人生の背負い投げ
2022.11.28更新
霧島は、紅葉が盛りで、たくさんの人が紅葉を楽しみに訪れています。この土曜、日曜日はお天気も良かったので、きりしま月の舟も紅葉狩りのあとのランチやお茶で、大盛況。お客様が途切れることなくいらしてくださいました。
昨夕は、よく働いたねえ、ということで、ユタカ君とふたり、少し早めに、月の舟を閉めて、国分山形屋の北海道展を覗きに行きました。
買い物というのは、ほんと、わくわくしますね。ただ、いくらとか松前漬けなんかは、あまりにも高価で、100g980円とか書いてあっても、300gのものしか売っていないので、あちゃあ、3千円ですか、とちょっとビビります。
で、今回は、商品券が3千円分あったので、千円で辛子明太子を買い、あとは、北海道展で大人気の海鮮丼を買いました。うに、いくら、ホタテなんかがてんこ盛りになったやつ。2千円ちょっと。
これまで、海鮮丼のお店に行列ができているのを観て、へええ、あんな高いのをどうしてみんな買うのかしら、と思っていましたが、今回はじめて買ってみて、納得。なぜなら、いくらを3千円分買うよりは、ずっと北海道を堪能できるから(あ、これは個人的見解です)。
珍しいゆり根なんかも買って、ほくほくと家に帰りました。いやあ、ビールも買わないとね、とユタカ君と意気投合し、よく働いたご褒美に、海鮮丼とビールだあ。塩から揚げも買ったし、連日ランチを提供しているから、たまには出来合いのものもいいよね。
最近は、料理のスピードが速くなって、段取りも良くなりました。晩酌も、ちゃちゃっと作るだけの材料もありましたけど、今日はご褒美だからね、と自分を許しました。
一昨日の夜は、もう遅かったけど、YouTube動画の料理番組を観ていたら、城二郎さんのジャガイモのガレットというのがあまりにも美味しそうで、ささっと作ってみたら、まあ、美味――――。
ユタカ君も大変歓んでくれました。午後10時過ぎでしたけどね、わたし、ダイエットしてないから、ま、いいや。ということで、ふたり、ウイスキーを片手に、ガレットを平らげました。ほんと、美味しかったよ。
わたしたち夫婦の人生は、食べることと、飲むことと、読書することと、書くこと、イベントをすること、ランチを提供することと、お掃除をすることで占められているかな。
このブログで何度も書くように、文学講座とランチの二刀流だと、わたし、倒れる、と最初は思っておりましたが、今は、何とかなっています。
二刀流のおかげで、ほぼ分刻みのスケジュール。無駄な時間を過ごしていないなあ、という実感があります。文学講座、イベントの準備も、お料理もどちらもとっても楽しい。
ユタカ君とほぼ喧嘩することもなく、お互いができることをきちんとやることで、日々が過ぎていきます。
どちらかというと、ほぼ毎瞬、褒め合って、感謝している感じかな。
一元の世界だったというレムリア的な世界が、月の舟にできあがっている感じ。一元だから、喧嘩もないし、上下もないし、命令もないし、支配もない。あなたはわたしで、わたしはあなた。つねに歓喜に満ちて、最高に幸せです。
今朝も、起き抜けに、ある先生のことが話題になって、「素晴らしいよね」という話から、「ユタカ君は、他に誰を尊敬する?」と聴いたら、「みたけきみこさんだな」と言ってくれました。わーお(笑)。とっても嬉しかった。
わたしもユタカ君をとても尊敬しています。何よりも働き者ですしね。愚痴を言わないしね、好き嫌いはあるけど、自分のことは自分で責任を取り、他人のせいにしないところが、素晴らしいなあ。
お互いにほぼ干渉せず、ふたり毎日、最大限に動き、働き、勉強し、人生を愉しんでいます。
さて、先日、ランチの仕込みをしながら、いつものようにYouTube動画を観ていたのですが、「まゆみのなんとかなるチャンネル」で、「これだけはしてはいけないこと」というのがあって、それは「弱いふりをする」のはダメだよ、という動画でした。
そうだよなあ、と深く納得。弱いふりをして、強い人に傷つけられた、というのって、いちばん人間関係を壊す。被害者意識って、何も生まない。
もちろん、弱い立場の人っておいでですが、かわいそうな人はこの世にはいない。自分の人生に自分で責任を取る、って大事だなあ、と思います。助けてあげたり、お金を貸してあげたり、ではなくて、自立できるように、背中を押す。いえ、それさえもしないで、自分の生き方を魅せて、励ます。
