きりしま月の舟

感謝と信頼

2022.12.15更新


 今朝は、霧島の我が家も冷え込みが厳しかった。それでも、ファンヒーターをつけ、床暖房をつければ、心底、冷える、ということはなく、快適なあたたかさ。

 なんという豊かさでしょうか。ありがたいですねえ。朝食には、昨夜作って残ったすまし汁に、うどんと卵を入れて温めていただき、ユタカ君はパン食。昨日、お気に入りのパン屋さん・ダンケンで食パンを買ったので、ユタカ君はパン食が良いとのこと。たまには、別のメニューも良し。

 食べ物も豊富にあります。今の時点で、買い物をしなくても、あと一か月は飢えることなく、美味しいものを食することができそうです。停電になっても大丈夫。

 昨日は、いつものお魚屋さんで、大きな鯛を買いました。ぷりぷりの凄い奴。さっそくお刺身にして食したら、まあ、とんでもなく美味。今日のランチにも提供して、歓んでいただきました。

 そんな豊かさに包まれたなかで、わたしはわたしのすべてを許します。先日、そんな言葉が降りてきました。そうだよ、そうだよ、と嬉しかったなあ。

 わたしは、人に意地悪だけはしたことがない。これだけは断言できます。怒ることはあっても、故意に意地悪はしたことがない。だから、大丈夫。どんなに誤解されても、相手がある出来事を勝手に解釈したとしても、わたしには、いつだって「愛」があるもの。

 ユタカ君への愛、娘たちへの愛、孫たちへの愛、わたしの講義を受講してくださる皆様への愛、母への愛、きょうだいたちへの愛、親戚への愛、どんな愛もたっぷりとあります。

「余命あと3日でしたら、何をしますか?」という問いに対して、わたしはとっさに「孫たちと遊び、たくさんのことを伝える」と思い浮かびました。ほほお、と意外でしたね。

 おそらく講義はやり尽くしているけど、孫たちとの時間はまだ講義ほどじゃない。いま、4人の孫がいます。どの子も愛おしい。余命3日だとしたら、孫たちのエネルギッシュな息吹に触れて、あれこれと人生の大切なことを伝えて、死んでいきたい。

 昨日の新聞で知りましたけど、小・中学生の8・8%に発達障害がみられる、とのことです。わたし自身、小・中学生と接してみて、わたしたちが小学生の頃の呑気な時代と違って、不登校、引きこもり、学習障害、ほんといろんな現象が起きています。

 わたしも教師のはしくれ、教える側として、いつも思うのは、「ひとりひとりに寄り添う」ってことですね。ひとりひとりに「大好きだよ」って言うことですね。ひとりひとりに大きな愛を伝えることです。

 知識の習得も大事ですが、勉強の仕方を教えることが肝心です。お金をあげるよりも、お金の稼ぎ方を教えることと同じ。

 どんなときも工夫して、考えて、行動して、トライ&エラーの繰り返し。そうしたなかで、感謝と信頼をベースにしていけば、大丈夫。

 経営の基本として、どんなに素晴らしい商品を開発しても、それをきちんと工夫して売ろうしない限り、たった一か月もしないうちに、顧客はゼロになってしまうそうです。

 月の舟は、文学講座、イベントなどを仕事の柱にして、30年。どんなときも工夫して、前進してきたので、おかげさまで、受講生の皆様にとても恵まれています。

 今日も、午前中に源氏物語の講義で、受講生の皆様は、とても楽しそうに幸せそうに受講してくださいます。昨日も、鹿児島市内でのひまわりクラスで、「おくのほそ道」の講義でしたが、これまた皆様、きちんとしておいでで、とても深い講義ができました。

 ありがたいなあ、と感謝が湧きあがります。30年近い講義のなかで、わたし自身がいっぱい勉強させていただき、どれだけ知的財産ができたか、計り知れません。これも皆様のおかげです。

 今後は、40歳以下の方々の研修制度にも力を入れていきます。一か月、3か月、半年、一年コース、と長丁場での、それこそ大学のような講義スタイルにしていく予定です。ひとりひとりに寄り添い、マンツーマンでやります。講師は、ユタカ君ときみちゃん。その他、月の舟のイベントなどにも参加していただきますので、多彩な学びができるでしょう。

 興味が湧かれた方は、ご連絡ください(090-7536-6672 mokka@po4.synapse.ne.jp)。

 とっても楽しみな研修制度。どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

 さて、今日は、ユタカ君が別件で出かけたために、ワンオペ仕事。なんだかんだ忙しかったけど、なんとかなりました。

 でもね、この仕事量をワンオペは厳しいですね。やはり、ユタカ君がいないと、困ります。

 いま、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」がなかなか興味深いところに達していますね。次回あたり、承久の乱、に入るかな。

 「承久の乱」(坂井孝一 中公新書 2018年)を読むと、「鎌倉方は「チーム鎌倉」として結束力・総合力を十二分に発揮したのに対し、あらゆる意味で巨大な存在であった後鳥羽院が独断専行する京方は、「後鳥羽ワンマンチーム」としての力しか発揮できず、帝王にありがちな武士に対するリアリティの欠如といった弱点が、そのまま京方の弱点として露呈した」ので、後鳥羽院方の負け、ということらしい。

 なるほどお、と納得しました。月の舟も、「チーム月の舟」、「チームきよら」と、たくさんの先生方や若い芸術家の皆様のご協力で、運営しています。

 チームでやるほど、楽しく、頼もしいものはない。その間の「信頼関係」があれば、何にも怖くない。

 先日も、チームきよらの若い芸術家の皆様に、来年3月の源氏イベントの打ち合わせを打診したら、なんと、全員参加、で嬉しいことこの上なし。ありがたやあ。大感謝です。

 これからも、しっかりと信頼していただけるよう、豊かに誠実に生きていきます。そして、みんなのこと、大好き、大感謝、大信頼。みんなとは、わたしにご縁のある、家族、先生方、受講生の皆様、ブログの読者様も含めた、すべての皆様のことですよお。

 すべてに感謝し、すべてを信頼して、みんな大好きだあ。

 そろそろ、ユタカ君が帰ってくる時間かな。夕陽が松林の向こうに落ちていく途中。橙色ってやつですね。パワフルな落陽です。

 さ、明日も楽しく、わくわくと、最高の一日を過ごしましょう。今日も、ブログをお読みくださいまして、大感謝です。