きりしま月の舟

ブレイクスルー

2022.08.08更新


 今日は、ライオンズゲートのエネルギーが最高潮に達する日。宇宙から大きなエネルギーが降り注ぐそうですよ。

 8月16日生まれのわたしにとって、ただでさえ8月は大きな意味のある月。春よりも秋よりも冬よりも、夏が好き。自分の季節だなあ、と思います。

 ということは、情熱的に生きるってことなんだろうね。今年で65歳になるけど、100歳まで現役で仕事をしたいと思うので、あと35年、情熱的に生きていきたいなあ。

 暇、とか、単調、とか考えただけで嫌だな。変化があって、交流があって、それでいて激しくはなく、穏やかな日々を過ごしたいと切望しています。

 そういう意味で、いま、この時もすでに、変化に富み、人との交流もあるのに、とても穏やかな日々を過ごせていますので、大満足。

 8月16日の誕生日は、もう年齢を数えることなく、ただ普通に過ごそうかと思ったのですが、それでも自分へのご褒美とか、何か特別なことをしてみるとかやってみようと、いろいろ考えるのですが、いやあ、毎日、結構満足しているから、特別なことは必要ないなあ。

 美味しいものも毎日食べているので、特別に食事に行きたい、と熱望してないなあ。むしろ、自分で料理した方がいいし、美味しいお酒を買って、良質なお肉をステーキにしたら、それでいい。

 旅行も暑いし、それに普通のホテルだったら、我が家の方が綺麗で、過ごしやすいから、泊まるだけ無駄だな。ひとり旅をしたい、と熱望される熟女は多いけど、わたしはユタカ君と一緒がいい。

 できれば、子どもたちや孫たちと一緒に海外旅行がしたいので、いまの時節、それは無理だから、そのうちに海外旅行ができるように、お金を貯めておきたい。

 一日ゆっくりと過ごす、というのも、結構できているので、お誕生日の日に特別にゆっくりと過ごす必要もないしね。

 ということは、わたしの人生、今の時点で、めちゃめちゃ最高なんだなあ。欠けたるものはないよ。

 もちろん、お金なんて、ほぼ貯金はなく、毎日が綱渡りですけど、食糧は豊富にあるし、欠乏感が一ミリもないわ(笑)。

 やりたいことは全部やれてる。というか、やるようにしてる。我慢とか、忍耐とか、節約とかの観念がゼロなわたし(笑)。

 一昨日、現在開催中の霧島国際音楽祭の一環であるエリソ・ヴィルサラーゼさんのピアノリサイタルを聴きに行きました。月の舟源氏物語講座の受講生の皆様3人もご一緒でした。席はそれぞれ別でしたけど、開演前のロビーでわいわい、ドキドキを共有しました。

 エリソさんのピアノを始めて聴いたとき、腰を抜かすくらい感動しました。いやあ、こんなに素敵なピアニストがおいでになるんだ、という感動。あれから、何回もエリソさんのピアノを聴く機会がありました。

 けれど、今回はこれまでのピアノリサイタルとは違い、さらに深い気づきを頂きました。

 シューマン弾きの名手と言われるエリソさんですが、今回のプログラムにはシューマンは入っていません。少し関連のあるところはあるにはありましたが、全体に大人しいプログラムでした。

 最初のうちは、あまりにもゆっくりで、うとうとしていたわたしですが、後半、いやあ、この完璧な音って、凄いなあ。深いなあ。最高の演奏だわ、と思えました。とにかく、音が美しい。これ以上ないくらいに美しい。

 1942年生まれのエリソさんは、今年80歳。堤剛さんと同じ年齢です。80歳でこんなに美しい音を奏でることができるなんて、最高の人生だな、とわたしには思えました。

 わたしもこんな最高の人生が送れるだろうか、との思いがよぎりました。いや、こんな風に自分の世界を深めて、最高の人生を送るぞ、という決心を、エリソさんのピアノの音を聴きながら思いました。

 わたしの最高は、何に発揮されるのか。とにかく、毎日の料理、毎日の講座だな。

 ということで、昨日の月の舟女神ランチと女神塾の講義は最高のものにしようと頑張りました。そして、最高になりました。

 エリソさんのピアノリサイタルが終わったあと、出口に向かって歩いていたら、お隣りの方が「素晴らしい演奏でしたね」と声をかけてこられました。わたしも「美しい音でしたね」とご返事しました。

 全く知らない方です。休憩時間でもお隣りのベンチに腰掛けておられた方でした。横浜からおいでになったそうです。「とっても目立っておいででしたので、お声をかけました」とのこと。