愛とは、人をエンパワーすること。鼓舞すること。信じて、促す、というのかな。細かく指示することじゃないのです。細かく批評することじゃないのです。
わたしは、ときに大変なことに直面した時に、「人生の背負い投げ」をします。あそこまで、という目標を決めて、そこに達成するまで、ひたすら集中し、没頭する。
たとえば、娘たち3人が独立するとき、同じマンションに住んだので、そのとき東京で2週間一緒に暮らして、家事とまだ6か月だったルイ君のお世話と自分の勉強もして、「背負い投げ」をしました。
自分のスケジュールを調整して、集中して、娘たちと孫の世話をしました。娘たちにとっては、ママはただの家事手伝いだったかもしれないけど、あのときは、「背負い投げ」をするような気持ちで、ひとり鹿児島に帰るまで気張りました。最後の2,3日は、かなりてそかった(疲れた)けど、深い達成感があります。
長女が年子を産んだときも、約一年間、毎月第4週の一週間を鹿児島から埼玉まで通って、年子のお世話をしました。あのときも「背負い投げ」でしたね。
自分の大学院の受験のときも、ご飯とトイレのとき以外は、ずっと勉強の「背負い投げ」。娘たちが小さかったときも、育児の合間に、毎日2時間の勉強の背負い投げ。
三女のロンドン大学卒業式のときも、袴を着付けにロンドンまで行って、背負い投げ。この8月末は次女のところに17日間滞在して、家事を整え、背負い投げ。
いまもランチと文学講座と大学の講義と「光る君へプロジェクト」の背負い投げ。毎月のイベントも背負い投げですわ。
そして、ひとつ大きな背負い投げをしました。これはほんと、力技だったなあ。ユタカ君が褒めてくれました。「そこまでしなくてもいいのに、そんなに愛情深いところが、きみちゃんの良いところだね」と。
集中していると、他人のせいにする暇がない。自分が強いとか弱いとか、考える暇がない。ユタカ君に相談したりする時間がもったいないので、なんでも自分で即決。
いい人ぶらない。ときには悪者になることだってあるけど、自分はこうする、と決めたら、そうすればいい。
悩むのって、いちばん時間がもったいない。決断の連続であれば、失敗してもまた、すぐに取り戻せる。どんどん失敗して、どんどん立ち上がる。
弱いふりをしたり、誰かのせいにしたりするのって、なんだかもったいない。
何よりも、自分を生きること。これが人間として、最も尊いことです。人と違っていい。自分らしく生きる、と決めること。
今日は、オフの月曜日。ユタカ君は、月の舟通信の編集中。わたしはこのブログを書いたら、明日の鹿児島学講義の準備。そして、来月から始まる「紫式部日記」を読む講義の準備。
「光る君へ」プロジェクト、またまたわたしの人生の大きな背負い投げプロジェクトです。楽しみだなあ。とことん、めちゃくちゃ楽しみますよ。紫式部も凄いし、源氏物語って、さらに凄いし、平安時代の文化って、好きだなあ。お香、着物の襲(かさね)、音楽、絵画、政治と芸術がリンクしているところが大好き。
背負い投げっていうと、何だか男性っぽい感じだから、もっと女性性を打ち出すとすると、大きなエネルギーに乗って、大歓喜、大感謝のなかをすいすいと泳いでいく感じかな。
わたしの人生、これから大きく飛躍しますよ。間違いないっ!
自分を磨きましょう、自分を自分で癒しましょう。この話は、明日の「鹿児島学」の講義の中でもする予定。若い人たちに、エールを送るよ。
愛する孫たち、娘たちの幸せを祈り、受講生の皆様を尊敬し、これから出会う「光る君へ」プロジェクトにご参加される皆様との出会いに感謝して、さ、今日も一日、愛と感謝に溢れて生きていきます。
「きりしま月の舟」のHPの「オンライン講座のご案内」から、有料配信のものを選んで、ぜひゴールドカードのお手続きをされてください。4ステップで、すぐに手続きができます。
12月4日からの「紫式部日記」を読む講座のアーカイブ視聴ができますよ。一年間で3万縁ですから、来年1月8日からの「源氏物語早わかり」も含めて、リアル、ZOOM参加、アーカイブ視聴ができますので、とてもお得です。
ぜひぜひご一緒に「源氏物語」の世界を愉しみましょう。わたしもめちゃめちゃワクワクしています。
いつもブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の皆様へ、愛と感謝を贈ります。