きりしま月の舟

ただ、寄り添う。

2021.09.28更新


 今日はオフの一日。ユタカ君は孫受験応援団長として、単身赴任中。ひとりを満喫しています。で、今朝は惰眠をむさぼっておりましたら、ユタカ君の電話で目が覚めました。

 ユタカ君と交代で、ただいま勝手に孫受験応援団長をしていますが、わたしがいつもそうしているように、ユタカ君は今朝、娘と孫をそれぞれ送り出してから、わたしに電話してくれたというわけ。

 で、同時に「どう?」とお互いの安否を気遣っております(笑)。前回、ひとりのときはちょっと寂しかったけど、今回は何だか忙しすぎて、寂しい、と思う余裕がない(笑)。

 昨日は、午前中に「月の舟通信」230通を発送。午後2時からは、オンライン会議。なんと4時間近かった。医学系の会議なのですが、今年で3期目。頑張って続けさせていただいています。分厚い資料を読みこなす自分が大好きです(笑)。お役に立てると嬉しいなあ。

 昨夜は、「家に帰りたい」を連発する入院中の母のことで、妹と一時間くらい電話。さらに、わたしに読書指導をしてほしいという方とのライン通話。分刻みで動いていた感じです。

 おとといの午前中、ユタカ君は孫のところに出かけましたので、26日(日)は、ご近所にお住まいの野村さんにお手伝いを頂き、月の舟カフェをやりました。

 まあ、忙しかったのなんの。正午までは、野村さんに月の舟通信の袋詰めをお願いする余裕がありましたが、それから午後3時までは、休む暇なし。ひっきりなしにお客様がいらしてくださって、ありがたい限り。お菓子つくりの得意な野村さんがしっかりと働いてくださって、とても助かりました。

 最近は、お友達の紹介で「きりしま月の舟って、すっごく素敵なところだから行ったらいいよ」とのことで、何組もお客様がいらしてくださいます。そのご紹介くださった方々も、はじめてのお客として月の舟に入ったら、とっても良かった、ということで、わざわざお友達に電話をしてくださったそうです。それが一組だけではなく、何組も続くのです。

 また、以前から月の舟に興味があって、ということで、きりしま月の舟に寄るためにだけ、霧島に来ました、という方もあったりで、本当に嬉しい。心から感謝します。ブラボー!

 きみこさんもお料理に力が入りますわ。26日は、鶏肉ときのこのロースト(25日は西京鮭ときのこのローストでした)、栗と小豆のおこわ、ニラとじゃこの卵焼き、里芋のゆずみそ和え、白ゴーヤのサラダ、おぼろ豆腐、あげとネギとわかめのお味噌汁。

 スイーツは、ユタカ君が作ってくれたチーズケーキ、それまではマロンクリームスポンジケーキでしたけどね、あとはマリアッチの厳選コーヒー、霧島香輝園さんの和紅茶、ユタカ君特製ジンジャーエール、ジュース類を選んでいただいて、女神ランチ1200円。

 これで美味しくないわけがない。皆様、ほぼ完食です。「美味しかったです」と言っていただくときの嬉しさ。天にも昇る気持ちとはこのことですね。そういう歓びがあるので、たまに外食したときは、必ず「美味しかったです」と言うようにしています。

 26日(日)の午後3時ごろ、たまたま近くのパン屋さん(名前がなくて、工房「風」のパンとわたしは呼んでいます。毎週火曜日だけ営業。最近、ここのパンで月の舟ハニートーストをお出ししています。めちゃくちゃ美味しい。美味しすぎるパンです)でお会いした若い女性がいらしてくださいました。

 ご夫婦で都城で花屋さんを開業しておいでとのこと。元明さんとおっしゃって、元明天皇の末裔らしい、という凄い血統。主にドライフラワーを作っているけど、工房に置いておくだけでは人に見てもらえない、と言っておいでだったので、「じゃあ、月の舟に持ってきて」とお願いしたら、さっそく見えて、なんと、そのノリで、11月3日(文化の日)にドライフラワー作品の個展をすることになりました。

 大きな作品は、さっそく月の舟に展示してくださいました。ピアノの横に置くと、とても映えます。皆様、観にいらしてくださいね。小さなバルーンドライフラワーもありますから、それもご購入可能です。

「わたしってね、あげまんなの」(きみこ)

「うわあ、かっこいいですね」(元明さん妻)

 今思えばすごい会話だな、と思いますが(笑)、わたしを通過していった若者たちは、みんな活性化して活路を開いていっていますよ。

 あれは何年前かな?たまたま居酒屋さんで隣りに座った国分の花屋さんの松元君は、その酔っ払ったノリで、霧島の我が家で(まだ月の舟ができる前)のテラスで、フラワーパフォーマンスをしてくれたのでした。

 又吉秀和君、又吉のぞみちゃん、そのときのピアノは井手上希歩ちゃんだったな。トランペットの(あ、名前忘れた、松元君と一緒に飲んでいた)女性も演奏してくださって、ご近所の方々もいっぱいいらしてくださって、そうそう松元君一家も来てくださったなあ。孫のれなちゃん、ルイ君もいた!

