わたしはありのままで完璧です
2022.09.19更新
台風14号が過ぎ去ったようです。昨夜、寝る前はゴウゴウと風の音がしていましたが、今朝は、静かで、雨は降り続いているものの、風はおさまっていました。
ユタカ君が朝、周囲を見回ってきて言うには、「どこも大丈夫だよ」とのこと。
うちの広場に隣りの樹木が倒れているとのことですが、道路際ではないし、できれば切っておきたかった枝もあったので、ちょうどよかったかな。
ユタカ君の藤棚が倒壊していましたが、これもまた、もうそろそろ片付けないと、という代物だったので、ちょうど良かった、とユタカ君。
すべてはうまく行っています。
地域によっては、長い停電でお困りのところもあったようですが、我が家は、昨夕、ちろちろと電気が消えかけたのですが、何とか一分ほどで持ち直してくれて、停電の苦労はしなくてすみました。
災害用の発電機は欲しいところ。このあたりもユタカ君が詳しいので、そのうちに相談しましょ。ほんとアウトドアに強い夫を持つと、頼りがいがありますわ(笑)。でもね、わたしももう少し庭のこととか、アウトドアのこととか、災害対策とか、ちゃんとできるようになりないな、と思っています。
そして、半年ほど前でしたか、たまたまYouTubeで災害対策の食糧確保とか発電機などの動画があがってきて、それを熱心に観ていたら、いやあ、いろいろ備えないといけないな、という気持ちになって、災害対策バッグを玄関に置いてみて、ふと、「あら、我が家は一番安全じゃないの?」ということに気づきました。
そうだよ、うちが一番安全なところだよね。大きな風が来てもびくともしないし、お布団なんかも何組もあるし、食糧もカフェをやっているから、備蓄はつねにしているし、野菜なら、祐太君もいるし、食べ物には事欠かない霧島だし。
月の舟を建てた大工の味園君が、台風前の対策をいろいろ伝授してくれたりもして、頼もしい人材が豊富ですしね。とっても心強い月の舟です。
気心の知れた方には、心配だったら、月の舟においでくださいね、とお話していましたし、先日の十五夜コンサートのときも、かぐや姫たちは、我が家に泊まりましたからね。少なくとも6人分のお布団はあります。
ただ、「さあ、いらっしゃい、いらっしゃい」と大きく構えるにはまだ、心の準備ができていません。
何よりも、昨日の台風で、わたしが一番感じたのは、「怖い」というよりも、「ああ、これでゆっくりと過ごす時間ができたなあ」ということでした。
毎日が忙しすぎて、慌ただしすぎて、人にまみれすぎているので、ユタカ君とふたり、本当にゆったりとできました。
停電ではなかったので、ユタカ君もわたしも「さあ、この時だ」とばかり、パソコンを友に、彼は、新聞連載の原稿を仕上げ、わたしはブログを書き、鹿児島学のパワポの準備をしました。
なかなかに集中できて、とっても幸せ、歓びに包まれ、ああ、良い仕事ができたなあ、と充実感でいっぱいでした。
食事も、いろいろと食材があったので、あれこれ作ってみました。今朝は、自宅の流し台をピカピカに磨き上げ、あとは、このブログを書き終わったら、机のまわりに積みあがっている資料や本を片付けて、机回りをすっきりさせる予定。
小豆や大豆を煮たいなあ、台所の床をピカピカにしたいなあ、お風呂場の掃除をこの際、徹底してやりたいなあ、クローゼットのタンスを、寝室に移動して、あれをこっちに持ってきて、とあれこれ思いつきますが、やりはじめたら止まらなくなるきみちゃんですから、きっとあと一週間はかかるような作業になってしまいます。で、どれもやらない(笑)。
結局、今朝、骨付き鶏肉でバターチキンカレーなるものを初めて作ってみました。いやあ、美味しいんだけどね、やっぱり普通のカレールーが入っているやつがいいね、と一緒に食べたユタカ君と意気投合して、2杯目を食べているところに、夜勤明けの串間さんが、月の舟に立ち寄ってくれました。
それで、串間さんにバターチキンカレーをお出しして、また3人でおしゃべりして、楽しかったな。
SNSで「きりしま月の舟、本日営業します」と書き込んでもよかったのですが、カレーの量が8人分しかなかったので、わたしとユタカ君が2杯ずつ食べたら、あとは4人分しかないしね。来る人は来る、来ない人は来ない、で、ゆったりと構えていたら、串間さんが来てくださって、「美味しい」と言ってくださいました。
この台風での教訓。こんなに閉じ込められた空間だと、夫婦仲の悪い人たちは大変だなあ、というのがひとつ。わたしたち夫婦は仲良しなので、台風だとかえってふたりの時間ができるので、ウキウキします。
