きりしま月の舟

ありがとう奄美④

2023.04.10更新


 ふきのとう、ふき、わらびに続いて、予想通り、タケノコラッシュ。ご近所の無人販売所に「タケノコが出てますよ」情報をもとにまずそこで2本をゲット。それからご近所の外園さんが夜中に懐中電灯を頼りに、大きなタケノコ2本をお届けくださいました。そして、月の舟専属農業青年・祐太君が昨夜、すでに茹でたタケノコを山椒の葉とともに持参してくれました。

 ありがたや、ありがたや。ほんと、食の豊富な霧島。毎日がこうして感動が続きます。そうそう、わらびはかおりさん、そして外園さんから頂いていましたけど、昨日もまた、お隣りの阿部さんから大きいワラビが届きました。

 さらに、お隣りの宮原さんからは、大きな鯵の魚のお届け。釣りの成果をいつも届けてくださるのです。お礼に茹でたてのタケノコを差し上げました。いやあ、ありがたすぎて、感謝感激のきみちゃん。霧島って、凄いのよ。ご近所の皆様が暖かすぎて、こうして食べ物の交換が凄いんですわ。食のユートピアです。皆様、神様です。

 ユタカ君がタケノコを茹でたり、わらびのアクを抜いたりしてくれます。タケノコはすぐに茹でるのが鉄則ですから、大鍋を庭に用意して、薪で茹でるのです。これはもう、ユタカ君じゃないとできませんね。これまた神様みたいに思えます。

 素晴らしい土地で、こうして豊かに過ごせる毎日。孫たちにもこの豊かさを分けてあげたいよお。

 きみちゃんは、こうした素晴らしい食材を、美味しく料理する役目。昨日はたけのこご飯、タケノコのお味噌汁とタケノコ尽くしの月の舟ランチメニュー。ワラビと油揚げを炊いたの、ネギのかき揚げ、カツオのステーキ、春キャベツとニンジンと豚バラの蒸し焼き。スイーツはユタカ君特製。コーヒーはマリアッチさんの豆で。

 いやあ、最高のランチですわ。毎回、写真を撮って、インスタにアップしようと思うも、朝から仕込みに忙しく、またお客様がいらっしゃると、それどころではない、ということになり、結局、一枚も撮れませんけど、皆様、想像して食べに来てくださいな。

 こんなに幸せなのに、なぜか、きみちゃん、ここのところ体調不良で、ユタカ君の故郷・小田原の「ういろう」を毎日飲んで、回復中。とにかく眠い。眠ること、眠ること。おかげさまで、食欲は全く落ちません(笑)。

 「愛をぶっこわせ」イベント、奄美旅行、孫たちとの時間、と濃い時間が続いたので、その疲れかなあ。満月期間でもあったから、眠かったかな。さらに、奄美で海風に吹かれたせいか、またダニによるものか、顔が痒くて、すっぴんで過ごしていたら、なんと目の周りが老婆のようになり、自慢の皺のないお肌が凄いことになってしまって、そのストレスかな。

 わたしは学生時代、テニスをしていて、結構なスポーツウーマンなんですけど、春の合宿のときは、日焼け対策が大きな課題で、夏よりも春の日焼けがやっかいだ、という知識は持っていましたが、奄美の春をすっぴんで過ごしたツケは実に大きかった。

 わたしの化粧の神器・シャネルのアイクリーム、史歩さんの椿油、ハト麦化粧水パックで、なんとか回復中。いやあ、これは本気でアンチエイジングならぬリバースエイジングをする、というタイミングなのでしょうね。がんばりまーーす。

 さて、今日は父の命日。毎日、父への感謝を思わぬ日はありませんが、今日はまた特別に父のことを思って過ごします。お寺さんへは、弟嫁さんが出向いてくれます。これまたありがたいことです。弟が海外旅行中で、兄夫婦は先日お墓参りをしてくれたようで、妹もいつも遠くから母の施設に出向いてくれて、わたしはわたしで父のことを思います。

