本質を見抜く目
2024.07.31更新
霧島は、市街地よりも2,3度低く、朝晩はクーラーいらず。さすがに日中に出歩くと、あまりの暑さにびっくりしますが、それでも霧島の木陰は涼しくて、ありがたい限り。
7月24日(水)は、遠方からの大切なお客様が次々にいらしてくださって、とっても賑やかでした。女神ヒーリングも連日ご予約いただき、大感謝です。おひとりおひとりが一所懸命生きておいでのところを、きみちゃんもまた一所懸命応援していきます。
7月25日(木)は、午後から中学校の国語の先生方の研修で、「源氏物語」と「枕草子」の講義。たくさんの資料を準備して、縦横無尽にお話させていただきました。めちゃめちゃ楽しくて、教育現場でお役に立てたらいいなあ。
「まだまだずっと聴いていたかった」とのお言葉も多数いただき、また次回があるといいなあ。やはり、こんな凄い作品が同時期に書かれ、それがまた千年たっても世界トップレベルである、ということにきみちゃん、いつも感動していて、それは他ならぬ皇后定子が自分のサロンを、非凡で気品ある文化空間に創りあげたからだ、と強く思います。
歴史的には悲劇の主人公である定子ですが、彼女の学識、センスは抜群で、一条天皇がぞっこんになるはずです。
表向きは、道長の経済力などが平安文化を牽引していったかのように見えますが、やはり皇后定子のあのプライドの高さは半端なく、清少納言がドラマの中で「定子さまに影なんてありません」と言い切るだけのパワーがあったと思います。
そして、「蜻蛉日記」の道綱母の女の苦しみを赤裸々に綴ったあの強さもまた、平安女流文学の出発点です。
女性が遠慮しないで、良妻賢母みたいに社会が要請するような人材像をなぞるのではなく、それぞれが自分の才能、持ち味を活かして、ものを書いたり、着飾ったり、愛し合ったりしたことが、どれだけ文化の発展に寄与したか。
きみちゃんも遠慮しませんよ。じゃかじゃかやっていきますよ。
7月27日(土)は、午前中がお香特別講座。皆様と一緒に印香作りをしました。講師は、堀之内夕子先生。ランチのお客様も次々にいらして、きみちゃんも一緒に印香作りをする予定が、なかなか席に就けず、でも、ご参加の皆様は、とても楽しそうに集中して自分だけのお香を作っておいででした。きみちゃん、お香が大好きなので、香材の香りをかいでいるだけで幸せな気分。素敵な時間でした。夕子先生、長時間にわたり、ありがとうございました。
きみちゃんは、その日午後1時からのコンサートを聴くために、ユタカ君にカフェを任せて出かけます。お客様が多くて、なかなか出かけられないきみちゃんに、ユタカ君は「さあ、行っておいで」と声をかけてくれます。ほんと、優しい旦那さま。ちょうど頼んでおいた紅茶を持ってきてくれた香輝園の百合絵ちゃんが、とっても気が利くので、お客様にお水を出したり、配膳をしてくれたりで「助かった」とユタカ君からの報告。
やはり、働き者の女の子は素晴らしいね。今日も郁未さんが手伝いに来てくれましたが、ほんと、よく働いてくれて、ありがたい限り。
きみちゃんはユタカ君の働き者のところが大好きですが、ユタカ君もきみちゃんの頑張り屋さんのところが大好きだ、と言ってくれます。それで、お互いによく働いているのですが、周りの方々も働き者な方ばかりで、とっても嬉しく頼もしく、ありがたいです。
おかげさまで、コンサートは最高でした。天才ピアニスト牛田智大君、松田華音さんのピアノは素晴らしすぎた。超天才の演奏を身近で聴ける幸せ。狂おしいほどの集中力。これですよ、これ。自分に集中する。自分を磨く。これしかないのよね。芸術の世界って。どれだけ自分を深め、自分の才能を引き出すか。それがピアニストに限らず、すべての人間の生きる意味だな、と思いながら聴きました。
7月28日(日)も、ご縁のある方々が次々にご来店くださって、とっても賑やかでした。素敵な女神ヒーリングもできました。
ここのところ、毎日、女神ヒーリングのご予約をいただき、きみちゃん、とっても張り切っています。今日もとても深い女神ヒーリングができました。大感謝です。
さて、ここのところ、ある賞に応募しようと、活動履歴とかを書いていて、昨日提出しました。この30年間のきみちゃんとユタカ君を中心とした活動を振り返り、それを記録していくのですが、まあ、よくいろんなことをやってきたよね。年間100回、文学講座やイベントをやったとして、30年で3千回。文学講座の数が半端ないので、その倍の200回として6千回。まあ、5千回は大小の講座、イベントをやり続けた30年だったんだなあ、と自分で自分たちの活動に感動しました。
受講生の皆様のお力、優しさはもちろんのこと、ご協力いただいた先生方の専門性、知識の深さに深く助けられた30年。感謝だらけだなあ、と思いながら応募用紙を埋めました。
