きりしま月の舟

わたしはあなた あなたはわたし

2022.02.28更新


 最近の冷え込みが強かったせいか、昨日はまるで春のような暖かさ。本当に嬉しかったなあ。ロシアとウクライナの間にも、一刻も早く、春が来ますように。

 暖かさが残るうち、夕方の冷え込みが来る前に、とカフェのお客様が一段落したところで、ユタカ君とご近所を散歩すると、水仙の花が真っ盛り。梅もまだまだ元気。お隣りの料亭旅館の女将さんが玄関から顔をのぞかせて、「風邪をひかんごとね」と声をかけてくださいます。

 散歩しながら、幸福感に溢れ、「ああ、わたしって最高だな」と感じていると、先日、このブログでなんだかんだ書いた母のことも「母ちゃんは、最高だよ」と叫びたくなりました。

 自分に集中して、自分が最高、と思えると、周りもみんな最高に見えてくるんだなあ。

 母と娘の確執は、特に40歳以上の女性には必ずあるくらいの、心の奥底の未解決事項のようで、結構、反響がありました。わたし自身、書いてよかったな、と思います。

 これまでは、母のことを書くと、どうにもこうにも後味が悪かったのですが、今回はしいて反省しないようにしました。

 そうしたら、何か憑き物が落ちたみたいに、すっきり爽やかなきみこさんになっていました。反省しない、って大事だなあ。

 先日、起き抜けに「わたしは宇宙の根源」という言葉が降ってきました。わたしは特にサイキック能力があるわけではないのですが、ときどきこんな言葉が降ってくるのです。2か月ほど前は、「もうあなたに母はいらない」という声がして、「そうだよ、そうだよ」と思えたのでした。そして、ようやく母との問題が解決していく気配。

 「わたしは宇宙の根源」という言い方って、なんか高飛車(笑)。そこまでわたしは傲慢じゃないよな、とその声を否定して、誰にも言わなかったけど、自分は最高と思うことと、わたしは宇宙の根源、と思うことはイコールかもしれません。

 わたしはわたしで大丈夫。わたしはパーフェクト。女神塾で、そんな話をしている割に、まだ自分できちんとできていなかったんだなあ。できているつもりだったけど、まだまだ自分のなかに欠落、「ダメなわたし」を創っていたんだなあ。

 今回、きりしま月の舟2周年イベントの3日目「女神、大集合」に特別ゲストでお越しくださる伊東怜子さんは、よくSNSでの書き込みで、「わたしは卑弥呼 わたしとかかわりのあるあなたも卑弥呼」と言い方をされます。

 「わたしは貴方であり、貴方はわたしです」という怜子さんの言葉を、そうだよなあ、とただ通り過ぎていましたが、昨日の散歩中に、そっかあ、「わたしは母であり、母はわたしなんだ」と思ったのです。

 わたしのファッションをこき下ろしているのは、わたしの肉体を産んだ母であり、またわたし自身だったんだ、と。

 このことは以前から、頭では理解できていたはずなのに、ようやく身体全体で、宇宙の根源レベルで理解できました。

 ファッションに関する、自分の体型に関する劣等感を抱いていたのは、わたし自身にほかならず、そのことを母が代弁していたにすぎないんだ。その気づきは、根底から、わたしを開放する瞬間でした。

 母ちゃん、ありがとう。これで、わたしは心の底から、自分を美しいと感じ、ファッションも思い切り楽しむことができます。

 いやはや、凄いねえ。わたしは女神なんだし、女神として生きなきゃね。

 母である、ということはまた凄い。わたし自身も、いろんな嫌味とか自分に対する否定的な態度を他人から投げつけられても、ここまで落ち込むことはないけれど、母親というのは、実に特別な存在だからか、母親にだけは、自分を否定する言葉を言われたくない。

 母性とは、受容すること。すべてを受容すること。であるならば、わたし自身も母親だから、娘たち、孫たちはすべて受容しなければいけないし、いま、それはちゃんとできている、という自負があります。

 わたしの母は、どちらかというと、男性的で、男性社会を支えることを生きがいとした人だから、男性社会で活躍するかに見える「きみこ」は受け入れても、女性性の発露としての「きみこ」を完璧に拒絶したのかもしれません。ですから、男性社会の最後の生き残りみたいな、あの方と母はよく似ている、と思ったのでしょう(笑)。

