きりしま月の舟

夢をはっきりさせる

2025.03.07更新


 最近、寒の戻りみたいで、昨日今日、霧島も少し寒かったです。お昼からは晴れて、だいぶ暖かくなりました。今日も快晴です。

 昨日は、久しぶりの源氏物語クラス、みんな揃って、お手伝いの郁未さんも加わって、賑やかな講義になりました。

 京都文学散歩のご報告とお土産をお渡しして、「真木柱」の巻を皆様と読みました。「源氏物語」って、どの場面も名場面と言い切れるくらい、端折るところがないのです。だから、連綿と原文を読み続けるしかなくって、きみちゃんの源氏物語クラス、第一期生が13年もかかり、第2期生が9年、第3期生が7年、いま現在の第8期生の皆様は、あと2年で終了するかな?ということは、やはり5年かかるわけで(笑)。

 でもいつかは終わりが来ますからね。大丈夫。その分長生きができますよ。鹿児島市内で今年スタートした第9期生は、3年で読み終わる予定ですが、きみちゃん、大丈夫かな?そのときはそのとき、皆様、ゆっくりと長生きしましょう。

 さて、今日は、京都文学散歩のご報告、2月27日に行きました上賀茂神社のことを書いていきます。

 本当は、2月27日は、宇治と石山寺に行く予定でしたが、途中で合流される方があったので、上賀茂神社、下鴨神社に変更しました。宇治だと、ちょっと遠いので、じゃ、お迎えに行きます、というわけにはいきませんからね。それに、宇治だと、まあ観光客の方が多くて、皆様、人酔いしそうですからね。

 この大幅なスケジュール変更、めちゃめちゃ幸運や楽しいことが続いて、大ラッキーでした。

 まず、上賀茂神社までバス一本で行けるという交通の便の良さもあり、午前9時前には神社に着きました。ちょうど朝礼のときで、神官さんたちが本殿の前で礼拝をされていて、その後、お掃除に取り掛かるというタイミングで、こちらも清々しい気持ちになりました。

 一通り、参拝を終えて、森を歩いていたら、伏見稲荷に似たお宮があって、みんなでその階段を登っていきました。どうもそこは上賀茂神社とともにあった、神仏習合時代の神宮寺だったようで。その場を清めて、お掃除をしておいでの熟女がいらして、「良い気が漂っていますね」とお声かけしたら、「そりゃそうよ、毎日、こんな風に掃除をしているんですもの」とのご返事。

 そこにすっくと聳えている檜の木も神々しい。なかなか良いところに辿り着いたなあ、と感慨深かったです。ご参加の皆様も大変歓んでおられました。

 また、大鳥居のところに戻っていくと、何かのリハーサルをしている模様。あとで聞いたところでは、3月3日のお雛祭りでの儀式のリハーサルとのこと。

 巫女さんが雅楽の音に合わせて登場し、かまどにあがる湯煙を笹で払って、周りに振る。お清めの儀式のようです。司会の方、雅楽の方、巫女さんたちが何度も練習されるのを見学させていただきました。

 あとで振り返れば、3月3日の本番は雨でしたから、このように快晴の中で見ることは不可能で、月の舟文学散歩様ご一行は、何と運が良かったのでしょうか。大感謝です。

 帰りのバスの時間までに、神様の水で淹れたコーヒーやお団子を堪能したり、すぐき漬けの漬物屋さんに行ってみたりと、豊かに過ごしました。漬物屋さんは、普通の一軒家みたいなところでしたが、ちょうど閉まっており、残念。

 帰りのバスもスムースに来て、そこから出町柳駅前で降ります。ちかくにうどん屋さんがあるので、そこを調べて、総勢5人で出かけました。すぐにうどん屋さんは見つかったのですが、お店の前には長蛇の列。じゃあ、とユタカ君が並んでくれて、熟女組はあちこちとお散歩やら、商店街を見たりして、過ごしました。

 途中、そういえば、このあたりに「出町ふたば」の豆餅のお店があるよね、ということで熟女3人で行ってみたら、なんと、横断歩道の向こう側まで並んでいるという超人気ぶり。そのことは、前回書きましたね。

 出町ふたばでもユタカ君に並んでもらったのですが、うどん屋さんでも並んでもらって、いやはや、きみちゃんのわがままと夫使いの荒さには困ったものです(笑)。

 それでも、ユタカ君、終始笑顔で待っていてくれて、助かりました。で、ようやくわたしたちの番。普通のうどん屋さんですので、4人掛けのテーブルが4つほどあるだけなのですが、ひとりのお客様も4人掛けにひとりで座っておいでです。

 わたしたちは5人だったので、お隣りのひとりでお座りの方に、「ここ、よろしいですか?」と聞いたら、「いいですよ」とお客様は言ってくださるのに、うどん屋のおばちゃまが「京都はね、相席はしない文化なんですわ」とおっしゃって、ユタカ君ひとり、店の前でまた順番待ち。そうしているうちに、すぐに近くの席が空いたので、ユタカ君ときみちゃんがそちらに移って、一件落着。

