きりしま月の舟

幸せを積み重ねる生き方

2024.04.22更新


 世の中は、新緑の季節。樹々が生き生きして、うぐいすの鳴き声も美しい。あやめの紫がこの世の高貴さを表し、なでしこの優しさ、クリスマスローズの元気な姿もありがたく感じられます。

 ここのところ、毎日のように、昔の知り合いの方々が、月の舟を訪ねてきてくださいます。

 17日(水)に幼馴染の美智代ちゃんとじゅんこちゃん。20日(土)に、かつての仕事仲間のまどかちゃん。昨日は、妙円寺団地での子育て時代のPTA仲間の小山さんご一家。

 美智代ちゃんたちは、月曜日に電話をくれていたので、待ち遠しかった。その日は午前10時から「光る君へ」を100倍楽しむ講座があって、それが終わってから訪ねてきてくれたのですが、「きみこちゃんに会いたかった」と言ってくれて、本当に嬉しかったなあ。 

 美智代ちゃんとは、産まれた時からご近所さん。同じ年で、毎日一緒に学校に通い、ほぼ毎日遊んでいたので、思い出が尽きなくて、ええ?こんなこともあった?とこちらがびっくりするようなことを美智代ちゃんは覚えていて、会話が弾みます。 

 じゅんこちゃんは足が速かったのを覚えています。運転が苦にならないみたいで、2か月に一回は霧島まで来ているそうで、じゅんこちゃんの運転で串木野から霧島まで来てくれました。次は、みちこちゃんを連れて来るね、と言ってくれて、いやあ、懐かしいわ、と大感激。また、会いたいな。 

 おとといの土曜日20日は、きみちゃんが副会長を勤めていた地球人会議の事務局にいたまどかちゃんが、3歳のぼうやと夫さんと一緒にランチに来てくれました。一瞬で、「あらあ、まどかちゃん!」とすぐにわかって、これまた大感激。 

 たまたま先日、666祭りの名簿を見返していて、「まどかちゃんに届いているかな?」と思っていたところで、なんというシンクロ。夫さんも優しそうで、まどかちゃんが3歳のぼうやにいっぱい絵本を読んであげているのが、とても印象的でした。良いお母さんをしてるね。りっぱだね。 

 そして昨日、これまたサプライズで、妙円寺団地の子育て時代を共有していた小山さんご一家が、山登りに霧島にいらした、とのことで、昨日は大雨だったので、山に登れず、コーヒーを飲みにいらしてくださったのでした。 

 お嬢さんのなつきちゃんが、うちの長女と同級生で、お母様とはPTAでよくご一緒した記憶があります。お父様ともよく語らっていたような。なつきちゃんの夫さんもご一緒で、こちらもまた優しそうな夫さん。 

 妙円寺団地の子育て時代をご一緒した方々が、何組も「きりしま月の舟」を訪ねてくださって、本当に嬉しい。清水さんご一家、池田さんご一家、有満さんご夫妻、といっぱい霧島まで来てくださいました。どのご一家も、しっかりした家庭を営んでおられ、その雰囲気があたたかくて、こちらがほっとするような感じ。 

 思えば、きみちゃんの人生、これまで「どん底」ということがなく、なんだかんだと幸せがいっぱいの人生だなあ、と感慨深いです。

 きみちゃんの両親も立派、親族も立派、子どもたちも立派、孫たちは最高に可愛く、串木野時代の幼い日々も幸せだったし、高校時代も勉強は大変だったけど、それがまた役に立っているし、妙円寺団地時代の子育ても楽しかったし、東京の大学生時代、イギリス時代も豊かだったし、幸せだらけのきみちゃんの人生。

 毎日幸せを積み重ねていく人生。いついつまでに何かを仕上げないといけないから、と焦るのではなく、将来が不安だから、というわけでもなく、毎日が楽しくて、ただただ毎日を積み重ねることが最高に幸せだな、という生き方がしたい、と思うこの頃。 

 いま、論文の締め切りがあるので、かなり焦っているのですが、その割にはなかなか書けなくて、うーん、と思いながらも、毎日があまりにも忙しく、かつ楽しくて、このペースを乱さずに、何とか論文を書き上げたいものだと思っています。 

 本当なら、集中して一週間ほどを過ごしたいところ。なのに、きみちゃんったら、いっぱい楽しいことを予定に入れてしまう。今日も午前中に、可愛い年下の女の子たちと待ち合わせをして、温泉&会席料理を堪能する予定。26日も夜のディナーショー。27日が論文締め切りなんです。 

 でもね、きみちゃんは知っている。ちゃんと楽しいことをしていれば、それと並行して、ちゃんと論文が書けるってことを。楽しいことを我慢しなくても大丈夫ってことを。

 コツコツと、やるべきことを積み重ねていく。そのときに導かれる方向に、ただ笑って歩いて行く。

 きみちゃんは、ついつい高い目標を掲げて、それに向かっていくタイプなのですが、ただただ淡々と時間を重ねていくのもありだな、と気づいたのです。

 無理に努力しない。もうきみちゃん、66歳なのだから、若者みたいに、高い山に登ろうとしないで、高い山登りは若者に任せて、きみちゃん、静かに歩いて行きなさい。

 666祭りで、オペラ歌手の又吉秀和さんにベートーヴェンの「歓喜の歌」666祭りヴァージョンをお願いしているのですが、ちょっと負担をかけてしまっているかな、と心配になって尋ねたら、「666思い切りやりたいことをやってください」「きみちゃんの無茶ぶりが我々を高みに押し上げてくれます」とのお言葉をいただき、感謝感激雨あられ。

 若者にこうして励まされるときが来るとは!ありがたい限りです。

 666祭り、すでに最高の時間が用意されていますよ。琉球舞踊、アイリッシュ音楽、コンテンポラリーダンス、薩摩琵琶と筝による源氏物語の「女楽」、真言宗お坊様とのきみちゃんとユタカ君のトーク、「歓喜の歌」666祭りバージョン、胡弓演奏とピアノのコラボ、「やさしさかごしま」全員合唱。それと最高のお料理、最高のおもてなし。素晴らしいです。

 666祭りにご興味のある方は、どなたでも参加できますので、お問合せくださいませ(mokka@po4.synapse.ne.jp 090-3669-5354).

 こんな風に最高の時間を過ごし、そしてまたゆったりとした幸せを積み重ねる毎日があり、淡々と歩く人生。これでいいのだ。

 きみちゃんは、シャーマン体質なので、自分の直観で、行きたい方向に行き、やりたいことをやって、周りに無茶ぶりをしながら(笑)、生きていくのが似合っている。

 目標設定するよりも、その先にあるものを先取りして、最高に幸せになっていくスタイル。尊敬と感謝が溢れる瞬間だけを生きていく。

 さ、これから論文書きを楽しみます。古川日出夫さんの「女たち三百人の裏切りの書」について書きます。最初一読して、何がなんだかわからないこの小説に、きみちゃんの「源氏物語」読解力をもってしても歯が立たず、おお、こりゃこりゃ、と迷っておりましたが、だいぶ目途がついてきました。

 生きたいように、やりたいように、やりたいことを自由にやって、淡々と歩いて、書いて、読書して、料理して、愛して、楽しんでいきます。

 いつもブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。書くことは、生きること。きみちゃんにとって、書くことは呼吸と同じです。では、またお会いしましょう。