持ちつ持たれつ
2022.04.12更新
昨日、京都から帰ってきました。
そして、今日の午前中は、霧島の情報誌「mossiturnモシターン」の取材を受け、先程終わりました。お昼ごはんを食べて、このブログを書いているところです。
情報誌「モシターン」に、わたしたち夫婦のことを特集してくださるとのこと。ありがたい限りです。取材は2時間に及びました。写真も撮ってくださり、仕上がりが楽しみです。
わたしたち夫婦の歴史は多岐にわたるからと、編集者の方も心配され、質問にきちんと答えるように努めながらも、あちこち脱線しっぱなし(笑)。しかしながら、わたしもユタカ君もこの30年を振り返って、懐かしく、ありがたい時間でした。
折しも、京都の次女の子どもたちが、中学校、小学校の入学式があって、わたしたち夫婦も参列し、お祝いをし、旅行をしてきたところだったため、どこかひとつの時代が終わった、さあ、これからまた新しい展開だ、という感慨があったなかでの取材でしたから、感無量でした。
今回は、長女の家族が「新学期が始まるから」と埼玉から京都は遠くて、参加できませんでしたが、東京から三女が合流して、お祝いの宴に、天橋立への旅行に、まあ、家族で5日間を濃密に過ごしました。
そのなかで、わが娘たちの成長ぶり、美しさ、機転が利いて、頭が良く、仕事もバリバリして、家事もしっかりとこなし、子育てもきちんとしている様を観て、「ああ、これでわたしの子育ては完結だな」と思いました。
娘たちからすると、とっくの昔に自立し、母親とは関係のない日々を送っていたでしょうし、わたし自身も、自分の仕事、自分の世界があるし、ユタカ君と仲良く暮らしているし、娘たちを応援する側であっても、決して娘たちのおんぶにだっこ、子ども依存に陥っていないとの自信はありました。
けれど、今回の京都滞在で、レストラン、宿泊費、交通費の支払いを、次女、三女、ユタカ君、わたし、と4人で分担しつつも、まあ、かなりの部分を娘たちに奢ってもらって、親子の立場が逆転して、労わられる側になったんだなあ、と感慨深いものがありました。
次女が「持ちつ持たれつだよ」と言ってくれて、感動しました。孫のルイ君の中学受験の成功は、わたしたち夫婦の応援があってのことと、とても優しい配慮をしてくれました。三女も、しっかりして、頼もしい限りです。
長女もよく奢ってくれます。昨年の夏、長女の家族と宮崎へ旅行したときは、長女が出してくれましたしね。ありがたい限りです。
わたしの母は、わたしがそういうことをしようとすると、「あんたみたいな貧乏人に出してもらわなくてもいい」とつねに強くはねつけていましたから、わたしは全く親孝行のできない娘で残念至極でしたが、わたしの娘たちは、わたしたち夫婦にとてもよくしてくれますし、わたしが「ありがとう」と言って受け入れることもあって、素晴らしい孝行娘で、大感謝です。
こういう関係はいいなあ、と思います。持ちつ持たれつ。困ったときはお互い様。親子の関係が共依存ではなく、お互いを尊重し、お互いの世界を大切にする、良き人間関係のモデルであればいいなあ、と思います。
縦のピラミッド社会から、横並びの、それぞれが得意なところを発揮して、気持ちよく付き合える社会への転換。
わたしたちが京都に滞在している間、きりしま月の舟は、山路ブラザー&シスターズの皆様にランチの提供をお願いしましたが、昨日帰ってきましたら、まあ、綺麗に掃除がしてあって、また毎日、どうだった、という報告もあって、本当に大感謝でした。
いつもの常連さんもいっぱい来てくださったようで、特に4月10日は、ひっきりなしにお客様がいらしたそうです。良かったなあ。ありがたいなあ。
こうした信頼関係が何よりの宝物です。信頼関係のなかでこそ、真の豊かさが生まれると思います。
さて、京都滞在中に、わたしの中に降りてきたグッドアイデアは、この信頼関係を強化するもの。それは、シルバーカードの創設。
月の舟ゴールドカードの会員さんは、年会費3万円で一年間、月の舟の講座を受講し放題、ということでご案内してきました。もちろん、それも継続しますが、わたしがふっと閃いたのは、一度に3万円ではなくて、4か月で一万円で、月の舟の講座を受講し放題、というプラン。それをシルバーカードと命名します。
