きりしま月の舟

きみちゃん最高

2023.03.01更新


 今日から3月。昨日までに、「愛をぶっこわせ」イベントのパートごとのリハーサル、パンフレットに関する打ち合わせが終わり、3月19日のイベント当日までの準備が着々と整っています。

 いやあ、今回の出演者の皆様、ほんと、凄いわ。2月24日の、お琴の亜生さんと、笛の豊田さんのリハに同行したユタカ君は、ふたりの話している内容が素晴らしくて、プロだなあ、と思えて、感動した、と言っておりました。

 2月25日は、夜8時から、光源氏役の又吉秀和さんと藤壺役のなつきさんに、きみちゃんがZOOMでレクチャー。2時間以上解説しました。質問も的確で、いやあ、さすがのおふたり。感動です。素直にわたしの話を受け入れてくださるところが、天才的。

 2月26日は、智美さんのバレエの小さなお弟子さんたちと、お琴の亜生さんの生リハ。これにはわたしが同行し、リハを見学させていただきました。いやあ、小さなお弟子さんたちの可愛らしいこと。小学3年、4年、5年生の4人で「胡蝶」の舞を、智美さんの振り付けでバレエ風に舞っていただくのですが、可愛くて、可愛くて、オープニングにふさわしい舞に仕上がっています。

 そして、昨日2月28日は、デザイナーの村山さんとユタカ君の3人で、パンフレットについての打ち合わせ。これまた、村山さんの才能で、あっという間に紙面構成ができあがり、感動。

 大きなテーマも、わたしのなかで定着し、言葉にできて、嬉しい限り。その大きなテーマとは、「挑戦する勇気」。青海波を舞う光源氏の挑戦と一途な愛の表現を中心に、その雰囲気を大きく膨らませて、紫の上の女楽、ローリーさんとのトーク、第2部での、出演者の皆様のそれぞれ得意とする曲の演奏と続きます。

 決まり切ったお定まりのコンサートではなく、一瞬一瞬が挑戦であるような、また癒しであるような、そんな世界を表現し、観客の皆様に愛と勇気をお届けする、というのがきみちゃんの狙い。

 今回、アイリッシュ音楽の豊田耕三さんが参加してくださったことで、音楽に広がりが出て、良い感じの刺激になっているようです。

 先日、2月24日は、ユタカ君が豊田さんを迎えに行き、みやまコンセールの下見をし、月の舟に寄って、軽いランチをとり、まあ、ちょうどそのとき、性空堂の僧侶・聖法さんが月の舟にいらしていて、しばし面白い話になり、その後、亜生さんのスタジオに送り届け、リハ。

 そして、午後4時までに、溝辺の照明寺に豊田さんを送り届け、午後7時から、豊田さんのアイリッシュ音楽のコンサートに、ユタカ君とわたし、そして霧島小学校の教頭先生と古市先生の4人で駆けつける、という忙しさ。

 教頭先生が車を出してくださったので、わたしとユタカ君は心置きなく、黒ビールを飲むことができて、しばしのリラックスタイム。さすがの豊田さんたちのアイリッシュ音楽で、音が澄み切って、安心して、身も心も委ねることができました。

 照明寺さんの本堂に、お菓子、お弁当、コーヒー、ビールなどの出店もあり、終始、ゆったりとした時間が流れました。忙しい日々の、ゆったりな時間。こんなひとときがあるから、明日も頑張れるね。

 2月26日も、午前中に鹿児島市内でのリハに同席したので、そのまま霧島にトンボ帰りをしても、月の舟に着くのが午後2時ごろだから、ランチのピークは過ぎているので、じゃあ、ということで、華音での映画音楽コンサートに参加しました。

 リハのあった県民交流センターのカフェで、智美さんとお茶をしてから歩いて天文館へ出て、その途中、鹿児島市中央公園を抜けると、そこには、多くの人が晴れた日曜日を満喫しておいででした。