 あれ以来、松元君も月の舟ファミリーの一員で、その後、浜本麗歌さんの朗読にあわせて、松元君のフラワーパフォーマンスをしたり、花の配達のついでにランチに寄ってくれたり、で嬉しい関係が続いています。

 松元君に、こちらに配達で来るとき、ピンクのバラを16本持ってきてね、とお願いしてあるのですが、なぜピンクのバラかというと、運気があがるそうで、その運気が活性化する日はもうとっくに過ぎたのですが、ピンクのバラっていいなあ、と思ってお願いしたら、そのわたしの心意気が、「ボジティブ源泉かけ流しのきみこ女神温泉だ」、と言ってくれて、ほんと、嬉しかったなあ。ありがとう、松元君。その言葉のセンス、凄いよね。

 そういえば、ユタカ君が先日、素敵なことを言ってくれました。

 「きみちゃんの寄り添う力って、凄いよね」

 へええ、びっくり。他人へのかかわり方が上手だ、ということらしい。わたしとしては、あまりにおせっかいじゃないかな、とときどき不安に思うのですが、ユタカ君はそこがいい、と言ってくれるのです。

 今回のドライフラワーのご夫婦にしても、お会いして2回目で、個展、ですからね。でも、そんな出会いばっかり。

 そうそう、25日は、元アシスタントのかなちゃんが2歳の坊やを連れて、遊びに来てくれました。かなちゃん、まこちゃん、元アシスタントの子たちも、ずっと家族みたいに付き合ってくれて、嬉しいなあ。

 かなちゃんが帰るときに、その寄り添い方が、やっぱりきみちゃんじゃなきゃ、というのがあったらしく、ユタカ君がわたしの寄り添い力を褒めてくれたのでした。

 「ただ、寄り添う。」という今日のタイトルは、玉置妙憂さんとおっしゃる女性のお坊さんの本からお借りしたものです。

 ラジオ人生相談が大好きでほぼ毎回聴いているわたしは、そのパーソナリテイのひとりである妙憂さんのお声に興味をもって、たまたま国分のTSUTAYAで彼女の本を見つけて買って、読みました。

 癌になられたご主人が自宅療養をしたい、ということで、看護師であった彼女は、最期まで看取られて、その後僧侶になられた妙憂さん。

 本の帯に「あなたはそこにいるだけでいい。大切な人の命の終わりにどんな決断をしても、人は必ず後悔するものです。」とあります。

 本当にそうだなあ、と思います。自分は自分の庭を耕し、他人の荷物を持たない。ただ、寄り添うだけ。他人を批判しない。見守る。後悔はどんなときだってあるし。

 わたしは、ここにいるだけ。きりしま月の舟にいるだけ。そんなスタンスが実は大好きなんです。わたしはここにいるからね。いつでも来てね。嬉しい時、悲しい時、つらい時、いつでも、ここにいるよ。

 そんなスタンスで、女神カフェを毎週日曜日午前10時からやっていきたいと思います(第4週はお休み)。なんか、すごーーーいことをやるんじゃなくて、ただ、そこに集まって、とっても大切で深いお話ができて、生きる勇気が湧いてきて、癒されて、ランチをして、ああ、素敵な時間だったなあ、と思ってもらえたらいいなあ。

 ただ、深い話がしたい。心の奥底にあるものが浄化できるような。きりしま月の舟がある場所は、自然が豊かで、それだけでも癒されますから、その場の力を借りて、心まで浄化していってくださったらいいなあ。気軽にいらしてくださいね。

 昨日、ひとりで眠る前に、YouTubeを観ていたら、マドモアゼル愛さんのチャンネルで、ラジオ人生相談初の本が出版された、ということで、加藤諦三さんがゲストに出演されているのを聴いて、心打たれました。

 さすが、ラジオ人生相談コンビ。とても深い話を伺えました。

 「自分のエネルギーが弱いから、人を巻き込んで、人生を活性化しようとする人がいる。お母さんはいいから、という自己犠牲のスタンスで、子どもを巻き込む人がいて、そこに巻き込まれた人がラジオ人生相談に電話してくる。」

  「巻き込まれた人は優しいから、とても長く苦しむんですよね」とマドモアゼル愛さん。

 「いろんな視点から、人生を見つめてください」と加藤諦三先生は締めくくられました。

 きりしま月の舟の女神カフェも、ラジオ人生相談くらいの深さを目指します。たった15分で生き返りますもの。

 女神カフェ、月3回やりますけど、毎回じゃなくていいですよ。ふらっとお越しくださいね。我が家のリビングを開放してやりますので、ランチのお客様とも重ならないし、ゆっくりとお話できますよ。

 月の舟ゴールドカードもいよいよ10月から始動。わたしとユタカ君の講座のみの適応ですが、講義の内容には自信がありますからね。源氏物語、万葉集、古事記をはじめとして、女神カフェでのエッセンスもオンライン講座でお届けします。

 わたしはいま、とても幸せです。霧島のこの地に巡り合って、とてもラッキーでした。ユタカ君との出会いも最高です。娘たち、孫たちとも仲良くできて、最高です。お客様にも恵まれて、最高です。親しくお付き合いしてくださる皆様にも、心から感謝申し上げます。

 わたしとユタカ君の講座も最高ですからね。自信をもってお届けします。ぜひ月の舟ゴールドカード会員になってくださいませ。ほんとに、超お得ですからね。

 さ、これから入院中の母とオンライン面会。昨夜、妹と電話で話をしていて、かわいくなったとしこちゃん(母のこと)の話題で盛り上がりました。「さきほど、船で来ました」とか「串木野に遊びに来てください」とか、かつて住んでいた串木野のことを話題にするそうです。

 わたしとのオンライン面会では、ほぼしゃべらないで、眠たそうにしているのですが、妹だとあれこれおしゃべりするみたいです。

 さ、今日も素敵な一日をお過ごしください。