 おしゃれの大好きなわたしは、お出かけのときは、気合を入れます。とにかくおしゃれが好きなんです。洋服を選ぶとき、お化粧をするとき、幸せの絶頂にいます(笑)。孫のれなちゃんが、お化粧をするとき、わたしの横にぴたっと座って、「おばあちゃん、お化粧すると、顔変わる」と言ったことがあります。

 確かにそうだ(笑)。その変化が大好きなんです。最近は、普段着もおしゃれをするように心がけて、オフの日でもいつまでもパジャマ、ということはありません。

 一昨日は、どちらかというと柔らかい感じのファッションでしたけど、白いショールを羽織っていたので、それが目立ったかな?本当は、黒いロングのワンピースにしようと思っていたのですが、大雨になりそうなお天気で、雷も鳴っていましたから、ロングだと濡れるなあ、と急遽、濡れても大丈夫なワンピースにして、レインコートも車の中に準備したのでした。

 でも、なぜか大雨に降られることもなく、空調で寒い思いをすることもなく、おしゃれも褒めていただいて、大満足でした。

 思うに、わたしって、初対面の人と仲良くなるのが得意だなあ。イギリスに一年間住んでいた時も、いっぱいお友達ができたし、どこに行っても、見知らぬ人に声をかけていただき、すぐにお友達になれる体質みたいです。

 だから、カフェを始めてからというもの、ほぼ半分は初対面の方々ですけれど、どんな方でもすぐに打ち解けて、長い時間おしゃべりしてくださいます。

 いやあ、お客様に癒していただいている感じだわ(笑)。食べ物の力って、凄いよね。人と人を優しく繋いでくれますね。

 今日はどんな方とお会いできるんだろう。今日もまた素敵なお客様ばっかりだったなあ、と思いながら、毎日を過ごしています。

 ランチを始めた最初の頃は、日曜日なんて、目が回るほどの忙しさでしたが、今は、まあゆっくりで、ちょうどよい人数。平日だと、さらにゆっくりなので、午後3時には閉めて、勉強したり、買い物に出かけたり、散歩をしたり、温泉に行ったり。

 あるいは、早めに自宅のお風呂に入ると、まあ、その快適なこと。「はああーーーー」と声が出るほど、気持ちよい入浴タイムです。日の高いうちにお風呂に入って、早めの晩酌をする日が来るなんて、最高ですわ。

 自分の時間を自由に使えることの幸福感。最高です。

 今の倍の人が講座やランチにいらしてくださっても、まだまだ大丈夫なわたしとユタカ君ですから、どうぞ、月の舟に遊びにお越しくださいませ。お待ちしております。あとゴールドカードの会員さんがじゃかじゃか増えてくださったら、嬉しいなあ。

 世界が100人の村だったら、という感じで、月の舟村の住民も100人を超えたら、嬉しいなあ。それがわたしの夢です。100人と言わず、一千人でも3千人でもOK。わたしたち夫婦の愛は、その人数を支えるに必要な愛をたっぷり用意しておりますからね。安心してお越しください。

 昨日も、午前10時からの女神塾は最高でした。始まる前に、女神塾常連のかおりさんが寄ってくださって、みんなにお土産を渡してくださいます。昨日は大切な用事があられて、女神塾に来れなかったのですが、忙しいさなかに、みんなにお土産、と言って、フルーツゼリーを届けてくださいました。素晴らしいね。ほんと、女神だね。

 10時からの女神塾の前は、とっても賑やか。昨日は、女神塾常連さんたちが、わたしの誕生日祝をプレゼントしてくださいました。可愛らしいスカーフ。嬉しいなあ。ありがとうございます。なごみさん、あゆみさん、はるかさん、かおりさん。

 みどりさんからは、大量のバジルのお届け。一昨日の早朝ヨガの時間にも、としこさんから大量の大葉、純子先生手作りの梅干し。さらに、わたしの首にちょっとしたできものができている、と言ったら、純子先生が月桃の化粧水を少し分けてくださいました。

 そして、昨日の女神塾は、なごみさんのソロトークの日でしたから、わたしが30分ほど、ライオンズゲートの話をしたあとに、なごみさんが15分の持ち時間で、「引き寄せの法則」についてトークされました。

 めちゃめちゃ素晴らしかった。お声がはっきりしていて、内容も洗練されて、完璧。人前で話す練習ということで、なごみさんが第一号として、女神塾ソロトークデビューでしたけど、ほんと、最高だったなあ。

