きりしま月の舟

満月の夜は、自分を褒めまくれ

2022.12.08更新


今日は満月。昨日も一昨日も、満月に近い昼の月を観たりして、満月への心構えができています。最近は、満月や新月を意識して、宇宙時間で生きることができるようになったかなあ。

 カフェでランチを提供するようになってから、お野菜の旬に敏感になりました。だいたい2週間単位で、旬が切り替わります。ついこの間まで、落花生や無花果があったけど、今はしいたけ、春菊、白菜、小松菜が旬。

 月の舟では、修行祐太君のお野菜を中心に、ご近所の皆様から、いーーーーーーっぱいお野菜を頂くので、ただいま春菊と白菜は食べ放題。小松菜やニラは冷凍保存ができるので、ありがたい。

 メニューを考えるのも、とても楽しく幸せな時間です。レパートリーが広くなったので、仕込みの時間も短縮できて、絶好調。

 わたしって、お料理のセンスあるなあ、と自分で自分を褒めています(笑)。料理本を読むたびに、感動のレシピを発見する能力も半端ない。これまで本を読む習慣を身に着けていたのが、こういう形で役に立っていますね。

 うちのお客様は素晴らしくて、「美味しかったです」とおっしゃってくださる方がとても多いのです。ユタカ君のスイーツも大絶賛状態です。ほんと、ユタカ君のシュトーレンとか美味しすぎるよ。

 文学と料理の二刀流きみちゃんですが、一昨日、鹿児島県立短大の「鹿児島学」講義のわたしの担当分が終了しました。学生さんたちの感想文を読むと、「意識が変わった」とか「まだまだ聴きたかった」とか「休んだのが、もったいなかった」とかの感想がいっぱいで、とっても嬉しかった。やり切ったぞお、と感慨深いです。

 で、わたしの机の上には、130人×4回分=520枚の小テスト用紙が積み上げられ、これから採点。自由に書いていいところには、質問がいっぱいきているので、それへのコメント書きが待っています。

 武者震いしますねえ。さあ、大丈夫だよ、何人でもかかっておいでーーーーー。みんな受け止めるよ。いやあ、今年中に終わるのかなあ、と思いますけど、ぼちぼち楽しんで、じっくりとやっていきましょ。そうしたら、いつの間にか終わってるんですよね、こういう仕事って。

 ひとりひとりに話しかけるように、ほっと包み込むように。頑張りすぎないことが大事ですね。だって、教えるというのは、相手の善きところを引っ張り出すことですからね。いちいち「うんうん、そうだね」と言いながらコメントしていると、いつの間にか終わってます。

 そして、12月4日から全3回の「紫式部日記」を読む講義も、第一回目が終わったときは、「やり切ったなあ」という感動が自分のなかで渦巻きました。

 「紫式部日記」は、月の舟ひまわりクラスで、月の舟@天文館時代に一年以上をかけて講義したのですが、今回はそれをたった3回で(笑)。いやあ、凄いわ。でもね、作品の肝を掴むのがうまいきみちゃんですから、うまい具合に3回に分けられて、充実した講義ができました。

 日本古典文学にあまり触れたことのなかった方にも「楽しかった」と言っていただけて、わたしも嬉しかったです。明日にはアーカイブをアップしますので、お待ちくださいね。

 NPO法人月の舟自由大学の年会費も続々と届き、「応援してます」と一言添えてくださいます。ありがたいなあ。嬉しいなあ。感謝だなあ。

 ゴールドカードの新規会員、継続の皆様もありがとうございます。ぜひ、来年の「源氏物語早わかり講座」楽しみにしてくださいね。きみちゃんがいちばん、わくわくしてます。

 今日も、午前10時から木曜日きよらクラスの源氏物語講義でしたが、ほんと、源氏物語って、面白い。興味深い。人間観察の深さ、ハンパない。紫式部って、天才。

 今朝は、アメリカのお孫さんのところに行っておいでの受講生の方も帰国され、久しぶりの参加で、教室がワクワク感に溢れていました。皆様、受講生同士で仲良くなられて、それがとても嬉しいですね。お土産もたくさんいただきました。

 そして昨日は、ひまわりクラスの「おくのほそ道」講義。ユタカ君は別の仕事があって、昨日はワンオペ、さらに歯医者、着付け教室、とあったのですが、全部やり切って、これまた大満足。

 霧島から鹿児島市内まで、オンボロ軽ワゴン車を運転して、歯医者に行って、着付けを習い(美紀子先生、いつもありがとうございます)、着物で講義して、講義が終わったら、着物を脱いで、洋服に着替え、昨日は久しぶりに、押し花作家の紀子さんのアトリエに寄りました。

 紀子さんとは、結婚前に勤めていた学習塾での仲間。わたしは小・中学生の国語と英会話クラスを担当し、紀子さんは受付嬢でした。若い女性は、わたしたちふたりだけだったので、とても意気投合して、よく仕事帰りに焼き鳥屋へ行き、お酒を酌み交わした仲です。紀子さんの家にも何度か泊めていただきました。

 久しぶりで、積もる話がいっぱいだねえ、と言いつつ、結局、2時間以上もふたりでしゃべりまくりましたわ(笑)。

 で、帰る前に、わたしの車がちょっと調子が悪かったので、お隣りの修理工場さんにお声をかけて、車をみていただいたら、なんとスペアタイヤが反対に取り付けてあって、そのねじが曲がって、緩んで、カタカタ言っていたのだそう。

