ありがとう だいすきだよ
2022.05.30更新
いやあ、まだまだ、わたしの人生、地殻変動続行中。先週一週間もまた濃い日々でした。
先週の月曜日、月の舟のお客様としていらしてくださったイケメンお坊様の「性空堂」へ、ユタカ君とふたりで行ってまいりました。車で30分の距離。すぐにわかりました。
性空上人ゆかりのお寺。大黒天が祀ってあります。空海様がおられます。弁財天様もおいでだし、鳥居はあるし、稲荷神社もあるし、いやあ、神仏習合、多種多様な神様、仏様がおいででした。
とても安心感のある空気が流れ、聖法お坊様ともゆっくりとお話ができて、楽しかったなあ。イケメンな上に知的な聖法さま。何を質問しても、知識が溢れ出るような感じです。
7月7日(木)に千枚護摩供養をされるとのことで、わたしたちも参加することにしました。源氏物語講義の日ですが、密教系の儀式は源氏物語によく出てきますので、実地での学びということで、受講生の皆様と護摩供養に参加することにしました。
ほほお、なかなかの地殻変動だね。これまで護摩供養に興味は持っていたものの、参加する機会に恵まれなかったのですが、今回、素敵なチャンスが巡ってきました。興味のある方、ご一緒しましょ。
水曜日、鹿児島大学にゲスト講師としての書類を出してから、近くのカフェ・アルカナへ。ユタカ君と待ち合わせをして、一緒にランチを食べました。ここも落ち着くなあ。
先週の金曜日5月20日に、「みたけきみこの鹿児島学」に雨の中、アルカナさんのオーナー高子さん、シェフの広子さん、占い師の育代ちゃんが参加してくださって、大感激。それでまたお礼にランチに伺ったのでした。鹿児島大学からすぐだしね。
性空堂に伺ったときに、「縁結び」と熨斗がしてあるタオルが売っていて、帰りに温泉に行こうと思っていたわたしたち夫婦は、そのタオルを買ったのでした。そして、ユタカ君が「うちもタオルを売ろう」ということで、そのイラストを育代ちゃんに描いてもらうかな、ということになって、また、もうひとりシャーペン温泉画伯の彼だよね、ということで、盛り上がっております。
ランチのあと、着付け教室。いつもひまわりクラスの講義の前に、福嶋美紀子先生に着付けを習っています。だいぶひとりでできるようになりました。あともう少し。美紀子先生には、いつも心から感謝しています。
そして、着物で講義をします。「おくのほそ道」はなかなか深い。我ながら、充実した講義ができました。
着物のまま、母の施設に行きました。母の大好きなアンパンがお土産。歓んでくれました。コロナ禍なので、ガラス越しの対面ですが、着物を褒めてくれます。「あがんなさい」としきりに勧める母。コロナ禍だから、という言葉もわからなくなっているみたい。でも、わたしのことも、ユタカ君のこともわかっていると思う。
食欲はあるとのこと。今回の母の服装は、母がめったに着ない色の服で、見たことがなかったなあ。母はいつも明るい色を着る人だったのになあ。実家に立ち寄って、弟嫁さんのさつきさんにお茶をいただき、父のお仏壇にお線香をあげ、母の衣類をあれこれ持っていけるものはないか、探してみましたが、あまりにも高級ブラウスばかりで、寝たり起きたりの生活には適していません。
母を見舞うたび、自分の終活は、しっかりと自分が考えないとね、と思います。そして、わたしにできることは何だろう、と思います。わたしが母を引き取ることを何度も考え、何度も「いや、無理」と思いなおして、いまは、施設のスタッフの皆様にただただ感謝するばかりです。
肉体を脱ぐ日がいつか必ずやってくるわけで、その日のために、いろんな人に頼っていこう、と思うのです。なんでもかんでも、「わたしがやります」「わたしができます」ではなくて、人に頼っていいし、人に甘えていい。極端に言えば、人に迷惑をかけていいのです。
わたしも前期高齢者。明日死んでもおかしくないし、養う子がいるわけではないから、安心して死んで行けます。
ただ、「きりしま月の舟」という大所帯を運営している関係上、いつ死んでもいい、というわけにはいきません。それにまだまだ「きりしま月の舟」は成長途上ですから、月の舟成人式の2040年までは元気に仕事していきますよ(キッパリ!)。
人生100年時代。わたしも元気な100歳を目指します。少しずつ、人に任せて、最後は、ひとりの人間として死んでいく。森鴎外みたいに。できれば、安楽椅子に腰かけて、寝ていると思ったら、死んでいた、みたいな死に方が、わたしらしくていいなあ。
