きりしま月の舟

愛の循環

2022.07.02更新


 昨日、京都から帰ってきました。

 京都最終日、午前5時に起きて、ルイ君のお弁当を作り、みんなの朝ごはんを作り、10回くらい、みんなに「起きてください」コールをし、ようやく起きて、準備ができた3人を送り出してから、ゴミ出しをし、掃除、洗濯をします。

 京都では、毎日のようにデパート巡りをしていたので、お掃除する時間がなかったのですが、最終日に、階段、玄関までちゃんとできました。

 予定よりも一時間遅く、娘の家を出ましたが、一昨日、買い物の帰りに寄ったカフェのコーヒーがあまりに美味しかったので、昨日も立ち寄って、自分へのご褒美に、濃いコーヒーを頂きました。

 めちゃめちゃ美味しい。きりしま月の舟でも、マリアッチさんのコーヒー豆を取り寄せて、本格的なコーヒーを淹れておりますが、マリアッチさんのコーヒーの味に近い。濃さが3段階あるということでしたので、昨日は2番目の濃さのコーヒーを頂きました。

 まあ、本当に美味しい。一口目よりも二口目、半分以上飲んで、全体が冷めた頃がまた甘みが出て、素晴らしい風味。

 コーヒー好きの魂を揺さぶるなあ。娘によれば、京都でも有名なお店らしい。昨日はお客はわたしひとりでしたので、マスターとお話もできて、2番目の濃さのコーヒーは主にサントスを使っているとのころ。企業秘密を教えていただく仲になりました(笑)。

 最後に「道中お気をつけて」とマスターがお声かけくださって、真夏の京都を「いざ出陣」くらいの気持ちで、京都駅まで辿り着いたのでした。

 新幹線の切符を買って(ジパング倶楽部で3割引きだよん)、新大阪から「さくら」で鹿児島中央駅まで、約4時間で到着。その間、YouTubeを聴いたり(先日、ワイヤレスイヤホンを買って、さらに快適だ)、風景を眺めているうちに、あっという間に鹿児島に着きます。

 鹿児島中央駅で日豊本線に乗り換えて、国分駅まで。国分駅にユタカ君が迎えに来ることになっています。

 日豊本線から、桜島が美しく見えます。久しぶりの桜島の美しかったこと。しかも、若い男の子が席を譲ってくれて、学校帰りの学生さんで満員の電車に座れて、美しい桜島を眺められたことに大感動。ありがとう、イケメン大学生さん。

 いやあ、いいなあ。鹿児島、いいなあ。大好きだな。若い時はあまり好きじゃなかった鹿児島が、今は大、大、大好きになってる。桜島を美しいと思う自分が愛おしい。

 霧島はさらに大好き。終の棲家を霧島にしたことは、わたしの最大の幸福の上から4番目だな。一番がユタカ君と結婚したこと。2番が娘たち、孫たちに出会えて、たっぷりの愛を注げること。3番目が自分にぴったりの仕事ができていること。4番目が霧島に住んでいること。

 まあ、この四つはほぼ一直線に並んで、どれが上とか下とかもないのですが、まるで四つ葉のクローバーのように、わたしの幸せの4指標です。

 ありがたいなあ。最高の幸せのなかにいるわたし。国分駅に着くと、ユタカ君が迎えに来てくれています。一緒に、ランチ食材をたくさん買い込んで、いざ自宅へ。

 昨日は、午後8時から月の舟オンライン交流会でした(毎月1日は、オンライン交流会を開催しています)ので、帰り着くやいなや、パソコンを設置して、ズームでスタンバイします。

 いつものメンバーが富山、鹿児島市内から参加してくださいます。富山の小学3年生のえみかちゃんもいつも参加してくれて、いっぱいいろんな話をしてくれます。

 ほんと、うちの会員さんたちは、素晴らしい。感動的に素晴らしい。教養があって、優しくて、存在そのものに愛があって、リスペクトの感情が循環しています。

 先日、わたしが女神塾だとか、文学講座だとか、月の舟の自慢話をたっぷりとしていたら、「みたけさんは、世界の子どもたちのことをどう考えているんですか?」と聞かれて、びっくりしました。

