きりしま月の舟

外車に乗る女

2023.04.13更新


 霧島の我が家の庭に、あやめが咲きました。今年は何だか早い。八重桜も開花が早かったような。凛として、爽やかで、鮮やかな紫色のあやめ。球根で、どんどん増えます。生命力の強い花ですね。

 4月11日から、鹿児島県立短大の講義が始まりました。やはり、若い人が大好き。学生さんたちのために、知識だけではなく、生きる力をつけてあげたい、ときみちゃん、しょっぱなからハイテンションです。

 はじめての教室で、パソコンが不備だったり、Wi-Fiが準備されていなかったりで、パワーポイントもばっちり準備したものの、動画が流れなかったりというハプニングはありましたけど、それよりも、最初の授業では、みんなにリラックスしてもらうことが大事ですから、情熱的な講義ができた、と自負しています。

 いつものように、交換ノートを準備し、全員に配りました。今回は、字数がわかるように、小学生用の漢字練習帳を百均でたくさん買って、配りました。35冊準備したいところを、どの百均でも同じノートを30冊以上置いてあるところはなくて、200字詰め、150字詰めの2種類になりましたが、学生さんたちも静かに受け取ってくれました。

 小学生用の漢字練習帳を交換ノートにしたのは、感想文や質問文を書くのに、字数をきちんと把握してほしいから。もっと言えば、たくさん書くように促したいから。これまでは、百均のかわいい系のノートをたくさん用意して、好きなものを選んでもらっていましたが、今回は表紙は小学生用だけど、中身はしっかりと大学院レベルを目指します。

 わたしの講義は、最初の15分が「しあわせトーク」、次の60分で本講義、最後の15分で感想文を書く、というかたちになります。

 「しあわせトーク」は、このブログで書いているような内容、つまり人間の真実とは何か、わたしたちはどんなことに気を付けて生きて行ったらいいか、今の時代、何が大事か、などを話します。

 先日の初回では、「あなたは最高傑作です」といういつものお話から始めました。昨年の鹿児島学を受講してくれている学生さんもあって、「先生の言葉にどれだけ救われたかわからない」との感想をもらったりして、逆にこちらが救われつつ、特にこの「最高傑作」という言霊は、すべての人を根本から救う言葉だと、改めて確信しています。

 授業のすすめ方、霧島関連の講義、とくに「古事記」をやって、感想を書いてもらいました。すべての学生さんが、素直で、きちんと書いてくれて、とても頼もしい。この感想文にわたしがコメントを書いて、次週渡し、また書いてもらって、また返す、ということを、これから15回繰り返します。

 この交換ノートはここ5年ほどやっていることで、毎回、大好評。今年は32人の受講ですから、毎回32人分を交換していくわけですが、授業内容の質問のほか、いろんなおしゃべりがこのノートでできて、わたしも大好きな作業です。

 ついこの間のWBCで日本が世界一になりましたが、侍ジャパンの栗山監督が「信頼する、褒める、感謝する」という信念で、大リーガーたちをまとめていかれた、ということが大きな話題になりました。

 わたしも、ずいぶん前から(偉そうに言えば、栗山監督以前くらいから、笑)、「信頼する、褒める、感謝する」は、教えるときの自分の指針です。「最高傑作」「全肯定」「無条件の愛」、これが教師たる者、リーダーの大前提だと思っています。

 思うに、ユタカ君との関係も、この「信頼する」の一言に尽きると思うし、人間の感情、感性の最高レベルが、信頼する、尊敬する、というスタンスだと信じています。

 自分の子育ても、子どもをけなす、ということはほぼしなかったな。「うちの子、どうしようもないんです」というセリフは言ったことがない。むしろ、うちの子たち、偉いなあ、と思うことばかり。わたしの方がよく𠮟られてたわ(笑)。

 自分の感情が爆発することはいっぱいあったし、怒りっぽい母親であったかもしれませんが、「最高傑作」「全肯定」「無条件の愛」は、心掛けてきたつもり。

 ユタカ君が、「あなたは良い母親だよ。何よりも、子どもたちのことを思っているからね」と言ってくれて、それがわたしの心の支えでもありますが、娘たち、孫たちとの関係も上々で、お互いに、愛し、愛され、信頼し、信頼され、という愛の循環ができていると思っています。

 いずれにせよ、気持ちよい初回講義のスタートが切れました。学生さんたちに感謝でいっぱい。15回の最後は、みんなで成長した感覚をもちたい、と思っています。さ、きみちゃん、張り切るぞ。

 と、こうして書いていたら、月の舟の前の道を、小学生が帰る途中。「きみちゃーーーん」と手を振ってくれます。一年生が2年生になり、2年生が3年生になって、頼もしい。可愛くって、しょうがないよね。短大の学生さん同様、無条件の愛で包み込みたいな。人生を愉しむんだよ、みんな。

 今日は、午前10時から源氏物語講義。熱心な生徒さんのおかげ様で、密度の濃い授業ができました。法華八講について、詳しく講義しました。感謝、感謝。受講生の皆様も豊かなお顔で、とても幸せなきみちゃんです。

 さて、一昨日の鹿児島県立短大の講義が終わってから、ランチ仕込み用の買い物をして、自宅に戻り、少し休んでから、都城まで出かけました。

 一昨日の朝刊に挟まっていたチラシに、車の広告があって、とっても安かったので、よし、とりあえず見に行こう、とユタカ君と話して、都城・庄内にある車屋さんに出かけました。