 わたしの中の男性性、そして滅びゆく男性社会への媚びた思いが、母を通じて言わせている言葉だったかもしれません。

 それならば、もう大丈夫。わたしは女神。女性性をきちんと自覚して、男性性とのバランスもとれているし、わたしはわたしのすべてを赦し、愛しているから、大丈夫。

 3月21日、春分の日。「女神、大集合」のイベントを開催します。なんとフライヤーができる前に、たっくさんのお申し込みをいただいています。怜子さん、ちあきさん、ありがとうございます。

 女神とは、男性も含みますよ。これから、女性性を大切にしていく時代ですからね。小さな男の子もバリバリの青年もピアノを弾いてくれます。カッコいい若者が未来の夢を語ってくれます。素晴らしいですね。わたしもピアノを弾きますし、歌を歌ってくださる方もあります。

 「女神、大集合」の前半は、天才さん、大集合で、5分程度で得意なこと、いま思うこと、熱中していることなどを披露していただきます。

 後半は、直観カウンセラーの伊東怜子さん登場。シャーマニックドラムヒーリング体験ができますよ。これは、最高にワクワクですね。おかげさまで、個人セッションともに満席になりました。あちゃあ、申し込みそびれた、と思う方は、ご連絡ください。

 3月19日の芥川龍之介マラソン(読書会)「河童」、3月20日の月の舟コンサートも続々とお申し込みが続いています。ありがたいことです。大感謝、大感激。だって、うちのイベントは最高ですからね。最高の歌手、ピアニストでお届けします。

 フリーマーケットも開催しますので、気軽にお越しくださいませ。午前10時から17時までの開催です。イベントは、ご予約をお願いしますね(090-7536―6672 きりしま月の舟)。イベントは3日間、午後2時からのスタートです。

 わたしはあなた、あなたはわたし。わたしは最高、あなたも最高。わたしは女神、あなたも女神。

 さて、今日はオフの日。この最高の女神であるきみちゃんが、休日の朝にすることは、やっぱ、ブログ書きだな(笑)。

 わたしは「伝える人」なんだなあ。カフェでランチを提供していても、これって、どうあって作るんですか?とよく聞かれます。で、レシピを教えてさしあげます。高級レストランであれば、レシピは企業秘密なところがあるのでしょうが、わたしは何だって習得したものは教えちゃう。

 生きることが少しでも軽くなる方法に、わたし自身が気づいたとき、たくさんの方にお伝えしたいなあ、とブログを書きます。

 文章を書くこと、文学講座、女神塾をやること、その「伝える」仕事が、わたしの大好きなことなんだな。そして、わたしが大好き。

 こうして書いている間に、お客様がお見えになりました。休日の朝、自宅じゃなくて、きりしま月の舟でパソコンを持ち込んで、薪ストーブの前で、ブログを書いたり、読書したり、動画を作成しているときに、お客様が見える時があります。

 しばし、お話して、「月の舟通信」をお渡しして、話が弾みました。先週の火曜日もそうでした。ユタカ君とふたり、月の舟で仕事をしていたら、休みの日なのですが、お客様がいらして、コーヒーを飲んで行かれました。

 ありがたいですね。もうひとりスタッフがいて、三人体制だったら、毎日、きりしま月の舟をオープンするのになあ。ま、そのうち、月の舟ホールも、スタッフも最高最善の形で実現するでしょう。そのことは、宇宙におまかせ。

 さ、これからカレーを作りましょうかね。明日は、フリーマーケットの出店者さんたちとの打ち合わせです。午後2時からですけど、カレーを準備しておこうかな、と思っているところ。

 今朝の朝食メニューは、フレンチトーストの豪華版でしたけど、お昼はカレーだよ。それも、お花畑カレーだよ。作家の宇野千代さんが、愛する人たちに振る舞ったカレーが「お花畑カレー」。作り方は、全くみたけきみこ風になってます(笑)。お昼食べたら、お散歩に行って、その後はちょっとハードなお仕事時間。

 皆さまも最高に素敵な一日をお過ごしくださいませ。