 どうも行列の進み具合がゆっくりだな、と思っていたら、こういうことだったのね。京都通の方にあとから聞くと「いや、相席しないという文化は聴いたことないな」とのこと。

 まあ、そんなこんなでも、待った甲斐があって、本当におうどんも、名物の鯖寿司も絶品で美味しかった。皆様、大満足でお店を出て、さあ、これから下鴨神社を散策しましょう、ということになって、先程の「出町ふたば」を覗いたら、横断歩道の向こう側まで並んでいなくて、あと少し並んだら、買えそう、という雰囲気。

 こういうとき、優しいユタカ君は「俺が並んでるよ」と言ってくれて、熟女軍団は「豆餅と桜餅とヨモギ餅ね」と言い放って、下鴨神社方向へ。でも、ユタカ君を置いて、先に行くのが気が引けたのもあったし、鴨川のデルタで豆餅を食べる、ということをやってみたかったので、ユタカ君と合流して、みんなで桜餅だけを食べました。

 この鴨川のデルタ、鴨川と高野川が合流するところです。下鴨神社は、このふたつの川の合流点であり、そのふたつが融合するエネルギーの高いスポットなのですね。

 平安時代、伊勢神宮の斎宮制度に似せて、平安京でも斎院制度ができました。斎院様に選ばれた未婚の女性が、内裏から下鴨神社と通って、上賀茂神社まで巡行し、紫野の斎院様のお住まいに還るというのが、葵祭。

 「源氏物語」でも「葵」の巻をはじめ、この葵祭は重要な祭りとして描写されています。

 祭りといえば、葵祭というくらいに大切なお祀りで、今年は5月18日。5月にあるということは、季節の変わり目での病気を防ぐ、悪霊退散などの意味をもつお祭りです。双葉葵を飾るところから葵祭と呼ばれています。

 そして、ユタカ君は、途中合流のEさんを迎えにホテルへ歩いて行きます。わたしたち熟女組はゆっくりと下鴨神社の糺の森を歩きました。そうしたら、ちょうど本殿のところに差し掛かった時に、ユタカ君とEさんと合流できて、大奇跡。

 またまたみんなで少女のように、水みくじを引いてみたり、御手洗川に手を浸けてみたりして遊び、午後4時を過ぎておりましたが、閉門時間が過ぎてはいたけれど、蘆山寺に寄ってみました。

 あいにく、閉門しておりましたけど、門の前で、きみちゃんが蘆山寺と紫式部の関係を解説。紫式部の曾祖父・藤原兼輔が建てた家が、のちに寺院化して蘆山寺になりました。紫式部も幼少の頃を、ここで過ごしていた可能性があります。もちろん、蘆山寺になる前にね。

 何歳から何歳まで住んでいたとか、詳しいことはわかりませんが、紫式部の家系で最も出世した堤中納言こと藤原兼輔のことを紫式部は尊敬していたし、自分の生まれは高貴であるとのプライドは、この家にあるとも言えます。

 さらに、蘆山寺の前にある梨木神社も参拝しました。三条実美父子を祀った神社です。きみちゃんの大好きな作家さんで、なんと高校が同じである梨木香歩さんは、同志社大学時代にこの梨木神社との縁を感じて、ペンネームを梨木にしたとのことです。

 梨木神社には名水を汲む井戸があり、ご近所の方々がちょうど汲みにおいででした。

 上賀茂神社、下鴨神社、蘆山寺、梨木神社と、密度の濃いスケジュールでしたが、皆様、元気に歩いてくださって、さあ、これから晩御飯はどこにしようか、とまたまた元気。

 85歳のIさんはホテルでゆっくりとされ、Sさんは別のお友達と合流され、きみちゃんたちは4人で、京の夜の街へ。これも、皇宮警察の越智さんにLINEで聞くと、5分もしないうちに、ここはどうですか?あそこもありますよ、といっぱい情報を送ってくださって、ありがたい限り。

 で、おばんざい居酒屋さんに繰り出して、熟女とユタカ君の4人組はまた楽しく笑い転げて、嬉しい夜でした。

 翌日28日は、はじめての京都御所組と、京都御所は26日に見学した組が分かれて、風俗博物館で合流。きみこチームは、京都迎賓館に行きましたら、そこで80分のツアーということで、お昼ごはん抜きで風俗博物館に向かったのですが、前のブログにも書いた通り、何と、風俗博物館前で、ユタカチームとばったり合流。これまた奇跡でした。

 風俗博物館は、京都のタクシーの運転手さんも知らないくらいの穴場。けれども、源氏物語ファンにとっては聖地ともいうべきところで、井筒屋さんという法衣屋さんが運営しておられます。六条院の模型が精緻に創られ、それぞれの巻のエピソードをもとに、光源氏や紫の上たちがまるで生きているかのように、そこに再現してあるのです。

