きりしま月の舟

孤軍奮闘しない

2022.09.12更新


 霧島は、彼岸花が咲き始めました。カメラを抱えた方々が、きりしま月の舟の前を行ったり来たりされる季節。

 霧島の自然は、美しく、力強く、本当にありがたいなあ、と感じます。終の棲家を霧島にして、最高に幸せです。これから11月末まで、霧島の一番美しい季節となります。

 そんな感謝に溢れる中、9月10日は十五夜コンサート、11日は女神塾「密教って、何?」の連続イベントを開催しました。

 いやあ、連続イベント、やり切りましたねえ。最高に楽しかったなあ。基本、ユタカ君とふたりで月の舟のイベントを回していますが、いつもたくさんの方々のお力を頂き、さらに感謝が膨らんでのイベントになります。出演の皆様、出店の皆様、ご参加の皆様、心から感謝申し上げます。

 十五夜コンサートは、5年前に霧島観光案内所の前庭をお借りして開催しました。あのときは、150人を超えるお客様がいらしてくださり、出演者、スタッフも10人近くで、霧島の我が家にみんなが泊まり込んでの大イベントでした。

 あのとき出演してくれた室屋麗華さん(ピアノ)、又吉のぞみさん(ソプラノ)、そしてあのときの出演者の又吉秀和さん(バリトン)のパートナーの與那嶺なつきさん(琉球舞踊)の3人のかぐや姫たちが、今回は出演してくれました。

 彼女たちとはもう10年来のお付き合いですが、出会った頃から美しく、才能豊かで、性格も良い、という3拍子揃ったかぐや姫たち。今回は、トークを全部おまかせして、選曲もみんなで決めてのコンサートでしたが、まあ、その堂々とした佇まいに感動しました。いやあ、成長したねえ。

 みんな何かを超えて、ひと皮むけて、さらに美しくなったよ。頼もしくなったよ。きみこママはそのことに感動しました。

 うちのユタカ君は「修羅場を潜り抜けた人は違うよね」という話をよくしますが、このコロナ禍で、30代の女性たち、芸術家をめぐるいろんな試練に耐えて、さらに美しく、才能を発揮するかぐや姫たちに、感動を頂いた夜でした。

 ご参加の皆様も、ほんとに心から楽しみ、歓んでくださっているのが、手に取るようにわかりました。ご近所の皆様、月の舟の常連さん、遠くからもご来場いただき、心から感謝いたします。

 出店のお野菜の裕太君、紅茶の香輝園の川口百合絵ちゃん、本当にありがとうございました。いつも月の舟を愛してくださって、感謝しています。月の舟での出店は、ゴールドカード会員になることが前提ですが、彼らは快く会員になってくださって、今回はコンサート、女神塾のトークも楽しんでくださいました。

 祐太君のお野菜、百合絵さんの紅茶は最高です。心を込めて作ってあって、大ファンです。良いご縁が結べて、感謝しています。

 11日の女神塾は、特別ゲストに丸塚聖法さんをお迎えして、「密教って何?」と言うお話を頂きました。

 いやあ、聖法さんのお話は、最高を超えて、宇宙に飛んでいましたわ。素晴らしかった。雑談でもいつも学びの多い聖法さんですが、秩序立てて、きちんとお話しくださると、目からうろこ、腑に落ちることがいっぱい。

 密教と仏教の違いは、密教は自分のなかに仏様、神様がおいでだ、とのこと。仏教は外側に神様がいるけど。

 わたしの大好きなスピリチュアルな考え方と一緒じゃないですか。宇宙は一体だ。わたしはあなた、あなたはわたし、という考え方も聖法さんは教えてくださいました。

 仏教の教えのなかで、十善戒について詳しくお話くださって、それがまた素晴らしかったなあ。不殺生、不邪淫、不悪口などと続く中で、とくに、不邪見が大切で、「偏見を持たない」という側面を強調されていました。

 なるほどお。そうだよね。不殺生などについても、ただ生き物を殺さない、というだけではなくて、あるいは肉を食べない、というだけではなくて、出されたものを気持ちよくいただく、ということも含まれている、と聖法さん。

 まだ38歳でイケメンの聖法さん、高野山で修業されたその専門性と到達点が高くて、深くて、気持ちよい。感謝と悟りの時間でした。

 かぐや姫にお坊様。ありがたや。そしてご参加の皆様もとっても楽しんでくださって、嬉しかったなあ。

 久しぶりにお会いした月の舟会員の佐々木さんが「久しぶりに美しいものを見せていただきました」とおっしゃったそのお言葉がとても嬉しかったです。

 また、佐々木さん曰く「きみこ先生の力は、やはり偉大でした。コロナも年月も関係なく成長し続けていらっしゃる姿に、たくさん元気をもらって帰りました」と言っていただけました。