 世界の子どもたちねえ。考えたことなかったなあ。わたしの孫たち、月の舟塾に来てくれる子どもたち、これから夏休みになると、子ども作文教室に通ってくる子どもたち、富山のえみかちゃん、国分のさやかちゃん、おとなりの宮原さんちのこどもたち、霧島小学校の校長先生からも一緒にコラボしましょう、とお声がけいただいたり、と、わたしは子どもが大好きなので、いっぱい子どもとお付き合いしているつもりですが、「世界のこどもたち」と言われると、現実の目の前の子どもたちのことで頭がいっぱいで、思いが至らなかったなあ。

 ウクライナの話は、孫のレナちゃんともしました。中学生になったばかりのルイ君とは、やはり腹に力を入れて、言葉をしっかりと発音して、大人としてきちんと向かい合います。しっかりと子どもたちの声を聴いています。

 帰りの新幹線のなかで「世界の子どもたち」について、思いを巡らしていた時、ふっと気が付いたのです。わたしは、世界の子どもたちのことをしっかりと考えている、と。

 子どもたちだけでなく、わたしは宇宙そのもの、地球そのものなので、わたしが大きな愛を受け取り、発信する相手は、全世界なんだなあ。

 すべてはエネルギーなので、海外の子どもたちにお金を送らなくても(そうそう、わたしは毎月、国境なき医師団に寄付しています)、わたしが愛を受け取り、愛を送る先は、全世界なのです。

 しかも、子どもも大人もない。女も男もない。地球人も宇宙人もない。全宇宙に向けて、わたしは愛を発信しています。

 たとえば、れなちゃんの爪を切ってあげるとき、一緒にお風呂に入って足を揉んであげるとき、ルイ君のお弁当を作るとき、ショウリ君、カナト君のことを思うとき、それは同時に全世界の子どもたちへの愛なんだなあ。

 だって、わたしは女神ですからね。愛の大きさが違うんですわ。大きな愛を受け取り、「わたしはわたしを尊敬します」「わたしはわたしを愛します」と毎日唱え、大きな愛をまた世界に循環させていますからね。

 気を付けていないと、たまに、魂のヘドロが飛んでくることがあるんです。溜まりにたまった承認欲求だの、隠された怒りだの、マウンティングだの、そんなヘドロとかゲロが飛んできても、すっくと立ち上れるようになったきみちゃん。あなたは偉い。

 ヘドロやゲロを除け切れない、へたれな大人とは訳がちがう。ヘドロやゲロをちゃんと洗い流して、きれいにして、また、きみちゃんはすっくと立ちあがるんですね。真実は、ヘドロやゲロや失敗のなかにあることが多いからね。そこにちゃんと気づくしね。

 強くなったねえ、きみちゃん。そう、自分を褒めてあげたい。

 おばあちゃんは、どうしてそんなに朝早く起きれるの?と京都で孫のれなちゃんに何回も聞かれました。

 きみちゃんおばあちゃんの答えは、「それはね、年を取ったからだよ」(笑)。

 いやあ、わたしも40代まではほんと朝が弱かった。なのになぜか60歳を超えたあたりから、朝きちんと起きることができるようになり、最近は、午後10時就寝、午前4時起床が難なくできるようになりました。

 朝ひと仕事終えると、一日が充実します。しかも、大好きな仕事からすませると、さらに充実します。

 わたしの大好きな霧島の朝時間に、大好きなことをする。ブログ書き、動画作り、料理(ランチの仕込み)をする。身体と魂を整えるために、ヨガと瞑想をする。

 みたけさんって、いつ寝てるんですか?とよく聞かれますけど、ものすごくよく寝ています。できるだけ、朝にいろんなことを詰め込んで集中的に生きているので、午後はまったり、夜はさらにまったりできます。

 今朝は、午前6時半から早朝ヨガでした。四方を開け放して、心地よい風が入ってきての早朝ヨガ。純子先生も「ここは気持ちよいですね」と言ってくださいます。

 今日も心地よかった。程よいストレッチができて、瞑想ができて、その後に参加者の皆様と頂く朝ごはんの美味しいこと。美しい時間です。朝ごはんはユタカ君担当。今日もお味噌汁が美味しかったなあ。

 ユタカ君、ありがとう。わたしが京都に行っている間、月の舟通信をひとりで発送したり、昨日は、万葉集講義もして、カレーランチを出したり、と大忙しだったね。

 毎月第一土曜日、午前6時半から、きりしま月の舟にて早朝ヨガやってます。どなたでもどうぞ。

 昨夜、お風呂に入っているときに、「コミュニティは開かれていないといけない」という言葉が降ってきました。ゴールドカード、シルバーカードの会員さんだけでなく、どなたでも月の舟自由大学へは入学できます。ゴールドカード、シルバーカードだとよりお得に学べますよ、ということです。