 人は死んだら終わりではない、と思います。まだ死んだことがないからわからないけど、そう思います。だから、死んでも、まだ存在はある。次元の違うところに行っちゃった、という感じですね。

 いつも「きみこ、きばれよ」という父の声が聞こえてきます。わたしが何かを買うときに躊躇していると「こわんか(買え、という鹿児島弁)」という父の声が響きます。父はわたしたちに贅沢を教えてくれました。美味しいものはすべて食べつくした、と言ってもいいくらい、父との思い出は美味しいものだらけ。

 洋服もケチってはいけない、というのが父の哲学でしたから、うちの娘たちにもじゃんじゃん服を買ってくれていました。

 先日、次女がれなちゃんを迎えに来た時に、鹿児島中央駅でラーメンとお寿司のはしごをしながら、「おじいちゃんに美味しいものをいっぱい食べさせてもらったね」という会話を交わしておりました。

 「こむらさき」のラーメンは父の大好物でしたから、次女とれなちゃんとユタカ君とわたしの4人で、まず「こむらさき」のラーメンを食べ、その次に「めっけもん」のお寿司も食べる、という大食漢家族は、父の形見みたいなものでしょうか(笑)。食べること、良いものを着ることに躊躇しない、積極的に食べる、良いものを着るという哲学。受け継ぎます。

 さ、やっぱり、あの美容クリームを買おう、そしてあの漢方サプリも取り寄せてみよう。そんなことを想う命日の朝。そして、今日はユタカ君とご近所の「よし宗」さんの鰻を食べに行く予定。

 「愛をぶっこわせ」イベントで、広告協賛を快くしてくださった「よし宗」さん。ありがたい限りです。そのお礼ということで、今日のお昼は鰻です。わーい、やったー。父の命日にふさわしい食べ物です。

 そして、明日からは、いよいよ鹿児島県立短大の「南九州の文学」講義が始まります。いやあ、嬉しいねえ。講義が大好き。若い人が大好き。パワーポイント、資料もすべて揃った。あとは、時間内にしゃべり切るように気を付けるだけだな(笑)。楽しみーーーー。

 昨日は、鹿児島県議会議員選挙。わが地区から、友人の平原しほさんがトップ当選されました。中学生のお嬢さんの美穂子ちゃんは、月の舟塾での生徒ちゃんでもありましたし、先日の「愛をぶっこわせ」イベントにも、うちの会員の美保子さん(同じ名前)が美穂子ちゃんを送り迎えして、連れてきてくださって、「楽しかった」と言ってくれました。Wみほ子ちゃん、素敵だわ。77歳の美保子さんの母性に乾杯!

 今回の選挙では、女性議員が倍増しました。でも、女性、男性と分ける必要はなく、もう「女の時代」と騒がれる中での「女性らしさ」なんかではなく、ぜひ、その人の使命としての仕事を成し遂げてほしいもの、と思います。

 改めて、しほさん、おめでとう!男性性にまみれた母性じゃなくて、ほんものの「無償の愛」「無条件の愛」で世の中を平和にしていきましょうね。ひとりひとりが豊かになるように、誰ひとり、落ちこぼすことなく。

 わたしも、わたしの使命を全うします。先ほど、ヒーラーのにちりんさんとの共同創造、共同企画が決まりました。

 2023年9月9日(土)10時~13時「ライアー音浴会withにちりん」(月の舟ランチ付き)@きりしま月の舟。予定を開けておいてくださいね。

 にちりんさんは、ハグヒーラーと自称されるハグの大好きなヒーラーさん。音浴会というのが良いですよね。ライアーの優しい音で癒されてくださいね。月の舟ランチもとびっきり美味しいものを用意しますよ。