 ああ、こんな風に日曜日にゆっくりすることはなかったなあ、としばし、ベンチに座って、公園の人々を眺めておりました。

 ユタカ君、ワンオペで忙しいだろうなあ、と心の中で思うのですが、急いで帰ってもなあ、と気持ちがあちこちと揺れ動いておりましたけど、身体は心底、のんびりして、しばしベンチに腰掛けて日向ぼっこしました。

 智美さんとお話できたし、智美さんから「きみこ源氏ひとり語り、面白くて、わかりやすい」と大絶賛をいただき、超嬉しいきみちゃん。さらに、華音コンサートでのんびりできて、麗華先生のピアノと柳佐知さんのトークに癒され、久しぶりの列車での移動も楽しいものでした。

 実際、ユタカ君は忙しかったようですが、超忙しいほどではなかったようで、一安心。駅に迎えに来てくれて、お互いの労をねぎらって、美しい日曜日でした。

 さて、イベントに関しては、パンフレットの仕上げ、ホールとの打ち合わせ、チケットをまだまだ売る、ということがありますが、それに合わせて、月の舟通信の制作・発送、確定申告、家の掃除(なにせ、3月19日に4人のお客様がお泊りになりますゆえ)、毎日のカフェ運営、授業準備と、きみちゃん、いくつ身体があるのでしょうか。

 と、自分で自分に突っ込みを入れたくなるほど、タイトな日常ですが、わたしとしては、超しあわせ。豊かだなあ、と思えます。

 先日、ある人に思慮が足りない、的なことを言われても、あまり怒りが湧かないところが、もう脳がマヒしているというのか、幸せボケしているというのか。

 むしろ、わたしって凄いわ、偉いわ、と反動のように思っている自分がいて、少し感動しました。もう、わたしには「落ち込む」というスタンスがないのです。毎瞬「きみちゃん最高」と脳が言っている(笑)。

 だって、凄くないですか?まあ、文学というほぼ儲からない分野(失礼!)で、しかも鹿児島県という超貧乏県(ごめんなさい)で、30年以上も、文学活動、文化活動にいそしんでいるみたけ夫妻って、県民表彰ものじゃない?(笑)

 思うに、小さい時から、長いものに巻かれないタイプで、超マイペース、母があれこれとわたしを心配して、小言を並べたり、結婚相手を心配したりしてくれましたけど、見事に母の言うことは聞かず、超マイペースで65歳までを生きながらえました。

 働き方にしても、組織に勤めたのはたった一年だけ。あとはずっとマイペースで、自営業でやっております。この働き方が好き。

 今回のイベントも、出演者の皆様は、ふたつ返事で、出演を快諾してくださいまして、そのことがとても嬉しいです。豊かな人間関係に恵まれているなあ、と思えます。わたしの講座の受講生の皆様も、快くイベントへの参加を表明してくださって、大感謝です。

 お手伝いのスタッフも、祐太君、なごみちゃん、みんな自らスタッフを買って出てくださって、感謝感激雨あられ。

 「愛をぶっこわせ」イベントの後には、孫たちとの奄美旅行。それも、あれよあれよ、と決まって、神様のお導きとしか思えません。しかも、奄美のお宿は「アマテラス」というゲストハウス。

 あと、この3月から、わたし、あることに取り組みます。それもまた、幸せに包まれるお仕事。天職かな。これはまだ秘密ね。

 自分のやりたいことをやり続けていると、小さな扉がひとつずつ開いていきます。あれがだめなら、こっちがあるさ、と工夫を重ねながら進むと、自分の道ができます。

 最終的に、わたしが目指すのは、地上天国。ユートピアの創造。みんなで支え合って、許し合って、分かち合う世界。

 いま、その扉は開いているけど、もっと美しくしていきたいなあ。きみちゃん、最高。きみちゃんなら、できるよ。

 さ、このあと、午後8時から、月の舟オンラインサロン。どなたでも参加できます。月の舟ユートピアへようこそ。ゆっくりとおしゃべりしましょう。

 HP「きりしま月の舟」を開いて、新着情報のところに、URLが貼り付けてありますので、そこからお入りくださいませ。

 では、のちほどお会いしましょう。いつもブログを読んでくださいまして、ありがとうございます。