は塩ばななスムージー、きみちゃんはロシアコーヒー(ホットコーヒーにソフトクリームが浮かんでる)。めちゃ面白い味。楽しいカフェです。
11月25日の「堀之内僚ピアノ弾き語りコンサート」のチラシを置いていただき、カフェのママとおしゃべりしてから、さらに福山を抜けて、霧島へご帰還。
温泉にも入ったし、あとは晩酌だけ。ということで、早速「スーパーほりのうち」で買ったからあげを揚げて、サラダを作り、鹿屋で買ったチーズ、作り置きの紅新大根の酢漬け、水菜とえのきとニラのお浸しを酒の肴にして、ユタカ君と晩酌。
これ以上、幸せなことがあろうかい。お互いを見捨てない夫婦が、こうして仲良く晩酌するの図。美しいなあ。
昨日、実はざわつくことがあっただけに、今日の晩酌は心に沁みました。ざわつくことがあると、人間、洞察が深くなります。おかげさまで、きみちゃんもユタカ君も人生勉強が深まりました。
先程書いたように、学歴、生きてきた環境に関わりなく、その人のもつ思考、思想が人生を決めます。学歴が高くて、お金持ちの家に生まれたから、といって、幸せなわけじゃない。貧しく、ひどい環境で育っても、大人になるときの思考が人生を形成します。
いつまでも他人のせいにして、被害者意識の強い人は、どんなに学歴が高くても、育った環境が良くても、大人になれていないし、幸せでない。だから、人を幸せにすることができない。
そんな被害者意識の強い人は、「傷ついた」という言葉を武器にします。こちらが愛の表現をしても、相手は傷つくことがあります。
でもね、人が人を傷つけるのではなく、自分が自分を傷つけるのです。思考が人間の生き様を決めるのだから、他人に傷つけられた、と思えばそうなるし、自分が人生の主人公だから、自分で自分の機嫌をとる、と思えば、そうなる。
で、傷つく、というのは、実は自作自演で、自分の内部の出来事であって、外からの刺激に対して、それを試練とするか、挑戦とするか、愛として受け取るか、言葉の暴力を受けた、とするか。
もちろん、子どもや未成年の場合は、絶対的に守ってあげなければならないので、傷つけてはいけないですよね。
それに、きみちゃん、母であり、祖母であり、そして教師なので、絶対的に全力で子どもを守る、というのは信条としています。自分や組織のプライドやメンツなんかより、子どもの命を守る。
きみちゃんはね、「あなたのせいで傷ついた」と言う人を信用しない。ずるい人だ、と思ってる。自作自演の演技をしている。さらには「傷ついた」と言える強さがある、と思ってる。本当に傷ついた人は、言葉が出ないからね。
そして、人間、感情を表すことはとても大事だ、と信じています。だから、怒ってもいいし、泣いてもいいし、感情を表現することは大人も子どもも必須で、何よりも大切なことだと思っています。
大人になれない人、大人になるきっかけを失った人って、感情を表すことを抑圧しています。自分の感情を抑え込んでいるうちに、感情がマヒしてしまっている。
ユタカ君は、「きみこはそれでいい。きみこほど優しい人はいない」と言ってくれます。よく周りから、ユタカ君はきみこを甘やかしすぎ、と言われますし、きみこがデブになったのは、ユタカのせいだ、とも言われています(笑)。
そうなんです。きみちゃんは、とっても優しい。そして、きみちゃんは、自分のことを誇りに思っています。きみちゃんの声は大きいけど、それはいつだって、愛の表現。きみちゃんは故意に意地悪したことなんてない。
自分のダメなところを受け入れたとき、自分のすべてを誇りに思ったときに、本当に成長します。どどんと成長します。3階級ぐらい特進するって感じです。
まるごと人を受け入れる、って最高の愛ですよね。きみちゃんは、ユタカ君にまるごと受け入れてもらって、心底安心して暮らしています。愛されている、と実感して暮らしています。
きみちゃんもまた、ユタカ君をまるごと信頼して暮らしています。とても幸せです。と、書いたら、ざわつくことはどうでもよくなった。
さ、明日はオフの日ながら、大切なヒーリングのご予約があります。気持ちを穏やかにして、お相手様が幸せになるように精いっぱいのことをしていきます。
きみちゃんを、どんどんお使いください。先日、神水峡の川に足を浸して、瞑想していたら、亡き孤嶋圭子先生が「霧島のためにがんばりなさい」とおっしゃったような気がして、そうだ、霧島のために頑張ろう、と思えました。
素晴らしい善き一日を過ごさせていただきました。大感謝です。
さ、論文も授業準備も、イベントの広報も精いっぱいやっていきますよ。きみちゃんとユタカ君ほど忙しい人は世の中にいない、と思っていますが、働くことが大好きなふたりです。
11月23日(祝)午前10時~11時半「古事記特別講座 天孫降臨」。参加費1500円。
11月25日(土)午後3時~4時「堀之内僚ピアノ弾き語りコンサート」。参加費2000円。
その他、文学講座、読書会、フリーマーケットもありますよ。紅葉が色づき始めています。ランチにお越しくださいませ。女神コースランチも始めました。ご予約くださいね。
ご予約は、090-3669-5354(みたけきみこ携帯)、メールmokka@po4.synapse.ne.jpまでお願いいたします。心からお待ちしております。
このブログを書いている間に、11月14日になりました。さ、張り切って、自分に誇りをもって、自分で自分の機嫌をとって、人のせいにしないで、しっかりと自分を人生の主人公にして生きていきましょうね。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。