 女神塾の皆様は、どんどん成長していかれます。目に見える成長なんですね。嬉しいなあ。

 源氏物語クラス、万葉集、古事記、鹿児島学のクラスの皆様も、ほんとに素晴らしい。わたしより年上の方も多いのですが、その熱心さは素晴らしい。ひまわりクラスもまた、皆様熱心で、凄いのです。

 わたしって、教えるのが大好きなんだなあ。そして、皆様の熱心さと成長ぶりが何よりもわたしの支え、エネルギーの根源。

 エリソさんのピアノリサイタルにも、わたしの教え子である朋子さんが来ていました。緑色の素敵なワンピースに身を包んだ、大柄で美しい女性がわたしの方に歩いてきて、「先生、こんにちは」と声をかけてくれました。

 マスクをしているので、誰だかわかんない。そしたら、朋子さんではありませんか。鹿児島純心女子大学で非常勤講師をしていたときの教え子ちゃんです。現在、上海航空の鹿児島支店長ですよ。いやあ、きみこ先生より大出世の朋子さん。

 大学生のときから、すでにパワーが違ってた。わたしは日本語教育という名目で、作文を教えていたのですが、そのクラスの学生さんたちが、うちの娘たちを海に連れて行ってくれるという提案をしてくれました。その中心にいたのが朋子さんと英子さん。

 川内駅まで、まだ幼かった娘たち、たぶん、長女と次女が小学生、三女がまだ保育園の頃だったんじゃないかな、その娘たちを連れていくと、朋子さんたちが車で待っていてくれて、海岸まで連れて行ってくれました。

 そして、海岸でも、わたしはテント内でひとりコーヒーなどを飲みながら、海で遊ぶ子どもたちと朋子さんたちを眺めて、ゆっくりとできたばかりか、娘たちも大喜び。いやあ、楽しかったなあ。

 気が利いて、行動力があって、素晴らしい朋子さん。そのまま、仕事でも気が利いて行動力があって、素晴らしいのでしょう。いつのまにか、鹿児島の宝の人材になっておりますわ。ほんと、素敵。霧島国際音楽祭の重鎮の皆様とも、当たり前に歓談する朋子ちゃん。凄いなあ。英子ちゃんも、高校の英語の先生になって、わたしを2回も小論文の書き方講座の講師に呼んでくれました。

 また、SNSで知ったのですが、鹿児島県立短大の教え子ちゃんの中島三奈ちゃんは、今、大分放送のアナウンサーということで、いやあ、がんばってるねえ。嬉しいねえ。

 思えば、30年近く、文学だとか作文だとかを教えてきているので、公民館講座や月の舟の講座も合わせると、教え子さんは一万人を超えるのではないかな。結構、いろんなところで、「先生の授業を受けました」という方にお会いするので、先生冥利に尽きることも多いなあ。

 鹿児島県立短大の場合、授業の初めに「しあわせトーク」の時間を15分、いつも取って、学校で教えてもらわない人生の処し方を教えるのが、わたしの講義の特徴なんですが、その「しあわせトーク」が発展したのが、いまの女神塾です。

 教えるのは大好き。そして、教え子ちゃんたちがしあわせになっていくのを見るのが、本当に嬉しいです。

 さらに、今は、ランチをカフェで出していると、また違う人材に出会います。昨日は、午後3時ごろ、ズーム会議をしたいとご要望の二人連れがおいでで、ユタカ君が対応してくれました。お客様が途切れた頃でしたので、ゆっくりとパソコンを開いて、何やらトークをされています。

 お帰りの際、若いおふたりは、バリバリの仕事人らしく、名刺を頂きました。やおら、そこから話が弾んで、西郷さんの陽明学の話なんかになりました。いやあ、愉しいねえ。初対面の方と、こうしてお話ができるのって、しあわせだなあ。

 これからも、月の舟でたくさんの方が学び、食事をして、魂も身体も満たしていただきたい。わたしたち夫婦が最高の人生を歩むことで、月の舟においでくださる皆様もまた、それぞれの最高の人生の扉を開いていかれることが、わたしたちの最高の歓びです。

 8月14日の「蒲原有明シンポジウム」も着実に、リアルもzoomでも聴講のお申込みを頂いております。まだあと少し席がありますので、どうぞ気軽に涼しい霧島へお越しくださるか、あるいはzoom参加をお待ちしております。

