きりしま月の舟

学びは真剣勝負

2023.07.06更新


 7月に入ってから、鹿児島全体が大雨続き。それも生半可な雨ではなく、土砂降りです。

 7月1日(土)からユタカ君の古事記講座の2クール目が始まる予定でしたが、あまりの大雨のためにしょっぱなから休講にしました。残念ですが、命が大事です。あさって7月8日から開講になりますので、興味のある方は、ぜひお越しくださいませ。お待ちしております。

 2日(日)は、朝方、雨が止んでいましたので、「きみこ源氏ひとり語り」受講の皆様は、お越しくださいました。しっかりした講義ができて、わたしも大満足。ほぼ全員がランチも召し上がってくださって、和気藹々、楽しい時間でした。

 3日(月)は、オフの日ですが、きみちゃんは講義準備で忙しかった。鹿児島県立短大、鹿児島大学と講義が続きますので。外はまたもや大雨だし、家にいて、仕事や勉強が捗るので、ありがたい。

 我が家の場合は、東西を川が流れていますが、どちらも家から低いところを流れていますし、もし氾濫しても、もっと低い方へ流れるでしょうから、治水的には最高の立地です。

 霧や雪にしても、我が家よりあと50メートルほど高くなると、濃霧になったり、積雪で動けなくなるほどになるでしょうが、我が家は霧も雪も被害にあうほどではありません。

 大雨でも大雪でも、食糧さえ確保できていれば、きりしま月の舟は極楽、ユートピアです。本もいっぱいあるし、ピアノもあるし、音楽も聴けるし、敷地も広いので、散歩もゆったりできて、緑の樹木が目に入るだけで、癒されます。あとはユタカ君がいてくれたら、寂しくないし、最高の相棒がいてくれて、大幸福、大感謝、大歓喜です。

 思うに、コロナ最盛期も、ユタカ君さえいれば、幸せだなあ、と思いました。自然がいっぱいで、適度に人の出入りがあり、騒がしすぎず、静かすぎず、ちょうど良い塩梅です。ああ、神様に感謝だなあ。

 7月4日(火)は、いつものように鹿児島県立短大の「南九州の文学」の講義第13回目。梨木香歩の小説「海うそ」を取り上げました。

 4日は、朝から土砂降り。3日夜も列車の運休が報道されていて、列車通学の学生さんたちは大学に来れないなあ、と思っていましたら、案の定、4日朝も鹿児島本線、日豊本線が運休で、25人の受講生のうち11人が欠席でした。

 わたしの講義は休む学生さんはほぼいなくて、体調が悪い時は、ちゃんと連絡してくれますし、交通機関の運休などで欠席した学生さんたちは、わたしの講義を受講できなくて残念だっただろうなあ、と胸が痛みます。でもね、命が大事ですからね。危険を察知する判断も大事。休んでも大丈夫。また取り返すことができますよ。

 4日朝、午前7時に霧島の家を出て、高速道路で鹿児島県立短大に向かいましたが、鹿児島北インターで大渋滞。普段は北インターから車で10分もあれば県立短大に着くところを、30分以上かかりました。

 短大教務課に電話をして、8時40分はじまりの授業がスムースに行くように、わたしの講義プリントを配布していただき、プロジェクターも設置していただきました。

 おかげさまで、8時30分には短大に着いたので、いつもの通り、授業が開始できて、ありがたかったです。教務課の皆様、ありがとうございます。

 学生さんたちは、大雨の中を徒歩で来てくれた方もあり、足がびしょびしょだったみたいで、はだしの子もいました。大切な若者たちに風邪をひかせてはいけません。わたしもいろいろと配慮しました。そして、講義もばっちり。

 講義が終わると、鹿児島大学にプリントの一部を預けに出かけ(小テスト用紙)、地球畑で買い物をして、霧島に帰ります。雨が上がっていたので、桜島PAで降りて、姶良の「森の家族」で小休止。

 「森の家族」は、地球畑みたいな有機生産物の販売をするところですが、姶良店にはパンとコーヒーのお店も併設しているので、よくここで小休止します。

 ちょうど正午ごろでしたので、キッシュにサンドイッチとコーヒーを頂き、めちゃめちゃ癒されました。小さなフランスパンにサーモンと野菜が詰まったサンドが、とっても美味しかった。