 今回は、「少女」の巻でのお引越しがメインの展示でした。原文には書いていないところ、平安時代の引っ越しとは神様が移る、ということなのだ、とか、引っ越しの行列を再現してあって、本当に勉強になります。

 法衣屋さんだけあって、お着物に詳しく、お人形の着物の柄も実に精緻に創ってあるのです。「延喜式」をもとに再現していることのことでした。

 ご参加の皆様も大変感動されて、きみちゃんが解説しながら回るのを、しっかりとついてこられました。月の舟ご一行様の後ろを、派手なピンクのお洋服を召した方が、きみちゃんの説明を聴きながらついてこられます。

 一通り、説明が終わったところで、このピンクのお姉さまがいろいろと質問してくださいました。きみちゃんも、先日、北野天満宮で、神官さんが女性二人に説明しておいでなのを、ただの説明かと思って、勝手に質問しちゃいましたが、あれって、有料だったらしく、あとで大笑い。

 今回は、自分が質問される立場になりましたけど、それもまた良し。きみちゃんにはどんどん質問してくださいね。

 やはり、源氏物語は、きちんと最初から最後までを通して読まないと、つまみ食いではよくわからないので、ぜひ、少なくとも3年はきみちゃんと付き合う覚悟で「源氏物語」を習いに来てくださいね。

 きりしま月の舟では、第1、2、3木曜日の午前10時から、鹿児島市内の草舎では毎月第2月曜日の午後2時から(午前10時からは枕草子)、源氏物語講座を開講しておりますので、いつからでもどうぞご参加くださいね。

 次回の源氏物語講座は、3月10日(月)、3月13日(木)です。

 京都文学散歩のご報告は、次回までかな。京都御所の雅楽などを中心に書いていきますね。お楽しみに。

 さて、長くなりましたが、今日のテーマである「夢をはっきりさせる」ということについて、少し書いていきます。

 自分がどんな人生を理想とするか、すなわち未来から自分の人生を発想していくことが大事だ、ときみちゃん、いつも考えておりまして、京都から帰ってからというもの、エネルギーが高まったからか、その目標設定を改めてしているところです。

 きみちゃんの場合、一番の目的は、ユタカ君とふたり、ずっと仲良く暮らし、一日でも長くラブラブでいること。そのためには健康であることが必須。よく食べ、よく寝て、ストレスを溜めない、運動する、規則正しい生活をする、ということが大事ですね。簡単にできそうですけど、このゴールを意識するのとしないのとでは、大きく違うと思います。

 さらに、きみちゃん、文学講座やカフェ運営、女神ヒーリングを90歳までやる。年収1千万円を達成し続ける。女神ヒーリング一千人、あるいは一万人達成を目指す。

 これは、かなり高い目標設定ですが、きみちゃん、あえて、高いハードルを設けようと思っています。90歳まであと27年はありますから、何とかなります。

 近いところでは、2027年までに、月の舟ユートピア計画の建物建設が終わる。きみちゃんとユタカ君の離れができて、今の自宅を研修センターにして、月の舟のお台所をテラス側に移設する。

 今月は、30万円の売上目標、というように、きみちゃんの場合、死ぬまでの計画が綿密にたっていて、なかなかでございますね。あとは、宇宙のお導きに従って、粛々と誠実に丁寧に生きていくのみ。

 こうして夢を実現していくときに大切なのは、ゴールをはっきりさせる、ってこと。何が目的で、その目的達成を何が阻んでいるのか、を見極める。

 さらには、夢の実現の場合、たとえば、きみちゃんがユタカ君との離れを建てるときに、どんな間取りで、どんな素材を使い、どんな導線になっているか、その肌触りまで明確にしておく。

 月の舟でどんなイベントをやり、研修センターでどんな講座ができるか、どんなお客様が来てくださるか、わくわくしながら、五感をフルに稼働しながら、夢見ていく。

 小さい時から、夢見る夢子、と言われ続けたきみちゃん。67歳になっても、まだ夢見る夢子だわ(笑)。

 でもね、これでいいのだ。だから、きみちゃん、いつだって大幸福、大歓喜、大感謝のなかにいるのよね。

 夢を見ましょう。具体的に、リアルに。

 さ、これから買い物に出かけ、温泉に行ってきます。今日も素敵なお客様がいらしてくださいました。明日も予約を頂いております。感謝、感謝、大感謝。

 きみちゃんの人生、これからだもんね。弁財天様と繋がって、水、お金、芸能活動をじゃかじゃか循環していきますよ。

 いつもブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。

 3月20日からの女神ヒーリング、ご予約受付中です。お早めにどうぞ。要予約(090-3669-5354 kimikomitake@outlook.jp)。お待ちしております。