ユタカ君との心中死は、いろいろと矛盾が出てきて、あまり科学的ではないみたい(笑)。だから、ひとりで死んでいきますわ。
ちょうど時代の転換期にあって、わたしの人生、とっても面白い。やはり、母の時代は、男性性中心の社会で、「与える」という男性性が強かったですね。だから、母のように、父を支える生き方をした女性も、「与える」ことが最高の徳であると信じていました。
だから、「受け取る」という女性性を断固として拒否していた感じ。わたしが何か料理をして持って行っても、絶対に受け取らない。美味しいお豆腐を持って行っても、「かあちゃんのお豆腐の方が美味しいから」と絶対に受け取ってくれなかった。かといって、何も持って行かないと、「あの人は何も持ってこない」となるし。
「受け取る」ことを拒否して、「与える」だけの一方的な愛は、とてもさみしいものがあります。母が特に女性性が欠如していたわけではないと思うのです。ただ、時代の感覚に鋭敏だったから、男性性を強調する生き方をしていたのだと、今となっては思い当たり、そうか、と母を理解できます。
だから、わたしは「受け取る」名人になろう。女性性を大発揮していこう、という決心もできました。母の「受け取らない」ことも「受け取る」。めんどくさっ(笑)。
愛を投げかけられたら、しっかりと受け取る。それをまた循環していく。要は、受け取る、与える、を循環していけばいいのです。持ちつ持たれつ。
それは、自分の気持ちに正直に生きればいい、ということでもあります。あれが欲しい、これが食べたい。言っていいのです。
言ってだめだったら、さっぱりとあきらめればいい。それだけのこと。
人生、成功の秘訣は、「Just ask!」。ただ、聴いてごらん、ということですね。だめだったら、次の策を考えればいい。執着しない。最初で我慢するから、執着になるんじゃないかな。
さて、わたしの人生地殻変動の続き。鹿児島出身の作家・有川真由美さんの「50歳から花咲く人 50歳で止まる人」という本に、わたしたち夫婦のことが取り上げてあります。実名ではないですけど、いくつになっても、どんな仕事でもできるサンプルとして、あげてくださっています。
まさか、自分たちもカフェをしたり、ランチを出す人生は考えていませんでしたが、やってみると超楽しい。それに、わたしたち夫婦は生涯現役を最初から想定していますから、年金生活とか、引退とか、ないのです。
身体が元気なうちは、いえ、いつも元気でいて、ぽっくりと死ぬまで働く。働くことが大好きだし、学ぶことも大好きだし、大好きなことをして、大いに稼いで、楽しく生きていく。
いやあ、時代の最先端を行ってますね(笑)。というか、わたしの実感としては、時代がようやくわたしに追いついた、って感じかな。
わたし、愛されてるから、その愛をいっぱい受け取ります。ユタカ君からの愛、娘たち、孫たちからの愛、受講生の皆様からの愛。さらに、わたし自身がわたしを愛する、その愛を受け取る。
そして、気前よく、与え続けますよ。ユタカ君へ、娘たち、孫たちへ、受講生の皆様へ、行きずりの方々へ。たっくさん、愛を振りまき、循環させていきますよ。
いやあ、世の中は優しく、明るく、親切です。金融機関も公共機関も温かいなあ。嬉しいことが続きます。
そうそう、昨日の日曜日はカフェのお客様がある中で、みやまコンセールへ、務川慧悟さんのピアノリサイタルを聴きに行きました。
お客様が次々にお越しくださって、ユタカ君ひとりにカフェをまかせるのを躊躇していたら、「行っておいで」と彼が言うので、「じゃあ、お願いね」と言って、出かけました。ありがとう、ユタカ君。
いやあ、務川慧悟さん、凄いわ。前半のバッハとモーツアルトだけを聴いて、休憩時間に失礼して、月の舟に戻り、午後4時には閉めて、次のコンサート「うちなータイム」にユタカ君と出かけました。
務川さん後半のラヴェルの「夜のガスパール」聴きたかったなあ、と残念に思っていたら、作曲家の久保先生のパートナーさん、ピアニストの真由美さまが務川さんリサイタルの全貌をフェイスブックに投稿してくださって、「夜のガスパール」圧巻でした、って。アンコールがドビッシーだって。それぞれの作曲家で音色が違ったって。いやあ、聴きたかったなあ。うーん、と身が捩れそうですわ。