 そして、帰りにまたランチ用の食材の買い出しをして、霧島着。雨がまた土砂降りになってきて、ユタカ君は庭仕事ができなかったから、とリビングでテレビ映画鑑賞中。

 こうした災害のときは、できるだけ行動を別にして、ユタカ君は霧島を守り、わたしは出稼ぎ、というように仕事を分けます。リーダーはいつだって、ひとりで行動しないとね。

 7月5日(水)は、高速道路渋滞を予測して、午前6時半に霧島の自宅を出ました。おかげさまで、スイスイ走れて、午前8時には鹿児島大学着。「鹿児島探訪」の講義を5日と12日に2コマ担当します。

 5日が「桜島」について。12日は「鹿児島の女流作家」を講義する予定。霧島を出る時には、また大雨になりそうでしたので、万全を期して、濡れても良い服を着て、講義用のドレスは風呂敷に包み、車に積み込みます。ユタカ君が握ってくれたおむすびを3個持参し、熱い紅茶の入ったポットも用意。

 これで途中、車に閉じ込められるようなことがあっても、生き延びられる(笑)。4日よりも5日は、特に大雨にもならず、早めに大学に着いて、ゆっくりと講義用ドレスに着かえて、講義も順調にできました。

 4日は、鹿児島大学は全学休講だったそうです。ですよねえ。あれだけ雨が降って、列車も止まっていたらね。県立短大も休講にしてほしかったな。というか、わたしの講義を休講にしても良かったな、と後から思うことでした。

 5日は、雨が降っていなかったので、学生さんたちで教室は満杯。一年ぶりの鹿児島大学での講義ですが、コロナ禍が過ぎて、また学生さんたちの受講が増えて、昨年の倍以上の受講生です。

 嬉しいですね。きみちゃん、張り切りました。韓国からの留学生も聴講していたり、70人近くをできるだけ丁寧に観ながら講義ができて、小テストの時間も取れて、バッチリでした。学生さんたちの感想も「おもしろい授業で、わかりやすかった」と大好評。

 ああ、若い人を教えるって、最高だな。一所懸命、聴いてくれてる。その姿にいつも感動します。きみちゃんも、ほんと、がんばった。若い人が大好きだなあ。自分を大切に生きて行けるように、心底応援してるよ。頑張れ、若者たち。

 この大雨で思ったことは、もちろん、命が何よりも大事なのは当然ですが、「学ぶって、ほんと大事だし、素晴らしいなあ」ということ。

 学びは真剣勝負。学生さんたちの真剣さにいつも感動するのです。わたしも細やかな講義準備を怠りません。

 「学ぶ」「知る」。人が生きていく上で、どんだけ大事なんだろ。それに気付かされる、今回の大雨でした。

 そして今日7月6日。朝から大快晴。今日は、きりしま月の舟での源氏物語きよらクラスの日ですので、受講生の皆様が続々とおいでくださいます。

 今日から「明石」の巻に入りました。皆様、とても熱心に受講してくださって、わたしも力が入ります。平均年齢が70歳を超えていますが、死ぬまで勉強、とおっしゃる方ばかりですので、わたしもさらに張り切って、生きがいのある講義を心掛けます。

 ということで、毎日講義が続きます。明日は、ユタカ君の万葉集講義、明後日7月8日は古事記講座初日。古事記を学ぶことはとても大切ですので、ぜひお越しくださいませ。月3回、第1、2,3土曜日の午前10時から11時半までの講義です。毎回出なくても、おいでになれる日だけの受講もOKですよ。

 「学ぶ」「教える」「書く」「読む」。この動詞が好きなきみちゃん。自分の好きなことを見つけるには動詞で考えると良いらしいです。

 先程まで、「教える」ことに力が入っていたので、いま、ブログを「書く」ことをして、気分転換。その合間に、ユタカ君のスイーツを頂き、さらに気分転換。

 明日は、七夕ですので、これから折り紙を買いに行って、短冊を作って、ユタカ君に竹を切り出してもらって、明日から8月7日まで七夕飾りを設置します。皆様、それぞれの願いを書いてくださいね。

 「学ぶ」「教える」「読む」「書く」に、最近は「料理する」「食べる」項目が加わったので、さらに充実した人生になりました。

 今朝は午前5時に起きて、ランチの仕込みをしました。何しろ、夜はバタンキューな上に、「燃えあがる緑の木」という大江健三郎さんの大作を読んでいる途中なので、仕込みの時間が早朝にどんどんずれていきます。

