愛をぶっこわせ・その3
2023.01.22更新
「愛をぶっこわせ」シリーズ、続きます。我ながら、この「愛をぶっこわせ」って言葉、よく思いついたなあ、と感慨深いです。
ときどき、「愛をぶっとばせ」と言ってしまって、「あ、ぶっこわせ」だった、と反省(笑)。
夢をめくる。そんな言葉がいま浮かびます。やっぱり、わたしって「言葉の人」なんだなあ。言葉が降ってくるんです。
いろんな言葉が降ってくるのですが、それをパソコンに向かって落とす時間がない。この一週間、とっても忙しかった!いつも忙しいきみちゃんですが、いま、レポートの採点しつつ、コメントを入れているので、130人分×4回=520枚のテストプリントを前に、その山をひとつずつ崩していき、あと15人分までこぎつけました。
偉いなあ、きみちゃん。そして、若い人たちの感性の素晴らしいこと。「あなたたちは最高傑作だよ」とわたしが言ったことを、素直に受け止めてくれて、本当に嬉しい。だからこそ、丁寧にコメントを書いていくのです。
そしてカフェのお客様もいっぱい来てくださったし、それがまた、以前住んでいた団地のお向かいさんがお孫さんを連れて訪ねてきてくださったり、知り合いの紹介で来てくださる方があったり、まあ、本当にありがたすぎて、感謝でいっぱいの一週間でした。
また、源氏物語講座第一期生の西山万喜子さんが亡くなられたことを新聞で知り、お通夜にユタカ君と出かけました。88歳。ついこの間まで、鹿児島市内のわたしの講座を受講してくださいました。ご立派です。お通夜に伺えて、良かったです。
やはり、源氏講座第一期生の方々は、違いますね。何しろ、13年間かけて、源氏物語をご一緒に読んでくださったのですから。感謝だらけ。心から尊敬しています。
雑誌の取材もありましたので、そのコメントの文章のやり取りとか、「愛をぶっこわせ」のフライヤーとチケットができあがってきたので、それを配布する段取りとか、ズーム会議の設定とか、それに毎日のランチのメニュー決め、料理、と、ほんとに、よく頑張ったね、きみちゃん。
今日の「きみこ源氏ひとり語り」も、我ながら素晴らしい出来でした。今回は、話す内容をまず書くことを意識しています。今日は「藤壺」の話をしましたので、講義する内容を、そのまま文章に落としていきました。だいたい一万字で、原稿用紙25枚。それに資料があるので、30枚超えの文章に近い。
この方法は、なかなか素晴らしい。以前も、講演などがあったら、話す内容を原稿用紙に落としてから臨んだものですが、最近は、新しく調べることも増えてきて、まとめの文章を書くことを怠っていました。
でも、久しぶりに、90分の講義を原稿用紙30枚にまとめておくことをやってみて、とってもいいですね。講義もスムースにできますし、このまま本になりますね。やはり、丁寧な仕事をしたいものです。
そうそう、あまりにも濃い一週間でしたので、忘れてましたけど、先週の日曜日は、我が家のリビングに本棚を設置しました。大工の諏訪さんにお願いしました。それがまた素晴らしい出来栄えで、感動。ユタカ君も嬉しそうに本を詰めていきます。
さあ、みたけさんちの断捨離、これからガンガン行きますよ。断捨離を意識したら、新鮮な気持ちになっています。
先日、あることでユタカ君と喧嘩をしましたけど、よく考えたら、わたしって、とってもユタカ君に依存していたり、甘えていたなあ、と反省。
そっか、これからは、わたし自身が稼いでいかないといけないんだ、と気づきました。これまで、子育てして、仕事もしてきましたけど、「稼ぐ」というスタンスではなかったなあ。わたしの稼ぎは、家計の補足みたいなものでした。
ユタカ君が働き者だし、実家の援助もあり、子どもたちの進学も、希望通りにできました。「きりしま月の舟」を建てることができたのも、たくさんの方の援助があってのこと。
この素晴らしい空間を運営していくにあたって、わたしが大黒柱にならなければ、と、65年の人生で初めて、「自分で稼ぐ」ことを意識しました。ユタカ君は働き者だけど、あまりお金にも贅沢にも関心がないからねえ(笑)。
わたしは贅沢なオンナなので、たまには美味しいレストランでお食事をするとか、海外に旅行をするとか、本も洋服も値段を見ずに買うとか、そんなことがしたいのよ(笑)。それに、わたしが考える仕事の企画って、やたらお金がいるし、改装だの、そんなことばかりで、節約、という言葉がきみちゃんの辞書にはない(笑)。