 そうそう、4月22日(土)は、整体講座@きりしま月の舟です。自分で自分の健康を創り出せるようにとの願いを込めて「ヒムカ健康道場」を主宰されている上野さんが、宮崎からいらしてくださって、肩こり、腰痛、膝痛などの骨格を調整し、全身を整える術を教えてくださいます。受講料は4千円。定員6名ですので、お早めにご予約くださいませ。090-7536-6672(月の舟)まで。

 さて、奄美旅行のご報告、続きます。マングローブの森でのカヌー体験。楽しかったなあ。

 マングローブとは、熱帯および亜熱帯の河口水域の湿地で植物群落や森林を形成する常緑の樹木の総称とのこと。へええ。住用村の道の駅?のところにある公的機関によるカヌー体験をしました。

 あいにくの小雨。午前10時に予約しておいたので、スムースに準備完了。雨カッパも貸してくださり、オールの漕ぎ方も指導してくださって、マングローブの説明もありました。

 ユタカ君は運動が苦手で、以前、娘たち(長女が小学一年生、次女が保育園、三女はまだ3歳だった)を連れてロンドンに行ったとき(妹の家族がロンドンに住んでいたので)、公園の池でボート漕ぎをしたのですが、ユタカ君が中心のボートはなぜか円を描いて、前に進まず。わたしと甥っ子と三女を乗せたボートはスイスイと漕げたのですが。

 また、遊園地に行くときは、ジェットコースターなどの遊具に娘たちと一緒に乗るのはわたしの役目。ジェットコースターなんてとんでもない、というユタカ君はつねに地上で見守り役。

 ということで、わたしとれなちゃんが二人乗りカヌー。ユタカ君とルイ君はひとり乗り。案の定、ユタカ君の一人乗りは、後続の方々に紛れて、どこにいるかわからない(笑)。わたしとれなちゃんのふたり乗りは、なぜか右にそれることが多くて、川岸で立ち往生が多かったので、ガイドの方が一緒に漕いでくださいました。ルイ君は安定の漕ぎっぷり。テニスをやってるからね。「おじいちゃんが来ない」と心配しておりました。

 だんだん、漕ぎ方がわかってきたきみちゃんは、安定していきます。途中、ガイドさんが写真を撮ってくださって、そこにとどめておく方が難しかった(笑)。できるだけ、お仲間と一緒にいてください、とのガイドさんの配慮で、ユタカ君と合流。そして、写真撮影。

 写真で見ると、ユタカ君、なかなかうまく漕いでる感が出ています(笑)。なんと、れなちゃん、マスクをしておりました。気が付かなかったよ、おばあちゃんは。いまどきの小学生は、入学時からマスクでの行動なので、マスクがないと、「おばあちゃん、マスクは?」と聞くし、「おばあちゃんも、マスクしいや」と京都弁で注意されます。

 こんな大自然の空気のきれいなところ、換気の良い場所で、マスクをする習慣が抜けないことに、おばあちゃん、気が付かなくてごめんね。

 それでも、マングローブの森を満喫して、さあ、上陸じゃあ。というところで、「あれ?わたし立てるかな?」という不安が。そしたら、ガイドさんが肩を貸してくださって、起き上がれました。ずっと座っていたので、いざ不安定なボートの上で立つときに、下半身の重たさが実感されます。

 カヌーを漕いだあと、めまいがされる方もあるそうですが、わたしの場合、体重オーバーな感じ(笑)。カヌーを降りて、階段を上がるときに、れなちゃんがしっかりと手を引いてくれました。老いては孫に従え、ですね。いやあ、下半身を鍛えなきゃね。

 雨もすっかりあがり、良い気分でライフジャケットなどをお返ししていたら、あら、知人のSさんが、やはりお孫さん連れでカヌー体験にお越しでした。

 なぜか、一か月ほど前、Sさんを夢に見て、どうしてだろう?と思っていたのは、このことだったのね。まさか、奄美で会うとは。しかも、前日にカヌーに乗れていたら、Sさんとは会えずじまいだったわけだよね。