 へええ、車が苦手で、できれば運転したくないきみちゃんは、こんな風に車に詳しい方を大尊敬します。凄いねえ。寒い中を修理してくださって、大感謝でした。

 なんだかんだ温かい方に囲まれて、溢れるほどの豊かさに包まれています。

 ここのところ、きみちゃんのことを「怖い人」に設定している人がいて、そんな誤解というか、偏った観方というか、そういうものにざわつく気分でしたが、わたしだって、寒い中を修理するような優しさを持ち合わせてるわ、と、人に親切にしていただいて、自分の温かさを知る、そんな思いがしました。

 よく人は「〇〇さんに傷つけられた」と言いますけど、傷つけているのは自分自身であって、自分が自分を責めている、ということが多いんじゃないかなあ。

 劣等感は諸悪の根源。どんなときも、自分だけは褒めてあげましょう。たったひとりで、自分に心の中で褒めてあげていれば、誰に聞かれることもないしね。

 誰も聞いてないのだから、思い切り、偉いねえ、よく頑張ってるねえ、を連発する。わたしって、最高じゃん。最高傑作だよ。

 わたしの大尊敬する、日本一のカウンセラー、故・孤嶋圭子先生もよくおっしゃっていました。「怒りは自分のものよ」と。

 誰かに怒っているようで、実は自分のふがいなさに怒っているだけ。きみちゃんは、最近、もう一生分の怒りを発散したのか、怒ることがほぼなくなりましたね。イライラもしません。

 ただ、この課題は宇宙におまかせ。わたしのやるべきことはもうちゃんとやった。だから、あとは天の采配にまかせるだけ。そんな境地になって、実に心が穏やかです。

 今日も講座のあと、常連さんたちがわいわいとお話してくださって、楽しい時間を過ごしたあと、本の出版を考えている、という方がいらして、ユタカ君とふたりで対応しました。

 文章が苦手で、とおっしゃるので、文章の詰まりを、まるで水道管の詰まりのように、ささっと取ることのできるきみちゃんが、ささっと直してあげました。

 そしたら、ユタカ君がびっくりしてくれるのです。ユタカ君も小説を書くほどの文章家ですけど、文章指導はしない質なので、わたしが問題点がついわかってしまって、優しく治していくところに感動してくれます。わたしにすれば、ただ「わかっちゃうだけ」なんですけどね。もしかして、わたしって天才?いえ、たぶん、天才なのでしょう(笑)。

 先日12月3日は、先だって亡くなった作家の森崎和江さんのシンポジウムがZOOMであって、わたしも参加しました。午後2時からでしたが、ランチのお客様が途切れなくいらして、しかも最後のお客様と意気投合して、話し込んで、参加が午後2時半ごろになりましたけど、参加して良かったなあ、という満足感でいっぱいでした。

 若い研究者の皆様の素晴らしいこと。なんというか、劣等感とか優越感とか、尖がった感情がなくて、皆さん、落ち着いていて、他者に対する思いやり、先輩諸氏に対する尊敬の念に溢れて、お話を聴いているだけで、深く癒されました。

 研究成果とか深い考察はもちろんのこと、佇まいが美しいのです。いやあ、新しい時代の到来だなあ、と深く感動しました。わたしも森崎和江さんの作品を、もう少し深読みしよう、と勇気を頂きましたよ。

 さあ、劣等感、罪悪感は全捨て。それらを感謝に替えて、生きていきましょう。世界は優しく、美しい。誰もあなたを傷つけはしないよ。もし傷ついたならば、その場から、さっさと逃げましょう。

 一昨日、母の施設に面会に行った後(と言っても、たった5分ほどのガラス越しの面会ですが)、弟家族が守ってくれている実家へお仏壇にお線香をあげに立ち寄ったら、弟嫁さんの淹れてくれたコーヒーがめちゃめちゃ美味しくて、とっても癒されました。ありがとう、さつきさん。

 母もとっても元気で、よく食べるそうです。お世話してくださる皆様にも大感謝です。わたしが引き取ったほうが良いのかな、とずっと迷っていたのですが、こうして元気な母を見ると、安心して、感謝の気持ちでいっぱいになります。

 昨日、紀子さんが淹れてくれたコーヒーもめちゃめちゃ美味しかった。さ、明日、わたしも美味しいコーヒーが出せるように、魂を磨きましょう。ランチのご予約もいただき、ありがたい限り。なごみちゃんのマッサージもありますよ。どなたでもどうぞ。

 こうして、愛が循環していくことに大感謝。わたしもさらに成長していきます。ひとつひとつ丁寧に仕事をこなしていきます。

 今日は、午後4時には月の舟を閉めて、ユタカ君と散歩して、とっても癒されました。自然っていいですね。さ、これから満月を眺めますよ。

 いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。書くことは、わたしにとって大切な営み。たくさんの愛を贈り、少しでも皆様が生きることが軽く、楽になりますように、祈りながら書いています。

 ではまた、お会いしましょう。12月11日(日)午前10時からの「紫式部日記を読む」講座、リアルでもZOOMでもご参加くださいませ。お待ちしています。