 それにしても、早朝の空気の清々しいこと。朝、リビングのカーテンを開けると、緑の樹々が真っ先に目に入るというのは大幸福です。それだけで幸せ、と思えます。さあ、働くぞお、と思えます。

 さ、明日も明後日も、わたしに会いに来る方がいてくださるしあわせ。ユタカ君の講義を受講してくださる方がある幸せ。

 学びは真剣勝負。人とのお付き合いも真剣勝負。今朝、ふっと思いました。わたしは愛の対象を広げていこう。わたしとリアルに出会う方ばかりでなく、ご縁を頂いた方ばかりでなく、もっと全世界、全地球に愛を広げていこう、と。

 7月4日の鹿児島市内からの帰り道、高速道路で2件、交通事故を目撃しました。車がスリップした感じでした。ゲガ人はなさそうでしたが、明日もまた大雨の予報ですから、気を付けて過ごしましょう。

 どんなときも真剣勝負。細やかに配慮して、生きていきましょう。上手に休み、危険を回避し、最高の人生を送りましょう。

 きみちゃんはよく「あなたはお嬢様だから、世間知らずだし、ちゃんと文学がわかるのかな?」という物言いをされますが、人を表面的にだけ見て、さもわかったようなふりをする方って、「どんだけーーーーーー」とIKKOさんみたいに反論したくなります(笑)。

 確かに、両親はわたしを大切に育ててくれた。お金にも不自由しなかった。夫にも子どもにも孫にも恵まれ、仕事はまだまだ依頼がいっぱいで、お客様もいっぱいで、ありがたい限り。大感謝の人生です。

 きみちゃんはね、どんなときも、苦労してる、だの、不幸だの、被害者だの、といった自分の人生への言い訳をしたくないだけ。きみちゃんの努力は凄いし、それを心底、楽しんでいるのです。できれば、大谷翔平並みの努力をして、もっともっとパフォーマンスをあげたいな。まだまだ、やれる。きみちゃん、がんばれ。

 コロナ禍で生まれて初めて、お金の苦労というものをしておりますが、いやあ、これだって、何だか楽しいわ(笑)。洋服を買うことを我慢したり、微々たるお金をあっちに移し、こっちに移したりするのって、スリルがあって、マゾヒスティックで刺激的です(笑)。

 最近は、魂というものを意識できるようになりました。自分のなかに大きな柱ができた感じです。誰にも侵されない領域としての魂、聖なる領域としての女神性、そんなものを自分に感じます。

 大学教授にならなかった(なれなかった、なろうともしなかった)自分を想うとき、大学教授として活躍される先生方を拝見して、まだまだ勉強が足りないな、と卑下してしまうのですが、いえいえ、わたしは誰よりも文学の勉強を幅広くしているし、きみちゃんの企画力、実行力は誰にも負けない、唯一無二のものだ、と自分で自分を鼓舞します。

 ふっとドツボに嵌まって、落ち込みそうな自分を励ます力も、最近しっかりとついてきました。きみちゃん、偉い、がんばってるね、よくやったね。そんな言葉をいっぱい自分にかけてあげています。

 それにしても、大雨の3日間の連続講義、ほんと、がんばりました。きみちゃん、おめでとう。事故もなく、遅刻もなく、200点満点でした。

 明日は、ヒーリングのご予約もありますし、身体と魂を整えて、しっかりとお迎えしましょう。

 きみちゃんは「魂のお医者さん」。皆様が身体をメンテナンスしに病院通いをされるように、もっと気軽に定期的にヒーリングを受けてほしいなあ、と切に思います。

 きっときみちゃんは、皆様のお役に立ちますよ。実際、ヒーリングを受けられた皆様は、とっても元気になっていかれますからね。愛のパワーで背中を押してさしあげると、本来の自分に立ち返り、ものすごいエネルギーが出て来られます。

 特別ヒーリングの料金(30分5千縁、60分一万縁)をしばらく続けていこうと思います。ぜひご予約くださいませ(090-3669-5354 みたけ携帯電話)。お待ちしています。

 今日もブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。できるだけ、たくさん書いていきますね。生きるヒント、生きる勇気が湧いてくるブロブを書いていきたい、と思っています。

 皆様も願い事を書きに、きりしま月の舟へお越しくださいませ。8月27日の「大江健三郎シンポジウム」へのお申込みも受け付けております。早めのお申込みを、お待ちしておりますね。