ちょうど5月から古事記講座が始まるので、4か月で、鹿児島に関連する「古事記」上巻は読み切る予定ですので、ぜひ16回分、通常1万6千円のところを一万円で受講できますよ。さらに、ほかの講座(万葉集、源氏物語、女神塾など)も受講し放題ですから、とってもお得です。
月の舟にとっても、こうしたゴールドカード、シルバーカードの会員さんが増えると、とてもありがたいので、まさしく持ちつ持たれつの関係。
4月17日(日)は、きりしま月の舟にて、原口耕一郎先生によります「古事記と日本書紀」の講演会です。参加費2千円。この日からシルバーカードも発行しますので、奮ってご参加くださいませ。ゴールドカード会員の方は無料です。
さらに楽しくなってきた月の舟。ほんと、わたし自身がわくわくします。原口耕一郎先生のお話は、とても楽しみです。
と、ここまで書いてきたら、農業青年の裕太君が月の舟に寄ってくれました。いつものお野菜を届けてくれて、さらに金魚草の収穫を今日したとのことで、金魚草をプレゼントしてくれました。
女神塾に参加しているはるかちゃんが、農業に興味があるとのことで、今日の金魚草の収穫を手伝ってくれました。とっても意気投合した感じのおふたり。収穫した金魚草を観光案内所などに届けた帰りだそうです。
ふたりにコーヒーを出して、ひとときのおしゃべり。なんて爽やかな若者たちなんでしょうか。癒されます。応援したくなります。
祐太君は、いつも月の舟の庭の手入れ、草取りなどを手伝ってくれますし、気心の知れた若者。まあ、100パーセントの信頼を、わたしたち夫婦は祐太君に置いています。
信じる。これがわたしの大好きな言葉。わたしの得意とするところでもあります。
わたしの周りの方々を信じる。何よりも、自分を信じる。自分を信じて、自分に優しくする。自分の生き方をする。
家族、親、他人様のために生きない。特に、子どもたちが完全に自立した今は、もう100パーセント自分を信じて、自分のために生きます。娘たちに介護もさせないし、介護の心配もさせない人生を送ります(キッパリ断言)。
明日は、久しぶりに施設の母の面会に行きますが(といっても、コロナ禍のためガラス越しの電話面会)、子どもに一円も出させずに、一度もおむつを替えさせていない母を立派だなあ、と思います。
いつも愛の拒絶を残念に思っていましたが、それはまた無条件の愛の表現であったかと、感謝でいっぱいになります。
わたし自身は、安楽椅子にもたれて、うとうとしている間に、あちらの世界へ移動している、というのが理想です。多分、そうなるでしょう。
以前、99歳でユタカ君と心中するという死に方は、韓国岳まで99歳では登れない、いや、空飛ぶ車で行ける、とか、多くの議論を誘発しましたが、最終的には、韓国岳の雪のなかで凍死心中するという案は、ユタカさんは死んでも、きみこさんは生き残る可能性が高い、とのご意見に、わたし自身が納得してしまったので、いまのところ却下です(笑)。
ま、あと30年は生きるので、それまで名案が浮かぶことでしょう。90歳を過ぎてから考えればいいや。おしゃれでお金持ちの豊かな老後が待っている、ということにします。
いまは、いまを生きる。64歳で、身体が丈夫で、病気ひとつしないで、おしゃれで、たくさんの方の愛に恵まれ、たくさんの愛を発信し、バリバリと仕事をし、家族愛、仲間愛に恵まれ、何不自由ない豊かさに満ちている現在を心から寿ぎます。
きみこ最高、きみこ天才、きみこ万歳。ヤッホー。
皆様を愛しています。大好きです。ルイ君、れなちゃん、ショウリ君、カナト君、大好きだよ。わが娘たちよ、素晴らしいね。美しいね、頼もしいね。ユタカ君、心から愛しています。最高に大事にしますよ。かあちゃん、とうちゃん、ありがとう。きょうだい、親族、受講生の皆様、ありがとうございます。
さっき降ってきた言葉。「この世でいちばん大事なのは、感謝の心だね」。
ちょっと滞っているオンライン講座「源氏物語」のアップ。もうしばらくお待ちくださいね。もうひと工夫して、楽しい動画に仕上げます。ご期待くださいませ。