 さすがに2日連続のイベントはやることが多くて、とくに講義もランチも連日やってのイベントでしたから、休む間もなく、10日の夜の食事だの、会場のレイアウトだの、いっぱいやり切りました。

 最近は、仕事量が多くても、何だか大丈夫、という自信に満ち溢れていて、あれこれ思いついたことは、その都度やるようにしています。あまり無理もせず、人に頼ることも躊躇せずに、人に任すところは任す、これはダメだよ、ということもはっきり言うようにしています。

 10日は着物を着ましたが、本当は源氏香をあしらった落ち着いた着物を着る予定でしたけど、かぐや姫たちがあまりに美しいので、急遽、ブルーの紗の着物に切り替えました。60婆も負けてられないからね(笑)。

 今回も着付けを福嶋美紀子先生に甘えました。帯を十五夜にあわせて、うさぎちゃんの耳が出るように結んでくださって、さすがでございます。それを遠慮せずに、会場の皆様にみせびらかすきみちゃんって、最高(笑)。

 正装のわたしをご覧になっていないご近所さんが、「みたけさんの奥さん、素敵だった」と噂を流してくださいました(笑)。

 ユタカ君の働きは、さすがでごさいます。働き者のユタカ君が大好きだな。いろいろと気が付くユタカ君が大好きだな。朗読も上手だったよ。しみじみとした声だった。わたしのやることに口出さないところが、さらに大好き(笑)

 押し花模様の蠟燭に火を灯す(電池式)のを忘れたり、11日のランチの鶏飯にパパイヤ漬けをのっけるのを忘れたり、と「きみちゃんたら、もう」ということもありましたが、全体にはよくやったなあ。もう30年以上もこのようなお仕事をしているのですもの。慣れてきましたね。プロ根性も出てきましたね。

 来年3月には源氏物語イベントをやりますよ。さあ、やったるでえ。又吉君、なつきちゃんに大活躍してもらいますよ。今年の11月18日(金)には薩摩琵琶コンサート、そして11月13日に「アリスのお茶会@きりしま月の舟」をやろう、と昨日立ち話で決まりました(笑)。

 いやあ、11月って、わたし、鹿児島県立短大の講義があるんですけどね。めちゃめちゃ忙しい11月になりそうですわ。でもね、大丈夫、わたしなら、乗り切れる。

 さあ、最高のイベント、講座、いっぱいやります。先日の十五夜コンサートでも取り上げた「青幻記」についての詳しい解説を9月16日(金)午前10時からの「みたけきみこの鹿児島学」@きりしま月の舟でやりますよ。ぜひ、お時間を作って、お越しくださいね。

 たくさんの方に助けられながら、楽しみながら、ユタカ君とともに、NPO法人月の舟自由大学、きりしま月の舟を運営していきます。ゴールドカードの会員になられて、ぜひ月の舟のイベント、講座をお愉しみくださいませね。

 わたしたちは宇宙でひとつ。大きな視野で、大きな愛でわたしたち自身を包みましょう。まずは自分から。自分を愛することが、自分のなかに神を見出すことが、他人様を愛し、信頼し、神を見出すことにつながる、と確信しています。

 孤軍奮闘しない。ひとりで何かをやろうとしない。人に甘えていい。人に迷惑をかけていい。変な感情が沸き起こっても、それを愉しめばいい。そしてすぐに手放せばいい。

 そして、自分の宇宙を、自分の責任で、生き切る。誰のせいにもしない。環境のせいにもしない。コロナ禍のせいにもしない。ただわたし自身の責任を取るだけ。

 わたしは、今生でユタカ君と一緒に仕事をする、と決めています。だから、ユタカ君には甘えるけど、自分でできることはとことん自分でやります。できないところは、専門家におまかせする。あるいは、自分を許してあげる。

 そんなこんなで女神になってきたきみちゃん。スーパーきみちゃんは、いつもわたしに的確なアドバイスを降ろしてくれます。

 さ、今日はオフですから、これからソフトクリームを食べに出かけましょ。いろいろと楽しみがいっぱい。

 そうそう、昨日、ご近所さんで紹介されたとのことで夕方いらしたお客様。なんと、わたしの文章教室の生徒Iさんでした。

 わたしがお水を運んで注文を伺おうとしたら、「あれ?もしかして、みたけ先生ですか?」と聞かれて、「そうですよ」とお答えしたら、なんとIさんではありませんか。びっくり。

 いやあ、神様、宇宙のなさることは、素敵だね。しばし話が弾んで、そのときの文章教室の生徒さんにも繋いで、嬉しい一日でした。

 皆さま、いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。ぜひ、きりしま月の舟にも遊びにいらしてくださいませね。これからも、大好きなブログを書き続けていきますね。動画は明日、撮ります。

 では、またお会いしましょう。皆様の幸福をいつも心から魂から祈っています。