そんな妻なのに、ユタカ君ったら、結婚当時も、「一生、ここでいいね」と2DKのアパートで一生暮らすと言って、わたしを怒らせ、この人生で、ユタカ君にどこかにエスコートされて、美味しいレストランに行って、奢ってもらう、ってことは皆無だったなあ、と遠い目をするきみちゃんは、絶対に年金だけで生きていけない雌人間なんですわ(笑)。
で、もうすぐ古希を迎えるユタカ君に、これ以上稼いできて、とは言えないので、そっか、自分で稼ぐしかないんだね、と気づいたこの頃。
これは、大きな発見でしたね。65歳なのだから、もう年金だけで慎ましく暮らしたら、という声もあるでしょうが、わたしは「ほんもの」が好きなのです。
もちろん、お金を使わない豊かな暮らしも、霧島に住んでから、できるようになりました。いっぱいお野菜が手に入るし、水も豊富な土地だし、食糧難になっても、生きていく自信があります。断捨離も、これまでの感覚ではない、決死の断捨離ができそうです。
そして、若い人たちに「自分を最高傑作と思うように」と言い続けてきたら、自分にもものすごく自信がついて、もう前期高齢者だから、とか、あと死ぬだけだから、という世界ではない、新しい挑戦ができそうな気がしてきました。
「きみこ源氏ひとり語り」も、バリバリやりますよ。自信作ですから、たくさんの人に聴いていただきたい。ぜひHP「きりしま月の舟」からゴールドカードの手続きをされて、オンライン講座の視聴をされてくださいね。今朝の「きみこ源氏ひとり語り」はすでにアーカイブ版がアップされています。
今日も、受講生の皆様が、「こんな講義が聴けて、嬉しいです」「とっても、わかりやすかった」と言ってくださって、わたしもとっても嬉しかった。最高の自分を表現できてる、という充実感でいっぱいです。
素敵な自分を出し惜しみしない。自分を責めない。自分を許す。それが自然にできるようになったこの頃。さあ、きみちゃんに老後なんてないのです。虚しさを感じている暇なんてないのです。死ぬまで現役。
明日は、月の舟通信を作成し、レポートの採点を終わらせ、あさっては、それを届け、素敵な方とユタカ君の3人で、お食事会。うふっ。思わず、笑いが出るくらい、楽しみです。
あさっては、月の舟ひまわりクラスの最終日。10年以上も続いた講座。「古事記」から「おくのほそ道」まで、受講生の皆様と一緒に読んできた日々は、楽しいことだらけ。一ミリも、嫌なことがなく、受講生の皆様の優しさと勤勉さに支えられ、深い学びができました。大感謝、大歓喜、大感動です。
最終日は、わたしの講義30分ほどに、ひまわりクラスの委員長をしてくださった馬場さんに「俳句と川柳」のお話をしていただきます。そして、「おくのほそ道」を卒業論文にされた上村さんにも短いトーク、受講生の皆様全員のお言葉もいただく予定です。
修了証の授与をして、茶話会。ユタカ君がお得意のチーズケーキを焼きます。楽しみです。ひまわりクラスの皆様とはお別れではなく、新しい始まりです。
自分の魅力を最高に表現する。それが人を歓ばせることにつながり、人からの愛を受け取ることにつながります。
これまでなんだかんだ、自分のなかに本当の自信だとか、「ほんとうのわたし」だとか、言葉では言いながら、まだまだ無自覚だったなあ。
「稼ぐ」という動詞を思いついて、そっか、自分の魅力で稼ぐんだな、と吹っ切れた気がします。まだまだ、ほんとうの自分を生きることを躊躇していたかもしれません。まだまだ、自分が人生の主人公であり、人生の創造者であることに無自覚でした。
さ、今日から、本格的に「自分を生きる」ぞ。最高の自分を表現するぞ。人のせいにしないぞ。人のことばかりお世話をしないぞ。
「愛をぶっこわせ」、チケット、チラシ、1月24日には、プレイガイドにも置きます。オンラインからも購入できます。ぜひ、たくさんの方に「愛」をぶっこわしてほしいです。
家族愛、常識、そんなものをぶっこわすと、「ほんとうのわたし」が生まれます。そうしたら、生きることがラクになりますよ。
愛をぶっこわしたおかげで、家族との距離が程よく取れて、今月末は、孫たちに会えるし、娘たちも、とっても優しく接してくれます。ありがたい限り。
さ、きみちゃんは、これまでにない新しい人生を生きます。楽しみ!
では、残りの15人分のコメント書き、また再開。そして、お風呂に入って、晩酌。きみちゃんの人生、最高。きみちゃん、最高!
皆さまも、「ほんとうのわたし」にあと少し、自覚的になってみませんか?今日もブログを読んでいただき、大感謝です。ありがとうございます。