きりしま月の舟

やっちゃえ!

2022.12.26更新


 昨日12月25日で、「きりしま月の舟」今年の営業はおしまいでした。

 24日のクリスマス会は、雪やら何やらで出席予定の方が半分になりましたが、ご近所の小学生たちが来てくれて、賑やかになりました。

 天才&女神大集合の出し物を披露してくださった皆様は、本当に素晴らしくて、さすが月の舟だなあ、と感激しました。

 まずは、きみちゃんのピアノ演奏から。バッハのプレリュードを弾きました。半年以上、ピアノの練習をしていなかったし、「ビリーブ」の弾き語りをしようと思ったら、なかなか歌まで歌う余裕がなくて断念。あまり堅苦しくなくて、でもクリスマスらしい曲として選んだのが、バッハ。なかなか良い選曲でした。演奏し終わったら、皆様の拍手が大きくて、とっても嬉しかった。

 次に、古事記講座の受講生、北原妙子さんによる朗読。北原さんはいま、栗野町にお住まいなので、栗野の開拓団のお話やら、その流れで、椋鳩十先生の「モモンガ」という作品のことを以前ご紹介したら、すぐにその関連の本「鹿児島戦後開拓史」を読まれたり、また栗野図書館で「モモンガ」が収録された椋鳩十作品集を借りたりされて、「モモンガ」を朗読してくださいました。

 とても上手な朗読で、引き込まれました。小学生たちは、なんと椋鳩十先生を知らない、ですって。驚きです。各小学校に全集が揃っているでしょうが。でも、北原さんの朗読で、椋鳩十先生の作品を読んでみます、という子がいて、すっごく嬉しかった。北原さんも歓んでおいででした。こんなきっかけができるのが、月の舟の素晴らしさだね。

 3番手は、ユタカ君。佐藤春夫の詩、「秋刀魚の歌」と「浜辺の恋」を朗読して、「浜辺の恋」(小椋佳作曲)を歌いました。伴奏なしでしたけど、とっても堂々として、素晴らしかった。彼の声によく似合う歌です。

 最後は、有馬美保子さんのヴァイオリン演奏。いつも木曜日の源氏クラスのあとに、ヴァイオリンを習いに行かれるので、ぜひ演奏してくださいね、とお声かけをしたら、快諾してくださったのでした。いつも謙虚な感じで、長年習っている割には下手で、とおっしゃるのですが、なんのなんの、素晴らしい演奏でしたよ。「きよしこの夜」を演奏されて、心臓がバクバクする、と言われましたけど、本当に素晴らしかったなあ。

 皆さま、知的でまじめで誠実で、本当に素敵です。大好きだなあ。自慢だなあ。

 子どもたちもよく聴いてくれましたよ。大人のこうした表現を身近に感じていると、とっても落ち着いた子どもになると思います。これからも良い刺激と善きモデルを示していきたいものです。

 子どもたちもひとりひとり自己紹介をしてくれて、自分の得意なものを発表しました。みんな、スポーツが大好き。サッカー、空手、走ること。いいねえ。せっかく月の舟と出会ったのだから、勉強もやろうね。一番勉強が苦手、という子が勉強もがんばる、と言ってくれて、きみちゃん、いっぱい応援するからね。

 最後は、みんなでプレゼント交換。子どもたちには特にプレゼントのことを話していなかったので、ユタカ君がお菓子の詰め合わせ袋を作ってくれて、それで、わたしがピアノで「きよしこの夜」を演奏し終わるまで、プレゼントを回していく形をとりました。

 そうしたら、本当に不思議。ゆくべきところに、プレゼントが届くのです。最後のところで、神様にゆだねる。そうすると、すべてはうまくいきますね。

 最初の予定だと、呑兵衛さんがお酒を楽しみにしておいでのようだったので、いやはや、どんなクリスマス会になるのやら、ときみちゃんはちょっと覚悟していたのですが、子どもたちが主役で、大人の教養がそこに寄り添って、という実に素晴らしいかたちになって、雪のおかげというか、天の采配というか、穏やかで平和で素敵なクリスマス会ができたことを深く感謝いたします。

 お隣りの宮原さんご一家には、いつも獲れたてのお魚をいっぱいいただくので、そのご一家にお礼もできたし、ご近所との交流もできて、素晴らしかったです。

 来年は、プレゼント交換を事前にしっかりと告知して、どんなプレゼントを用意するかをしっかりと考える機会にするといいかも。いろんなことができるよね。そして、自分を表現する機会をしっかりと作っていきたいなあ、と思うことでした。

 そして、昨日、いろんなお客様が見えて、賑やかでした。最後は、女子会みたいな感じになって、大盛り上がり。魂が寄り添う、というのか、それぞれが人を励ましていく中で、自分も励まされる、というような空気が流れて、とても美しい時間でした。

 それぞれが子どもを持ち、子どもを守る仕事をしていることもあって、やはり、子どもに大好きって言うこと、子どもを抱きしめること、そんなことをたくさん話しました。子どもたち、世の中に自分の力を注ぐ、愛に溢れた女性たちとの会話で、わたしもとっても元気をもらいました。

 セルフラブ。最近、カウンセラーの衛藤信之さんのYouTube動画をよく観るのですが、そのなかで、セルフラブという言葉をよくおっしゃいます。自分に「大丈夫だよ」「よくやったね」「がんばったね」と声かけする、というセルフラブ。

 この一年、わたしもユタカ君も、めちゃめちゃがんばりました。よくやりました。よくやっています。

 来年もまた、やったるでえ。来年は、「源氏物語早わかり講座」が一年間24回。あらあ、わたしって、これやり切るのかしら、とふっと不安がよぎります(笑)。なんで、こんなことをやるって、言ったのかしら。これからでも遅くない、やっぱりやめます、と言おうかな、とか気持ちが揺らいだりするのですが、もうひとりの自分が「やっちゃえ!」とけしかけるのですよね。まったくもう、人の気も知らないで(笑)。

 考えてみれば、わたしの人生65年生きてきた中で、いつものんびり屋のきみちゃんを、「やっちゃえ」きみちゃんが応援してくれるのです。最近は、わたしのなかに暴走熟女がいて、さらに「やっちゃえ」度が高くなってきている(笑)。

 これからの30年は、明日死んでもいい、くらいの覚悟で、「やっちゃえ」きみちゃんを前面に出して、がんばります。

 そんなこんなを考えていたら、元旦から3日間は休む予定だったのが、やっぱり元日から「きりしま月の舟」を開けよう、ということになり、1月25日のひまわりクラス最終講義が終わったら、26日から京都、東京、所沢の孫に会いに行く旅も決まって、また来年3月の源氏物語イベントのゲスト、ローリーさんとの打ち合わせも決まって、またまた神の采配に驚いているところ。

 皆さま、ぜひ「源氏物語早わかり講座」、ご参加くださいませ。1月8日スタートです。リアル、ZOOM、アーカイブでの参加ができますよ。HP「きりしま月の舟」のオンライン講座のご案内からお手続きをされて、ゴールドカードの登録をされますと、すべての月の舟文学講座、3月、8月、12月の源氏物語関連イベントが無料で参加できますよ。

 お待ちしておりますね。ほんと、たくさんの方にお会いできますことを心から楽しみにしております。

 さ、これから歯医者さんへ。行ってきます。今日は列車でおでかけ。まだ年内何回か、ブログを更新したいと思っています。どうぞ読んでくださいませ。自分も人も元気にしていくブログを目指しています。

 では、今日も良い一日をお過ごしくださいませ。