 島村輝先生、竹本寛秋先生のおふたりは、すでに資料をお送りくださって、まあ、その内容の充実ぶりは、ほんと素晴らしいです。

 エリソさんのピアノみたいに、深い音、深い内容の深いお声が聴けますよ。このイベントができますことを、心から誇りに思います。ぜひぜひ、皆様、この機会を逃すことなく、満喫してくださいませね。最高の準備をして、心からお待ちしております。

 8月14日のランチは、鶏飯をご用意いたします。ぜひ召し上がってくださいませ。わたしの鶏飯は絶品ですからね。早めにいらして、霧島神宮に参拝して、月の舟の鶏飯を食べて、午後2時からの「蒲原有明シンポジウム」に参加する、という8月14日はいかがでしょうか。お盆でお墓参りという方もあるでしょう。朝早く、お墓参りしてきてくださいね。

 8月15日からは、きりしま月の舟、お休みをいただきます。体調を崩している娘のところに、応援できみこさんが出かけます。本当は8月22日から出かける予定でしたが、あまりの暑さで、受講生の方も大変だから、15日から早めにお休みを頂いて、娘たち、孫たちの応援に出かけてまいります。

 8月16日の誕生日をどう過ごそうか、と思案しておりましたが、孫たちの応援ができるとあって、最もいまのわたしらしい誕生日の過ごし方ができて、嬉しい限り。宇宙の采配って、凄いなあ。

 自分を最高に表現することは、周りの人を最高に表現する扉を開ける、ということなんですね。

 まずは、自分から。最高の人生を歩みましょう。最高の文学、最高の日本語、最高の音楽としての日本語を、みたけきみこはお届けします。

 深く生きる、というのは、やりきる、ってことです。料理を作り倒す、たとえば、から揚げにしても、10個しか作らない人生と、一万個を作り倒す人生は、その深さが違ってきますよね。

 エリソさんみたいに、ピアノを弾き倒す。わたしの場合であれば、本を読み倒す。人と会い倒す。人に、人間の真実を語り倒す。

 日本の女性は、アクセルを踏むと同時に、ブレーキを踏む方が多いです。自己肯定感を持つと同時に、謙虚な心を持つ、というのは、アクセルと同時にブレーキを踏むようなもの。

 今日はライオンズゲートの最高潮の日ですから、アクセルを踏みこみましょう。ブレーキを外して。アクセルを踏みすぎても、せいぜい時速120キロくらいですから、暴走することはありませんよ。

 自分を表現し尽しましょう。自分を最高、と褒めてあげましょう。ブレイクスルーするのです。他人様に何を言われても、自分を表現しきるのだ。

 エリソさんは、優れた演奏家であると同時に、優れた教育者である、とも言われます。わたしも、先日エリソさんのスチューデントコンサートを聴きに行きました。そのとき、わたしのすぐ近くで、エリソさんが教え子さんたちのピアノ演奏を聴いておいででしたが、いちばん大きな拍手をしておいででした。

 わたしもそうでありたい。文学作品をたくさんの人に解説して、その作品の魅力を伝えていくと同時に、わたしと出会う教え子ちゃんたちの人生を深く応援していきたい。

 月の舟にいらしてくださる方々に、大きな光を振りまいていきたい。先日も、新しい旅立ちをされる直子さんが、特別に焼いたケーキとチョコレートをもって、あいさつに来てくださいました。嬉しかったなあ。直子さん一家の人生が最高の幸せに包まれますことを、心から願い、祈っています。

 ただいま、午前5時。昨日、お昼寝をしたせいか、早めに目が覚めて、午前3時からこのブログを書いています。ライオンズゲートの最高潮である今日、8月8日が最高の一日でありますように、また8月14日の「蒲原有明シンポジウム」が大成功でありますように、このブログを書いています。

 上別府エツ子さんが翻訳された「女と刀」(中村きい子作)の英語版が出来上がりました。表紙デザインは、村山淳さん。とっても素敵な本になりましたよ。編集は、ユタカ君です。この英訳本をもって、今日はふたりで営業の予定。8月14日の「蒲原有明シンポジウム」の最後のお知らせも兼ねて。

 そして、施設の母のところに、梨を届ける予定。暑いけどね。たくさんの方の愛を頂き、わたしたちも世の中に大きな愛を振りまいていきます。

 今日もブログを読んでくださいまして、心から感謝いたします。8月14日の「蒲原有明シンポジウム」、そして、「女と刀」の英訳本、よろしくお願いいたします。お申込みは、メール(mokka@po4.synapse.ne.jp)、または電話(090-7536-6672)までお願いいたします。