 Sさんは連句の会をしておいでで、わたしも松尾芭蕉の講義をしたことから、連句に興味を持っているので、いつかご一緒したい、との思いが通じたみたい。善き流れです。

 さあ、次は、どこでランチにするかな、ということで、名瀬の繁華街まで出て、「瀬里奈」というレストランへ。ここは、久留さんという、以前男女共同参画の勉強会をしているときにご一緒した女性が経営しておいでのレストラン。

 旅のガイドブックで、そのことを知り、久留さんとは特に親しかったわけではなかったけれど、「瀬里奈」に行きました。

 ちょうどお昼時というのもあって、大繁盛。凄いわ。奄美料理もいっぱいだし、パスタなども充実している。奄美御膳、ルイ君はとんかつ定食、れなちゃんはお腹すいてない、と言いながら、定食についていた茶碗蒸しを3人分平らげました。

 久留さんとも少しお話ができて、良かったなあ。それに、飲食店経営という点で、とても勉強になりました。配膳の仕方、スタッフの人数とか。美味しくて、手際よくて、素敵な「瀬里奈」さん、おススメです。

 最後は、れなちゃんのリクエストで、あやまる岬観光公園の遊具で遊びました。いやあ、ここ人気なはず。面白い遊具がいっぱい。30分しっかりと遊んで、空港へ。

 レンタカーを返して、荷物を整理して、ゆっくりと空港で搭乗を待ちます。18時30分の飛行機でしたけど、お腹は空いていない、とのことで、霧島の自宅に帰ってから、お夕食。帰り着いたのは、午後8時を過ぎていましたけどね。

 わが孫たちはいつも元気で、素直で、実によろしい。また、行こうね。翌日の朝、ルイ君は、京都にトンボ帰り。お友達とUFJに行く約束があるそうです。若いねえ。れなちゃんがお兄ちゃんと帰る、と泣くかと思いきや、そういうこともなく、その後も4日間、おじいちゃん、おばあちゃんと楽しく遊びました。

 特に、ピアノのお稽古をいっぱいしたのは、とても良かった。わたしもしばらくピアノはお休みしていましたが、れなちゃんに「さくらさくら幻想曲」を弾いてあげたら、すぐに覚えたみたいで、麗華先生がラジオ出演で弾いていたのを、「あ、これ、この間、おばあちゃんが弾いていた曲だね」と、凄い記憶力。

 ああ、れなちゃんとは同じ芸能のエネルギーが体内に潜んでいるみたいだわ。芸能の女神である弁財天様としてのきみちゃんは、れなちゃんの才能を応援しています。

 ということで、4月3日に次女がれなちゃんを迎えに来て、孫たちとの時間はおしまい。そのまま、また怒涛の忙しさの中で、カフェのランチ作り、授業準備などを進めておりました。

 そして昨夜、早めにベッドに入り、体調を整えたきみちゃん、今朝、降りてきたのは、全力で自分の才能を発揮しなさい、との言葉。

 うーん、わたしの才能って、何だったっけ。という呑気なきみちゃんですが、文学講座、カフェ運営、ヒーラー活動、この三つだよね。どれを優先する、ということではなく、毎瞬、毎瞬を全力で生きていくってことだよね。

 さ、これから「よし宗」さんの鰻を食べに行ってきます。わたしの元気は、地球の元気。霧島の元気。パワー溢れるきみちゃんでいることが大事。

 さ、またいっぱい旅行しますよ。いっぱい勉強しますよ。いっぱい講義しますよ。いっぱい料理しますよ。いっぱいヒーリングしますよ。全力で生きる。全力で表現する。

 100%オッケー。全肯定。無条件の愛。わたしって、まだまだ遠慮してたかな。自分より他人を優先しすぎていたかな。自分だよ、自分。自分のエネルギーを全開だよ。

 今日もブログを読んでいただきまして、ありがとうございます。感謝でいっぱいの日々。わたし自身にも感謝しよう。きみちゃん、いつもありがとう。父ちゃん、いつもありがとう。いつも見守ってくれて、ありがとう。