 なかなか良い車が揃っています。わたしの車は昨年のうちに、エンジンがおかしくなって廃車にし、ユタカ君の箱バンもそろそろ車検なので、買い替え時かな、とのことで、見学に行ったわけです。

 今のユタカ君の車は、荷物が運べるように、という思いで買った軽トラックなので、乗用向きではないし、後ろの座席は固いし、強風で車体が傾くし、ドアは錆びてるし、という代物。

 車屋さんのお姉さんが、わたしたちが乗ってきた車を見て、わたしに言われたのが、この言葉。

 「いやあ、どう見ても箱バンに乗っている感じじゃないですよね。外車に乗っている雰囲気です」

 あら、そう?と調子に乗るきみちゃん。わたしの父はベンツに乗っておりましたし、きょうだいも外車組。先日、妹を箱バンに乗せてあげたら、「あたし、東京で、BMWに乗ってるんだけど」と嫌味を言われました(笑)。

 でも、わたしもユタカ君も、外車とか、そもそも車に興味がない。だから、ベンツに乗るような人間になりたい、という目標は一ミリもない派なんですが、「外車に乗っている雰囲気」と言われると、そりゃあ、気持ちよいぞ(笑)。

 で、ここで車を買うことを即決。ユタカ君のポンコツ箱バンに車検代を払うよりはいいかも、それに、車がないとわたしたちの暮らしが成り立たないし、ということで、可愛い軽自動車に決まり。

 「すごい決断力ですね」と、さっき、わたしを褒めてくれたお姉さんが、また驚いて、そう言われます。「そうなの、わたし、決断力はある、と思う」ときみちゃん。

 悩む時間がもったいない。それに、一万円札の諭吉さんが、その車屋さんでパイプをくゆらしながら、「大丈夫だよ」と言ってくださっている映像が浮かびましたから、大丈夫でしょう(笑)。

 今後、外車に乗る予定はなく、乗るとしたら、電気自動車だな、と思っているきみちゃんですが、鹿児島一のセレブなオンナになりたい、という野望はあります。じゃんじゃん稼ぐぞ。愛を循環させて、お金も循環させていくよ。

 これから、時代は大きく変化していきますよ。きみちゃんも大きく変化していきます。きみちゃんも呑気なお嬢様から、億を稼ぐ女に大変身です。3億円が降りてくる、と言われておりますし、きっとその通りになります。

 今日は良いお天気。これからどんどん日が長くなりますね。午前中にランチの仕込み、講義の準備など、いっぱい働いたら、午後3時以降は、これから温泉三昧したり、お散歩したり、ご近所のソフトクリーム屋さんに遊びに行ったり、とのんびりと過ごしたいな。

 そして、夕方は早めに晩酌タイムにしたいもの。働くことは大好きだから、90歳まで文学講座、講演、イベント企画、カフェ運営、ヒーラー活動、とめいっぱい働き続けますが、夜は仕事しない派になってるきみちゃん。

 それでいいんだよ。これまで頑張ってきたからね。「いつ寝てるんですか?」とたくさんの方に聞かれますけど、夜はぐっすりと眠っています。不眠というものは、ユタカ君と結婚してから、ほぼ経験なし。結婚前は、論文書きで徹夜、というのは普通だったけど。

 これから増やしていきたいのは、旅。5月も博多で講演があるので、それが終わったら、京都まで行く予定。来年の結婚記念日は、豪華パーテイ開催の予定だけど、再来年は、海外旅行をしたいなあ。

 わたしは宇宙銀行にいっぱい貯金をしているので、お金には困らないことになっています(笑)。実際、どんなときも、なんとかなる。

 さあ、わたしの人生、明るいよ。そして、これからだね。わたし自身が、もっと成長していきたい、と思っています。最近は、弁財天様がいつもそばにいてくださいますしね。

 明後日は、瀬戸内寂聴マラソン@きりしま月の舟。寂聴さんの本を、じっくりとゆっくりと読んでいくマラソン(読書会)です。4月15日(土)午後2時から、「美は乱調にあり」を読みますよ。どなたでも参加できます。参加費は千円。興味ある方は、ぜひお越しください。お待ちしております。(090-7536-6672)までご連絡くださいませ。

 4月16日(日)は、きみこ源氏ひとり語り。葵上と朝顔のふたりの女君を取り上げます。時間があれば、「絵合」巻の秋好中宮のことをやりたいな、と思っているところです。

 「きみこ源氏ひとり語り」、やってよかったなあ。わたし自身が楽しい。源氏物語がよくわかる講座になっていますので、途中からでもぜひ受講されてください。来年の大河ドラマが楽しみになるだけでなく、源氏物語という大きな作品に触れるだけで、豊かな気持ちになりますよ。

 これからも、豊かで楽しくて、明るいひとときをいっぱい提供していきます。ランチも鯛をたくさんいただいたので、今日はアクアパッツァにしました。我ながら、美味しくできました。温かみのある味、旬を活かしたレシピで、たくさんの方を幸せにしていきますね。

 女神セッションも気軽にお申込みくださいませ。わたしの書斎をヒーリングルームにして、可愛く整えました。ひとりで抱え込まないで、話すことで楽に幸せになっていきましょう。身体をほぐすマッサージに行くように、魂をほぐす女神セッションを受けてくださいね。

 今日も楽しくブログを書くことができました。いつも読んでいただき、ありがとうございます。思いがけない方が、わたしのブログの愛読者でいらしたりして、嬉しいことかぎりなし。これからも、どんどん書いて、たくさんの方を笑顔にしていきますね。