 今日も、早朝ヨガのあと、午前10時から古事記講座。ゴールドカードの常連さんがいらしてくださいます。ご一緒にランチも召し上がってくださいます。

 古事記講座を熱心に受講され、ランチも美味しい、と完食され、わたしもユタカ君も嬉しさの絶頂です。ありがたいなあ、と思っているところへ、「モシターンきりしま」でわたしたち夫婦の特集記事を読んでくださったお客様がおいでになりました。

 岡山から観光でいらしたとのことで、月の舟の本棚を丁寧に観て歩かれます。はじめてのお客様とこうして話をするのも、本当に楽しい。ランチをやってよかったなあ、と思います。

 飲食店というのは、ほんと、大変だなあ、と思いますし、すべての飲食店を経営される皆様を最高にリスペクトするわたしたち夫婦ですが、大変さの中にまた、いっぱい善きことがあるのです。

 わたしたち夫婦の食生活の中身が充実してきた。旬に敏感になった。自然の恵みに感謝するようになった。食通の父、料理上手の母に心から感謝できるようになった。大変さの100倍くらい、善きことがいっぱい起こります。

 さて、もうすぐ午後3時。昨日、ユタカ君が迎えに来てくれた車のなかで、教えてくれた話を思い出します。

 海外の研究者たちで、同じプロジェクトを推進するときに、午後3時になったら、必ずお茶の時間にして、オーガナイザーはその時間をとても素晴らしいものにするために、心を砕く。そして誰もがそのお茶の時間には、仕事をやめて、集まってくる。

 きりしま月の舟でもやりたいねえ。夫婦でそんな話をしました。まずは、月一回から。いつがいいかな。考えただけで、ワクワクします。

 さあ、明日は、午前10時から女神塾。三々五々、集まって来られますし、列車で来る人のために、誰かが駅まで迎えに行くシステムができあがっているようです。さすが女神様たち。素晴らしいなあ。明日も、成長のための学びをいたしましょう。

 午後2時からは、七夕のための折り紙教室。楽しみだなあ。七夕飾りを作ると思うだけで、ワクワクします。七夕の竹も用意しますし、皆様、手ぶらでお越しくださいね。

 講師の藤崎早苗先生の息子さん、藤崎怜君もアシスタントで来てくださるとのこと。怜君、ありがとう。女神大集合の時以来だね。よろしくね。

 来週もまた、文学講座、イベント、ランチと盛りだくさん。丁寧に細やかに仕事をしていきますね。

 7月10日女神塾、特別ゲスト有川真由美トークショーは、残席あと1席です。PHPからたくさんのベストセラーを出版されたという辣腕編集者の方もお見えになりますよ。すごーーーい。わくわくーーーー。

 「50歳から花開く人、50歳で止まる人」の本をメインにトークショーの開催です。みたけきみこが司会進行をします。皆様、お楽しみに。

 鹿児島市内のひまわりクラスは、7月6日(水)午後2時より。7月7日(木)の源氏物語講座は、近くの性空堂の護摩供養に参加ということで、午前10時に、きりしま月の舟に集合して、みんなで乗り合わせて行きます。

 わたしは、1994年に「かごしま文化研究所」を立ち上げて以来、こうして、学びの場、交流の場、愛の循環の場を創造することに、全力を注いできました。

 最初の拠点である「木家」の建設、NPO法人化、天文館への進出、きりしま月の舟の建設、この30年で一千人規模のイベント多数、講義も一万回近くやっているかも。休みなく、つねに工夫を重ね、立ち止まらずに、愛の建設をしてきました。

 その成果が、こうして皆様と心穏やかに学び、お互いをリスペクトしあい、善きこと満載の世界を実現できています。

 そのことを、わたしは心から自慢に思います。自分を心から尊敬します。ユタカ君をはじめとして、たくさんの方のお力を頂き、協力し合って、リスペクトしあって、愉しい仕事ができていることに、大感謝をしています。

 これからも、大きな愛を循環させていきますね。ぜひ、きりしま月の舟で、愛に包まれてください。

 台風が近づいているようです。霧島も風が強くなってきました。明日の折り紙講座までは大丈夫でしょう。開催の方向で行きます。ご参加の皆様は、気を付けてお越しくださいませ。

 いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。午後3時のお茶はしましたか?ぜひ、ゆっくりする時間を創ってくださいね。では、また。