そして、きみちゃんははじめて自分のことを「価値がある」と心から思えたのです。これまで自分を誇りに思い、価値ある仕事を続けてきたとは思っておりましたが、心底、腑に落ちるかたちで、今回、「わたしには価値がある」と思えました。
それが何よりの収穫ですね。あとは発表を待つのみ。嬉しい報告ができますよう、さらに自分を誇りに思いながら、仕事を続けていきます。
その応募用紙をメールに添付して出した後に、お約束していたお客様があり、その方と一緒にお昼ご飯を月の舟で食べて、それから高千穂ビジターセンターへ。鹿児島に赴任してきたばかりの林業経済学がご専門のM先生。まだ若くて可愛い先生です。10月からきみちゃんも出講する講義の担当でもあられて、打ち合わせしながら、霧島をご案内しましょう、という流れになったのでした。
きみちゃんの作ったお昼ごはんも「美味しい」と嬉しそうに食べてくださいます。高千穂ビジターセンターでは、祐太君がいろいろと案内してくれました。祐太君とM先生が散策している間、きみちゃんとユタカ君は先にコーヒーショップでゆっくりします。そのコーヒーの美味しいこと。高千穂ビジターセンターの標高でも、暑くて、M先生の注文されたかき氷がとても美味しそうでした。
その後、えびの高原を廻り、白鳥温泉上湯へ。地獄サウナにご案内したかったのでした。いやあ、昨日の地獄サウナは、お客様が多かったからか、そこまで地獄ではなく(笑)、ゆっくりと寝ていられるほどの蒸気。きみちゃん、やっぱり、サウナが好きだなあ、と思いながら、水風呂とサウナを往復しながら、地獄を楽しみました。
M先生も、東南アジアを研究で歩き回っておいでなので、とても体力があり、こうした地獄体験も楽しそうにしてくださいます。とっても意気投合して、楽しい時間でした。
きみちゃん、いつも、誰とでもこうして仲良しになり、人間様が大好きで、いっぱい親切もして人生を愉しんでいるところを、どうして意味のない悪口を言う人があるのかなあ。わたし、何かしましたか?と言いたくなるくらい、きみちゃんを貶める人って、たまーにいるのですが、「わたしには価値がある」という想いをもっていると、その悪口は、言ったその人自身に跳ね返りますからね。
いつもユタカ君とふたり、こうした事態に出会うときに思うのは、アガサ・クリスティーの小説「カーテン」に出てくるノートンという青年のことを思い出します。ノートンは、自分では殺人に手を染めませんが、たとえば、仲の良い夫婦がいたら、片方に「あなたの奥さん、不倫していますよ」というような耳打ちを続け、たまたまその奥さんが若い青年と談笑しながら道を歩いていたりしたら、旦那さん、激怒して猟銃を持ち出す、というような事態を創り出し、それを楽しんでいるというキャラ。
これは、シェイクスピアの「オセロ」のイアゴー、「ロード・オブ・ザリング」の「蛇の舌」という王様の側近みたいな告げ口タイプの脇役が、文学の世界には登場して、わたしたちにノートン、イアゴータイプのキャラの恐ろしさを教えてくれます。
どんな人間関係でも、トラブルを起こすのは、このノートンタイプ。自分の周りがざわざわしたときは、このノートンを探してみて。必ず、心がイライラするような発言をしていますからね。
きみちゃんは、先日激怒した事件も、このノートンキャラが首謀者だな、と気が付いています。ノートンキャラは小声で静かに囁く。そこがミソです。そして、ノートンキャラに翻弄されるのは、波風立てたくない派。
21世紀になってから、もう世界が変化し続けているので、波風は必ず立ちます。それを抑えようとすればするほど、波風が立つ、という矛盾が起こっているわけですが、波風立てない派の方はあきらめて、波風を眺めましょうね。親子関係、家族関係、激変する時期です。
そのためには、自分としっかり対話すること。ダメな自分をしっかりと抱きしめ、可愛がってあげること。自分の本音を探ることが、世界の本質を見抜く目を鍛えます。
わたしには価値がある。わたしは女神である。そう信じて、それを深めましょう。
今日も素晴らしい一日でした。この最高の毎日に大感謝、大歓喜、大幸福を感じます。コロナのおかげで、ユタカ君のことがさらに大切になり、愛が深まりました。
負のエネルギーをまき散らさないこと、不幸に溺れないこと。
さ、これから温泉に行ってきます。温泉、大好き。霧島、大好き。きみちゃん、大好き。最高の毎日を過ごしましょう。
今日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。毎日、書くことはいっぱいあるのですが、なかなか時間が取れないところ。できるだけ、優先順位の上位にブログ書きをあげて、ブログはきみちゃんからの皆様への言葉のプレゼントのつもりで、書き続けます。
明日から8月。きみちゃんの誕生月。最高の毎日を過ごしょう。