あと、まだまだ自分たちの生活が、他人様を受け入れるほどの余裕がないなあ、ということがふたつめ。わたしの夢は、セレブ生活なので、無駄なものがそこらへんに置いてなくて、素敵な家具があるべきところにきちんとあって、隙のない、浄化された空間で暮らすこと。
まだまだ、それができていないので、これを完璧にできるようになりたいもの。今年中には達成したい。お金のやりくりも含めて、空間的に余裕のある生活をします。
まだまだ本や資料が散乱している状態なので、これらもきちんと片付けますよ。明日死んでも、誰もが困らないような整理整頓をしたい。
あとはまだ時間に追われる生活で、三連休も彼岸花を撮影においでになるお客様がおいでになるので、その準備をしていたところですが、忙しくなるはずの時間が、ふっと台風で途切れてしまったら、ああ、残念、というよりも、ゆっくりできる時間ができて良かったなあ、という思いが湧いたのでした。
実際、ゆっくりできて、溜まった仕事ができて、大感謝、大歓喜。
やっぱり、わたしたち夫婦は仕事量が多すぎるわ。もう少し整理整頓しないとね。
昨夜、テレビで「関ジャム」という番組を観ていたら、英国王立音楽院で学んだミュージカルの竹内さんが英国王立音楽院の授業スケジュールについてお話くださったのですが、朝9時から夜8時過ぎまで、びっしりの授業。そして、金曜日と日曜日は課題の発表、リハーサル、という過酷なスケジュールだったとのこと。
いやあ、わたしたち夫婦の毎日も、英国王立音楽院並みです(笑)。いえ、もっと凄いかも。わたしは、午前5時には起きますしね。大谷翔平君の二刀流ならぬ、文学講座、イベント、カフェの仕事といった三刀流くらいをこなしていますよ。
やりたいことと現実の時間がきちんとぴたっと合わないのが、ちょっと残念だけれど、心はいつだって晴れ晴れ。焦ることもないし、イライラすることもほとんどないのですが、もう少し、自分の理想の生活に届くために、理想と現実の時間がぴたっと合うといいなあ。
もうちょっとだね、きみちゃん。いつも頑張っていて、偉いね。
という感じで、気持ちだけは、めちゃめちゃ落ち着いているのです。ただ、かなり他人様のことを優先して、自分のことがおろそかになっているなあ。そんなことをこの台風時間に気づきました。
まわりのすべての皆様のおかげ様で、本当に愛されている、と実感できているわたし。愛されていることをもっと自覚して、もっと自分を大切にしないとね。
「わたしはありのままで完璧です」。この言葉を、大木ゆきのさんは毎日唱えるそうです。わたしはまだまだ頑張らないといけない、という自分がいて、「あれもこれも、まだできていないわ」と叱咤激励する自分がいます。
もっとありのままでいい。もっとリラックスしていい。いやあ、凄いよ、きみちゃんって。そんな感じで、もっと自分を大絶賛していいなあ。
いやあ、かなり落ち着きました。努力しないと愛されないきみちゃんにさようなら。努力が大好きで、勉強も、授業準備も、料理も、お掃除も完璧で、楽しんでやっているきみちゃんに乾杯!
大好きだよ、きみちゃん。大丈夫だよ、きみちゃん。もうすでにセレブだよ。娘たちも孫たちも、まわりのみんなも、みんな大丈夫だからね。
もっと自分を優先して、自分の時間を大切にして、ひとつひとつ課題を解決していこうね、きみちゃん。
この台風のおかげ様で、この境地まで来れました。大感謝、大歓喜。
まだ雨が降っています。ユタカ君は、家の周囲をひとまわりしてきたそうで、いま、帰ってきました。小枝がいっぱい落ちていたそうな。
さ、焦らずにいきましょ。大丈夫、すべては何とかなる。だって、わたしはありのままで完璧だし。宇宙の最高傑作だし。準備はすべてできているし。やることがいっぱいでも、大丈夫、大丈夫、ひとつひとつ、丁寧にね。
ああ、こうしてブログを書きながら、元気が出てきました。自分で自分の言葉に癒されています(笑)。
きみちゃんの人生、大成功に決まってる。長生きして、ずっとおしゃれで、知的で、面白くて、みんなに愛されてるよ。大丈夫だよ。台風さん、ありがとうございます。大きな浄化をありがとうございます。
これから、日本列島を縦断される予定の台風様、どうぞお手柔らかにお願いします。
皆さまの台風時間はいかがでしたか?癒されましたか?浄化できましたか?
きりしま月の舟は、9月22日(木)からオープンです。明日はお休み。あさって21日は、鹿児島市内の講座ひまわりクラス。
さ、ひとつひとつ丁寧に、今を楽しく、ワクワクと過ごしてまいりましょう。