こういうピアノリサイタルに、孫のれなちゃんを連れていきたいなあ。こんなにピアノって素敵なんだよ、素晴らしいんだよ、って教えたいなあ。夏休みの霧島国際音楽祭で、いっぱい一緒に聴けるといいなあ。Just ask、聴いてみましょ。
それにしても、若い音楽家さんたちの素晴らしいこと。もう人間業を離れた宇宙人の域ですわ。人間を何千年もやってきた(笑)わたしごときが到達できるレベルではございません。
さて、ユタカ君と一緒に出掛けた夜のコンサートは、音処華音での「うちなーたいむ」。息子、娘のような又吉秀和君、なつきちゃんご夫妻と、ピアニスト室屋麗華先生のコンサートです。
沖縄出身の又吉夫妻の沖縄愛満載のコンサート。なつきちゃんの琉球舞踊の素晴らしいこと。又吉君となつきちゃんの息の合ったコンビ。そこに麗華ちゃんのピアノがさりげなく華やかにある、その存在感。
素晴らしいコンサートでした。月の舟のメンバーさんたちもいっぱいいらして、嬉しい限り。うちの息子世代をしっかりと愛してくださって、とっても嬉しいかあちゃんです(笑)。
で、きりしま月の舟の十五夜コンサートに、麗華ちゃん、なつきちゃん、のぞみちゃんのかぐや姫たちが出演してくださることが、コンサートのあとの立ち話で決まって、大満足な霧島の女神。
9月10日(土)午後5時から6時。中秋の名月の日、きりしま月の舟にて、十五夜コンサートを開催します。すごいことになりますよ。うちなータイムのコンサートに参加して、いろんな映像が降ってきたきみちゃん。神様からのメッセージが降りてきました。よし、あれでいくぞ。
とっても楽しく、充実した企画です。月にまつわる名曲をご披露いたしますね。そして、十五夜にまつわる文学作品もご紹介します。ユタカ君の朗読もありますよ。愉しんでくださいませ。
定員30名。090-7536-6672(きりしま月の舟)へお申込みくださいませ。HPからのお問合せメールから、直接、どんな形でもご参加表明くださいませ。
出店も予定しています。お月さまの光を浴びて、素敵な時間を過ごしましょう。(コンサートは室内です)
その翌日9月11日は「女神大集合」。午後2時からです。すっごいゲストがいっぱいご参加です。女神たちが世界平和を願う。そのパワーをきりしま月の舟に結集して、さらなる集合意識のエネルギーとして世界発信していきますよ。
そして今日。いま、わたしがこうしてブログを書いている横で、月の舟会員の上別府エツ子さんとユタカ君が、新しい本の出版の打ち合わせ中。中村きい子さんの小説「女と刀」の英訳本の出版です。
上別府エツ子さんが英訳されました。すごいですよね。月の舟@天文館にふらっと訪ねてこられて、わたしの文章指導を受けられて、エッセイ集「カンパラに吹く風」を出版され、その次に、その英語力を活かして「女と刀」の英訳に取り組まれていました。
そのときも、わたしとユタカ君が伴走していましたが、外国の出版社から出したい、との希望があられて、いろいろと打診していたのですが、結局、今年、月の舟書房から出版が決まったのでした。
いやあ、嬉しいですね。着々と進んでいますよ。編集者としてのユタカ君は、仕事が大好きでたまらないという顔をします。それもまた嬉しいことです。
今週は、いよいよ、ユタカ君の書斎の本棚をリビングに移動して、月の舟改修第一弾が始まります。先日初めてお会いして意気投合した大工さんの俊介君、月の舟を施工してくれた味園君、太陽ガスの高野君、と超一流の仕事人たちが結集して、月の舟快適化を応援してくださいます。
きりしま月の舟も歓んでます。いやあ、わたしも嬉しい。初動費用は準備できましたし、あとはじゃかじゃかお金が降ってきますからね。大丈夫、大丈夫。
先日、ふっと月の舟の本棚にあった「リッチマネーの秘密」という本を読んでいたら、リッチマネーの極意としての言葉は、「ありがとう だいすきだよ」だと書いてありました。
お金はエネルギーと言われますが、その著者はせくらみゆきさんに言わせると、お金=わたし、なんだそうです。
納得ですね。自分を大事にすること。それがお金を大事にすることにつながる。
感謝にはじまり、感謝におわる。愛にはじまり、愛に終わる。物質世界は、愛と感謝のエネルギーの反映です。
みたけきみこの人生、最高!
さ、これから3人でランチに行きましょ。皆様も素敵な月曜日をお過ごしください。霧島は雨です。皆様の地域はいかがですか?
世界を愛しています。愛を循環させていきます。
ありがとう、だいすきだよ。